パチンコ日報

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換金所の独立性の担保には客から換金手数料徴収+貯玉システムの廃止


パチンコやスロット問題で国会質問を続ける民進党の高井崇志衆院議員が6月13日、「景品交換所のぱちんこ屋からの独立性」に関する質問主意書を提出。ついに3店方式の分野にもメスを入れてきた。

古物商である景品交換所は3店方式の過程の特殊景品を景品問屋に売る取引で差益を得ることはできない。それにもかかわらず3店方式が広く普及している背景には、ぱちんこ屋が景品交換所の経営安定化のために、月極手数料を支払っている実情があり、これは3店方式の建前となっている景品交換所の独立性に矛盾する、と問題提起を行い以下の3点について質問した。

1.古物商が、特定のぱちんこ屋の客から古物を買い取る行為に関して、当該ぱちんこ屋から手数料を受領することは、風適法または古物営業法のいずれかの条文に抵触するか。

2.古物商が経営を安定化させるために、客から古物を買い取るにあたって、当該客自身から手数料を徴収することは風適法または古物営業法のいずれかの条文に抵触するか。

3.ぱちんこにおける不正な換金行為を抑制するためには、さらに厳罰化し量定を「A」まで引き上げるべきと考えるが、どのような考え方に基づいて、現金等提供禁止違反、および賞品買取り禁止違反の量定を「B」と定めたのか政府の見解を示されたい。

今回の質問で興味を惹くのはホールが換金所に月極手数料を払っている実情を指摘したことだ。えらいところに踏み込んできた。業界的には非常に痛いところをつかれている。この手数料の中身は換金所の従業員の給料も含まれているものと思われる。

チケットショップのように新幹線チケットや商品券を安く仕入れて、ほんの少しの手数料を載せて販売しているように、換金所もその形式で独立して収益を上げるには、客から換金手数料を徴収するしかない。

実際、愛知や三重はホールとの関係性がないことを証明するために、客から1.5%の手数料を取っているホールもある。

換金所が独立するためにはこの手数料を取るだけでなく、貯玉再プレイシステムを廃止する必要が出てくる。

「昔は閉店後が一番忙しくて渡し間違いすることもありましたが、今は貯玉するので閉店後の忙しさはなくなりました」(換金所の従業員)

このシステムが普及したお陰で、換金所の従業員がいうように、忙しさがないということは、換金手数料が大幅に落ちたことも推察できる。貯玉されたのでは換金手数料収入が下がることにもつながる。換金所の独立性を担保するためには、貯玉再プレイシステムを排除しなければならない。



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ギャンブルと遊技の線引きから見えてくる風景


高射幸性パチスロの撤去を巡って全日遊連と日電協の間で確執が続いている。ホール側の本音では外したくないが、日電協側にすると明らかに入れ替え特需が生まれる。その溝が平行線のまま埋まる気配がなかなか見えてこない。

本来、高射幸性パチスロの撤去は2年前、業界6団体が2017年12月1日までに設置比率を30%以下にすることを取り決めていた。

ところが、IR実施法案でギャンブル依存症がパチンコも含めて包括的に行われることになったことで、潮目が完全に変わった。

5月9日、警察庁は業界6団体に対して「2年前とは状況が違う」として高射幸性パチスロ撤去の再検討を要請してきた。つまり、警察庁としては目標を前倒しにするなり、ゼロ%にするかの回答を待っている。この返事を今月中にはやらなければならない状況だが、全日遊連と日電協の話し合いが難航している。

パチンコ機の撤去の時と違って、パチスロは射幸性が高い、という理由だけで設置することに違法性はない。ホールとしては違法性のない機械を撤去するなら補償金として20万円ぐらいは欲しいところだが、日電協側の回答は1~2万円程度だ。

この入れ替え費用は、それでなくても苦しいホールの財政事情を直撃することになる。大手になればなるほど、台数を多く抱えているので莫大な費用になる。

「今回は売り上げを上げるための積極的投資ではない。ホールには非がないので外したくない。せめて検定期間の3年間は店の自由意思で使わせて欲しい。もし、外さなかったらどうなるか、ということを顧問弁護士とも相談している」(大手ホール関係者)

では、なぜ、警察庁は高射幸性パチスロの撤去の再検討を迫っているのか?

