パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

ぱちんこ回想記 第6玉 初体験は「うちのポチ」で

この度もぱちんこ回想記を読もうとして頂き有難う御座います。是非飛ばさずに最後までお付き合いいただけたら幸いです。パチンコ日報さんで記事を書いている皆さんの記事を読んでいると、自分の文章が日に日に恥ずかしく思えてきました。1人だけ変だなと…。やっぱり学生の頃は、勉強しておくべきだったなと後悔しております。勉強しなかった代わりにぱちんこは、人より勉強した!というお話になりますので御理解くださいませ。

「レッドライオン」を打ってお次は、「うちのポチ」(1990年発売三共)。女性ぱちんこファンを増やすために、こんな可愛い台を開発したのだろうか?と思ったほど。私は今年パチンコ歴34年になりますが、その中でもベスト3に入る可愛さ。勿論「うちのポチ」は数百台あるコレクションの中の1台でもある。


一日の時間も勿体ないため、ポチを早く打つ事に。まずセル(盤面)のベースが白色だったのが凄く印象的だった。先程まで打っていた「レッドライオン」のデザインが凄く暗くドギツク見えるくらい。

私は絵も描けなければ、色使いのセンスも無い人間だが、見ているのは好きな方である。ポチの羽根はなんとお肉。1チャッカーと2チャッカーのデザインも素晴らしい。そして一番印象的だったのがVと描かれてるのが普通だが、ポチの場合は『HAPPY』である。


ここまで見てから打ち出す変態中学生は、まだ12歳。負けてはいるが、意気揚々と打ち出す。役物内を見てもとにかく気になったのはポチの手。手と手の間奥から玉が転がって来るのか?にしてもどうやって?そして羽根が開く!拾う!玉はポチの横に力無く落ちる。

ハズレ。が!一瞬ポチの耳が動いたように見えた。なるほど!タイミングが合えばポチの耳がサポートしてくれて玉が奥に行き、ポチの手と手の間を転がって来るのか!とすぐに気づいたが、そんなに簡単にいく訳でもなく、次々と100円玉がサンドに消えていく…。

惜しいシーンもないまま、気づくとポチの可愛さに騙されて2000円なくなる。しかし1チャッカーにポコポコと入り、羽根が開けば結構な確率で拾う。素人ながらに悪くないと感じていた。

何となく流れを変えたいと思い店外へ。昼前だが家で握ってきたおにぎりを食べる。腹が減っていた訳ではないが、何となくの休憩。このぱちんこ休憩も人生初の事である。打つ事に焦りもなくなり、この何となく取った“間”は、思い出してみると凄く不思議な出来事だった。

楽しむぱちんこから少し勝負師の一面が垣間見えた瞬間だったのかなとも思う。食べ終えても落ち着いており、ロングピースを咥えてはゆっくりとタバコを味わった。

そしてまた店内へと戻り、ポチとの戦いが始まる。そして500円くらい入れたあたりか、1チャッカー入賞して羽根が開き1個拾う。まではちゃんと見えていたのだが、どうゆう訳かその玉がポチの体の脇からVゾーンめがけて斜めに凄いスピードで転がり、V入賞した! 何処できっかけを作って斜めに玉が転がってきたのか理解出来ずにいた私は、1回の大当たりを損した気分になった。でも当たりは当たりだと言い聞かせて、1R目がスタートする。




可愛らしい音と共に羽根が開閉し中に玉が入っていく。でも入って行った玉はポチの体脇に落ちてハズレ穴へ。この台も貯留がないのか!と焦っていたら、6カウントまで静かだったポチが急に暴れるように動く! 良く見るとポチの耳が上がり下がりしている!

なるほど! ここでタイミング良くポチの耳に玉が乗れば!と見守っているとポチの耳の上に乗った玉が奥に行き、手と手の間奥からVゾーンめがけて転がってきた!

「おーっしゃあ!」と自分の想像通りの展開になり、1Rをしのいだだけで凄く攻略した気分になっていた私。多分渾身のドヤ顔だったであろう。そしてポチは貯留がないものの、7カウント目からの耳サポートで安定して継続し、危ないシーンもなく最終8ラウンド。

音楽が変わりVに入らなくてもいいラウンドなので、安心して玉の動きに注目しつつ消化する。完走してみると初めて感じた結構な出玉感だった。そして初めて感じた「このまま勝てる」という変な自信。続行すると予感は的中する。

羽根に拾われたら、ほぼ当たるんじゃないか、と思うくらいVゾーンに玉が吸い込まれていく。勿論、当時何個落としに入って何個拾ってなんて数えてないが、5個拾えば当たるくらいの確率だった記憶がある。

