パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

ボートレースに興味を持つ若いスロッター


スロットコーナーで若者2人の会話が聞こえてきた。1人は見物イスに座って友達が打つのを見ていたが、2人の会話の中身はボートレースだった。

インスタの女王渡辺直美を起用してのテレビCMが奏功しているのか、若者がボートレースに興味を示している。1人はボートレース経験者なのか、盛んに当たりやすさを力説していた。

スロットを打っていた若者が興味を示したのが確率の甘さ。3連単でも確率は1/120。1/100の甘デジに近い感覚だ。



ちなみに、3連単の平均配当額は87426円前後だが、最高配当額ともなると68万円になることもある。

2人の会話を聞いていた業界人は、このままスロットからボートレースへ移行しないかと気が気ではなかった。

以前、ボートレースのことを書いたエントリーでも以下のようなコメントがあった。

「いやいや手軽さで言ったら100%競艇でしょ。公営は行かなくてもネットで購入や視聴できるし、時間を拘束されることもない。何よりパチンコと違って競技自体に魅力があるから。パチンコに愛想尽かした客上を上手く受け入れて売上も確実に伸ばしてます」(モンキーターンさん)

改めてボートレースをおさらいしよう。

ボートレースは全レース共通のルールとして6艇のボートが1周600mのコースを3周(1800m)走って順位を競う。他の公営競技と比較すると1レースあたりの出走数が少ないため、的中率が高いのも人気の理由のひとつで、単勝の的中率は1/6とサイコロと同じ。時間にして2分弱の勝負だ。

レースは内側のポジションが一番有利なので、1号艇から順に内側に並んでいく。スタートは加速をつけて5,4,3,2,1,0でスタートするフライング方式。外側に位置する4号艇、5号艇、6号艇は助走距離を大きくとるため、後ろの方からスタートする。内側有利の1号艇が、一番助走距離が短い。

舟券は1枚100円から。2連単がオーソドックスで1着、2着を予想する。6人で走るので2連単でも30通りしかない。公営競技の中では、一番当たりやすいのがボートレースでもある。つまり、あまり波乱はない。オッズは平均20倍。

競艇は選手の技量が問われるレースで、選手のランキングはA1,A2,B1,B2の4ランクある。勝率が選手の強さで、A1が最も強い選手となる。

選手には体重制限がある。平均体重は50キロ。体重が軽いほうが有利なので、50キロ未満の選手は体重を合わせるためにオモリを付ける。

スタートによって勝負が決まるようなものなので、平均ST率も予想の目安となる。数字は低いほどスタートが早いことを表している。内側有利の1号艇の勝率は35~40%。

レースはA1とB2の選手が一緒に出走する。では、A1とB2選手の技量の差をどこで埋めるかというと、モーターだ。

モーターは抽選で決め、レース開催日の6日間は同じモーターで走る。

モーターの調子によっても勝率に影響を及ぼすので、選手の勝率と、モーターの調子を見比べながら着順を予想する。

かつては、選手が唯一持ち込めるのがプロペラだった。支給されたものを自分なりに叩いてプロペラの曲げ具合などを調整していく持ちペラ制度だったが、選手のペラ叩き技術で差が出た。今は抽選ペラ制に切り替えられている。

これによって、各選手はペラの加工に掛ける時間、労力、費用が無くなり、予想するファン側もペラのことまで考えなくて良くなったので、初心者にも楽しみやすくなった。言い換えれば、持ちペラ制度の廃止によって、初心者には難解な予想もなくなり、今はモーターの調子だけを気にすればよくなった。

ボートレースでも初心者を取り込むために、ハードルを下げている。

パチンコはちょいパチで入門のハードルを下げているが、効果が出ているとは言い難い。

客が望む台作りとかけ離れていることが問題だ。

「海はノーマルでも当たる。泡と魚群しか出ないシンプルな台が好き。昔のゼロタイガーはVに入ると16ラウンド。ハネモノもシンプルなものがいい。今の台は赤保留でも外れる。液晶はイライラが募りガッカリさせる演出ばかりに力を注いでいる」(ユーザー)

面白くない機械に、渋い営業ではボートレースに興味を持たれてしまう、というものだ。


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変なパチンコホールが誕生する日は来るか?


