パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

情報公開のススメ④


今回で第4回となります。過去の振り返りについては、第1回第2回第3回をお読みください。

本題の前に私見を鮮明にします。

①出玉率100%未満の低価交換はお客様への負担が大きいです。負担大の営業を行う可能性を排除できない限り低価交換営業には反対です。

②30〜33玉を提唱する管理人様の勘案事項は一物一価遵守によるスロットの交換枚数の扱いかと思われます。

30〜30玉交換は「手数料ナシ再プレイの扱い」などとセットにして論じないと現実味を帯びません。

一物一価30玉6枚の可能性については次回述べさせて頂きます。

③遊技機価格を下げる必要は感じません。高いと思うなら買わなければ良いだけです。

確かに遊技機を安価に購入することに越したことはありません。競争に勝つためイヤイヤ高い買い物をしていると言う方もおられますが、新台依存のパワー営業を志向する限り同じ悩みは続きます。また、本来的には、価格は需給バランスで決まるものであり需要がなければ価格は見直されます。

④「新台を安く!値下げ分を出玉還元へ!」との声も聞こえますが、米国カジノのように管理委員会の下で還元率の情報を公開しない限り、それは信用されません。

加えて、「安価購入で出玉還元」と言う方に還元情報公開の覚悟があるのかどうか甚だ疑問です。出玉還元でお客様の心を掴みたい方には適正価格帯の中古機購入と言う手法がありますし、そういった手法で集客を実現しているホールも存在します。しかし、実際は売上が伸びる新台を志向する方が多いようです。

ただ販売方法についてですが、購入を望む全てのホールに行き届くように受注生産し解禁日は統一する事を願うばかりです。

4円衰退の元凶は等価交換であると断定できません。様々な要因が絡み合って今日に至っています。

では本題です。

▼情報公開の内容

ここまで複数回に亘り、管理人様の主張への反論と言う形で業界の実情や、計数などについて述べてきました。

それではタイトルである情報公開の中身について話します。

私が唱える情報公開とは、新台入替情報でも取材企画情報でもありません。原価率、還元率、出玉率に関する情報公開を勧めるものです。これはお客様が一番知りたい本質的な情報です。

「●●ってよく玉出してるよね」

こういった会話はパチンコファンなら星の数ほどしてきたでしょう。しかし、その出玉情報は憶測や印象といった主観的な見解であり、客観的なものではありません。

この事は5年前に私が寄稿した記事でI R(インベスターリレーションズ)と絡めて触れております。昨今は業界を取り巻く環境が広告規制遵守をはじめ厳しい方向に変わってきており、今望まれるのは規制の隙間を狙う取組みでも小手先の取組みでもない、本質的な取組みです。そのひとつが還元率を含む情報公開だと考えます。

▼原価率、還元率、出玉率の公開と警察

まず原価率について述べます。過去に触れた通り原価率は交換率を意味します。そして、原価率は特定の人気賞品の原価率だけではなく、その他の賞品。タバコや雑貨なども按分計算して公開します。

〈ある店のある月の出庫内訳〉

・原価率89%のアトマイザー出庫率96%
・原価率95%のタバコの出庫率2%
・原価率83%の雑貨、お菓子などの出庫率2%

(89×96+95×2+83×2)÷100=88.9
この店の前月の月間平均原価率は88.9%です。

ここは人気賞品(アトマイザーなど)の原価率だけではなく全賞品の平均を公開します。理由は後述します。個別賞品の玉数は賞品ごとのプレートで玉数を表示しているかと思います。

〈ある店のある月の還元率〉

次に還元率です。出庫(仕入れ)総数。お客様が交換した賞品額です。

月商2億
月間出庫(還元額)1.8億
1.8÷2=0.9=90%

つまり、この店のある月の還元率は90%。
還元額は他の商売でいう売上原価となります。
これはステークホルダーに対する月次決算報告と同類であり、射幸心をそそるものではありません。

そして、出玉率です。
データ表示器でスランプグラフとして公開している 店は多くあります。特定の機種のスランプグラフを殊更に強調するのは、警察から問題視される可能性が否めないため出玉率公開も全体となります。

