パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

柔道の噛みつき反則で思い出した、ホールの“噛みつき女子社員”

愛知・名古屋アジア大会の柔道女子70キロ級準々決勝で、衝撃的な場面があった。

日本の前田凛と中国の唐婧の一戦。寝技の攻防で、体勢を崩された唐婧が、なんと前田の左上腕に噛みついたのである。

しかも、一瞬の出来事ではない。審判から「待て」の合図が出るまで20秒以上、道着の上から噛み続けた。道着越しにもかかわらず、前田の腕にははっきりと歯形が残った。

前田は噛み跡を審判に見せて反則をアピール。数分間の中断を経て、唐婧の反則負けが宣告された。

このニュースを聞いたあるホール関係者が、20年以上前に在籍していた女子社員のことを思い出した。

仮にA子さんとしよう。

A子さんには、とんでもない癖があった。コミュニケーションを取るのが苦手で女子社員同士で揉め事になると、相手に噛みつくのである。それも一度や二度ではない。

当時は今ほどコンプライアンスに厳しい時代ではなかったこともあり、噛みつかれた側が警察に被害届を出すようなこともなかった。

しかし、カウンター業務を複数人で担当させると、A子さんがいるだけで何かとトラブルになる。

そこで会社は、A子さんを表回りの業務に配置転換した。

ところが、ここでも事件が起きた。

ある常連客は、ホール内にゴミをところ構わず捨てるなど、店にとっては少々厄介な客だった。

ある日、いつものようにゴミを床に捨てたところ、A子さんが注意した。

「お客様、ゴミはゴミ箱に捨てていただけますか。他のお客様にもご迷惑になります。どうしてもその場で捨てたいのであれば、私を呼んでください」と至って穏当な注意である。

ところが、常連客は「うるさい!」と逆上し、A子さんの胸倉を掴んだ。

その瞬間だった。

A子さんは反射的に、胸倉を掴んだ男の腕にガブリと噛みついた。腕には見事な歯形が残った。

いくら行儀の悪い客とはいえ、客の腕に噛みつくのはまずい。

「アイツがいると気分が悪い」と常連客は捨てぜりふを残して帰った。

会社も、これまで従業員同士のトラブルで何度も噛みついていたことは把握していたが、今回は相手が客である。さすがに看過できず、A子さんを解雇することになった。

ところが、事件はそれで終わらなかった。

後日、その常連客が弁護士を伴ってホールの事務所に現れた。

示談交渉が始まったのである。

その過程で、常連客がいわゆる反社会的勢力と関係があることも伺えるようになった。
最終的に示談金は100万円で決着した。

警察に被害届を出して刑事事件にするより、示談によって慰謝料を取る方がいいと判断したのだろう。

それにしても、女子社員同士のトラブルでも噛みつき、客にまで噛みつく。まさに「噛みつき」が彼女の必殺技だった。

その後のA子さんについては、風の噂で「SMクラブで女王様をやっているらしい」と伝わってきたという。

柔道では噛みつけば一発で反則負け。
ホールでも客に噛みつけば、当然ながらクビになる。

ただ、A子さんにとっては、最後にその特技を生かせる職場が見つかった、ということなのかもしれない。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

ぱちんこ回想記 第31玉 初めてのパチスロ

こんばんは。本日は10月6日の夜21時を回ったところです。昨日、大崎一万発さんとひやまっちさんが、私の住んでいる宮城県大崎市古川まで来てくれました。私が病気してヨロヨロしていると思っていたみたいで、会った瞬間「え?元気じゃん!」なリアクションが凄かった(笑)。いくら体調不良でも、そんな姿を見せたら変な空気になりそうなので、とりあえず強そうなフリをしてみました。お二人はとても明るく、なんだか凄く元気をもらいました。引き続き治療頑張れそうです。

