パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

期待感を売ることを忘れたホール経営者に贈る言葉

ハンドルネーム「元ベビーユーザー」さんがホール経営者に物申す。こうすればホールは蘇る。

以下本文

数は力です。

稼動=ユーザー数でもあります。

サービス低下→ユーザー数減少→粗利益確保のためさらにサービス低下→さらにユーザー数減少→最終的にガラガラホールへ。

ガラガラホール→リニューアル→一時的にユーザー数回復→リニューアル費用回収でサービス低下→ユーザー数減少→粗利益確保のためさらにサービス低下→ユーザー数減少→ガラガラホールに戻る。

ガラガラホールの経営者や店長さんに言いたいのは、あなた方がお客となった際に、期待感を持てる店舗運営をしていますかということである。

ユーザーは毎日のように来店するスーパーヘビーユーザーから、月1回来店のライトユーザーまで様々です。

毎日必ず高設定台がありますか? 特定日やある時期だけドバッと出して、平常時は低設定ばかりという手抜きホールが多すぎます。ライトユーザーが来た日に出てなければ出ないお店になりますよ。

設定変更をきちんとしていますか? 据え置きだらけではユーザーは呆れるだけですよ。宵越し天井が狙えるようなお店はガラガラなケースが非常に多いです。

客を騙すような嫌がらせはヤメましょう。

天井直前だった宵越し台だけリセットするようなアコギなリセットは信頼を実は失います。やるなら全台リセットは営業の基本かと。

中間設定を上手に使っていますか? 客は期待感が大事なんです。知識のあるユーザーは増えていますよ。設定6を1台よりは、設定4、5を3台の方が期待感はある。

設定6もインパクトはありますが、10台中 設定6が1台で残りが設定1のホールより、設定5が1台、設定4が2台、残りが設定1のホールの方が期待感があります。

設定2で騙し回収設定はやめましょう。

設定2を多用するホールがありますが、設定2は回収設定です。また、騙し設定にもなりがちなので、たまに使用したりアレンジするのはアリですが、多用すると結局ユーザーにばれます。

スーパーが何故に特売品を変えるか分かりますか?
特売品を毎日置く理由が分かりますか?

パチンコ経営者はスーパーに学んではいかがでしょうか。

期待感が来店数と稼動を決める。

毎日の細かな経営者の努力の積み上げが、ホールの繁栄に繋がるのではないでしょうか。

パチンコホールは期待感を売るビジネスです。

パチンコ全盛時代にはガセイベントホールやオール低設定ホール、新装開店は出すのが当たり前だった時代にも新装開店から回収して一度も出さなかったホールなど、アコギな商売をしているホールも沢山ありました。

でも、それらのホールは今は知る限り、残っていません。

客の期待感を裏切り続けた結果です。

もしかしたら明日は出るかもしれない。
明日は高設定があるかもしれない。
それが一番の来店動機のはずです。

逆に今日も出してない。明日もだめだろう。このところ出てないな。と思われ出したらたら危険信号です。

だからこまめに設定変更が必要なんです。
経営者が努力しなければ稼動が上がるわけがないんです。

また、客が他の客と揉めたり、店員に不快感を持つようなお店には人は来なくなります。

安全安心快適な遊技環境と期待感が稼動を決めるのです。
そして、それを実現できるのは経営者なのです。

客同士がトラブルになったりしていませんか? →ホール内に経営者が現場に立つ時間がないと分かりませんよ。

店員のマナーは大丈夫ですか? →細かすぎる必要はありません。普通の店員がうんざりしてしまったり、萎縮したりするような過度のマナーは不要です。要は問題児がいないかのチェックを怠らないことです。

設定は小まめに調整していますか? →毎日調整するのが基本です。スーパーが毎日同じ値段やレイアウトで放置はあり得ないでしょう。

高設定が毎日期待できる調整を心掛けてますか? →長いスパンでは、全部の機種に満遍なく高設定をいれていますか? ジャグラーだけしか高設定らしい台はない。これではいずれ稼動が落ちます。

回収しづらい台の高設定頻度が下がるのはやむを得ないですが、期待感を持たせる頻度では高設定を入れないと。



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客が第三者に売ることはただちに風営法違反ではない、のなら…

2014年8月まで遡る。自民党の高村正彦・副総裁、野田聖子・総務会長、野田毅・税調会長ら大物議員が発起人に名を連ねる「時代に適した風営法を求める会」は、パチンコ業界から新たな税金を取りたい、と虎視眈々と狙っていた。

そこで、風営法改正議連はこれまでにも監督官庁である警察庁の担当者を何度か呼びつけて意見を求めた。その時の模様を報じた朝日新聞から一部抜粋するとこんなやり取りがあった。