同じ100%未満であっても、95%や98%など数値化し公表する事でお客様の店選びに役立つかと思います。新台を多く構えるパワー営業店よりも、借金を持たない駅前小型店の方が還元率、出玉率が高い場合があります。

10年前の2008年、私が勤務する地域は一物一価を全国に先駆けて徹底していました。そんな中、県警の担当官と話す機会があり「他府県では二物二価が容認されている」などと決して口に出来ない緊張感の下、「一般論としての二物二価」について見解を求めました。

「たばこ、お菓子など一般景品はパチンコ用、スロット用と分けないのに…。特定の賞品だけ分けるのか! また、パチンコのお客様がその賞品との交換を希望した場合どう対応するのか! 買取ありきの手法は容認出来ない」と一喝されました。

10年経った今、そのスタンスは徹底され、全国スタンダードとなっています。

特定機種の強調、特定日の強調、特定賞品の強調、事実以外の告知、換金を匂わせる告知、必ず出る様な事を匂わせる告知などを取締の対象とする行政のスタンスはこれからも変わりません。

文中で原価率、人気賞品など聞き慣れない言葉を使用したのは、行政も納得するパチンコファンの立場を尊重した情報公開を勧めたいからなのです。

~つづく~



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情報公開のすすめ③


第3回目です。本題の前に前回のポイントを。

「4円復活の手法は機械スペック、交換率など昔に戻す事」これは非現実的です。
昔と同じ機械スペックは現行規則では許可されません。

表だって使えなくなった交換率という言葉を使わずに原価率という言葉の使用を奨励します。

次に出玉率はパチンコ業独特の考え方で、出玉率100%超営業はパチンコ業の醍醐味である出玉体験を増やすことができます。

しかし、警察の指導による一物一価遵守、再プレイ(手数料無し)増加などがあり、出玉率100%超営業を継続的に行うのが困難な状況になっています。

以上が第2回までのポイントです。

では本題に入ります。
再プレイの話を続けます。

▼「再プレイシステム手数料無し」がもたらした2つの事

1.粗利益計画を立てにくく、出玉率を下げざるを得なくなる

再プレイ率は店舗によって異なり1~3%だった再プレイ率が手数料無し後は7~10%、中には15%前後の店もあるかと思います。

同じ売上、同じ出玉率・割数でも再プレイ数次第でも再プレイ数次第で損益分岐割が異なり粗利にも影響します。

その影響は粗利計画を伴う営業計画を単純に作成できなくなる事に及びます。

なぜなら「原価率差益が発生する貸玉プレイ」と「賞品交換しない限りは原価率差益が発生しない再プレイ(持玉プレイ)」 の変動するふたつの条件に基づき粗利を按分して計算しなくてはならないからです。

過去の実績からおおよその再プレイ率を定めて営業計画を作成している店も多いでしょうが「手数料ナシ」以前と比べると、計画作成が難しくなっているのは間違いありません。

そして再プレイ数が上振れするケースを想定した場合、大半の機械担当者は利益重視に一歩踏み込んだ調整を行うでしょう。

利益重視調整によって出玉率100%超営業は遠ざかります。極端な例ですが全てのお客様が再プレイなら出玉率100%未満の調整でないと粗利は確保できません。

更には貸玉プレイと再プレイ(持玉プレイ)の遊技においてお客様の不平等を招いています。
警察の指導により禁止された「手数料アリ」に戻す事が出来ない中で、お客様の不平等を無くすには貸玉プレイと再プレイが同等になる等価営業に近づかざるを得ません。

しかし、その等価営業における出玉率100%超営業は赤字であり、単日なら可能ですが継続するのはビジネスとしては不可能です。

ですから管理人様が唱える30個(損益分岐割数12割、原価率83.3%)営業を出玉率100%超で継続的に行う場合、貯玉は賞品交換のみとし再プレイを廃止せざるを得ません。その際は再プレイ廃止のデメリットを精査した上で、店舗ごとの慎重な判断が求められます。