「ある情報によると、カジノに忖度しているのではないか、といわれています。カジノとパチンコを完全に棲み分けするためにパチンコ店のパチスロは徹底的に射幸性を落とす。射幸性があるのはカジノのスロットマシンで、射幸性が低いのがパチンコ店のパチスロに早く持っていきたいのでしょう。カジノができるのはまだまだ当分先の話しですが、警察庁も仕事をしているところを政府に見せなければならないのでしょう」(同)

カジノにあるスタンダードな1ドル機は777が揃うと一撃で12~15万円相当が出る。万枚出るパチスロ機はなくなるが、これではカジノとパチンコ店の差はあまりない。

いずれ、パチスロは純増1枚になるのではないか、ともいわれている。そうなれば、パチンコの確変もいよいよなくなる可能性だってある。

ギャンブルと遊技の線引きがはっきりされたら…

パチンコが右肩上がりの時は、公営ギャンブルを蹴散らしてきたが、そのしっぺ返しが始まる。

考えただけでも恐ろしい。


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出率も賞品上限も2/3規制


6月19日はある種業界の記念日になるかも知れない。業界が突き進んでいたギャンブル性と完全に決別する日として。

この日、業界6団体の首脳陣が警察庁に呼び出され、風営法の規則改正についても内示を受けた模様だ。

表向きは依存症問題で呼び出されたことになっているが、業界人の関心事はどうしても風営法の改正内容だ。

日報ではこれまでも改正を含めてあるべき方向性を提案していたが、その通りの形で決着しそうだ。

一番の関心事は、落とされる出玉率の中身だ。

4月4日付の日報のタイトルは「パチンコの出玉規制の強化で出玉率はスロット並みの150%以内か?」だった。

その理由はこうだった。

規則上1日営業(中時間出玉率)に相当する出玉の上限は、
打玉に対し
パチンコは2倍まで。

・遊技機規則別表第四(1)ロ(ニ)
「遊技機の試射試験を十時間行った場合において、獲得する遊技球の総数が発射させた遊技球の総数の二分の一を超え、かつ、二倍に満たないものであること」 

スロットは1.5倍まで。

・遊技機規則別表第五(1)ロ(ト)
「設定ごと及び規定数ごとに、(ホ)規定する試験を六千回行った場合において、獲得する遊技メダル等の総数が、投入した遊技メダル等の総数の一・五倍に満たないものであること」とある。

そうすると、
パチンコ
打ち玉
100発×600分=60,000発

出玉
(60,000発×2)-60,000発=60,000発
60,000発×4円=240,000円

パチスロ
投入
(3枚×6,000ゲーム)-822リプレイ=17,178枚

払出
(17,178×1.5)-17,178=8,589枚
8,589×20円=171,780円

このように、1日で獲得することができる上限はパチンコ約24万円、パチスロ約17万円となり、パチンコの方が約7万円も多く玉を出せる性能がある。

そもそも、パチンコは2倍以内に対して、スロットが1.5倍以内という差があることもおかしなことだったが、出玉規制として考えられるのが、パチンコもスロットに合わせて1.5倍以内に抑えられるのではないか、ということだ。

以上の、予想が諮らずも当たってしまうことになる。しかも、もっと悪い方向で。いうなれば、現状の3分の2にまで出玉は抑制されることになる。

釘調整問題も日報では再三再四、設定をつけるしかないことを投げかけていたが、その方向で進むことで決着する模様だ。

「出玉率は抑えられるけど、パチンコには4時間という中時間試験が増えたことで玉の減り具合が少なくなる。ということは消費金額のスピードが下がり、4円復活も期待できる。釘調整の問題も解決される。決してネガティブではない。消費金額を下げ、稼働を上げる方向に持っていくためにも、メーカーも機械代を出玉率と同じように2/3に下げる努力をしなければならない」(業界ご意見番)

今回の規制を業界が終戦を迎えたと取るか、大衆娯楽に戻るビジネスチャンスと捉えるかで自ずと今後の方向性も変わって来る。やはり、この規制をギャンブル志向から決別できる好機と捉えれば、未来も開けてくる。


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ヤマト便ショック! パチンコ業界に急浮上するラストワンマイル問題


「見本機を送ろうとヤマトに電話したら、今回だけは受け付けますが、今後は受け付けませんと言われて困っている」という話しを小耳に挟んだのは4月半ばのことだった。

その時は聞き流していたが、ヤマト運輸のサービス内容と運賃改定に伴い、6月19日からパチンコ、パチスロ台がヤマト便で事実上使えなくなったことが明らかになった。佐川急便でも一部地域ではすでに受け付けないところも出てきており、中古機流通に新たな問題が発生している。

ヤマト便の改正前は1個の重量が制限なしだったものが、1個の総重量が30キロまでとなった他、大きさも3辺の長さが200センチまでとなった。1梱包も30万円を超えるものは受け付けなくなった。これにより1台40キロもするような遊技機は受け付けてもらえなくなった。