持ち玉も出来てある程度余裕があったので、玉の動きに一喜一憂しながらプレー。ノーパンクで出玉はあっという間にドル箱の8割くらいまでに達した。そしてまた一息つけ一服。勝利目前の余韻に浸る。自分の歴史的快挙の瞬間のタイミングを計りたかった。

一服が良くなかったのか、ポチの機嫌が悪くなった…。玉の動きを楽しんで見ているとVゾーンに当たって外れる事が多くなる。惜しいあたりのハズレが、打ち止めの間近の少年の気持ちを弄ぶ。そしてやっと当たったと思えば、4Rパンク。耳のサポートと拾った玉のタイミングが合わずにパンク。歯車が狂ってきたのか? ここで交換するか? どうしよう。

もう少しで念願の打ち止め。たとえここで全出玉が消滅しても、それはそれで次は別な台を楽しめばいい。でも、こんなに出てるんだからなくなる事はないだろう。自問自答しながら打ち続ける事2時間…。




私は初めて打ち止めを達成した。結局は何度も大当たりするが、パンクを何度も繰り返している時に店員さんがやって来て「お兄ちゃんこれで打ち止めだから終わりね」と優しく言われる。

景品カウンター前のジェットに流してもらい、3000個ちょっとのレシートを一度手渡されて文鎮に。ジッポライターの石みたいなのが入っていた文鎮8枚を貰い交換所へ。

千円札8枚渡されると私は力強くこぶしを握った。でも、出来れば打ち止めは完走して達成したかったな~と少し未練が残った思い出。

これでぱちんこ打てるお金が1万円弱に。しかしこの打ち止めで、自分の中の何かが壊れてしまい、金銭感覚も学生生活も全てが狂い始める。

つづく


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

温泉むすめに学べ。ぱちんこむすめが切り開く“新規客導線”

全国の温泉地を擬人化した温泉むすめというコンテンツをご存じだろうか。2017年にスタートしたこのプロジェクトは、草津や有馬といった名だたる温泉地を“キャラクター化”し、それぞれに名前や性格、声優、ストーリーを与えることで、従来の観光PRとは一線を画す手法を確立した。現在は全国134カ所の温泉が独自のキャラクターで集客を図っている。


特筆すべきは、その成果である。単なるゆるキャラでは終わらず、ファンが「推しキャラ」を軸に実際の温泉地を訪れるという動きを生み出したことだ。いわゆる聖地巡礼だ。現地には等身大パネルや限定グッズが設置され、宿泊施設や商店街とも連動することで、地域経済にも波及効果をもたらしている。さらに声優イベントやライブなど、リアルとデジタルを融合した展開により、継続的な話題づくりにも成功している。


つまり温泉むすめの本質は、「興味のなかった層に動機を与えた」点にある。温泉そのものではなく、キャラクターを入口にすることで、これまで観光と無縁だった若年層やオタク層を取り込んだ。ここに、他業界が学ぶべきヒントがある。

このアイデアを早速取り入れたのがガソリンスタンド業界。ガソスタむすめ共通の合言葉は「ガソリンスタンドが目的地」だ。「ガソスタむすめ」に会うために、わざわざ当該スタンドを訪れるファン同士のコミュニティーの場ともなっている。


では、この成功モデルをパチンコ業界に当てはめるとどうなるか。

現状、パチンコは打つ人しか関心を持たない構造に陥っている。未経験者にとっては、遊び方が分からない、怖い、いくら使うのか不安、といった心理的ハードルが高く、入口の時点で弾かれてしまう。いくら機械性能を上げても、新規層が入ってこない限り市場は縮小する一方だ。

そこで提案したいのが「ぱちんこむすめ」構想である。

擬人化された温泉むすめが温泉地の「案内役」であったように、ぱちんこむすめは「遊び方の案内役」として機能させる。各ホールや地域ごとにキャラクターを設定し、初心者に向けて「いくらで遊べるのか」「どの台を選べばいいのか」「どうやってやめればいいのか」といった基本情報を分かりやすく伝える。

スマホでの疑似体験コンテンツと連動させ、実際のホールで同じ流れを体験できるようにすれば、初来店のハードルは一気に下がる。

重要なのは、キャラクターの役割を「射幸心の煽り」ではなく、「安心感の提供」に置くことだ。これまで業界が軽視してきたのは、まさにこの部分である。勝てるかどうか以前に、「分からないから行かない」という層をどう取り込むかが鍵になる。