「スーパーブラザーズ」で負けてしまうも、私には新聞配達という収入源があるので大分気持ちに余裕が出来ていた。そしてこの時期に、短い学生時代をどう「ぱちんことパチンコエンジョイ」するか?ふと決まったのであった。

これまで「D51」探しをしながらいろんな機種に出逢ったが、お客さんの居ないホールで打ってモノ凄い確率で負けてしまう。まぁまぁお客さんの居るホールで打てば大きく勝ったりもする。

これに気づいた。

新聞配達の給料を貰い、軍資金に余裕が出来たら賑やかなホールに行って勝負して、少しでも大きく勝ったら、その資金でお客の居ないホールに行ってぱちんこを楽しむ。楽しむけど結果負ける。

そしてまた賑やかなホールに行って勝負するも、そんなに甘くはなく資金がなくなる。そして新聞配達の給料待ちになる。

これの繰り返しの日々。

そしてこの時期に、何故か小説本サイズのパチスロの本を買ってみた。何故買ったのか?何処で買ったのかも覚えていない。その本には何機種かのボーナス確率やらリーチ目やらが解説されていて、読んではみたが全くと言っていい程分からなかった。

この後、5年後くらいに、この本を懐かしがって見ていたらガセ情報ばかりの本だという事を知った。たしか、「シティボーイ2」(パイオニア) や「コンチネンタル」(ユニバーサル販売) などの事が書いてあった本だったと記憶している。本を読んでいたら無性にパチスロというものを打ってみたくなった。

そして新聞配達の給料を手にした週の日曜日に、隣町のホールに行ってみようとフラっと行ってみる。ボーリング場にパチンコ店が併設されているW店に行ってみた。恐る恐る入店してみると、その入り口から真っ先に見えたのは、クリーム色パネルの「コンチネンタル2」(ユニバーサル販売)だった。いつもならグルっと見て回ってから何を打つか決めるのに、この日は何かに憑りつかれたようにすぐ着席した。


しかし着席したものの、何処を見てもメダルを借りる機器がない。キョロキョロしていると隣のおじさんが教えてくれた。

「カウンターで店員さんに、1000円分なら1000円分と言って1000円渡せばメダルよこされるよ」と。

初めて入ったホールで、初っ端から店員と話すのはキツ過ぎる…。ガキんちょだから1発退場もありうる。

でも打ってみたい。勇気を振り絞ってカウンターに行ってみた。この時代勿論のこと「ちゃんとパーマをあててる」店員さんがいた。

「すいません。メダル1000円分ください!」とアイフルのCMに出ていたチワワみたいな顔して言ってみると、パチンコの500個箱にメダルを入れてくれて「はいよ」と手渡してくれた。

なんだ。意外と優しいじゃない。ルンルンと席に戻っていざ実践。1枚入れてレバーを叩くとリールが回った。

「おーすげー!」どこから押したかも覚えてないくらいに感動した。でも何も揃わず。もう1回1枚入れて回してレバーを叩く。押してみるも何も揃わず。でも7の図柄だけはハッキリ見える。

もう1回回そうとしたその時、隣のおじさんが説明してくれた。

「1枚じゃダメだよ。3枚で回さないとスロットは当たらないんだ」

何故3枚掛けじゃないと当たらないのか、その理由は教えてくれなかったが、いい人そうな顔したおじさんだったので信じて3枚掛けして回してみる。何も揃わず。なんかパチンコよりお金なくなるスピードが早く感じた。

そしてパチンコは100円から出来るが、メダルは1000円から。そう考えると凄く怖い。

「これなくなったらやめよう」

そう思い回す。2回転目もハズレ。3回転目は7がテンパイして狙うも1コマハズレ。


「グオー!凄く惜しい!」と叫ぶと隣のおじさんが凄い苦笑い。そして忘れもしない3枚掛けの4回転目。左押して中を押して上段に青7テンパイ。右リールには赤7と青7が並ぶ。何回か首を縦に振って狙ってみると…。なんと呆気なく青7が揃ったのだった。

