パチンコ日報

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パチンコに嵌らなかった私と嵌った彼女の後日談

後日談。



その後、それぞれの新しい道にも慣れた頃、パチンコにすっかり嵌った友人とお茶をしました。



久しぶりに見る彼女は、たった10年の間に何があったの?というくらい変貌していました。



外見も、価値観も、まるで別人です。



話の大半は、パチンコ絡みと、そこで出会った男性の話題…。



パチンコは、楽しくて買いたいものが有る時は、ちょっと寄って、お金を調達してくるのだそうです。



パチンコ店は、私の財布と豪語した彼女が、何処まで本気で言ってたのかは、解らないのですが。



スラリとしてた体型は、無残に3倍、浅黒い唇から常に吐き出されるタバコの煙は、絶えることなく。



この姿で、漫然として台を見つめる姿は、想像するとぞっとするものが有りました。しかし…



結婚し、有り余った時間を大好きなパチンコに費やし、適当に楽しむ。そんな彼女からしたら、私や彼女の旦那さんは、真面目で何が楽しいのか解らない人種なのだそうです。



話題は、理解し難いことが多く、中でも義理の娘さんが高校生で、代打ちをしていて結構、稼いでいると言う話は、親子して何かずれているし、世の中をなめてると感じました。



また別の話では、用事で役所に出かけると、インフォメーションでなにやら揉めてる男性がいた。



何気に聞いていると、生活保護を貰ったその男性が、その日のうちに、全部パチンコで使い果たしてしまったらしいのです。それで明日から生活出来ないからもう一度欲しいと詰め寄っていたのだそうです。



彼女曰く「保護費のお代わりなんて、信じられない…」。でも私からして見たら、貴方も十分、信じられませんから。



そう言いたい気持ちで思ったのは、その男性もお代わりが必要なほどせずに、楽しんでれば、後ろ指を刺される事もなかっただろうに。



彼女も、代打ちする娘を褒めてどうする? ちょっとした倫理観のズレが、積み重なって自分だけは、変じゃないと思っているのだろうなと。



結局は、パチンコに嵌ったから、変わったんじゃなく、自分が選択して今に至ってるのですよね。



彼女とは、それ以来すっかり疎遠になってしまいましたが、今でも、楽しんでるんだろうな。娘さんも一緒に行ってるのかな?



とパチンコのCMを見ると、ふと思い出します。



CMと言えば、旦那の稼ぎが帯になる~と言うのがありますが、旦那の稼ぎが銀玉になるも、パチンコに嵌らなかった私からしたら一緒です。





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ビギナーズラックでもパチンコにはまらなかった私

私のはじめてのパチンコ体験は今から15年ほど前に遡ります。



職場で3人仲のいい友達がいました。



そのうちの一人の彼氏がスロット好きで時々一緒に行っていたようです。2人はZippoの金と銀の御そろいのライターを持っていたんですが、彼氏がある日台を取るのに、金のZippoを置いていたら、なくなっていたことにスロットで負けた以上に悔しがっていた話を聞いたことがありました。


そんな強者の彼女が、私達に、昼休みに行って見ない?と誘ったことがきっかけでした。会社の隣には超~大きなパチンコ屋さん。



それで私は1回くらいは、社会見学のために行って見ようと思い、のこのこ(笑)とついて行ったのでした。



ちなみに私の部署はお昼休みが1時間半もありました。テレビを見ながら、飲み放題の、ヤクルトやジョア、お菓子が食べられました。そういう、ゆるい時間をパチンコに当てられる環境でした。それで お昼休みに、新人女子3人で、こっそり行って見たのでした。



誘ってきた彼女はスロットコーナーへ。私たち2人はパチンココーナーへと別れました。



私は見よう見まねで玉を出して、ハンドルをグイッとひねってみました。台は確か人の名前っぽかった気がします。



で、玉を見てると、そのうち、真ん中あたりに変な風に玉が入って、他のは下の穴に落ちて行きました。



で、私の悲劇は、ここから始まったのです!



落ちる玉をボケ~ッと見てると、いきなり、爆音がして、台が光り始めたのです!



