パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

新型コロナウイルス対策で今ホールがすべきこと


常にホールの定点観測を行なっているが、気付いた点をいくつか上げてみたいと思います。

2月26日、23区多摩地区合わせて8ホールを定点観測。

❶マスク着用ホールマンはゼロ

マスクについて、スタッフに質問したが、中にはマスクを出来ればしたいと答えたスタッフがいました。

また、顔見知りのスタッフや主任クラスのホールマンは「内緒ですが上が認めてくれません」と。

全く知らないホールのスタッフは、「上からの指示は全く無い」と。

大手ホールの一部は、マスク着用を認めていますが、定点観測した8ホールでマスク着用を認めているホールはゼロでした(聞き取り調査による)。

今やマスク着用は、相手に移さない為のエチケット化になっております。無症状でも保菌者になるわけですから、私の個人的な考えは、ホール経営者はマスク着用を認めるべきです。

❷洗面台の水量

かつて私は、パチンコ日報や業界誌で、コスト管理シリーズでは、洗面台の水量を大きくしない等の記事を掲載しました。

水石鹸の濃度も同時に管理するようにも訴えました。そうする事によりスタッフにもコスト管理意識が高まるからです。

しかし今は非常事態。水量は多くして欲しいと思います。細菌を流し易くして欲しいと思います。

❸ハンドルやレバーやボタンを営業時間中に拭く作業

これはいちいち消毒剤を用いていませんよね。拭くタオル(雑巾)は、使いまわしていますよね。つまり、細菌を各台に撒き散らしている行為になります。今後、改善すべき点です。

❹水石鹸を切らさない

あるホールで従業員が小便をしておりました。石鹸で手を洗っていません。理由は、水石鹸が切れていました。

2台ある洗面台、両方共に切れていましたね。常日頃から、水石鹸を補充してないホール、結構有りますよね。水石鹸は切らさないで。

❺和歌山で臨時休業したホールの件

有田のホールの臨時休業を知らないスタッフが、質問をした11名の中で7名もいました。
幹部クラスは知っていても現場スタッフは知らないケース。これも問題です。

❻体温測定

あるホールは、体温計を10本購入して、早番遅番のスタッフ全員に体温を計らせ始めました。これについて、5ホールに質問しましたが、全て検温せず。

可能ならば検温した方が良いです。あるホールでは、無理して出勤していたケースあり。
そして、休めないと店長は具合が悪いに出勤したケースも。

皆様のホールに、感染者が立ち入りしただけで、臨時休業と消毒作業ですよ。
有田のホール、千葉と名古屋のスポーツジム、全て臨時休業と消毒作業。
恐ろしい話です。






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あなたの店が半年後に閉店。その間何をする?何をすればいい?


昨年9月に閉店した伊勢丹府中店を見学したホール企業のうち2社が、昨年と今月、幹部メインで研修会を開きました。

老舗百貨店などが閉店をする際に、必ずテレビ局などのマスコミが最終日の模様を報道します。

当たり前ですが、パチンコ店が閉店する際にはニュースにはなりません。
その理由は分かっているが業界人としては悲しいところではあります。

ホール企業Aの1号店の創業は1965年。今年は創業55年目になります。

研修はこの1号店の「閉店が決定した」との嘘報告から始まりました。

専務が神妙な面持ちでこう口を開きました。

「大変残念ですが、諸事情から1号店は2020年9月をもって閉店します」

当然理由を聞きたいと会議室は騒然としました。

専務は次の質問を投げかけました。

「閉店前に、1号店でやり残した事は無いか?」
「これから閉店まで何をするべきか?」

紙を配り5分以内に、
①やり残した事
②何をするべきか
を書くように指示しました。

結果14名の出席者は、5分以内に何も書けませんでした。

その後、「これは嘘の閉店報告だ」と告げ、研修が始まりました。

突然の閉店報告に驚いたため、5分以内に何も書けなかったのですが、一同、分かったのは、日頃から閉店するなんて考えて日々の運営をした事がなかったことです。

つまり危機感を持って店舗運営をしていないことにも繋がります。

江戸時代の侍は何かあったら腹を切る覚悟で生きてきました。

高度成長期、侍は猛烈サラリーマンに代わり、猛烈サラリーマンは大きな仕事を任せられたら、失敗すれば退職を覚悟するくらいの危機感を持って仕事に臨んだはずです。

パチンコ業界でこれから必要なのは、ハラキリの覚悟を持ってお客様に対応できるか?と言うことかも知れません。

半年後に店舗閉鎖を告げられたら、ホールの皆様は、今日からどのような覚悟で店舗運営をしますか?

