パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

一般景品だけで成り立つホール経営とは

遊技機メーカーの中にはカジノ用マシンも開発しているが、パチンコをカジノに転用することも考えられる。その時は釘もなくなっているかも知れないが、「遊技機メーカーがカジノ用パチンコを開発することはホールにとっては逆風が吹く」と警告するのは自民党関係者。

逆風とはどういうことか?

「カジノにもパチンコがあり、ホールにもパチンコがある。さらにいえば、すでにスロットはホールにもカジノにもある。これはホールとカジノの垣根がより低くなるということを表します。ホールとカジノを区別化するためには、これまでグレーだった換金をシロにしなければいけない、ということです」(同)

こんな例えばなしがある。

最近は回転寿司チェーンが、サイドメニューを充実させラーメンまで出すところもある。本当に美味しいラーメンを出せば、ラーメンだけを食べにくる客も出てくる。そうなると、ここは回転寿司屋なのかラーメン屋なのか分からなくなる。

パチンコ機がカジノにも入って、人気を博してきたらここがカジノなのかホールなのか分からなくなる。メーカーはそれだけ機械が売れていいが、ホールはカジノとの違いの整合性が取れなくなる。

パチンコ機がカジノに入ったら余計な規制を受けることにも成りかねない。

「パチンコ機がカジノに入ることを阻止しなければ、一緒くたにされてホール業界は滅びます」と警告する。

一方、ハンドルネーム「メイン基板」さんが、こんな業界の未来予測をしている。

①パチンコメーカーは業界の新たな道筋を模索。

②パチンコメーカーは遊技機にスマホ連動機能を利用して遊技者へ直接的な付加価値を提供。

③行政指導が入る。

④メーカーが遊技機に搭載できるスマホ連動機能は、制約の範囲内となる。

⑤行政によるパチンコ業界の規制強化。6号機へ。※今ここ

⑥パチンコ業界は縮小に向かう。

⑦大手企業と合併企業、一部のニッチな企業が生き残る。

⑧相対的にギャンブル依存症は減少傾向になる。

⑨カジノ推進の後押しとなる。

⑩カジノが始動。

⑪カジノとパチンコの棲み分けが明確になる。

⑫特殊景品の廃止。(換金が無くなる)

⑬カジノはギャンブル、パチンコは娯楽という立ち位置が明確になる。

⑭娯楽としてのパチンコは、斜陽産業として生き残る。

引用終わり

カジノ解禁後はギャンブルと遊技の明確な棲み分けが必要になり、カジノにパチンコ機が入ろうが、入るまいが、実質的にパチンコから特殊景品がなくなり、換金ができなくなる、と予測している。

換金がなくなった時に大手はどう舵を切るのだろうか。一般景品だけで成り立つ経営を模索している?



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大好きなパチンコで余命が5カ月延びた

北関東のホールでの出来事。このホールには毎日のように通ってくる老夫婦がいた。年の頃はおじいさんが80代でおばあさんは70代。専業農家で息子が跡を継いでいるので悠々自適の生活を送っていた。

毎日のように来店していた2人の姿がぱったり途絶えた。ホールスタッフも常連も2人のことが気掛かりになっていた。

忘れかけそうになった頃おじいさんが身内に支えられるようにしてやってきた。それでこれまで来なかった事情が分かった。

おじいさんは余命3カ月の末期がんを医者から宣告されていた。おじいさんはかねがね家で死にたいと医者には伝えていた。そんなさなか、医者からの外出許可が下りて最後に大好きなパチンコを打つためにやってきた。

知り合いに車椅子姿は見られたくないので、身内の手を借りてホールへやってきた。

おじいさんはもっぱら4パチ派だった。

大好きな海物語のコーナーに腰を下ろした。

ところが引くのは単発ばかりで、最後のパチンコでおじいさんは6~7万円も負けてしまった。

最後になるかもしれないパチンコに、負けてしょんぼりと帰って行くおじいさん…。

最後のパチンコが負けでは余りに可哀そうである。店長は「本当に出してあげたいが、こればっかりはできない。この時ほど遠隔があればと思った」とそんな心境だった。

入院先の病院からマイホールまでは車で40分もかかる。マイホールで負けたおじいさんだが、それから病院から一番近いホールへ行って、そこでも3~4万円負けてしまった。

死ぬ前にもう一回マイホールで打つことをおじいさんは切望した。

それで再来店が実現した。

やはり大好きな海のミドルに陣取った。おじいさんはそれが1パチコーナーとは気づかずに。この時は2万2000発出して、めでたし、めでたしと相なったが、特殊景品の数の少なさにガッカリした。この時初めて1パチコーナーで打っていたことに気づいた。