心臓バクバクで、手を離しかけたその時でした。



隣のオジサンが「お嬢ちゃん、ダメだよ」と私の手を押さえて、ハンドルにお金?か何かを挟んでくれました。



そして、店員さんが明らかに私の座ってる台の番号を連呼して「○○番台フィーバー」とか「ジャンジャンバリバリ」とかマイクで叫び始めたんです。



それがもう恥ずかしくて。



挙げ句、店員さんが足下に箱を置いて、あろうことか私の頭上に「フィーバー中」見たいに書いてあるプレートを付けて行ったのです。



もう、この状況に耐えられず、気が動転した私は、今までにない裏返ったかん高い声で隣の親切なオジサンに「これ、あげます!」と押し付けて、ダッシュでその場を逃げ去りました。



ロビーで心臓をバクバクさせてると、一緒に行った仲間が「見てたよ~派手に光ってたね~」と面白がる始末。



台を放棄したので、悪い事をした気持もあり、ずっと恥ずかしくて、ドキドキしていました。



玉がどんどん出てきたら、本当にビックリで、ついて行けないです。



私は、その後は、一度も行ってないのですが、もう1人は、玉がどんどん出るのを体験したくて、1人で行くようになりました。



私は、出てビビり(笑)興味を無くし、もう1人は、興味を持った。



依存性になるか、ならないかのボーダーラインは、そんな紙一重のところに、あるのかもしれませんね。







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理不尽な業界

私は現役店長です。先日掲載された「店長の悩み」という記事を読んで寄稿します。



自由闊達なコメントが入り本当に充実したエントリーになったと思います。



ただ業界人側と遊技者側の間に、大きな溝もあることも分かりました。



トイレの件です。



ホール店長の本音は、誰でも「トイレを自由に開放したい!」と思っています。



トイレの緊急事態の際に、あーだこーだと言いたく有りませんし、困っている人たちに開放をしたいのが本音です。



これに反対するホール店長はいないと思います。



これを阻害するのは何でしょうか?



これは警察との駆け引きでもあるのです。



ホール店長の多くは、雇われ店長でしょう。だから自分が不祥事を起こしたくないのが本音です。



一歩間違えれば、営業停止に追い込まれます。これは非常に重大な問題でもあるのです。



その損失は計り知れません。



だからと言って、困っている人を見捨てるわけにはいきません。



ただ警察は、法律に則り物事を言って来ます。それだけではありません。

警察関係者も人間です。こちらが納得出来ないことも、こちらが飲まされる事もあります。



多くのホール店長は、警察から目を付けられるのを避けたいので、言いなり状態になるケースも多いのです。



18歳未満禁止でも、トイレはOKだと解釈する人もいますが、この時の対応をどうするのかまで、警察は明文化していないと思います。



トイレ客が入場して退場まで、従業員が見張っていれば「18才未満入場禁止の例外になるのか?」と確約されている所轄なら、その様な方法を取れますが、全国全て決まってはいないと思います。