祝福のファンファーレが鳴るなか「やったー!揃った!」と叫ぶと、隣のおじさんがまたもや苦笑い。苦笑いしながらBIGボーナスゲーム中の遊び方を説明してくれた。

言われたようにやってみると、3枚掛けして左から押すだけでベルが揃いまくる。ただ1つだけ理解出来なくて謎だったのがJACゲームの存在だった。急に1枚掛けしか出来なくなり、同じ図柄が揃わなくても15枚の払い出しがある。何が何だか分からないがとにかくメダルがジャラジャラと出てくる。

何も分からないで打ってる私は心の中で「こんなにメダル出たら10万円くらいあるんじゃないか!?」とそう本気で思っていた(笑)。

そしてBIGボーナスが終わると店員さんが来て、台の鍵穴に鍵を差して回して無言で帰って行った。何をしたのかも分からず、10万円くらいになったと思った私は下皿のメダルを箱に移して即ヤメ。景品カウンターに行ってメダルを渡すとメダルの重さを量られる。

すると店員さんが私の打っていたコンチ2まで行って、何やらメダルを少々持ってきた。クレジット分50枚を下ろす事を知らなかった私。

今考えれば優しい店員さん。無言で文鎮を渡してきた。どう考えても思っていたより少ない。外に出て換金所で交換すると5000円にも満たない。せっかく当たったのにこれっぽちにしかならないのか…。すぐに当たったのにあまり興奮しなかった初のパチスロ。でもこの後にまた店内に戻り名機と出逢う。 

つづく



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

ロピアに刺激されるホール企業の生き残り戦略

今、食品スーパー業界が熱い。

ラムーやトライアルなど地方を基盤とするスーパーが大都市圏、首都圏へ相次いで進出する一方、関東を地盤とするスーパーも地方へ攻め込んでいる。その代表格がロピアである。

かつては関東のローカルスーパーというイメージだったロピアの名前が全国区になったきっかけの一つが、2代目社長の高木勇輔氏と元フジテレビアナウンサーの加藤綾子との結婚だった。

2021年の結婚報道では、「カトパンの結婚相手はロピア社長」と大々的に報じられた。それまでロピアを知らなかった人にも、その名前が一気に浸透したのである。

もちろん、ロピアの成長を女子アナとの結婚だけで説明するのは乱暴だ。業績を押し上げてきた最大の要因は、商品力や価格競争力、そして積極的な出店戦略など、経営そのものにある。

ただ、結果的に「カトパンの旦那さんのスーパー」という強烈なキャッチフレーズが、ブランド認知度を押し上げたことは間違いない。

しかも、そのタイミングでロピアは関西、中部、九州、さらには台湾へと出店エリアを拡大していた。メディアやSNSで話題になったことも、進出初期の集客には少なからず追い風になったはずである。

筆者の地元、大阪・茨木市でも、ここ数年で2店舗がオープンしている。それだけロピアの勢力拡大は目覚ましい。

そんなロピアの躍進に刺激を受けているのが、すでにスーパーを経営しているホール企業だ。さらに食品スーパーを経営の新たな柱にしようと構えている。

「食品スーパーも競争は激しいが、食べるものは生活に欠かせない。なくなることはない。食品スーパーにドラッグストアまで組み合わせれば百人力だ。ウチとしては小売業を経営の中核にしたい」(同ホール関係者)

食品スーパーは利益率こそ高くないが、日常生活に密着している。景気が悪くても人は腹が減る。パチンコ客が減っても、夕飯の材料まで不要になるわけではない。

さらに面白いのが、ホール跡地の活用である。

最近では、閉店したホールの跡地に、食品や日用品を景品にしたクレーンゲームが急拡大中だ。メインターゲットとしている主婦層にもウケがいい。遊びながら今晩の夕食の材料を獲る。人気の秘密はここでも「食品」がキーワードになっている。