ヤマト運輸は今回の改定理由を「新たな労働力の確保や社員の処遇改善、またラストワンマイルネットワークの強化のため」としている。

ヤマト便はドライバーが一人で運んでいるので、40キロも超える様な遊技機は運びたくないというのが本音だろう。

「ホールに届いたら、中が壊れていた、と結構、トラブルも多かったです。発送元は動作確認をして送っているので、壊したのは運送業者となりますからね。持ちにくいので落とす可能性がある遊技機は扱いたくなりますよ。ヤマト運輸の中には家財宅急便があるんですが、これはタンスや洗濯機などを2人で運ぶので運賃も当然割高になります」(中古機業者)とかなり同情的だ。

(※家財宅急便も今回の改定に伴いパチンコ、パチスロは取扱不可に)

ヤマトがだめなら佐川急便となるが、佐川もこれまで取引があるところは受け付けるが、新規では受け付けない営業所も出てきている。

その佐川にしても保険に入る場合は、新たに厳格な規定を設けている。

まず、新品の段ボール箱を使うこと。そして、指定業者の緩衝材でちゃんと機械を保護することが条件となっている。新品の段ボール箱を使うのは、運送途中での破損かどうかを明らかにするためである。

中古の北斗無双を運んだ時に役モノが壊れていた、として中古機価格の100万円を請求されたケースもある。運送業者にすれば遊技機は本当に面倒くさい荷物になっている。

パチンコメーカーはバカでかい筐体競争なんぞしている場合ではない。ヤマト便でも送れるように30キロ以下の筐体を作らなければ、いずれどこの運送会社からもソッポを向かれてしまう。

新台を運ぶ運送会社も重量が増えて1回で運べる台数が減っている。彼らだって運ぶ人のことを全く考えないメーカーには不満たらたらだ。

とりあえず、20キロの機械を作ろう。


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高級小型スーパー三浦屋に学ぶ


この動画は都内を中心に展開する高級スーパー三浦屋で撮影されたものだ。



客層を見て分かるようにお年寄りが大半を占めている。

三浦屋のすぐ隣には大手総合スーパーのイトーヨーカ堂がある。例えば、イトーヨーカ堂で98円で販売されているヨーグルトが、三浦屋では138円もする。それぐらいの値段の開きがあるにも関わらず、三浦屋のお客さんは平気で買う。

三浦屋は駅前の小型高級スーパーを9店舗展開していた4年前に、中堅スーパーのいなげやに買収され、完全子会社化されている。いなげやの狙いは小型店舗のノウハウを吸収することにもあった。なにせ、いなげやの2倍の客単価を三浦屋は誇っていたからだ。米粉パンやプリンなど自社製造食品や、調味料など高品質のプライベートブランド商品が人気だ。

三浦屋には4台のレジがある。

レジではレジ係が商品をレジ袋に入れてくれるだけではなく、さらに高級紙袋に入れてくれる。この利便性を求めてお年寄りはイトーヨーカ堂よりも商品が高いのに三浦屋で買い物する。

三浦屋の客単価が高い理由が客層に表れている。値段よりも品質、さらには商品を袋に入れてくれるサービスの方をお年寄りは選択している。

駅前小型店舗という意味ではパチンコホールにも共通する部分がある。ホールも駅前立地の小型店舗が全国にたくさんある。さらに客層もお年寄りが中心ということでも共通する。

イオンモールなどは数年に1回の割で、全面的なリニューアルを図る。店舗を入れ替えたり、レイアウトを全面変更して、雰囲気を変えることでマンネリ化を防ぐためだ。

お年寄りをターゲットにする場合、売り場はコロコロ模様替えはしないほうがいい。お年寄りの頭にはあの棚にはあの商品が置いている、ということがインプットされているので、模様替えされると困ってしまう。

ホールでも店内の台移動で模様替えをすることがあるが、お年寄りがメインの店舗なら避けた方がいい。好きな台は定位置にあるだけで安心する。

三浦屋の商品を袋に入れてくれるサービスとは、ホールの従業員がお年寄りに親切にすることだ。お年寄りは1人では寂しいから知り合いを求めてホールに来るだけでなく、従業員にも話を聞いてもらいたい人も少なくない。

「お客さんとしゃべって、楽しく打ってもらいたい。顔と名前を憶え、話の中から何が好きかを掴みながら、次回来た時はその話を振るとすぐ仲良くなれます。お客さんはできるだけ名前で呼ぶようにしています」(駅前小型店舗主任)

お年寄り主体の小型店舗は接客でカネをかけずにリピーターを作ることができる。


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