貯玉再プレイシステムは常連様の囲い込みを目的としましたが、このように手数料が取れないことで出玉体験によってお客様を囲い込む営業(出玉率100%超)を犠牲にし、貸玉プレイと再プレイの不平等をもたらせました。

なんとも皮肉な事です。

2.いわゆる「軍団」などの増大

乗り打ち集団、いわゆる「軍団」は「手数料ナシ」になる以前も新台入替などイベント日には多数見かけられました。

2006年当時の担当店舗で「エヴァ2」をボックス導入したのですが、40台全て軍団に埋め尽くされました。

開店初日、当時人気上昇中のコンテンツ、当然ながら満台でした。しかし、お客様の顔触れを見て常連様がいない事に愕然としました。組織的に行動する彼等は携帯で仲間を呼んでは回し打ちを行い、仲間同士でタコ粘りされます。

そして2個保留止め打ち。

結果は計画を大幅に超える赤字。

稼働重視の上司は40台平均アウト5万超えに安堵したせいか、大幅赤字に対する叱責は特にありませんでした(止め打ちが無けれアウト6万を超えていたでしょう)。

客層には触れませんでしたが、後日私から客層に触れて対策を講じる事になります。それは彼らが新台を独占することなく、常連さまにも楽しんでいただけるような対策でした。

話を戻します。

ネット・SNSが普及した今日、彼らの組織的な行動はますます磨きがかかります。

そして再プレイ手数料ナシ。取材企画。来店企画。実践企画。最近では高出玉率などの公約がある企画も増えました。彼らが活躍する環境が整い過ぎました。彼らの来店は信用と人気の証でもあるのですが、イベント企画が彼らの草刈り場となり、稼働増は当日だけで、それ以降は苦戦するホールも見られます。

彼らは店舗情報を集めては広範囲に移動します。そして出玉率100%超営業時だけ打ちます。出玉率100%営業時だけ打ち続けると貯玉は増え続けます。また、再プレイ数を制限しても複数枚のカードを保持・使用するため制限は骨抜きにされます。また、ルール違反である他者カードの使用をピンポイントでチェックするのは困難です。

彼らの行動は実質的には大きな掛け持ち遊技なのです。後述しますが、昔の営業方法は掛け持ち遊技と出玉共有がない事が前提で考えられました。

昔の営業方法(低価交換、出玉率100%超、低原価率=換金ギャップ大)をとるには現在のシステムを大幅に後戻りさせ、軍団を排除しなくてはなりません。

しかし、ハウスルールを守る軍団やイベントプロをそう簡単に排除して良いのでしょうか? 煽り始めはホール側なんです。

パチンコ業の性質や経緯を考えるなら「排除」ではなく、うまく向き合うべきだと言うのが私見です。

こう言うと「サクラですか」と仰る方が居ますが、決してそのような向き合い方ではありません。

ただ、無感情にスマホを触りながら画面を見ずに打つ。打つと言うよりもハンドルを握る。そんな大勢の姿を見るのは、喜怒哀楽を伴うパチンコをなりわいとしてきた私にとっては切ない限りです。

▼昔の営業方法を考える

27〜8年前のエピソードを紹介します。
16時、データチェック後の店長。当時主任だった私への指示は以下の通りでした。

「18時から綱取物語は電源入切で全台天国モードへ。
Fパワフルはノーパンク。
1回交換のフルーツパンチは1回だけ持たせましょう。
麻雀物語はラッキーナンバー増で。
ラッキーナンバーを何にするかは主任に任せします。
羽根物終了台は持玉そのままで1000円開放。
羽根物のジグマプロも帰さなくていいですよ。
マイク案内は1時間前、17時に入れましょう。
釘は充分に開いてますから自信を持ってアピールしましょう」

業界歴が長い方はこれが何を意味するのかわかるかと思います。
計画よりも割低のデータを確認した上司は営業方法を緩くする事で割を上げようとしたのです。

また、当日ホール内だけの告知です。

このように昔は営業中でもゲリラ的、かつ柔軟にお客様が有利な方向へ変更していました。
営業中の意図的な電源入切や釘開けは取締対象ですが、当時は一部ありました。

さて、これらの営業を今展開できるのでしょうか? 各台計数機が普及し、出玉共有が当たり前の時代です。出玉共有ナシに後戻りできるのでしょうか?