伊勢丹の閉店を観察しながら、店舗運営の違う側面に触れたと現役店長は言います。

お客様への接客は笑顔で丁寧に行うのは当たり前の事。
これが出来ているホールは多いはずです。

出玉については、どうでしょうか?
これは各社の状況により異なりますが、大半はお客様からの評価は悪いはずです。
悪くても来店して頂けているのですから有り難いことですよね。

では、あなたの店舗が半年後に閉店するとします。

今までの視点と違う所は、この思考から始まります。

感謝されながら惜しまれながら閉店するのか?
次からどこのホールへ行こうか?と思われながら閉店するのか?
これでパチンコとは縁を切ろうと決心させるのか?

今まで考えたことがない角度から店舗運営のありかたを探り始めます。

閉店するならば、全員が惜しまれながら閉店をしたいと考えます。

ここで重要な視点は、惜しまれながら、とは何を起点にそう思うか?

研修会は、このことから議論が始まりました。

飲食店の閉店ならば、
・もうあの味は食べられないのか?
・あの店主の顔が、あの女将の顔がみられなくなるのか?
と惜しまれる事でしょう。

スーパーならば、毎日買い物に行っていた所(場所)がなくなる。つまり習慣がなくなる寂しさが起因する惜しまれ方もあるでしょう。
また何時もの店員さんと会えなくなる寂しさからくる惜しまれる方もありますね。

こうやって様々な業種に置き換えてみて思考すると、お客様に対するホール運営とは何かを深く考えることが出来ます。

違う角度から、今迄考えた事もない角度から、日々のホール運営を考えてみることにしました。

要点は一つだけ。

閉店した時に、常連さんからどのようにして惜しまれるか。

色々な意見が出ました。

惜しまれながら閉店するにはどうするか?(笑)。
誰もが考えた事がない発想です。

あなたに突然、冷水を頭に浴びせたとします。
あなたは、何と叫びますか?どんな行動を取りますか?
直ぐに想像は出来ますよね?

では、あなたはホールが半年後に店舗閉鎖した時に、
お客様に惜しまれながら閉店する理由は想像できますか?

そこなんです。
これは中々難しい問いなのですね。

惜しまれる。

「惜しまれる」を辞書で引くと、様々な意味が出てきます。
辞書によっては、「愛おしむ」にたどり着きます。

愛おしむの意味。

愛着を持って大切にする。
深い愛情を持って可愛がる。

つまり店舗閉鎖の時に、惜しまれながら閉店するには、

①愛着を持たれたホールであった。
②愛情を受けられるホールでありつづけること。

この2点がキーワードになります。

ここで唐突ですが、10年後20年後のホールについて考えてみましょう。

後日営業1号さんのエントリーで紹介されると思うので、詳細は割愛します。

将来のホールは、ほぼ無人化される方向にすすむはずです。
すでに、極力ホールスタッフを半減以下にしたホールが出てきています。

将来的には、極限まで、玉レス、コインレスになります。周辺業者は、無人化ホールを念頭に置いて商品の開発を行っています。

ここで想像してみて下さい。30年後に生き残ったホールについて。

管理遊技機は進化を重ねて、完全玉レス&コインレスになっているでしょう。

ホールスタッフは、500台ホールに1人で十分です。

ホールもキャッシュレス化が進んでいるはずです。大きな現金を動かすホールがキャッシュレスになれば、防犯の観点から行政は賛成します。

装置産業であるホールは、店舗スタッフがゼロでも回る産業なのです。今はその環境がないだけです。

コンビニではすでに無人化の実証実験が始まりました。アメリカや中国ではすでに無人コンビニがスタートしています。

話を戻します。

皆様が行きつけのコンビニが閉店したら惜しみますか?
都会のコンビニならば不便と感じても、中々惜しむ気持ちまでいかないのではないでしょうか?

無人コンビニがあなたの近くにあり頻繁に利用していたとします。
この無人コンビニが閉店したら、有人コンビニよりも惜しむ気持ちが低くなると思いませんか?