パチンコの射幸性だけに頼ったビジネスモデルには限界が見えている。

ならば次に必要なのは、射幸性ではなく生活そのものに入り込むことなのかもしれない。

ホール企業が食品スーパーに目を向け始めたという事実は、単なる異業種進出ではない。それはむしろ、「射幸性だけでは将来を描けない」ことを、ホール企業自身が認め始めた証拠なのだろう。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

オメガはなぜ今、キコーナの牙城に大型店をぶつけるのか

京都・向日市の国道171号線沿いは、2016年12月の新規オープン以来、「キコーナ京都向日店」が総台数1055台の巨艦店が地域一番店として君臨してきた。

競合店としては隣接する「オメガ向日市」(470台)、少し離れて「ZETTA京一久世店」(1226台)が営業していた。その中で「ZETTA」は今年7月にクレーンゲーム専門店に業態転換した。

そんな場所で、オメガが更地から大型店を新築している。


一見すると「なぜ今さら?」である。

しかも、業界全体が縮小している中での大型投資だ。普通に考えれば、無謀な賭けにしか見えない。しかし、今回のオメガの出店を単純な「パチンコ人口の奪い合い」と見ると、この投資の意味を読み違える可能性がある。

オメガが狙っているのは、もちろん「向日市」ではない

今回計画されているオメガ新店はは、1000台を超える大型店になる可能性がある。運営する第一物産は近年、北陸や滋賀県のからの撤退も進めてきた。そんな会社が、久しぶりに更地から新築する意味は重い。

つまり「ここを今後の旗艦店にする」という意思表示と見る方が自然である。

現在のオメガ向日市は470台。パチンコ285台、スロット185台で、駐車場は400台。新店が1000台級なら、単純に店舗規模は倍以上になる。

しかし、向日市だけを商圏として考えれば、そんな台数を埋めるのは難しい。だからこそ狙いは、「市内客」ではなく国道171号線を走る広域客と見るべきだろう。

キコーナの牙城に穴を開ける

キコーナ京都向日は1055台、駐車場660台。しかも京都府下最大級を売りにしている。

つまり、このエリアでは「大型店=キコーナ」という図式が完成している。

オメガが400~500台の既存店をいくら頑張って改装しても、この牙城を崩すのは難しい。

ならば答えは一つ。

同じ土俵に上がるしかない。500台の店が1000台の店と競争する場合、品揃えにしても設備にしても、新台導入にしても資金力で不利になる。

ところが1000台級なら、話は変わる。

スロットを強化しながらパチンコも一定数確保する。低貸しも含めて客層を広げる。大型駐車場を武器にして、向日市だけでなく長岡京、京都市南区、さらには西京区方面まで商圏を広げる。

「客が減ったから大型化する」のではなく、「広域から客を奪うために大型化する」のである。

競合店の「ZETTA京一久世店」(1226台)という大型店の閉店もオメガにとって、逆にチャンスでもある。


斜陽産業で大型店を作る場合、重要なのは「新しい客を1000人集める」ことではない。閉店した店、弱った店から客を集めてくることだ。

パチンコ人口そのものが増えなくても、競合店が減れば一店舗当たりの取り分は増える。小さくなったパイを何店舗で分けるのか、という問題は別である。

10店舗で分けていたものを5店舗で分ければ、1店舗当たりの取り分は増える。

だから今後のホール経営では、「市場が縮小しているから投資しない」という判断と、「市場が縮小しているからこそ勝てる店に投資する」という判断が分かれる。

オメガは後者を選択した可能性が高い。

ただし、最大の問題は「キコーナも黙っていない」こと。ここが今回の出店の最大のリスクである。

キコーナはリニューアルで1パチを160台に増台、1000円184枚スロットも導入している。単に大型店であることに胡坐をかいているわけではない。

つまり、オメガが1000台級の新店を作ったからといって、キコーナが1000台の既存店のまま何もしないとは考えにくい。

新店効果が切れた後に、どちらが客を維持できるか。ここからが本当の勝負になる。今回のオメガの出店は、「パチンコ業界は復活する」と読んだ投資ではないと思う。

むしろ逆だ。

「これからさらに淘汰が進む。だから生き残るなら、今のうちに勝てる場所に大きく張る」――――そんな意思決定ではないか。

パチンコ業界が縮小しているからこそ、500台の中途半端な店を守り続けるより、1000台クラスの旗艦店に経営資源を集中し、周辺の撤退・弱体化店舗から客を吸い上げる。