「パチンコで換金が行われているなど、まったく存じあげないことでございまして」と警察庁の担当官。「建前論はやめましょう」とうんざり顔の議員ら。

議連はこの場で3店方式について「ただちに違法とはいえない」という見解を貫いてきた警察庁に対して「ただちにとはどういうことなのか」と厳しい追及もした模様だ。

議連としては換金がグレーゾーンでは困る。

時は流れる。

2018年3月9日、衆院内閣委員会で自民党・杉田水脈議員は3店方式について質問した。

「カジノはチップを賭けてそれを現金に換える。パチンコは出た玉を3店方式で外に出て現金に換える。この3店方式は目くらましのようなもの。(警察庁の)レクでは外に出てからは関知しない、という答弁が返ってきたが、3店方式を規制する必要があるのではないか」と警察庁の姿勢を追及した。

これに対して警察庁の山下生活安全局長は「客がパチンコ営業者以外の第三者に売るのは承知しているが、ただちに風営法違反ではない。第三者の買取を規制した場合、一般的なものの売買まで際限なく規制が広がりかねないと考えられる。実質的に同一であると認められたものは厳正な取り締まりをする」と応酬した。

4年間で警察庁は換金について「知らぬ、存ぜぬ」から「承知しているが、直ちに風営法違反ではない」に前進した。

それならば、ホールが客に換金所を教えることも警察庁はそろそろ認めてもいいのではないだろうか。

埼玉・川口市内のホールでこんな事例があった。

アジア系の外国人客がレシートをカウンターに持ってきた。カウンタースタッフは日本語で説明したが全く通じない。

その様子を見ていた英語が話せる常連客が話しかけたが、英語も全く通じない。

それで外国人客を4000発が印字されてレシートを置いたまま店から出て行ってしまった。

暫くすると戻って来て「カネ、カネ」と言ったのでカウンタースタッフは特殊景品を渡した。

しかし、外国人客はそれをどうしていいか分からない。警察からは換金所を教えることは禁じられている。

外国人客にすれば、一難去ってまた一難。

「これから外国人客が増えることを考えると、どうしたらいいんだ。換金のことをどう教えていいんだ。やっぱり、換金の合法化しかないのか?」と店長は途方に暮れる。

警察庁の見解は「客が第三者に売ることはただちに風営法違反ではない」と言っているんだから、教えてもいいんじゃない?



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厳しい時代だからあえてパチンコ税導入を業界から働きかける

「あの時、全日遊連がパチンコ税の話に乗っていたらここまで業界はイジメられていなかった。今からでも遅くない。パチンコ税で国に貢献したいので研究会を開きたいと相談に行くべき」と話すのはメーカー関係者。

パチンコ税とは、2014年2月、自民党の「時代に適した風営法を求める議員連盟」(保岡興治会長=通称風営法改正議連)が、換金するときに客から1%の「パチンコ税」を徴収して、年間2000億円の税収確保を目論む案を提出したことがある。20兆円市場の1%で2000億円という数字を導き出していた。

時代背景としては、安倍首相が打ち出した成長戦略の柱の一つとして、法人税減税問題があった。全国平均で34.62%の法人税を2015年度から段階的に引き下げ、数年間で20%台まで引き下げることで政府・与党が合意した。その財源不足を補填するために浮かんできたのがパチンコ税だった。

しかし、換金時に1%徴収するということは、換金を合法化する必要があるために、頓挫しかけた。そこで「手数料」と名前を変え、景品交換時に1%徴収する方に修正してきた。

手数料を確実にするためには、全国でバラバラの景品交換所を全国統一の公益法人化する必要が出てきた。

パチンコ税構想が発表された時、パチンコ業界はどう反応したのか?

「一切何もなかった。処女がベッドで寝ているようなもの」と話すのは自民党関係者。

換金の合法化よりも従来の通りの3店方式の存続を願ったのが全日遊連の方針だった。

「国に一番喜ばれるのは納税です。消費税や所得税、法人税だけでなく、パチンコは遊びや娯楽なのだから贅沢税じゃないけど、パチンコ税であろうと手数料であろうと1%ぐらいなら納得して払える範囲ですよ。これはパチンコが社会貢献できる道です。残す産業になる」(同)

ホール経営者でも全員が全員反対しているわけでもない。

「パチンコ税は大いに賛成。パチンコ税を作らないと国はパチンコを守ってはくれない。体に害があると言われながら、たばこ税や酒税などの税金で守られている業界があるように、税金が安定して入る業界を国は潰さない。しっかり税金を払えば、緩和もある。税収を上げるためには、たくさんのお客さんに来てもらわなければいけないが、社会貢献になっているのなら、社会の目も変わる」(ホール経営者)

かつてはホール組合のスローガンはパチンコという商売を子々孫々に伝えて行くことだったが、自分の代で店を閉じるオーナーが増えている。

再び、子々孫々のスローガンを復活させるには業界自らがパチンコ税を働きかけることだ。



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考えるのが嫌なお年寄りにはウケない設定付きパチンコ

無借金経営で地元ユーザーにはそれなりに信頼のあるチェーン店の大晦日から正月三が日の営業成績が出た。前年対比で売り上げ、粗利共にダウンした。

「正月営業で粗利が取れなくなりました。その傾向は随分前からあり、5~6年前から正月営業でも出しています。出しても追っかけてきません。ウチのネームバリューでもダメです。正月だからパチンコを打つ、正月だから負けてもいいから運試しに打つというお客様が少なくなりました」(ホール店長)とため息を漏らす。