その後マイホールには10回ほど姿を見せている。

おじいさんが亡くなられておばあさんがホールへあいさつに来た。

医者からは余命3カ月と宣告されていたが、おじいさんは最後までパチンコをやりたい、という気持ちがあったので、亡くなったのは宣告から8カ月後だった、という。

「パチンコをやるのは体調のいい日で、その時は生き生きしていました。やりたいパチンコが生き甲斐になっていました」(おばあさん)

大連チャンをさせてからは、行きたいとも言わなくなり、自宅で静かに息を引き取った。

人間、何か目標がある時はおいそれと死ねないことをおじいさんから教わることができる。おじいさんの余命を延ばすのが大好きなパチンコだった。



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オリンピック期間中、都内は換金停止?

2020年の東京オリンピックまで2年を切った。

東京オリンピックに絡め、都内のパチンコホールにはとんでもない災いが降りかかって来るかも知れない話が浮上してきている。

「外国人観光客が大挙押し寄せるオリンピックに向け、歌舞伎町や渋谷の盛り場にある裏風俗、裏カジノの浄化作戦が計画されています。その一環でパチンコホールにもありがたくない計画が持ち上がっています」(風俗ライター)

東京は浄化作戦が大好きだ。

2003年10月、石原都知事(当時)の号令一下で開始されたのが「歌舞伎町浄化作戦」だった。

この作戦では、違法な風俗店の摘発やヤクザの締め出し、スカウトやキャッチ行為の規制など、歌舞伎町の悪評を払拭するべく、さまざまな施策が取られた。

標的となったのはセックス産業だけではなく、キャバクラやラウンジまで営業時間を厳しく取り締まられた。

で、パチンコ業界にありがたくない計画とは何か?

「グレーゾーンである3店方式が世界に知れ渡るのは困る、と考えている警察関係者もいるようです。それでオリンピックとパラリンピックの期間中はもちろん、その前後も含めて3店方式を停止にする案も出ているようです。もちろん、まだ決定ではありませんが」

期間中は特殊景品を置かずに一般景品だけでやれということのようだ。

大手コンビニが今年8月で成人雑誌を扱わなくなるのは、ラグビーのワールドカップや東京オリンピック対策とも言われている。街中の至る所でポルノ雑誌が販売されているのは、恥ずかしいことで、海外の目を気にする日本人らしい判断とも言える。

そういえば、犬肉を食べる習慣のある韓国や中国は、1988年のソウルオリンピックでソウル市が、2008年の北京オリンピックで北京市がそぞれ、市内の犬肉料理店の営業を禁止したことがある。

韓国人や中国人は犬を食べる野蛮な人種、との西洋的価値観の押し付けに反発する声もあったが、国のイメージに悪影響を及ぼすことを払しょくする方を優先した。

特殊景品を停止する、というのは浄化作戦の一環としての案だが、それが歌舞伎町や渋谷の歓楽街の店舗に限るのか、都内全域にするのかまではまだ論じられてはいないようだが、グレーゾーンというだけで俎上に上るのは業界としてもまずい。

3店方式で香港へ上場しているホール企業もあるわけだから、そうなった時は業界は堂々と反論しなければならない。

東京は特に3店方式がきちっと確立されているのだから。


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健全なギャンブラー像

年間実働250日以上。

年間投資額約700万円。

年間回収額約650万円。

年間負け金額約50万円。

1回の負け額2500円。



これはとある業界人Aさんの1年間に費やすパチンコの出納帳だ。パチンコと言っても正確にはスロット7割、パチンコ3割だ。

属性は設備機器メーカーの社員で独身。昼間は仕事をしているので、ホールへ行くのは仕事帰りの6時半~7時。土日、祝日は朝から終日打つ。出張へ行った時は空き時間に打ったりする。

この数字だけを並べたら、2日に1回はホールへ足を運び、1回に3万5000円ほど使っていることになる。

「これは依存症だ!」と決めつける人もいるだろう。

年間50万円の負けなら月に直せば4万円ほど。独身サラリーマンなら小遣いの範疇である。年間700万円の投資金額は確かに大きいが、これを果たして依存症というのだろうか?

