パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

今年は給料日直後の海の日だったが…


例年、海の日は7月の第3月曜日だったが、今年は東京オリンピック開催に向け、変則になった。本来なら海の日は20日だったが、東京オリンピック開会式の24日の前日にずらし、体育の日改めてスポーツの日を24日に持って行って開会式当日を祝日とした。世間では4連休となった。

残念ながらコロナの影響で東京オリンピックは延期になったが、パチンコ業界にとって今年の海の日はラッキーな1日、となったホールが少なくなかった。

サラリーマンの給料日は25日が一般的だが、今年の25日は土曜日。24日、23日は祝日となれば、給料が振り込まれるのは22日となり、ウハウハ気分で4連休に突入したことになる。

「今年の海の日は関東地区は雨。オリンピックも延期、海水浴場も閉じるところが多いので行楽気分でもなかった。給料日直後ということでパチンコは稼働は良かったですね。今年は開けるべきかどうか悩みましたが、平常営業にしました。去年は甘く使ったので軍団に狙われて苦い経験があったからです。今年も総勢10人ぐらいが押し寄せてきました。釘を読む担当がチェックしましたが座ることなく帰って行ったのでホッとしています。ウチと競合する店舗も開けてはいませんでしたが、稼働は良かった」(関東地区ホール関係者)

国民の祝日「海の日」と言えば、パチンコ業界では言わずと知れた特定日である。

コロナ禍で迎えた海の日が、例年よりも好調だったのは、給料日直後、という要因が大きい。第3月曜日では給料1週間前で財布の中も余裕がなくなる時期である。

7月の最大の特定日である7日についてもこのホール関係者はこう話す。

「設定はある程度入れましたが、粗利はたっぷり取れました。去年よりも粗利を取っているところが多かったように思いますが、特定日に期待しているホールはウハウハでした」

休業期間中の赤字をこんな日に補填してしまうか。そんなことをするから客離れが進むのだが、人間の心理として負けるからパチンコを打つ、という側面もある。

それは、ハンドルネーム「パチンコがなくなれば幸せ」氏のコメントに凝縮されている。

「自分も四号機時代にのめり込みすぎて200万近くの借金を作りました。仕事を二つ掛け持ちして数年かけて返しましたが残ったのは後悔と自己嫌悪。なんでこんなものに俺はのめり込んでしまったのだろうと考える日々を過ごしましたが結局スロットややめられずいまだにダラダラと打ち続けてしまい、また自己嫌悪の日々です。パチンコパチスロが無くなればこんな思いをしなくて済むのになぁと日々思ってます」

負けるからパチンコをするとは言え、こういう依存症に支えられている業界では脆弱としか言えない。

予定以上の粗利を取り過ぎたら昔の経営者は店長を叱り飛ばしていたものだ。




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儲からないから止める


婦人服専門の大手に勤めた後、独立して東京・世田谷の高級住宅街で婦人服の店を開業して25年になる人が、このほど店を畳むことを決めた。理由は緊急事態宣言解除後も太客だった高齢者がほとんど姿を見せなくなったことで売り上げが激減したためだ。

場所柄、既製服よりも10万円ぐらいのセミオーダーを買ってくれる客層が多かっただけに、経営が一気に悪化した。

顧客名簿を繰って近況伺いの電話営業も掛けてみた。

「もう、出歩かないので服も買わなくていい」

「流行に興味がなくなった。家にある服で十分」

と購買意欲がまるでないことが伝わってきた。

太客の一人に不動産会社の社長夫人がいた。その人とは30分以上も話し込んだ。

「今もずっと家にいるわよ。だって東京は感染者が増え続けて怖いもの。余計なところには出て行かないようにしているから、お洋服は不要不急のものだということが分かったわよ。それに誰が着たかも分からないものは試着もしたくないわ」

今回、世間話をする中で初めて分かったのが、不動産会社夫人は、単店だがパチンコ店も経営しているということだった。

規模は400台ほどで、緊急事態宣言中は休業していたが、不動産の賃貸収入があるので、ホールを閉めていても困ることはなかった。

ホールは数年前から息子に任せているが、「今どき大手チェーン以外、われわれのような弱小店はホール経営をやる時代ではない。ホール経営はコストと手間暇ばかりかかり儲かる時代ではない」とすっかりやる気を失っているようだ。

景気がよかった時代は日売り1000万円で、粗利は200万円、月6000万円の粗利が入り儲かったのも今や昔。

「儲かっている時代は客層にも目を瞑っていたけど、コロナの問題で休業要請を受けているにも関わらず営業しているホールに来る客層のレベルを見ていて、息子はつくづく嫌になった、と言っています。それで、ホールは年内で閉めるつもりよ。ホールの跡地にはテナントビルを建てる。今はパチンコよりも小売りの方が儲かる。テナントビルにすれば賃貸収入が入るし、その方が楽」

