パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

依存症対策に自動改札機の導入を考えるホール


パチンコ依存症対策について一般紙がパチンコ業界を取材していることは、これまでも紹介してきたが、なかなか取材に応じてもらえないのが現状の中で、やっとホール企業の1社が取材に応じてくれた、という。

北関東に本社がある同社は、これまでにも何かと他社に先んじて、物事に取り組んできた。ホテル並みの接客を導入したのも同社で航空会社系の研修を取り入れて、業界誌でも紹介された。

で、同社が検討中の依存症対策が、交通機関で使われている自動改札の導入だ。今の会員カードはICカードが使われているので、技術的には可能だ。本人や家族から自己申告があった場合は、入場ができなくなる。



ただ、問題はある。一見客はそもそも会員カードを持っていない。その場合の対処方法はまだ結論が出ていない。店外で身分証明書の提示と共に、会員カードを作ってまで、パチンコを打つことはしない。

よほど魅力的なホールな別だ。そのためには、会員になってでも行きたくなる特典がてんこ盛りにする必要がある。

一般紙記者は取材過程で面白い話を聞いた。記者が着目したのは副主任会議を実施していることだ。

これは、つねに現場に出て、お客さんと直接接している副主任だけがメンバーの会議で、接客などを良くすることに関しては、即断即決で導入して実行していくことだ。新入社員の声であろうとも良いことはどんどん吸い上げて、即実行する。そのスピード力がお客さんからも高評価を得ている。

依存症対策に自動改札を導入するという発案は、普段から副主任会議を行っているから出てくる。最初から無理とは烙印を押さない。

もし、これを実行すればもちろん業界初であり、テレビや新聞でも取り上げられることは間違いなしだ。

では、自動改札機の値段がどれぐらいするか?

一般的に交通機関で使われているものは切符を入れるだけのモノなら700万円、ICカード対応なら1500万円といわれている。交通機関ほどの複雑な機能を必要としないので、そこまで高価なものにはならないだろうが、改札を通るたびに来店ポイントぐらい加算したい。

ちなみに、自動改札機は業界とも関連が深いオムロンが作っている。しかも世界で初めて自動改札機を作ったのがオムロンだという。

自動改札機という発想の元、そんな大掛かりなものではなく、もっと簡素化した仕組みでいい。同社なら業界の相談事にも丁寧に応じてくれそうだ。



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パチンコ業界にもあったラストワンマイル問題


ヤマト運輸の過酷な労働環境の原因が、アマゾンに代表されるネット通販の急成長だったことが明らかになったのは、今年に入ってからだった。アマゾンの仕事は割に合わないからと、佐川急便が撤退後、安い料金でアマゾンの仕事を取りにかかったヤマトであったが、思惑が大きく外れることになる。

仕事量は急激に増えたものの、忙しいばかりでサービス残業しながら配達に回っていたドライバーからは不満しか出てこなかった。

アマゾン(ネット通販)とヤマトの問題で明らかになったのは、どんなにアマゾンがでかい会社になろうとも、最後は荷物を運んでくれる人間がいなければ、ビジネスモデルは一気に崩壊するということだった。写真や音楽、ソフトなどはネットで送れても、それ以外のモノは人間が介在しなければ消費者の手元には届かない。

物流業界では配送業者から消費者の手元に届く最後の区間のことを「ラストワンマイル」と呼ぶ。ラストワンマイルを制する者が物流業界を制するともいわれている。アマゾンが即日配達や翌日配達を充実させてきたのもラストワンマイルを制するためだった。

それまではアマゾンに対して下手に出ていたヤマトだったが、即日配達の受託を断ったり、賃上げを要求している。

楡周平の「ラストワンマイル」という小説は2009年に発刊されたものだが、今の物流業界の姿がこうなることを予見していたビジネス小説で、非常にタイムリーな内容だ。

実は前置きが長くなったが、パチンコ業界でも「ラストワンマイル」問題が起っているのだ。

どういうことか? 運送会社の社長が重い口を開く。

「昔のパチンコ台は25キロぐらいが普通だったんですが、今の台は倍の50キロぐらいになっているんです。これでは重量の関係で積める量は昔の半分です。220台ぐらいは積めたものが今は100台ぐらいしか積めない。送料は1台換算でやってきていましたが、重量換算にしてもらわなければ、割に合いません」

パチンコ台が重くなったということは、ホールで設置する時も重労働になっていたが、業界のラストワンマイルでは、1回で運べる量が半分になっている、という問題が起きていた。

こういう問題はなかなかクローズアップされる問題ではない。しかも、送料は未だに買い手側のホール持ちという慣習がずっと続いている不思議な業界だ。

件の小説ではネット通販会社にイジメられていた運送会社が、新たに通販会社を立ち上げる、というストーリー展開だが、パチンコ業界で運送会社がメーカーを立ち上げるなんて考えられない。