厚労省が依存症を問題視するのは、本人の意思で止めたいのに、止められない。引いては自分自身や家族なども含めて生活に支障をきたすようになることだ。

パチンコで言えば仕事がおろそかになり、パチンコ代で借金を作り、生活が破たんし、借金の穴埋めやパチンコ代を調達するために、窃盗や会社のカネを横領したり犯罪に手を染めることが社会問題となっている。

友達に誘われて初めてスロットを打ったのはゴッド、アラジン、大花火が全盛期の高2の夏。

東京六大学の一角に入学した頃は、初代番長の時代。10万円持って行って、10万円負けることもあるが、20~30万円勝つこともあった。

現在も打つのはAT、ゴッド系。ジャグラーや低貸しは一切見向きもしない。

「私みたいなギャンブラーが止めたらこの業界は終わりです」と業界を支えていることを自負する。

就職する時期にリーマンショックと重なった。30社以上の会社を蹴られる中、今の会社に就職することができた。

「好きな業界で良かった。ホールへ行くことが仕事になることは普通の会社では経験できない。ウチの営業はほぼほぼパチンコ好きばかりです」

パチンコ歴は15年以上になる。筋金入りのギャンブラーだが、この間一切借金をしたことがないことが自慢だ。

「勝ったときはスーツなどを買うなどモノに残します。勝ったカネを投資に回すから負けます。私の周りではサラ金に走った人はいませんね」

Aさんにはギャンブラー哲学がある。

「負ける人は3~4万円突っ込んでカネが尽きて止める。私は使う金額は決めていません。勝てる人はそこからさらに突っ込む。小遣い制のお父さんでは勝てません」

5号機ショックは学生時代だった。その時は初代花の慶次でパチンコを打つようになった。

当時と比べ、今はパチンコ、スロット共に射幸性が削がれてしまった。

「4号機に比べて今はギャンブル性は半分ぐらいに落ちた感覚ですが、バジリスクのような機械も出てきた。6号機になったら誰が打つのかと思います」

Aさんは依存症チェックを試みたこともあるが、依存症には該当しなかった。止めようと思えばいつでも止められる。仕事に穴を空けたこともない。借金もしたことがない。

「夜8時を過ぎると3000ゲームは回せないので行きません。飲み会の約束があれば、そちらを優先します。独身故にスロットを謳歌できているんだと思います。ギャンブラーからすれば、低貸しは時間の無駄」とキッパリ。

業界にはAさんのような健全なギャンブラーが必要だ。



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最終チェックの大切さを!

「終わりよければすべてよし」という格言がある。物事は最終の結末がもっとも大事であり、途中の過程は問題にならないということ。

業界関係者が体験したことはまさにこの格言通りのことだった。ホール業務でも他山の石として最終チェックは怠ることなく。

以下本文

先日、出張で宿泊のため某ホテルにチェックインしたときのことです。誹謗・中傷、悪意のSNS拡散意図はありませんのでホテル名は控えさせていただきます。

部屋に入り荷物を置きトイレへ、私はドアを開けたのですが…写真の状態でした。



ちなみにこのホテル、ビジネスでも観光でも人気のリーズナブルな高稼働のホテルです。

トイレの状況にはかなり驚いたのですが、清掃はきちんと行われているしトイレットペーパーも三角折りされています。

よく使うホテルだし状況だけは伝えておこうと思い、この写真をフロントでスタッフに見せたところ「最終チェックが漏れていたようです。不快な思いをさせて誠に申し訳ございませんでした」とのお詫びがありました。

なるほど、便器の汚れや汚物入れの状態をチェックするために蓋をオープンにしているみたいです。

そしてチェックしたスタッフが蓋を閉めて(その他の点検も行って)完了するのでしょうが、おそらく私の部屋だけが飛ばされていたようです。

ホテルって髪の毛1本でも、というくらい細かい清掃を行うのでしょうが、チェック体制まで気にしたことはありませんでした。

むしろ写真のとおり蓋全開の滑稽なインパクトに、最終チェックの大切さというものを改めて認識させられました。

その日の夜、居酒屋でお客様と食事、掘り炬燵式の席に着いたのですが…足の裏に違和感、枝豆の殻でした。

すぐにアルバイトスタッフに伝えたところ「あー、すみません」だけで店主に報告する様子もありませんでした。

人手不足の飲食店あるあるって言えばそれまでですが残念ですね。

パチンコ店は数百台、大型店では数千台のチェック、改めて神経を使うたいへんな作業だなと感じました。


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