Pepperくんが一般発売されたのは2015年6月。同年10月には法人向けのレンタルプラン「Pepper for Biz」がスタート。Pepperくんは月給5万5000円で働くことをウリにしている。



同年11月にグランドオープンした大阪・ナンバの「楽園」は話題のPepperくんを導入。入口でお客さんを迎え入れた。

「Pepperくんは時給換算したら200円。高騰する人件費を考えたら滅茶苦茶安いのでウチでも導入することを検討したのだが、断念した」と話すのは都内のホール関係者。

その理由がPepperくんの身長。小学生並みの121センチでは、どうしても目線が下がる難点があった。加えて、騒音が酷い店内ではPepperくんの声が聞き取りにくいという問題点もあった。

ホール関係者が望んでいるのは等身大の人型ロボットである。できれば、ホールの店頭に立たせて集客を図りたいと願っている。

実際、人型ロボットを導入して話題になっているのがH.I.S.ホテルホールディングスが運営するその名も「変なホテル」だ。



2015年7月、1号店をハウステンボス内にオープンさせた時は恐竜ロボットだったが、2018年2月1日にオープンした「変なホテル東京銀座」は2体の人型ロボットがフロントに立ち業務案内を行う。



世界初のロボットが働くホテルとしてギネス認定されている。

今後のオープン予定も含めると全国で16カ所のロボットホテルが誕生する予定だが、ロボットホテル培ったノウハウで新業態として「変なレストラン」「変なバー」「変なカフェ」と飲食部門でもロボット化進め、実際にロボットがお好み焼きを焼いたり、酒やコーヒーを作ってくれる。

実際にロボットがサービス業で活躍の場を広げているわけだが、すでにロボットのレンタルも行われている。

オリックスの関連会社であるオリックス・レンテックはロボットのレンタルを扱う専門会社で、女性型のアンドロイド「未来まどか」を扱っている。身長は170センチ。アピールしたい内容をデジタルサイネージの映像と合わせて身振り手振りでアナウンスする。



まさに店頭に立たせておけば、デジタルサイネージとの組み合わせで注目度、訴求度は一気に高まる。

日本でIRカジノがオープンする頃には、カジノ内で働くロボットを計画中のロボットメーカーがあるということは、ロボットが出迎え、ロボットが接客する「変なパチンコホール」が誕生する日は来る?



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今こそ正村竹一の精神で第三の遊技機を


遊技人口が減り続けている理由をパチンコメーカーは一番良く分かっている。自分たちが提供している液晶パチンコが完全に飽きられてしまっていることを。液晶演出やギミック演出でいくら激アツを装っても、ハズレであることをお客は気づき、追いかけなくなった。それだけではなく、パチンコそのものから離れて行ったことを。

「パチンコが衰退して行く理由は、規則でがんじがらめだからです。それでも昔の技術者は規則の裏をついてきた。ハッカー連中と同じような発想で、壁をぶち破ることが快感だった。でも、ますます規則が厳しくなり、クリエイターもお手上げ状態で、ゲーム業界に人材が流出しているからです」(開発関係者)

パチンコ初のカラー液晶が搭載されたのが1991年に発売された平和の麻雀物語である。27年間も液晶で当たり判別をする仕組みが続けば、そりゃ、お客さんだけでなく、作り手の開発陣も飽きるというものだ。

そこでメーカーとしては、パチンコでもない、スロットでもない第三の遊技機を開発しなければならない。それが、玉で遊ぶスロット=パロットだった。7社から8機種がリリースされたが市場の評判はイマイチで、2つあった組合も霧散した。