こんな状況では、ホール店長は対応に困る事もあるのです。だから先日の記事では「その点を再確認しましょう!」と言う啓蒙記事だったと思います。



当ホールの地域では、こんな例があります。



提携駐車場を利用しているホールの話です。



同じ提携駐車場を利用しているAホールとBホールがあります。



従来はAホールもBホールも、利用時間分の駐車サービス券をお客様にお渡ししていました。



ある日こんな指導がAホールに入ります。



「駐車サービス券は金券に相当するものであるので、特定のお客様だけに駐車サービス券を渡すのは好ましくない」



Aホールは、駐車サービス券を渡すのを中止しました。



その代わり、駐車時間分を精算できる受け付け機をホールカウンターに設置して対応しました。



つまり、お客様が提携駐車場から受け取った駐車券を、ホールカウンターで清算してしまうと言うことです。



こうすれば、お客様に駐車サービス券を渡す必要はありません。



ここで理不尽な事があります。



同じ提携駐車場を利用するBホールには、その様な指導は入らなかったのです。従って、Bホールは未だに駐車サービス券をお客様にお渡ししています。



こんなこともあります。



Aホールは、DM持参のお客様には、ジュースや日用雑貨の提供をしていました。



これも所轄から駄目出しがありましたので、即刻中止しました。



ところが、Bホールには、そんな指導は入らなかったのです。



ホール業界人なら、所轄によって方針が違うことも分かっています。所轄の中には、あるホールにだけ厳しい指導をするケースもあるのです。



これらの事情は、極一部の例で、もっと多くの事があるのです。



だからホール店長は、警察関係の事には、慎重になり、時には怯え、ある時は抗議や意見も言えないこともあるのです。



この点から、ホール店長がトイレ貸しについて慎重になるのだと思います。



最後に一言書かせてください。



ホール店長だって、困っている人を誰でも助けたいのです。



以上



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ホールはお客の声をメーカーへ届けよ

昔と違い、釘を大きく曲げる事は出来なくなった。



警察の指導で概ね垂直。



昔のパチンコファンならお分かりだろうが、昔は一発台などは、釘を大きく曲げてその性能を発揮していた。



一発台だけでは無い。



セブン機だって昔は通称「おまけチャッカー」があり、釘を大きく開けて玉をベース口に入賞をさせていたものだ。



当時は、メーカーが機械を設計、製作して、ホールが釘を曲げ、二人三脚で機械の性能を引き出したものである。



これをホール側から言わせてもらうと、ホールが釘を曲げなければ、ヒットしなかった機種は多かったと言うことでもある。



この事はメーカーも承知していたから、お互い協力関係にあった。



しかしメーカーは、昔の姿勢が薄れなくなろうとしている。



その姿勢は販売方法などに現れだした。



メーカー優位の立場が鮮明になってきてそれが当たり前にもなってしまった。



メーカー側は、自分たちが業界を動かしていると勘違いする者も出てきた様だ。



それは間違いでもある。



昔は常にメーカーとホールの立場は同じだった。



その上にお客様がいた。



しかし最近は、山頂がメーカーで、山腹にホールがあり、麓にお客様がいる状況だ。



昔なら、釘を曲げる事によって、機械の性能を上げることが出来たが、今の機械は、ホールがメーカーが「与えている」機械をどのホールも金太郎飴の様な調整しかできない。



それは液晶内の演出や版権内容で勝負している機械に限界が現れてきた証拠でもある。



メーカーもそれは十分承知しているだろう。



ホール側が機械の購入数を抑え、お客様の財布の紐が硬くなり、機械の寿命が縮んだ事で、メーカーの足元に火がついた。



だからだろうとは言わないが、今月26日には、パチンコファン対象の「パチンコ・パチスロ・フェスタ」を開催する。



ファンの声を吸い上げる為のイベントだろう。



これはこれで善。



しかしこれだけでは不十分でもある。



殆どのお客様はそんなイベントには参加できないし、そんなイベントがある事も知らない。



元店長がこう言っていたのでハッとした。



「この様なイベントをどうしてホール側と全面協力してできないのだろうか?」



その通りだと思った。



全国のホール全てが参加するのは不可能だけれども、地域の代表ホールが参加して、全国的にPRをするべきでもある。



東京は大市場だけれども、東京は地方以上に「格差社会」でもある。



つまり東京の市場と、地方の市場、つまりお客様の動向が違うのである。



東京の場合、レベルの高い富裕層が多いのだか、私の感覚では、そんな人達の多くはパチンコはしない。



富裕層でパチンコをする人たちは、平気でホールへ入場できる感覚を持っているが、富裕層でパチンコをしない人々は、ホールへ入場する事に大きな抵抗を感じるものである。



私の知る富裕層の多くの人々は、競馬(馬券購入)や麻雀はするが、パチンコはやらない。