正月だから“抜ける” 営業はもはや過去のものになりつつある。

粗利がダウンした要因は4円の稼働が揮わないからである。1円の稼働はあれども、4円が盛り上がらないと粗利貢献はできない、というもの。

ただ、正月営業向けに導入したAKB48-3は満台で稼働を引っ張る役目を果たした。その反面、海の神通力がなくなった。客も海に飽きたのと1円に流れてしまった結果である。

「ダイナムのように低貸しでも利益が出せる方法にシフトしないと無借金経営も本当にヤバくなります」と懸念する。

そんな中、店長を悩ませているのが設定付きパチンコの運用だ。

「設定を入れているのも関わらず、朝から座ってくれません。パチンコのお客様はスロットの設定看破が嫌いだからパチンコを打っていたわけです。設定がないので安心感があったのに、それがなくなった」と分析する。

ホールによっては、スロットはベタピン営業をしているケースは珍しくない。だから、1でも吹く“事故待ち” しかない。パチンコは設定がなかったために、事故待ちも無縁という安心感があった。

「いい設定があってもパチンコのお客様は恐怖心を感じています。常連様になぜ、設定付きを打たないのか、と聞いたところ、『パチンコは確率が平等だった。後は自分で回る台を探すだけ』と答えられ、なるほどな、と思いました」

パチンコしか打たない年配者にとってスロットのように設定看破するのは苦手。パチンコは何も考えずに打てるところがよかったわけだ。

回らないけど高設定か、回るけど設定が入っている?と考えるのが億劫ということ。そういう読み、店長との駆け引きを年配者は好まない。

「会社からの指示で設定付きの新台を導入した時は6を使うようにしていますが、回るのは設定が入っていない、と勘繰られます。年配者はパチンコは考えなくてもいいのが魅力だったのに、考えるのが面倒で設定付きは敬遠されます」

逆の意味では、スロットを打つ若者をパチンコへ目を向けさせるチャンスでもある、ということだ。




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これからのパチンコ店営業の業績向上のための視点

パチンコ業界にもAI導入の動きが起こっている。1~2年後にはAIによって販促手段の最適化を実施しているホールが現れることも想定されている。

パチンコ業界にはホールコンによって売り上げや機種別の稼働データなどのデータは蓄積されているが、販促活動のデータを蓄積しているホールは少ない。そのデータを今から蓄積しておくことで、AI導入によって期待されるのはイベント施策に頼らないホールの集客である。

12月から大阪でライター・取材イベントが禁止されたように、この動きは全国的な広がりを見せイベント系がさらに制約される環境が予想される。これにより再び新台入れ替えが中心になって来る。

web販促はスロット客には有効で響くが、パチンコ客には届いていない。チラシの折り込みを止めるホールも出てきているので新台入れ替えの集客力が落ちている。パチンコ客に情報が伝わっていないことが問題になってきている。

「販促手段の組み合わせや予算配分を勘や経験で決められていないでしょうか? 今回提案させていただく『販促手段の最適化モデルの構築』は過去の実績から、各販促手段や販促予算の金額ごとの集客への影響度合い分析し、販促手段の組み合わせや予算配分などをより費用対効果が高くなるように推測するためのモデル構築となります。近い将来にはAIの導入によってさらに的確な分析が可能になると思いますが、データの蓄積を今から始めるためにも、蓄積したデータを有効活用していくことが蓄積の労力に見合う取り組みだと思います」と話すのはアミューズ・ファクトリーの宮川雄一社長。

例えば販促媒体ごとの集客効果を測定してデータを蓄積することで、AIにより販促手段を絞り込み、費用対効果の高い集客が可能になる。

アミューズ・ファクトリーではこれ以外に「店舗改善余地の簡易診断サービス」も開始した。

主な内容は以下の通り。

①設置台数面での競争力と可能性の診断
商圏内における台数シェアと客数シェアの分析を通じて、設置台数面の競争力を分析し、シェア向上余地を簡易的に診断・フィードバック。

②お店作りの改善余地の診断
イベント類似行為ができないような営業環境の中で、業績向上の余地とヒントを見出すことができますように、多面的な観点から調査。立地面をはじめお店のハード面での調査から販促や機種構成・レイアウト・オペレーションなどソフト面でのお店作りの主要項目を調査の上、改善余地を簡易的に診断・フィードバック。

これらの新サービスリリースを記念して、「これからのパチンコ店営業の業績向上のための視点」と題するセミナーを開催する。

■セミナーのプログラム
1.パチンコ店営業の理想的なサイクルと現状の問題点

2.大型店優位の構造の中で求められること

3.これからの営業環境での変化と対応すべきテーマ

4.業績向上のための視点

5.業績向上のための新サービスのご案内(店舗改善余地の簡易診断、販促手段の最適化モデル構築)

■東京会場
1月17日(木)

13:30~16:00

TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター/カンファレンスルーム5B

■大阪会場
1月18日(金)

13:30~16:00

アットビジネスセンター PREMIUM 大阪駅前/1202号室

参加費用:5000円(税別/1名)

問い合わせ・申し込み先はこちらから。