オメガが仕掛けたのは、業界全体への反転攻勢ではない。「向日市という市場を取りに行く」のではなく、「国道171号線の商圏を取りに行く」という最後の陣取り合戦なのかもしれない。

ただし、この戦いでオメガが勝つためには、新築のピカピカの店を作るだけでは足りない。結局、最後に客が選ぶのは箱の大きさではなく、「この店なら勝負できる」と思わせる営業力である。

大型店を作ることがゴールではない。大型店を作った後に、どう客をつなぎ止めるか。そこにオメガの本当の勝負が待っている。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

オーナーが残した役員給与打ち切りで骨肉の争い

オーナーの死によって、地元で愛されてきた700台クラスのホールが揺れている。

生前は複数店舗を経営していたが、残された店舗は1軒のみ。地域密着営業をモットーに繁盛していたが、時代の流れとともに店舗数を縮小。低貸し営業へと舵を切り、利益は往時の半分以下に落ち込んでいた。そんな中、社長の長男に重くのしかかったのは、父の遺産よりも骨肉の争いだった。

オーナーには4人の子がいた。男1人と女3人。長男はホール運営を一手に担い、社長として現場を指揮してきたが、3人の娘たちは一切経営に関わってこなかった。にもかかわらず、オーナーは生前、3人の娘にも「役員給与」として月々20万円ずつを支給していた。理由は 「井戸を掘った者は家族にも水を与えよ」という家訓のようなものだったようだ。

しかし、オーナーの死によってその“家訓”が家族を引き裂く火種になった。

長男は経営を引き継いだものの、業績の悪化に頭を抱えていた。

「本当はホールを閉めたいけど、妹たちに毎月おカネを渡さなきゃいけないから、閉めるに閉められない…」

さらに追い打ちをかけたのは、オーナーの遺言だった。遺産は4人で25%ずつ平等に分けるよう明記されており、店舗内の自販機に至るまで、どの番号を誰が引き継ぐか細かく指定されていた。ところが、そこに妹たちへの役員給与の記載は一切なかった。つまり、形式的には「社長の判断で支払いを続ける義務はない」ことになる。

長男は悩んだ末に、妹たちへの毎月20万円の支給を打ち切った。経営体力を維持するための苦渋の決断だった。しかし、当然ながら妹たちは納得せず、「父が生前に約束していた」「実質的な遺産分与だ」と主張。話し合いでは収まらず、最終的に裁判にまで発展した。兄妹の関係は完全に断絶し、地域一番店だったホールも今や家族不和の象徴となってしまった。

こうしたトラブルは、家族経営のホールでは決して珍しくない。創業者のカリスマ性によって支えられていた「血縁中心の経営」は、二代目以降に入ると崩壊しやすい。とりわけ、働いていない家族への“名ばかり役員給与”は、経営実態と乖離しており、後継者の負担となる。

この種の問題を防ぐには、生前に経営に関わる人とそうでない人を明確に線引きすることが必要だ。

また、役員給与を「労務の対価」ではなく「生活支援」として支給していた場合、その性格を税務・法務面で整理し直すことも不可欠である。

家族だからこそ揉めるのが中小企業の相続。しかし、感情論を排し、制度と契約で関係を整理することで、血縁と経営の両立は可能になる。今後は「情の経営」から「ルールの経営」へ。これが、このホールのような悲劇を繰り返さない唯一の道である



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。