とりあえず、皆のためにパチンコメーカーは軽いパチンコ台を作りましょう。


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感心からの共感、安心からの信頼を作り出せる店は強い


パチ元会セミナーより

■テーマ
これからの接客の創り方
「自店を知り、強みをブランド化させる接客とは」

パチ元会講師(JAL CAインストラクター) 石田恵子

接客とは何か? 接客で集客できるのか? 接客で差別化できるのか?とよくいわれるが、これからの接客のヒントを話します。

まず、今まではこうだった。パチンコはこうあるべき、という考え方を捨て、今までの価値観を取っ払うことから始める。そして、判断基準はお客様のためになるかどうか。最後に自店の内部環境はどうかを考える。

お客様がパチンコ店を選ぶ判断基準は以下の順番になる。

①ホールへの行きやすさ(ハード)

②ホールの居心地の良さ(ハード、ソフト)

③好きな台が多い(ハード)

④店員の態度が良い(ソフト)

ハード面を重視する意見が多いが、では、ホールの居心地の良さとは何か? それは以下の3つ。

①人が作り出す雰囲気

②痒いところに手が届く接客

③人が作り出す空間づくり

つまり、居心地の良さとは人が作り出して、演出できるものである。

お客様は満足しているから通うが、不満があれば行かなくなる。例えば、スタッフの水準が基準以上なのに、1人でも達していないと態度が悪い印象を与え、行かなくなる原因にもなる。

これからは「お客様」を主語に物事を考える。個々のニーズにいかに対応できるか。できるか、できないかが居心地のよさの分岐点ともなる。

従来、接客の最終目的は稼働を上げるため、粗利を上げるためと考えられていたが、このような接客は通用しなくなる。臨機応変な対応ができる現場力がこれからは求められる。

居心地が良くて、きれいなホール作りを人材教育の一環として取り組む。人が創り出す演出のためにも。

次の項目で自店の接客が水準以上か、以下かを認知すること。

・笑顔対応
・トラブル処理能力
・迅速な対応
・機械知識
・お客様への関心力
・チームワーク力
・コミュニケーションスキル
・スタッフの活気

この時にアルバイトスタッフの知識も確認すること。交換率や機械説明ができないアルバイトがすごく増えている。ただ、頭ごなしに叱るのではなく10代の若い子の価値観に合わせる時代になっている。

スタッフの価値観、認識の足並みが揃ったら、うまく回るようになる。スタッフが自分で考え、行動するようになる。そして、強みをブランド化することができる。

自店の接客の強みをブレーンストーミングでどう表現できるかを行う。その場合、否定から入るのではなく、出たアイデアを尊重しながらフォローアップしながらやらせてみる。自分の考えたことをやらせることがモチベーションアップにもつながる。

例えば、自店の強みが「元気さ」としたら、それをどう感じてもらえるかをブレーンストーミングしてみる。否定厳禁、自由奔放、便乗効果、量を求めるなどのルールを設けると面白いアイデアがどんどん出てくる。

これからのパチンコ業界の接客について考えてみる。もはや、おもてなし接客は、されて当たり前で、感動接客も通用しなくなってきている。なぜなら、感動接客は慣れてしまうからだ。

次はどうやってお客様の心を掴むか? それは感心させる接客になる。「このスタッフは凄いな」。これが感心。感心するとお客様は心の中にプラスのスタンプを貯めてくれ、それが信頼と安心につながる。

これからの時代、自店でしか提供できない価値を作れない店は潰れて行く。

自店が提供しているものがお客様のニーズやウォンツとズレていないかを再確認することも必要。

感心からの共感、安心からの信頼を作り出せる店は強い。これは人が創れることでもある。それをやるかやらないか。やった店はお客様から選ばれ、必要とされる店となる。



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大企業のブルーカラーの年収は50代で残業がなければ300万円台という現実が


大阪のどの辺りの地域かは書かれていないが、ハンドルネーム「ベン」さんからの次のコメントがちょっと気になった。

「ここ大阪では、0.25、0.2円パチンコの集客がバツグンです。1円、4円は虫の息状態。この状態で運営出来るのなら、パチンコもありかな?老人の娯楽としてもそこまでの負担にならないかも。おまけに貯玉出来るし・・・。あとは釘を少し緩くしてあげれば上出来!!
但し、経営的にはかなり厳しそうですね」

パチンコも一旦デフレスパイラルに突入すると、どんどんデフレ傾向は強まっていくわけだが、1パチまでが壊滅状態とは、まさにデフレスパイラルの顕著な表れでもある。

20~25銭パチンコとは、射幸性でいえば、まさに警察が求める落としどころだ。4円パチンコで1000発出せば4000円だが、25銭パチンコなら250円にしかならない。こうなると本当に暇つぶしか、根っからパチンコが好きな人以外はやらない。