各メーカーが取り込みたいと考えているのが、スマホゲームのガチャファンだ。

日本のスマホゲームファンは課金額でも群を抜いていることが分かる。

アメリカの調査会社EEDARが発表したスマホ向けゲームに関する統計データで、ユーザー1人あたりの国別平均課金額で日本が1位、ということが分かった。

資料的には少し古いが、2015年のスマホゲーム市場規模は、アメリカとカナダを合わせた北米が54.1億ドル、日本が51.6億ドル、中国が50.1億ドル、韓国が13.7億ドルとなっている。一方、プレイヤー人口では、北米は1億3650万人、日本が4580万人、中国が3億1480万人、韓国が1930万人。日本のスマホゲームの市場規模が、プレイヤー人口のわりに大きいことが分かる。

重要なポイントはここだ。

スマホゲームに対する1カ月での平均課金額では、日本が24.06ドル、北米が6.61ドル、中国が2.88ドル、韓国が12.83ドルという結果となった。 

「結婚もしない独身男性で1カ月に10万円ガチャにつぎ込む人はざらにいます。1カ月30万円課金する人も数%います。第三の遊技機で面白いものを開発すれば、スマホゲームファンがホールで粘ってくれる。これからは射幸性ではなく、面白い第三の遊技機でスマホゲームファンを取り込みたい」(同)

この第三の遊技機がパチンコ業界の運命を握ることになるだろうが、同じような考えを持っているメーカーは1社ではない。それなら1社で特許を独占するのではなく、特許を皆で使うようにして第三の遊技機を広める必要がある。

そう、正村ゲージの生みの親である正村竹一が「みんなで仲良く使うがええがや」と言って特許を取らずに、正村ゲージでパチンコの面白さを各メーカーが広めたように。

今こそ、正村竹一の精神がパチンコ業界には必要だ。


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パチンコは社会のために役に立っているのか? 本気で議論する時期


新卒でホール企業に入社Aさんは、大学では建築科を専攻していた。入社2年、今年12月一杯で退職することを上司である店長に伝えた。

店長は当然ナゼ辞めるのかを聞くが、その理由を聞いて店長は引き止めることができなかった自分を悔いた。

Aさんの親は大工の棟梁で、弟も大工になっている。

Aさんもいずれ親元で修行して大工になるつもりだった。就職活動するときに親からは「今自分が一番やりたいことをやれ」とアドバイスを受け、パチンコが大好きだったために、ホール企業に就職した。

就活では5社から内定をもらった。初任給が他社より4~5万円高かったので今のホール企業に就職した。

Aさんは最低でも5年は勤めるつもりだったが、それが2年になったのは、パチンコが社会のために果たして役に立っているのか、疑問に感じるようになったことが原因だった。

確かに、来店するお客さんのためには接客にも努めて喜んでもらっている。パチンコをやる人には役に立っているかも知れないが、パチンコをやらない人、依存症の人にためにはパチンコの存在意義はないのではないか、と考え込んでしまった。

ホールが社員に対して行ってきた教育は、来店客に気持ちよく過ごしてもらう内容が主体で、パチンコが社会に役立っていることを教育することはなかった。

パチンコが社会貢献しているのは寄付やスポーツ大会を協賛したりしているが、それは副次的なもので、そもそもパチンコが社会に役立っているものなら、世間からここまでバッシングを受けることもない。

Aさんは店長にこう訴えた。

「どういう形でパチンコが社会のために役立っているかを納得させてくれたら、私は辞めません!」

しかし、店長はAさんを納得させるだけの答えを持ち合わせていなかった。

Aさんがホール企業に就職した理由はパチンコ好き以外にももう一つあった。就活するときに業界研究をするわけだが、この「パチンコは社会に役立っているのか」というテーマを面接でもぶつけたが、どこもAさんを納得させる答えはなかった。だから、自分でその答えを見つけるためにパチンコ業界へ就職した。

タバコ農家とパチンコは似ていると思った。

タバコ農家の3代目は「人間の体の害になるものは作りたくない。ガンや副流煙で吸わない人にも迷惑をかける」とキッパリタバコ農家を止めた。

タバコは社会に役立っているのか、と苦悩するタバコ農家と一緒だと思った。

パチンコが社会の役に立っているのかを答えられなかった店長は、業界が本気で議論する時期に来ていると感じた。

日報では、このテーマを何度か取り上げてきた。

給料以外にパチンコ業界で働く魅力作りとは

世界に誇れるパチンコに胸を張れ!