それくらい、東京は格差社会であると同時に、偏見が渦巻く社会でもある。



パチンコの参加人口の年齢分布や、所得分布の調査をして、それに合わせた戦略が業界で必要だと思うの時期が今だ。



それだけ待った無しの状況なのに、ホール側とメーカー側の協力関係は、言葉の上だけとしか思えないのは、私だけではないであろう。



東京だけでは無い、全国のファンの声を聞ける体制を敷くべきだと思う。

それには何が重要か。



ホール側の声を聞き、ホールが吸い上げたお客様の声をメーカーに届けられる体制を業界全体で構築出来ればと思う。



以上



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コメントのお礼に代えて、就職課職員より

今回、寄稿した就職課職員です。



このたびは多くのコメントをお寄せ頂きました事を心から御礼申し上げます。



職員一同全文を拝読しました。全てとても参考になるご意見でした。



寄稿が掲載された後で、元店長さんに連絡を入れました。その時話した本音は「戸惑い」というものでした。



理由はコメントを拝読して、私どもが想像していた以上に、ホール企業の考え方の違いを感じたからです。



ホール企業への就職を検討していた学生が、元店長さんと会うというので、これはいい機会だと思いお会いしました。



その第一の理由は、この1~2年で急増している学生のホール業界への熱い視線です。業界大手のマルハンさん、ダイナムさんなど多くの企業へ注目が集まっています。



就職課の私もそうですが、パチンコ業界の負の遺産を全て知りません。特に22才前後の年齢だと、今のパチンコ業界の事しか見えないのが現状です。



それに対して、親御さんたちは「送金問題」をはじめ、「在日産業」「脱税」「パチンコ依存者」などという負の遺産のイメージを多く持っています。



ここに親子間(世代間)のギャップがあります。



それに対して学生の多くは、大手ホール企業なら間違いないという意識があります。



ホール業界に限りません。就職先を選択する時、まず、大手企業に目が向き、それがダメなら段々会社規模を下げていく傾向があります。



ホール業界に限定して書くと、マルハンさんなら大丈夫だという、先入観から入る事がほとんどだと感じています。ダイナムさんやガイアさんにも同様の先入観があります。



学生には企業選択の場合の注意点を指導しますが、この会社規模からくる先入観は、固定概念化されていて、なかなか変えられないのが現状です。



地方にIターン就職する学生は、地元では大手の企業を選びます。それは、安定を求め地元では聞こえが良いからということが根底にあります。



大手イコール「将来性」「安定性」のイメージが強いのです。



安定志向が強いのは重々承知していますが、ホール企業の場合、一般の業種とは違うと感じているのです。



それは卒業生が入社した後の本音で分かります。



大手ホールの場合、同期入社が大勢います。離職を考える前に、同じ境遇の仲間がいるため、お互い励まし合える環境にある様です。



また、配属された職場にも、大学の先輩がいる事もプラスに働いています。

これは大手だからあるプラス側面です。



しかし、これらのプラス側面が充分に発揮できないホール企業もあると感じていました。



それが一部のコメントの中に「やはりそうなのか」と思う内容があります。



今回の寄稿を通じて改めて感じたことは、ホール企業の新卒採用後のフォローには、各社の方針の差が大きいということです。



例えば、小売業などと比べると、差の幅が大きいと思うのです。



これを前回の寄稿で温度差と書きました。



コメントでもそのことが読み取れます。



学生が入社後不安を感じることが増える傾向にあります。これは当然だと思うのは甘えでしょうか?



ある大手ホールに就職した卒業生から聞いた話を紹介致します。



店舗に配属されてから業務内容や人間関係に不安を感じたときに、上司に相談をしたそうです。



店長は35才。



その店長からは基本的に「頑張れ」程度のアドバイスしかなく、解決策がなかった様です。



そうなれば、相談した側は必然的に、気持ちが落ち込んでいきます。

結果、会社や職場や業務に不満を抱くようになり、離職しました。



同様のケースは、ホール業に限らないのは承知しておりますが、その割合は、他の産業とくらべて多い、と感じいます。



私が寄稿をした理由は、ホール業界に学生の熱い視線が送られているからこそ、これから先のことについてお願いをさせて頂きました。



コメントの中に「使えないなら切る」とありましたが、それだけ厳しい業界なのでしょう。



その点に不安を覚える新卒者もいることは否めません。



就職の相談を受ける側の人間として思うのは、これから数年間は、新卒者のホール業界志向が高くなると思います。



それは就職先の幅が拡がることなので、私どもは歓迎しています。



だからこそ、学生側の立場でお話しをさせていただきました。



また、寄稿させて頂きます。



今後もご指導のほど宜しくお願いします。



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