中には天龍コーナーだけ1回交換で使用している店もありますが、同機種ならではの営業政策であり、普遍化は難しいです。

かつて、私の周りの店長や釘師は等価交換にシフトするのは異口同音に反対していました。

反対の理由は前述の営業方法がとれない事。調整のレンジが狭く、オーナーとのコミットを果たせない。

店長の判断や調整で割数を支配出来ていたし、お客様を楽しませてる自負もあった。つまりその事ができなくなる事を嫌がったのです。

多くの店長や釘師が反対したのですが市場は逆の道を歩みます。

2006年頃から大手を始め等価(原価率100%)にシフトする事を選ぶホールが増えてきました。

これは4号機が完全に撤去される時期と一致します。

多くのホールが玉単価が上がる等価にシフトする事で、4号機時代の売り上げを維持しようとし、原価率が低い店舗よりも高い店舗を選ぶお客様が増えたのです。

お客様は勝ち回数よりも短時間での勝ち幅に達成感と価値を見出したのではないでしょうか。
(つづく)




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情報公開のすすめ②


第2回目です。本題の前に前回のポイントです。

「4円復活の手法は機械スペック、交換率など昔に戻す事」これは非現実的です。

なぜなら、昔と同じ機械スペックは現行規則では許可されないからです。交換率という言葉を使わずに原価率という言葉を使いましょう。※なお前回文末事例ですが、25個交換(原価率100%)は独禁法に抵触する廉売にあたると私は考えており、あえて記しておりませんのでご了承ください。

また、ここで頻繁に使う【原価】は製造原価ではなく仕入れ原価です。

では本題に入ります。

前回同様業界人には当たり前の話を「原価率、人気賞品」など聞きなれない表現をまじえて続けますが次回以降の提案に繋がる話なのでご容赦ください。

▼パチンコ業独特の「出玉率」仕入れ原価について

通常は仕入れ先との値交渉が必要で、一方の都合だけで勝手に変える事はできません。

パチンコ業が仕入れ原価を簡単に変えられないのは他業種に同じですが、出玉率調整(機械調整)を行い販売数(出庫数)は変える事ができます。通常の商いなら売上と販売数は比例しますが、パチンコ業は同じ売上でも出玉率調整することによって販売数を増減させています。

「調整によって販売数を増減させる」を業界風に言うと「出す・抜く」という言葉になります。

これはパチンコ業の妙ですが、ホールが利益重視に偏りすぎると、お客様の負担(負け)が大きくなります。当たり前ですね。

出玉率&割数の関係と玉増減の状態は、

A出玉率100%=10割持ち玉の増減はなし、
B出玉率100%超過=10割超過お客様の持玉が増えている状態
C出玉率100%未満=10割未満お客様の持玉が減っている状態となります。

これは全台の平均ですから個別には玉が増えた人、減った人、無くなった人、様々です。

原価率(交換レート)ごとに当てはめてみます。

①【40個 16割分岐 原価率62.5%】
16割営業・還元率100%利益率0%出玉率100%超13割営業・還元率81.2%利益率18.8%出玉率100%超10割営業・還元率62.5% 利益率37.5%出玉率100%

②【30個 12割分岐 原価率83.3%】
12割営業・還元率100%利益率0%出玉率100%超11割営業・還元率91.7%利益率8.3%出玉率100%超10割営業・還元率83.3%利益率16.7%出玉率100%

③【25.5個 10.2割分岐原価率98%】
10.2割営業・還元率100%利益率0%出玉率100%超10割営業・還元率98%利益率2%出玉率100%9割営業・還元率88.2%利益率11.8%出玉率100%未満