儲かるからやる。儲からないから止める。これは当たり前のことかも知れないが、そうやって異業種からパチンコ業界へ参入してきた企業の大半は、今や跡形もなく消えている。

最後に残るのは経営者を含めて社員も本当にパチンコのことが好きな人たちによって、ユーザーが喜んでくれる新しいパチンコに生まれ変わる努力をして、パチンコの明かりを灯し続けて欲しいものだ。




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低価交換仕様で出玉が出せる機械を開発中


「ホールのサービスは飲食業に比べたらそんなに難しくない。美味しいものをちゃんと出せば怒られないが、飲食は出すタイミングから始まり、要求が多岐にわたって高い」と話すのはホール役員で飲食業も兼業する。

確かに、飲食店で最初に注文したドリンクが遅いだけでお客はイライラする。乾杯のスタートを遅らせるようでは落第。さらに追加のドリンクがなかなか来ない店は「この店は使えない」の烙印を押されてしまう。

ドリンクは早く出すのが鉄則だが、料理は早く出せばいいというものではない。

客も食べる順番やスピードがあるので、ホールスタッフは常に客に目配せをしながら客のタイミングに合わせる必要がある。

顧客満足度を上げることがリピーターにつながるということは言うまでもない。

では、どうやって顧客満足度を上げるか? 

答えは現場にある。

つまり、来店した顧客に直接意見を聞く。会計するタイミングでスマホによるアンケート調査のお願いをする。料理の味、出すタイミング、スタッフの接客、クリンリネスは行き届いていたかの項目にチェックを入れてもらう。

特に店にとってありがたいのがネガティブコメントだ。ネガティブコメントをその都度潰して改善していけば自然といい店に近づいていく。

飲食業界で有名なのが、牛角は客のクレームを300円で買い取って急成長した、という話。

同社のホームページにはお客の声がいかに大事かを次のように紹介している。

牛角三軒茶屋1号店オープン当時、なかなか思うように店舗経営がうまくいかなかったことから、我々はある試みを行いました。

それは、お食事がお済みのお客さまにアンケートを配り、お店について『悪口』を書いてくれた方には300円の割引券をお礼にお返しするというものでした。

厳しいご指摘もたくさん受けましたがすべてを真摯に受け止め、すぐに問題解決に取り組みました。そして、そのひとつひとつの積み重ねが、店員ひとりひとりに真のプロ意識を根付かせ、今日に至ることになったのです。

すべては、自らを見つめなおすきっかけをくれた『お客さまの声』あってこそ。

以上引用終わり

ホールでも客の声を集めているケースは少なくない。

しかし、その声が反映されることが少ないから稼働に結びつかない。飲食業界では美味しいものをちゃんと出せば怒られないわけだが、パチンコ業界で客の要望は「もっと玉を出せ」。勝ったり、負けたりの中で、この基本中の基本ができていないから、客は腹が立ち見切りをつける。しまいには「ボッタクリ店は潰れろ!」と毒づかれる。

飲食店でいうところの美味しいものを提供が、パチンコ店では出玉を提供することになる。

では、どうやって玉を出すかと言えば簡単なこと。とっとと等価・高価交換を止めてしまうことだ。

「出玉性能を抑えられたら一発逆転のチャンスはなくなる。交換率を下げることで綱取り物語のような面白い機械を作ることもできる。出玉感を今の基準に合わせるためには、回して、バンバン当たりを出す機械を開発している」(事情通)

メーカーも等価・高価交換仕様の機械から、低価交換用の機械も開発が始まっているようだ。

パチンコ経営が二度おいしいのは貸し玉で売り上げが立ち、出玉交換でも換金差益にあったからだ。等価交換が主流になって20年余り。その時代を知らない経営者が増えた。

1世の時代、40個交換が主流の時に48個交換で「出玉の王様」を謳ったホールもあった。1世の時代はいかにして他店よりも出玉を増やすかを考えた。

低価交換で玉をバンバン出す。これが大衆娯楽の原点でもある。



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ギャラクシー賞を狙うドキュメントの中でパチンコ店も取材対象


ある地方局でドキュメンタリードラマの企画が持ち上がり、取材が進められている。テーマはコロナ騒動の時の中小企業の対応にスポットを当て、「コロナの裏で何があったか」を記録として後世に残す狙いもある。