さらに、インバウンドとの親和性も高い。多言語対応のぱちんこむすめを用意すれば、日本独自の遊技文化を観光コンテンツとして提供することも可能だ。実際、温泉むすめは海外ファンの獲得にも成功しており、そのモデルは十分に応用できる。

もっとも、キャラクターを作ればすべて解決するわけではない。温泉むすめが成立した背景には、実際の温泉体験という中身があった。同様に、ぱちんこむすめを機能させるためには、低投資で遊べる環境や分かりやすいゲーム性といった土台整備が不可欠であることは言うまでもない。

結局のところ、問われているのは発想の転換だ。「打たせる」から「触れさせる」へ。この一歩を踏み出せるかどうかで、業界の未来は大きく変わる。

温泉むすめは、観光に新しい入口を作った。
ぱちんこむすめは、遊技に新しい入口を作れるか――。
その挑戦は、まだ始まってすらいない。

追記

各ホールでマスコットキャラクターはたくさんある中、提唱するイメージに一番近いのが岐阜県遊協の公式キャラクター鵜飼まなかだった。お堅い組合イメージがこれだけでもガラリと変わる。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

続かない理由に業界が向き合わなければ、遊技人口回復はない

ある調査会社が「働く世代」と「年金世代」に分けてパチンコ・スロットの体験率を調べたところ、結果は実に象徴的だった。

働く世代ではパチンコ経験者18%、スロット22%にとどまる一方で、年金世代は両方とも80%超が「経験あり」と回答。明らかに世代間で「文化としてのパチンコ」の浸透度が異なっている。

さらに問題なのは、働く世代のうち「今も続けている」人の割合だ。パチンコは45%、スロットに至ってはわずか10%。つまり、興味を持って触れても継続しない。パチンコとスロットの継続率は逆のようにも思えるが、パチンコはスロットほど複雑ではないというのがその理由のようだ。

で、続けられない理由を尋ねれば、第一位は「おカネがかかり過ぎる」、次に「おカネが続かない」。予想通り、コスト負担が最大の離脱要因となっていた。

さらに騒音問題も続かない理由として挙がっており、ホール環境そのものが新規客を定着させづらい構造になっている。

これらはすべて「改善可能な課題」であり、裏を返せば、ここを解消すればユーザーは確実にリピーターへ育つということだ。

では、どう改善すればいいのか。

まず求められるのは、
① おカネのかからない遊技機の大量導入
② うるさくない店づくり
の2点である。

騒音問題はスマート遊技機化の進行により一定程度解消されつつあるものの、全台入れ替えまでには時間を要する。

一方で「おカネの問題」は遊技性の問題ではなく、業界構造の問題であり、より根深い。

メーカーは1台50~60万円という高額な遊技機を販売して利益を得ているため、例えば20万円台の“安くて遊べる台”を本気で作る気はさらさらない。

ホール側も同様で、高額な機械代を短期間で回収しなければならず、結果として激辛の営業になり、「遊べる」環境を作ることはできない。

業界はすでに岐路に立っている。

この調査を受けたメーカーが出した結論は、遊技機部門を売却し、ゲーム業界へ転身することだった。

そんな未来を避けるには、今“遊びやすさ”を徹底的に追求するしかない。

この構造が変わらない限り、働く世代は永遠に定着しない。

では、どうすればよいか。

結論は、「業界全体で利益構造を転換し、低価格機を中心とした“新しい遊技ライン”を共同開発する仕組みを作ること」である。

具体的には業界横断の「低価格・低射幸性機」共同開発プロジェクを創設するぐらの大胆な改革が必要だ。

メーカー単独では採算が合わないため、日工組・日電協・ホール団体が資金を共同で出し合い、新ラインの企画と製造を行う。これによりメーカーは利益圧迫を避けつつ、ホールは安価で導入でき、ユーザーは「長く遊べる機種」を手にできる。

ここに着手しないことには業界の前進はない。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

高給のはずだったパチンコ業界。社員が業界を離れる理由

あるラーメンチェーンの社員募集ポスターが話題になっている。目を引くのは、何といっても「月給40万円」という数字だ。


しかし、これは店長などの管理職の給与ではない。一般社員でも、月6日休みで1日あたり約2.5時間の残業をこなせば到達する金額だという。ちなみに、残業なしで月8日休みの働き方なら、給与は24万円程度になる。それでも飲食業界としては決して低い水準ではない。

このポスターを見て、ある人物のキャリアを思い出した。Aさんは新卒でホール企業に就職した。初任給は28万円。当時としては他法人より高く、その待遇が決め手となって入社を決めたという。