夢のある業界でなければ人材は集まらない

息苦しい世の中でパチンコが果たす本来の役割を発揮せよ

パチンコの新たなキーワードは「健康、長生き、若返り」

パチンコの存在価値を10個並べられますか?


社会的に存在意義が見いだせないと働く人のモチベーションも上がらない。


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パチンコ業界も競争から共創へ


少し前になるが元店長の「パチンコ業界は、現状の分析と未来を予測出来ないのか?」シリーズは12回も続いたこともあって、読者からは「長すぎる」などと批判を頂いた。ま、そういう声も織り込み済みで元店長が思うが儘に筆を走らせてもらった。

元店長が特に伝えたかったことは、一企業の努力では焼け石に水。全盛期から2000万人もの遊技人口を減らしてしまったパチンコ業界がすべきことは、川上→川中→川下までが一丸となって危機的状況を脱しなければならないということだ。

日遊協会長が「「いまの1000万人の遊技人口を、2000万人にしていかなければホールもメーカーも成り立たない。今年、来年は遊技人口を増やすことに集約してやっていく必要がある」が数値目標を表明したが、では、具体的に何を取り組むのか、というところまでの踏み込みはなかった。

一度失った信用を取り戻すには並大抵の努力では取り戻せない。10倍の努力と時間を要するとも言われている。1000万人を2000万人にするのは相当ハードルが高い数値目標だ。

「日遊協には設備業者も加盟しています。高い会費を払ってもらっても以上、設備業者にも希望が持てる意気込みを語る必要があった。特に設備業者の仕事は本当になくて困っています。誰も2000万人にできるなんて思っていませんよ。数字のことはそっとしておいて欲しい」(販社社長)

業界人は2000万人以上も遊技人口が減ったことをどう思っているのか?

パチンコメーカー営業マンが重い口を開いた。

「メーカーがどれだけいい機械を出してもオーナーは抜くことしか考えていない。いい機械が出ると未だに『ヨソには入れるな。次は言いなりに買ってやるから』と自分のところさえ良ければいい。競合店を痛めつけることしか考えていませんね。自分たちで遊技人口を増やすことなんかこれっぽっちも考えていませんよ。だから元店長の皆が団結しなければならないということが痛いほど分かります」

その集合体がパチンコ業界の各団体と言うことか。

ここで、パチンコ業界が少しでも共同でコトを始めるための、ちょっとしたヒントを紹介しよう。

それは吉野家ホールディングスとすかいらーくホールディングスが始めた「3社合同定期券」の発行だ。

合同定期券が使えるのは吉野家(国内1203店)と「はなまるうどん」(同472店)、ガスト(同1367店)の3店で、1日当たりの来店客数は3店合わせて約117万人に上る。

300円の合同定期券は8月27日から販売。これを各店で提示すると、吉野家では1食当たり80円引き、はなまるうどんではうどん1杯ごとに天ぷら1品(100~170円相当)が無料、ガストでは1回の会計につき100円引きとなる。使用期間は9月10日から10月21日までの6週間で、期間中は何回でも使用可能だ。

今回の取り組みからは外食企業が抱える危機感も垣間見える。働く女性の社会進出により、中食であるコンビニやスーパーの総菜に押され、外食市場は鈍化傾向が続いている。

外食産業同士が「競争から共創へ」というキャッチフレーズを掲げているように、中食に対抗するためには外食のライバル同士が手を組む時代になっている。

さぁ、パチンコ業界はこれをヒントにどう手を打つ!

メーカーの垣根を越えて互いの得意分野でシナジー効果を発揮できるようなことに取り組むしかない。


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