業種は飲食業、スーパー、物流、交通機関などのほか、パチンコ店が含まれている。

コロナ関連倒産件数が最も多いのが飲食店である。

8月3日に発表した帝国データバンクの資料によると、新型コロナウイルスの影響で倒産した全国の企業は406社に達している。業種別では、営業自粛などで売り上げが大幅に減少した飲食店が56社で最多だった。ホテル・旅館が48社、食品卸が27社だった。

飲食店は体力がないことが浮き彫りになるが、何もしなかったわけではない。飲食店が取った企業努力は、イートインがダメなら、テイクアウト用の弁当販売だった。

「容器の選定から始まり、丼型はすぐに品不足になったようです。で、お店が一番苦労したのが、弁当は冷えて食べることを想定しなければならないので、冷えた時に店と同じ味を出すのに試行錯誤があったようですね」(テレビ局関係者)

弁当は1コイン(500円)が相場で、これではいくら販売してもたいした利益にはならない。

「営業自粛要請が出ている時期でも居酒屋の中には闇営業をしているところがありました。暗幕をして外に光が漏れないようにして、常連客を相手に店を開けていました。中年の一人暮らしの男性が主な客層ですが、店を開ければ1万円から1万5000円の売り上げはありがたかったようです」(同)

パチンコ店には中小ホール5法人に声を掛けたところ1社が取材に協力してくれた。ここで見えて来たことは、オーナーがアルバイトを含めて従業員に給料を出す努力をしていたことだ。他の業種では休業中のアルバイトまで給料の面倒を見るケースは少ない。

「雇止めをすることなく、アルバイトにも満額を支払ってところが、凄いと思いました。やはり内部留保は他の業種よりもある印象ですね。特に飲食業の内部留保は厳しい。今回中小企業にスポットを当て取材を進めていますが、ニュースにはならないニュースが沢山出てきました」(同)

放送はコロナ終息した時期を想定しているので、まだだいぶ先のことになるが、狙うはギャラクシー賞だ。

これは、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために、1963年に創設したもの。

審査は放送批評懇談会会員から選ばれた選奨事業委員会が担当する。賞の決定を第三者に委託する顕彰制度が多いなか、ギャラクシー賞は、放送批評懇談会の会員が一貫して審査にあたり、賞の独立性を維持しつづけている。

2019年のテレビ部門ではテレビ信州のチャンネル4「カネのない宇宙人 閉鎖危機に揺れる野辺山観測所」、報道活動部門では中海テレビ放送(鳥取県米子市)制作の中海再生への歩み~市民と地域メディアはどう関わったのか~が大賞をそれぞれ受賞している。



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出張型風俗からホールへ転職


東京で若者のコロナ感染が急増する中、出張型風俗で働いていた女性が「コロナで濃厚接触するのが怖くなった」という理由で仕事を辞めた。

高校中退で学歴はない。キャバクラで雇ってもらえるほどの美貌もなかった。

次の職探しをする中で、学歴が問われることなく、時給が高くてなおかつコロナの感染対策を徹底している業種を探した。この3つの条件に当て嵌まったのがパチンコ店だった。

さっそく、履歴書を8通出した。

で、最初に面接したホールで働くことにした。

ここは出社すると毎日従業員の検温を行っていた。接客もマスクにフェイスガードを付けて行っている。遊技台の消毒も客が離席するたびに行っている。

お客に対しても入口を1カ所にして、検温と手の消毒を行い、マスクを付けていない客にはマスクを配布している。

「パチンコ店は自粛要請中に営業していた店が、相当叩かれましたから、クラスターを出さないためにも感染対策は徹底していると思っていたのが、想像以上に徹底して行っているので本当に安心して働くことができます」(A子さん)

ちなみに時給は1200円というところも気に入っている。

A子さんは、入社1週間は裏方作業をやらされた。

店長曰く「ウチの店の従業員が感染していて、それでお客様に移してしまうことだけは避けなければいけない。それで接客業務からは外した」と徹底している。

毎日の検温の後、ホールの外回りの掃除などを行っていた。現在は表周りに従事している。

「風俗の仕事は若いうちだけでそんなに続けられるものではありません。今回初めてパチンコ店で働いていますが、ファーストフード店や居酒屋などでバイトしたことがありますが、感染症対策はしっかりやっていますね。結婚してもずっとパチンコ店で働きたいと思っています」(A子さん)

営業不振でアルバイトを募集する業種もだんだんと減ってきているが、A子さんのように学歴がなくても雇って貰えるのがパチンコ業界である。雇用の受け皿になっていることは、やはり社会的使命を果たしている、と言える。



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