ただ、ここまで来ると売り上げも立たず、全台が25銭パチンコではホール経営そのものが成り立たない。デフレスパイラルの行き着くところは自滅を意味することでもある。

東京のある自治体で経済大学教授による市民セミナーが開かれた。テーマは「デフレ時代を生き抜く」。

居酒屋業態で以前、280円均一が流行ったが、生き残っているのは鳥貴族ぐらいだという。安さを競争すると品質を落とすしかない。品質を落とすことはすぐに味に現れる。食い物商売で味を落とすことは即、客離れにつながる。鳥貴族は企業努力で品質を落とすことなく頑張っているので、勝ち残り組ということになっている。

ここでパチンコをプライベートでも打つ教授がパチンコの話をした。会場内にはパチンコをやる聴講者はいなかったが、パチンコ店選びの持論はどれだけ回るかではなく、いかにストレスがないかの方を重視している。

ここでパチンコホールは客が負けてもいいと思っている範囲を理解していない、と指摘した。

「1パチが増えていますが、今のブルーカラー給料がどれぐらいか分かっていますか?4円はお客のニーズにまったく合っていないから廃れる。ブルーカラーは大企業でも残業代が付かなければ50代で年収は300~350万円。彼らがおカネを使えなくなっているから、日本はデフレから脱却できない」

前述のように大阪の一部の地域では1円からさらに低い25銭パチンコへシフトしているのは、ブルーカラーの年収と比較すれば納得せざるを得ない。

ここからは教授による打開策のヒントだ。

定食屋が流行るのは、日替わり定食があるから毎日でも通うことができる。日替わり定食はちょっと安く、客が食べたいもの悩むことなく、すぐ食べられることが特徴。

ベビーカーの種類が30種類あったらお客は悩む。そこで店が厳選して10種類まで絞り込んだ方が選びやすくなる。

ここでのポイントはお客を悩ませないということ。

「パチンコは新規客が増えない理由は、どれを打っていいのかまったく分からないから。新規客を悩ませないためには、新規客用に勧められる台がない。それがちょいパチなのかも知れないが普及していない。新規客用にただで打てる台が一台あるだけでいい」



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メーカー技術者が退職した今だからこそ話せること


民進党の高井崇志議員が、3月31日に提出していた「パチスロ遊技機の旧基準機の認定問題などに関する質問主意書」の中で、検定機と性能が異なる可能性のある遊技機が出荷された原因調査について、いつどのような形で発表されるかを求めていた。

これに対する政府回答は以下の通りで、毎度のことながら、高井議員を満足させる内容ではなかった。

「おたずねについては、現在、調査を実施しているところであり、現時点でお答えすることは困難である」

満足しない高井議員は引き続き、納得するまで追及していくのだろうか?

そんな高井議員が喜ぶような話が飛び込んできた。パチンコメーカーを退職した技術者が、退職した今だからこそ話せる話をしてくれた。

「コンプライアンスを守れないメーカーが大半です。検定を通ったプログラムは、例えば連チャン率の公表値が65%とすれば、実際は70%ぐらい。これぐらいならバレない、大丈夫だろうという思いでやっていることが沢山あった。検査が厳しくなって面白い波を作れなくなりました」

この話が何年前ぐらいのことなのかは分からないが、「4号機はほとんどハズレがなかった。なぜならサブ基板でお客さんが喜ぶ波を作っていたから」と補足する。

現役時代は会社でパチンコを打ち続けていたので、自腹でホールでパチンコを打つこともなかったが、退職後、自腹で今のパチンコを打ってみて、今のパチンコが面白くないことがようやく分かった、という。

「今の機械は単発での出玉が少なすぎる。確変なら1000発でも納得するだろうが、単発はせめて2000発の出玉は欲しい。単発で1000発は本当にガッカリする。単発でも2000発なら遊んでくれるが、1000発ではやる気が起らない」

こんな単純なことが分からない理由は、開発室でおカネも使わず、打ち続けているからユーザーの気持ちが分からなくなる訳だ。しかも連チャンさせることばかりを考えているからそういう発想になってしまうのだろう。

「偶数で4ラウンド、奇数で6ラウンドの機械があるが、4ランドはオマケが25回しかない。これもおかしい。4ランドならオマケは50回で、6ラウンドならオマケは25回にした方が遊ぶ方は喜ぶ」

ホールからは機械代を下げるようにメーカーに要望しているが、メーカーは聴く耳を持たない。またしても50万円という値段を出してきたところもある。

「ホールさんのことを考えて19万8000円で、面白い機械を出そうと企画したことがありましたが、『利益が取れない』の一言で却下されました。しかし、いずれ、値下げして沢山売るメーカーも出てくるんではないでしょうか」

コンプライアンスを守り、適正価格の遊技機が健全な業界を育むことになるのだろう。

でも、いかがわしさも少し残しながら。


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