管理人様が主張する「昔の営業」とは①のように出玉率100%超過し、お客様の玉が増える時間を多く作りながらホールも利益を得る。そういう営業を指していると思います。

しかし①の場合、一物一価遵守を念頭におくとパチスロの原価率を62.5% (交換レート5枚→8枚)にしなければなりません。これはスロットユーザーの離反を加速させるものとなる為、避けるべきです。

「二物二価お願い論」が聞こえたりしますが、これは一部の人気賞品だけP用・S用二物用意しようとする変則二物二価であり、警察が認める事はありえません。

②③について考えてみます。D電機の昨今の全国データでは4円パチンコ集計では平常週利益率14%台、繁忙週18%台で推移しています。

D電機で反映されないホールも含むと年間平均利益率は15%〜20%と推察します。

原価率83%(30個)から原価率100%(25個)の営業で15%〜20%の利益を得る為の出玉率はほぼ100%以下となります。

②③はパチンコの醍醐味であるはずの【出玉率100%超過営業】を毎日継続して行うのが難しい原価率(交換レート)なのですが、実際はこの範囲の原価率を選ぶホールが多いようです。

大阪府下のパチンコ店で安定した人気を誇る賞品にアトマイザーがあります。アトマイザー2000は2240円〜3360円(仕入れ単価2000円の1.12倍〜1.68倍)相当の交換時玉数指定があります。

かつては標準小売価格の指定はありませんでしたが2014年消費増税時に標準小売価格の指定がなされました。

それまで等価交換営業を行っていたホールにとっては仕入れ原価率100%から89.2%(交換レート25個から28個)となり実質の値上げでした。

利益確保の幅が増える」「パチスロユーザーも納得する原価率の範囲」「消費増税に対応するため」等の理由から値上げに関して大きな反対はなかったと私は記憶しています。

結果、大阪府下の多くのホールが1番安い2240円相当の玉数で提供しています。

▼貯玉再プレイが悩ましい

貯玉システムが第三者機関の管理で導入され25年となります。

導入後、「貯玉補償基金の設立と加盟」「再プレイ手数料有から無へ」「周辺設備の充実」「来店ポイントとの連動」「各台計数各台再プレイへ」などの変遷を経て今日に至ります。

今となっては各台計数各台再プレイシステムが多くのホールで導入され、外せないシステムとなっています。

以前は再プレイ手数料を徴収することができましたが、警察の指導方針に基づき徴収できなくなりました。

その結果、再プレイが増えれば増えるほど損益分岐割数が10割に近づくことになりました。
前述のとおり分岐10割に近づけば近づくほど出玉率100%超過営業は困難になります。

再来店の促進、常連さまの囲い込みを目的にスタートした貯玉再プレイの増加が出玉率100%超過営業を制約すると言う現実があります。

(つづく)



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情報公開のすすめ①


ヤンキーパンダです。5年ぶりの寄稿です。

私はパチンコ日報の大半の記事に好意を持って共鳴しながら読ませて頂いております。しかし、パチンコ日報で幾度となく主張される「低交換率営業をはじめ昔のスタイル」に関しては非現実的で、4円復活に繋がる可能性は低いと見ております。

つまり否定的にとらえております。

パチンコ日報の2018年8月25日エントリーには次のように書かれています。

「4円を復活させるのは、簡単なこと。何度も繰り返しになるが、機械のスペックから交換率、営業方法に至るまで全て昔に戻すことだ。もちろん、遊技機価格も。要は1円ではなく4円で遊ばせることができれば、わざわざ1円にシフトする必要はない。40玉交換が理想だが現状を勘案すれば30~33玉交換と言われている。元凶は等価交換であることは明々白々。等価交換に併せて機械スペックから営業方法までを変えてしまい、遊べなくなった、勝てなくなったために客離れが進んだわけだ」

これは管理人様の主張の象徴的なくだりです。ブログゆえ、分かりやすくするためにあえて断定的に述べられているかと思いますが、冒頭で触れたように4円復活の手法としては厳しいと感じております。