あなたの近くに、行きつけのホールが2軒あったとします。

完全無人化ホールと今と変わらないホール。

どちらも同時閉店した場合を想像してみて下さい。

閉店を惜しむ気持ちは、どちらのホールの方が強いと思いますか?

もうお判りと存じます。

惜しまれながら閉店するホールと言うことを念頭に置いた場合、一番重要なのは、「 人 」だと言うことにお気づきになるでしょう。

人=店舗スタッフ。

同じモノを同じ価格で提供しているならば、自販機と店舗は同じ。

しかし、惜しまれながら閉店、と言う視点ならば、自販機があったことの方を惜しむ人は皆無ではないでしょうか。

研修会では、以上の様な核心にせまります。

つづく




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百貨店のグランドクローズを観察した一行に芽生えた意識変化


日頃は常に、「お客様に喜んで頂こう」と業務に満身創痍のホールの皆さんだが、一部のホールを除けば、出玉で喜んで頂くには中々の矛盾が生じています。

最近、地域1番店で出玉が良好だったホールの集客に異変が。

4円のみのホールですが、午前中から17時までの集客が落ち込んでおります。
昔からイベントはやらず、年賀状さえ出さない強気のホールさんです。
接客は平均以下、カウンタースタッフはガムを噛む(笑)。
それでも地域1番店。
つまり還元率が高いホールだから支持されている。

出玉で支持されていたホールが、還元率を下げたら、お客様目線で話すと、スタートが悪い台の比率を上げたら、そのホールの支持理由に何が残るのか?

接客は平均以下でカウンタースタッフはガム(笑)。

これはある意味、危険な環境であります。

だからこそホール運営は、出玉だけに頼ってはならないのですね。

私の昔の寄稿に何度も書いてありますが、ホール運営は「合わせ技」が必要で、合わせ技によりリスクを分散させることが重要です。

かつて40玉交換が主流だった時代、

JR東日本の中央線の駅前に、等価交換で超高稼働のホールがありました。

目の前には50玉交換店。

当時のフィーバークイーンは、保留玉連チャンが売りで、1回の大当たりで最低でも2000発以上出ましたから、3連チャンで24000円、4連チャンなら32000円。

回らなくても、40玉交換主流の時代にこのホールさんの等価交換は大変支持されておりました。

昔、全国それぞれのホールは、独自性つまり特色を出して営業しておりましたが、等価交換横並びでは優位性を見出せなくなりました。

この中央線の駅前店は、現在の稼働はかつての半分以下の3割になってしまいました。
平日午後には9割の稼働だった昔、今はガラガラです。

つまり、ホールの王道は出玉で勝負ですが、その優位性の特色がなくなれば、リスクになるということになります。

だからこそ、リスク回避の為に、合わせ技が必要となります。

次世代ホール作りの為に、これから何を計画して、どのようなホール作りが必要なのか?

百貨店のグランドクローズを見学した本部長クラスの業界人は何を思ったのか?

①長年継続可能なお客様とホールの接点の模索。

②ホールスタッフの接客の重要性。

③ホールが提供することによる、お客様への驚きと期待の提供。

等価交換横並びの時代に、お客様に支持されるには何が必要か?
もちろん第一は出玉ですが、その出玉をかつてのように維持出来ない場合はどうするのが良いか?

特に②の接客の重要性は、挨拶や笑顔だけの接客ではダメだと気付いたようです。

つづく



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百貨店の閉店最終日を見学して学んだホール企業3社14名の面々…その③


9月30日に閉店した伊勢丹府中店。

9月に入ってからは、テナントの各店の従業員とお客様の間では次のような会話が増えた。

客「次に行くお店は何処?」
従業員「渋谷の東急です」
客「必ずいくわね」

伊勢丹府中店採用の従業員のケース。

客「こんどは何処」
従業員「まだ決まってません。私は府中店採用なので、閉店したら次の働き先をみつけないと。この歳なので大変です」

地域に根ざした店が閉店する時、色々な問題点が炙り出される1つに、お客様と従業員との連帯感の崩壊がある。

閉店当日を見学したホール企業の面々は、閉店当日を見学する前に、約1カ月前から交わされる、お客様と従業員との会話の話題をレクチャーされた上で、午後から閉店まで、地下から最上階を見て回った。

