パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

廃業か新規事業に投資か


とあるターミナル駅にはパチンコ店が7店舗。いずれも300台前後の小型店ばかり。台数にして2400台あまり。

コロナ前の遊技人口は平日で800人。土日で1000人前後といったところ。で、アフターコロナで平日の遊技人口は400人ほど。まさに半減している。1店舗分の遊技人口を7店舗で奪い合っている。このままお客が戻って来なければ、かなりオーバーストア状態になってしまう。あと、4~5店舗淘汰されたら適正台数になるわけだが、後は体力勝負となる。

こんな状況はこのターミナル立地だけの話ではない。今、全国で起こっていることだ。

日報のコメントを紹介しよう。

「人的には業界淘汰の時間が早まって良いと考えていす。このまま中途半端に中小が息をしていてもあまり意味が無い。中小零細ボッタくり企業は近い将来潰れるのは明らか、遅いか早いかだけ。このままの業界形態で、この先遊技人口が増加するのはまず間違いなく無い。
人口に対するホール数が適正数に少しでも早く近付く、という意味だけで考えるならば新型コロナは決して悪い要因ではなかったと思います」

つまり、コロナが適正軒数になることを早めることになるということである。

今、経営者は大きな判断を迫られている。このままパチンコ事業を続けるか、それとも新規事業に投資するべきか。

「ウチはお年寄りで持っていたような店なので、営業再開しても全然戻ってきません。半減どころか3分の1まで減っています。夕方から7時、8時のサラリーマン客も今はいません。このままパチンコを続けるかどうか悩んでいますが、10人が10人止めることを勧めます。今は借金もなくなったのでパチンコを止めて、他に投資するかどうかを模索しているところです」(ホールオーナー)

パチンコ事業を続けることに疑問を持ったのはこんな理由だ。テレビのニュースで小学生が答えていたことに衝撃が走った。休業要請に応じることなくパチンコ店が営業を続けていたことに対して、「パチンコ店が営業していたことはおかしいと思います」と。小学生が持つパチンコイメージでは今後も遊技人口が増えることはない。

「このまま廃業しても、パチンコで借りてくれる法人もいない。金融機関はおカネを貸すことが仕事なので、金利が安い今はチャンス。攻撃的な借金をしてビルを改装して一棟貸しにするか悩ましいところです。ここ2~3カ月で結論を出さなければいけません」

6月、7月と赤字が続くようであれば、攻撃的な借金を選択することになるのだろう。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える


※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。



経営者のやる気を復活させるには機械代から


お断り
これはコロナ前の1月10日に書いたものです。コロナ後の今では多少の違和感があるかもしれません。


「パチンコ経営者はみんな金持ちだった」と述懐するホールオーナーは、会社の方向性に悩んでいる。後継者も今のパチンコの現状では跡を継ぐ気力もない。かといって息子に苦しい状況でバトンタッチさせるわけにも行かない。

かつてはパチンコの総合商社を標榜していた会社も見る影もない。1社で建物から機械・設備、さらにホール経営のノウハウまで一括で請け負う存在で異業種からの参入を後押しした。しかし、進化しない古いビジネスモデルは消える運命にある。

過去の成功事例でも通用しなくなって久しい中で、今後20年、30年先の将来の展望が描けないパチンコ業界…。インバウンドパチンコが成功して遊技人口が回復している姿も想像できない。自分の代で終わらせるのならこのまま店を売却して手仕舞いするしかない。しかし、ホールとしては売るタイミングを逃している。こんな同じ悩みを抱えているオーナーは少なくない。

「金持ちだった」と過去形になっているように、4パチの凋落の結果、すっかりパチンコは儲からない商売に成り下がってしまった。1パチで食いつないでいるのも建て替え時期がきている既存店舗で、既存の設備で、安い中古機で賄っているから何とか凌げている。低貸し専門店では新基準機に入れ替える余裕は中小、零細ホールにはない。

ここでホールオーナーがパチンコ経営から匙を投げたくなるのが機械代だ。瞬発力が削がれた新基準機では、かつてのようにお客も追っかけてこない。売り上げも上がらない=機械代は回収できない、となれば新基準機導入に二の足を踏む。気分はすっかりパチンコ業界から退場モードだ。

一方のメーカーは販売台数が年々下がる中で、売り上げを維持するためには機械代を値上げすることしか考えない。高騰する機械代が4円で稼働がつかないホールへどれだけ負担になっているかは、分かっていながらも、特に上場メーカーは会社の規模がでかくなりすぎて、おいそれと機械代を下げるわけにもいかない。

低貸し主流となった時代での高い機械代こそが業界が抱える一つのジレンマがある。メーカーは顧客先であるホールにたくさん機械を買ってもらうには、20万円台の思い切った価格政策が必要だが、安くしたからと言って倍売れる保証もない。

