アナタは月に3万円の小遣いを貰う、妻子持ちのサラリーマン。そんなアナタは今の4円パチンコが打てますか?
当然その3万円には1カ月の交際費とかも含まれてるワケで、全額パチンコにブッ込んでしまうのはあってはならない事。
そんな状況で、夕方に退社してから本当に「今日もパチンコ屋寄ってから帰ろう♪」と思えるのか?
これが斜陽産業に成り果てたパチンコ業界の全てを物語ってるんじゃないのかな。
案外誰も文字にしてるのを見た事ないんだけど、甘デジでもMAX機でも、当らなければ金使うペースは同じという事実。
平均初期投資額とか客滞率とか、店から見ての数値的な違いは明白なんだけど、打つ方から見ての感覚的なモノだけで語らせて貰うと「ペロッと1万やられる」ってのは大差ないんだわ、残念ながら。
ここに今のパチンコの病理が凝縮されてるんだよね。
「だから今は1円パチンコがあるんじゃないの?」
ここまで読んでそう思った方も多いでしょうけども、あくまで店での扱いが客にとって適正な場合にのみそれは正解。
どういう数値が適正なのかって話は割愛するが、1円パチンコが誕生した当初の「4円パチンコへの導線」・「4円パチンコのおまけ」として粗利を重視されなかった存在意義は跡形も無い。
今や1円パチンコは店の延命手段でしかなく、業界全体を考えた場合に店側・客側、はたまたメーカーにとっても破滅に向かっての痛み止めにしかならない。
パチンコを自分で打たないけど、イイ大学出た頭の良い方々が数値を分析してあーだこーだと能書き垂れて、数字的に最後の帳尻だけ合わせていった結果が今なんだよね。
不景気がどーのこーの…
他の余暇産業がどーのこーの…
言いますよねぇ、お偉い方々は。
でもそんなの関係ねぇ!パチンコがもっと魅力的で、本来の大衆娯楽の側面を失わなければここまで打ち手は減ってねぇYO!
まぁね、実際は関係ないことも無いとは思いますが、それくらい跳ね返すパワーはあったんですよ、本来のパチンコって。
4円パチンコでの大衆娯楽への原点回帰!
全てにおいてコレを掲げて改革していかなきゃならんと思うのですよ、ボクは。
機械的には最低賞球を引き上げて、当らなくても最低遊べる時間を引き延ばすのも良し、ホール経営的には機械代強制圧縮の方向で強烈な圧力を創造するとか、もっと打ち手の方にお金が回る状態に戻していくのが今の世代の絶対的使命だと思うんだ。
あと、ココ十数年で決定的に間違ったのは「間違った社会進出」ですよ。
ボク自身色んなトコで書いてますが、パチンコはその存在自体がグレーで、その立場をわきまえて来たからこそ生き残り繁栄してきた産業だと思う。
非常に言い方は悪いですが、社会の端っこで世捨て人みたいな立ち位置がパチンコ業界にとって適正なんです。
三店方式や釘調整の問題、その他山盛りのグレーゾーンがクリアにならない限り、世間一般からみたら真っ黒クロスケなんだわ。
そんな状態で社会に向けて「ボクらは真っ白デス」みたいな主張を展開して社会の真ん中に出て行こうとするから当然叩かれる。
「なに調子乗ってんの?」ってね。ほんと当たり前だ。
ちなみに某大手の株式上場も、個人的にだがボクは大間違いだと思ってる。
さりげなく売っちゃいけないケンカ相手に売っちゃった感アリアリだが、気にしない気にしない。ケセラセラ。
でね、結局南極何が言いたいのかと言うと、上で書いた「大衆娯楽への原点回帰」と共に、パチンコ業界はもう一度足元から自分を見直せってハナシだね。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。