しかし、現実は思い描いていたものとは違った。Aさんは約4年間勤務したが、最初の昇進ラインである主任にさえなれなかった。将来性に不安を感じ、自分の能力にも見切りをつけて退職した。

転職先は、タコ焼きの全国チェーンだった。最初はアルバイト感覚で始めた仕事だったが、やがてタコ焼き作りそのものの奥深さを感じるようになった。3年も経つと、店の誰よりも素早く、そして美しくタコ焼きを焼き上げられるようになっていた。本人にも確かな自信が芽生えていた。

振り返ってみると、ホール企業で身についたのは接客程度だった。キャリアと言えるような専門性やスキルはほとんど身につくこともなかった。それに対して、タコ焼き作りは違う。技術を磨けば磨くほど腕が上がり、成果が目に見えて表れる。手に職を付けたことで、ホール勤務時代には味わえなかった達成感を感じるようになった。

そんなある日、Aさんの両親が働く姿を見に店を訪れた。プレートの前で軽やかに手を動かし、次々とタコ焼きを仕上げていく息子の姿は、まさに職人技そのものだった。その様子に感激した父親は「資金は出すから独立しろ」と背中を押した。

その後、Aさんは独立。現在では首都圏で2店舗のタコ焼き店を経営している。年収は1250万円に達した。さらに縁あってテキヤの親分と知り合い、屋台の焼きそばの利権を引き継ぐことになった。これが軌道に乗れば、年収は2000万円に届く勢いだという。

かつてパチンコ業界は「高給取りの世界」と言われた。億単位の資金が動くダイナミックな業界であり、他業種よりも高い給与が人材を惹きつける大きな魅力だった。

しかし今、その優位性は確実に薄れつつある。飲食業界のラーメン店やタコ焼き店でさえ、努力次第で同等、あるいはそれ以上の収入を得ることができる時代になった。

かつて人材確保の武器だった「給料の高さ」というアドバンテージが、また一つ消えようとしている。パチンコ業界が直面しているのは、客離れだけではない。働き手の心も、静かに別の業界へと流れ始めている。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

1000円でもいいから引き取ってほしい! 地方ホール跡地が抱える“負動産”問題

地方の郊外にあるパチンコホールの中には、閉店後そのまま放置され、朽ち果てていくケースが少なくない。

立地が悪く、商業施設としても住宅地としても活用が難しい場所であれば、跡地利用の話も持ち上がらない。結果として買い手が現れず、建物は手つかずのまま時間だけが過ぎていく。

問題は、その状態でも所有者には負担が続くことだ。建物を解体するにも数千万円単位の費用がかかる。経営が厳しくなって閉店したホールにとって、その解体費用を捻出するのは簡単ではない。かといって、そのまま所有していれば毎年固定資産税だけがかかり続ける。

こうした状況に置かれたホールオーナーの心境は、まさに「もう無理だ」という一言に尽きるだろう。思わず心の中で「モームリ」と叫びたくなるのも無理はない。

「モームリ」といえば、最近、社長が弁護士法違反で逮捕され話題になっている退職代行サービスの会社だが、ホールオーナーの中には冗談交じりに「不動産版モームリのような仲介会社があればいいのに」と真顔で語る人もいる。

つまり、買い手がつかず、持っているだけで固定資産税がかかるような不動産を引き取ってくれる仕組みがあれば助かる、というわけだ。

さらにこう続ける。

「極端な話、1000円でもいいから欲しい人に譲渡したい。それで固定資産税の負担から解放されるならありがたい」

実は、この問題はパチンコホールに限った話ではない。筆者自身にも似た経験がある。田舎に住んでいた叔母の実家について、市役所から相続の通知が届いたことがあった。相続すれば当然、固定資産税の支払いと管理義務が生じる。しかし、実際に住む予定もなく、利用する見込みもない家を引き継いでも意味がない。結局、相続放棄の手続きを取ることにした。

相続放棄をすれば、その不動産は自治体の管理下に置かれることになる。仮に建物が危険なほど老朽化すれば、市としても解体などの対応が取りやすくなる。

地方の郊外ホールが抱える問題も、これと同じ構図だ。利用価値が見いだせないまま所有だけが続き、維持費だけがかかる。いわゆる「負動産」と化した建物は、所有者にとって資産どころか重荷でしかない。

かつて地域の娯楽拠点だったパチンコホールも、閉店後は行き場のない建物として残されるケースが増えている。跡地利用が見込めない場所では、売ることも壊すことも難しい。地方のホール跡地問題は、業界縮小が進む中で、これからさらに顕在化していくのかもしれない。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。