低価格遊技機の提供は下位メーカーなら可能でも、全国のホールへ普及するほどのヒット機を開発するのは並大抵ではない。

新台を買える大手だけを相手にする商売にしても、会社の規模が大きすぎるところにすでに限界は来ている。新台が売れなければ1パチへのお下がりのタマ数も不足する。

低貸し専門店でも新台が買えるとなると10万円以下の価格が求められる。やはりビジネスモデルは破綻している。

残された道は破綻したビジネスモデルの中で遊技人口を増やすこと。土台無理な話で終わってしまう。

何かを犠牲にするとすれば、メーカーが開発費をかけずに業界が輝いていた時のスペックで新台を出すしかない。

以下はハンドルネーム「名古屋人」さんの参考例

1991発売のパチンコ台【フルーツパンチ】

大当たり確率1/240

賞球数7&14
平均出玉4,000発(一般電役)
保留玉一個目に強力な連チャン性を有する。(第3停止出目で大当たり確定パターン有り、最大5連チャン)

当時の交換率
2.5円(40玉)〜2.38円(42玉)

連続240回転で大当たり確定!
(途中でリーチがかかったらアウト)

これくらいのスペックだから4円で使えた。今の基準では到底無理だろうけど、パチンコ台に天井機能を設ければ幾分ましになるかもね。連続回転ではなく、スロット同様純粋な回転数を求める事になるから封入式で釘が調整できなくするのは言わずもがなですが、、、(笑)それと、リーチがかかった時の特定スタート絵柄は大当たり確定パターンとなれば嬉しいのでは?



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。


コロナショックでホールは雇用の受け皿になり得るのか?


総務省が発表した4月の労働調査によると、パート、アルバイトなどの非正規労働者は2019万人となり、前年同月比で97万人も減った。新型コロナウイルスの影響で外国人観光客が来なくなった観光関連産業が第一波の打撃を受けていたところに、4月には政府の緊急事態宣言が発令され、キャバクラ、飲食店、カラオケ、スポーツジムなどが休業を余儀なくされた。



休業すれば、雇用の調整弁として役目を果たしてきたパート、アルバイトはクビを切られる。コロナ禍でアルバイト先を失った人たちは97万人もいるということだ。

パチンコ業界も休業要請を受けて1カ月半以上も店を閉めた地域もある。この間、アルバイトの雇止めをすることなく、休業中も給料を補償したホール企業の方が多かった。

こうした背景には、雇止めした場合、営業が再開しても他へ働き口を求めて就職してしまう恐れがあった。一旦、解雇すると営業再開してもすぐに戻って来てくれない懸念があったためでもある。

緊急事態宣言は解除されたものの、パチンコ店もそうだが、飲食店もすぐにお客が戻ることはないようだ。3密防止のために客席を減らして営業すれば満席でも席数は従来の半分。コロナ前の利益を上げるのは厳しい。

もっとも、緊急事態宣言が解除されただけで、完全にコロナが終息したわけでもない。現に北九州市では感染者が20人台で増え始め第二波が来たとして、再び外出自粛要請が出ている。

すぐには元通りの生活には戻らない。となると事業主側も景気の回復が読めず、人の採用には慎重になる。

で、アルバイト先を失った人たちが、頼みの綱としているのがパチンコホールだったりする。

北陸で4店舗を経営する社長は急増する問い合わせに驚きを隠しきれない。

「コロナで仕事先を失った人から毎日のように求人の問い合わせの電話が入っています。工場で働いていた人や夜の店で働いていた人からの問い合わせが多いですね。うちのようなところでもこんなに電話がかかってくるのか、と思った。求人誌を使う必要もないくらい採用は楽になりました」

地方だけではなく、首都圏のホールでもこの傾向は現れている。

「飲食店がものすごい数で閉店しています。時給は飲食店よりパチンコ店の方が高いので、求人の応募がすごいことになっています。求人広告の代理店は無料キャンペーンをやるといっていますが、その必要もないぐらいです」(ホール社長)

リーマンショックの時もホールが職を失った人たちの雇用の受け皿となったことがあったが、その再来となっている。リーマンショックの時との違いは、ホールも大きく稼働を落としているので、人件費ばかりをかけてはいられない状況ということだ。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える


※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

新卒でコンピュータ系会社に就職。リモート研修が嫌でホールに転職


今春、東京六大学を卒業して、都内にあるIT企業に就職したA君は、コロナの影響で入社式すら行われことなく、リモート研修が1カ月半に亘って続けられている。

同期入社は28名。実際に顔合わせもなく、パソコンの画面で毎日つながっているような状態だ。

最初のころはリモートによるマナー研修などが行われた。そう、名刺の渡し方とか、社会人としての基礎知識を教わったが、1カ月半も続くと会社もさすがに研修する内容に困ってきている感じをA君は肌で感じるようになった。とにかく何か課題を与えないと必死になっている。

最近のリモート研修は朝のラジオ体操から始まるのが日課となっているが、これが嫌でたまらなくなってきた。また、四六時中パソコンで監視されているようでリモート研修のストレスを感じるようになり、このまま会社を辞めたい気分になってきた。

リモートワークとは違うがあるホールが研修で読書感想文の提出を求めたところ、「レポートなんか書きたくないからパチンコ屋の従業員になった」と結構な人数が辞めてしまった、ということもあった。