上階にあった食器売り場のレジを見てびっくりする。
処分価格になった商品の精算のために80人以上の人が並んでいた。

7階の文具売り場の棚は、最終日を迎える前からセールを行っていたので、ほとんどの棚は空っぽ。

1階の靴売り場のレジにも長い長い行列が出来ていた。

最終日に何回も見かけた光景がある。

お客様が店内を撮影していた。

本来ならば、店内撮影は禁止だが、テナントの従業員や伊勢丹の社員でさえ注意はしない。
お客様の気持ちを察しているからだ。

ホール企業の社員はこんな光景を目撃して、心が揺さぶられたそうだ。

食品売場の女性従業員とお客様が名残惜しいように会話をしていた。
お客様は60歳代のご夫婦に見え、奥様は目に涙を溜め、従業員もハンカチで涙を拭って、ハグをしていた。

従業員と奥様が並んだ姿を旦那様がスマホで撮影。

それを見ていたホール企業社員は、咄嗟に旦那様に「撮りましょうか?」と申し出た。
「ありがとうございます、撮ってもらえますか?」
「はい!」。
ホール企業社員は3人一緒に映る写真を撮ってあげたそうだ。

後でご夫婦に話を聞くと、「あの従業員は、開店以来からの人で、いつも買い物をする時は、商品について相談したり、暇な時は雑談したりしていました」。

奥様が大好きな従業員なので、会話が楽しみで23年間通ったみたいなものだと教えてくれた。

従業員の次の就職先は決まっていないようで、これが今生の別れになるかも知れないと。

「あの従業員さんとの別れもつらいけれど、お店が無くなると、明日からどうしたらよいか、しばらくは悲しいわね」と奥様。

閉店時間19時が近くなると、同様の光景が増えてきた。

惣菜売場では、最後の値引きが始まる。

30%が半額になった。

半額シールを貼りながら泣いている従業員もいた。
見ているこっちも胸が張り裂けそうになった。

職場が無くなることを、実感したことが今までなかったホール企業社員の面々。

しかし、1万8000店あったホールが1万店を割った。同業者には職場や会社が無くなったケースは多々あるわけだ。

つづく


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百貨店の閉店最終日を見学して学んだホール企業3社14名の面々…その②


寄稿の途中で、このようなニュースが飛び込んで来た。

セブン&アイ・ホールディングスは、国内のコンビニで今後1000店舗の閉鎖・移転を実施することなどを含めた事業構造改革を発表した。また、2022年度までに自然減を含めて、そごう・西武1300人、イトーヨーカ堂で1700人の計3000人の削減に踏み切ることを発表。

高島屋は10月11日、港南台店(横浜市)を2020年8月に閉店すると発表した。
また、子会社の米子高島屋(鳥取県米子市)の全株式を2020年3月に地元で商業施設を運営する企業に売却することも明らかに。

両店ともに収益の改善を目指したが、採算が取れなかったと。

これは、百貨店ビジネスや総合スーパービジネス以外に、コンビニビジネスにも陰りが見えて来たと言うニュースだ。

長年つづくビジネスモデルの大半は、修正に修正を重ねて綿々とつづくものだ。

百貨店ビジネスの崩壊は日本だけではない。世界的にが始まっている。

今年1月、ニューヨークの目抜き通り五番街にある、二つの老舗百貨店が相次いで店を閉じた。
共に100年以上の歴史を誇るヘンリ・ベンデルとロード&テイラー。5番街でも淘汰される百貨店。

消費者の消費行動の変化に、百貨店を始めとした小売業が世界的に追いついていない。

ホール業界も同じで、消費者の消費行動に追いつかないと、4円20円の遊技人口は増加しない。

ホール業界の皆様で、自店舗の完全閉店を経験したことがあるのは、何人くらいるだろうか?

私は過去に自店舗閉鎖の経験はないが、閉鎖の流れをつぶさに見てきたことは2度ある。

百貨店の閉鎖、ホールの閉鎖、ともに人間模様が見える。

もし、パチンコ日報を読む業界人の皆様の店舗や会社で、店舗閉鎖が起きたら、どんなことが起きるか、何が起きるか想像したことはあるだろうか?

つづく



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