A君の家族は4人。2つ上の兄の会社もリモートワークになっているだけでなく、父親もリモート勤務のため、母親も含めて4人が24時間一軒家に閉じこもっている状態で、全員のストレスが爆発寸前になっている。食事がそれ。母親の労力を開放するために、朝食は各々が摂るが、昼食と夕食は当番制にした。ただし、どんな料理が出ようが、それがインスタントであろうが文句は一切言わないルールを決めた。

通勤地獄から解放されたリモートワークも長期に亘ると喜んでもいられない。A君と同じ大学を卒業したB君も今春入社した都内のコンピュータ系の会社も、同様にリモートワークが続いている。

B君はリモート研修をやっているうちに、会社と肌が合わないことに気づいた。B君の実家は北関東で、非常事態宣言解除になっている県で、このまま会社を辞めて実家に帰ることを考えるようになった。

B君の行動は早かった。地元のホール企業に履歴書を送って面接を受けた。すぐに内定をもらった。

実はB君はパチンコ・パチスロはやらないが、就活でホール企業6社を受けていた。理由は父親やじいちゃん、ばあちゃんがパチンコが大好きだったために、興味を持った。マルハン、ダイナムからも内定をもらっていたが、やはり自分がやりたいと思っていたコンピュータの道に進むことを選んだ経緯があった。

今回、内定を出したホール企業からは「いつでもいいから、気が向いたら来て」と緩さがあったが、B君は気持ちが非常に楽になった。

とりあえず、実家に帰ってパチンコ店で働きながらコンピュータの資格を取ることを考えるようになった。

リモート研修は各社とも初めての経験で何が正解か手探り状態だと思うが、何よりも重要なことは、不安に駆り立てられている新入社員の心のケアだ。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える


※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

営業再開したホール現場は今


緊急事態宣言が解除された39県ではホール営業も再開した。当面の課題はホールが安全な施設であることを実証するために、ソーシャルディスタンス、という新しい生活様式を取り入れホールは間引き営業を余儀なくされている。懸念材料は従来通りお客さんが戻ってくるかどうか。

今、営業再開したホール現場ではどういったことが行われているのだろうか。

「コロナ感染の対策としてはパチンコ・スロット台の消毒、入場の際、密にならないようにしていることはもちろんのこと、何よりも心理的にお客様が『不安』『楽しめない』という部分もサポートすることです。 動画配信など、営業に関係ない部分でも楽しんで頂くことではないですかね? SNSも、お店に関係ない面白い事をどんどん配信して、現在の状況を少しでも別の楽しみに見いだしてもらうのがよいのではないでしょうか。 ホール営業という枠組みでは、もはや感染対策しかできませんので」(大阪のホール関係者)

比較的感染者が少なかった東北・福島県のホール関係者の心配のタネは、パチンコ客に張られた悪者のレッテルをどう剥がすか。

「純粋に物凄いお金が市場から消え、生きるか死ぬかなので、パチンコというものの優先順位が下がったのが事実かと。また今回の自粛の中でクラスターが出ていないにもかかわらず一方的に悪者になったというのも事実です。懸念されるのはパチンコそのものが不要なもの、遊技してる人は非国民のような、劣等感みたいなものですかね。 注力するのは、劣等感を抱え、家族から『行くな!』と言われながら来て下さったお客様が、コソコソしてでも来る価値の提供ですね。 射幸心だったり、居心地の良さだったり、コロナを忘れて没頭出来る事だったり、人それぞれのシンプルな価値。 やっちゃいけないのは、回収です。やはり思いっきり出すとかですかね」

お客さんを呼び戻すためには接客も重要な役割を果たしてきたが、ソーシャルディスタンスが壁となってくるのを心配するのは岡山のホール関係者だ。

「営業に関しては、感染症対策による人と人との関わりの低下です。ホール側とお客様との関わりに関しては様々な取り組みを自分達で進める事ができますが、お客様同士の関わりが確実に減ってきています。台間の距離なども影響しています。田舎のホールですので年配のお客様同士の憩いの場、コミュニティーの場でもあるパチンコホールで仲の良いお客様が会話も楽しめない環境となっていく事が懸念されます。このままだと機械だけと向き合う事がパチンコとなってしまいそうで寂しいとも感じます」

それを打開するためにはこう考える。

「ホール側とお客様との絆づくりを前提としお客様同士が楽しめる環境づくりに注力していく事が必要だと思います。いかに感染症の予防をしながらお客様同士の距離を近づける事ができるか、それを考えた環境づくりに資源を投資するべきと考えます。今現状自分がその域まで手を出せておらず日々の対応に追われているのが現実ですが、少しでも早く良いアイディアを出し前に進めて行きます」

営業再開後、お客さんは4~5割の戻りのようだ。エリアの顧客は中高年がメインだったため、年配客がだいぶ減っている。感染することが怖いと家族に止められている方が大半で、このままパチンコを止めてしまうかが懸念されるところだ。




人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える


※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。