今回の投稿では数回に亘って、私なりの現実的な4円復活の手法について提案したいと思います。

復活と言ってもV字回復的な大袈裟なものではありませんが、少なくともファンの心に響くものであると思います。

まず、今回の投稿では管理人様が主張する「低交換率など昔のスタイル」の是非について語ります。

業界人の皆様にとっては「今更なお話」も多く述べますが、パチンコ日報の読者には一般ファンの方々も多数おられます。その方々も意識して寄稿しておりますのでご容赦ください。また、タイトルの意図も次回以降で説明いたします。

▼昔のスペックは実現不可能である

昔のスペックに戻すことは、現行のスペックと比較して射幸性を高めることとなり、俗っぽい言い方をすると「お上や世間に歯むかう」ことになります。緩和の方向に規則改正されれば話は変わりますが、ここ数年を振り返ると、マックスタイプ撤去、くぎ問題、そして賞球数が3個から4個への増加など、射幸性抑制と高ベース化という流れであり、その流れに逆行することになります。
 
管理人様の昔がいつの時代を指すのか定かではありませんが業界が右肩上がりで40個交換が主流の時代、1990年代前半としましょう。当時の一発機(一発機は規制の中、80年代に大半が撤去されましたが90年代でも一部残っていました。)権利もの、アレパチの名機はすべて低ベース機でした。

現行規則では低ベース機はまずもって許可されません。

ノスタルジックな気持ちはわかりますが昔のスペックに戻そうなんて考えずに現行規則の中で物事を考えたいものです。

▼「交換率」という独自の用語は要らない

かつては、「この店、交換(換金)率は?」とのお客様の問いに対して「パチンコ35玉、スロット5.5枚となっております。」とスタッフが答えるのはあちこちのホールで当たり前に見られた光景でした。

しかし、ここ数年で交換率という言葉は換金を連想させるため、「風適法上は好ましくない言葉だ」とされ大半のホールが表だって使えなくなっています。

【率】の問いなのに【玉(枚)】で答えるのも不可解ですが、例え【玉(枚)】の回答であっても換金可能な特定の賞品の交換玉(枚)数だけを告知するのを警察が容認する事はありません。

余談になりますがパチンコ雑誌などで良くみられる【機械割数110%】みたいな表現も交換【率】同様に違和感を覚えます。

加えて言えば、【割(歩合の単位。10分の1表記】のくせに【%(100分の1表記)】です(笑)。他にも、割数を指すのか出玉率を指すのかわからないケースも多くあります。

記した側は割数のつもりでも読む側は出玉率と捉えてしまうと混乱しますので解釈が分かれない言葉で記すべきだと思います。

話を戻します。

表だって使えない言葉になってしまった交換率という言葉の代わりに【原価率】(人気賞品の原価率)という言葉の使用を奨励します。

使い慣れた言葉を改めるのは面倒ですが【原価率】はあらゆるビジネスの財務・経理で使われる言葉です。交換率という業界用語より認知度も高く、使い勝手が良いことから、浸透することを願ってやみません。以下の通り理屈がわかれば簡単に把握できます(業界の皆様には当たり前の話で恐縮です)。

【4円パチンコ貸玉25個100円、人気賞品100の交換玉数40個,30個,25.5個とした場合の原価率と損益分岐割数】
※特殊景品100円とは表記せずに、人気賞品100と表記します。

A、40個交換の場合
損益分岐割数 40÷25=1.6(16割)  原価率 25玉÷40玉=0.625(62.5%)

B、30個交換の場合
損益分岐割数 30÷25=1.2(12割)  原価率 25玉÷30玉=0.833(83.3%)

C、25.5個交換の場合
損益分岐割数 25.5÷25=1.02(10.2割) 原価率 25玉÷25.5玉=0.98(98%)

今回はここまでとします。

次回以降で「出玉率100%を超えない低原価営業」「営業方法、遊技機価格」「4円で遊ばせるなら1円不要」「理想は40玉だが現状を勘案する。現状の何を勘案するのか」「ほんとうに元凶は等価交換なのか」などについて順次物申します。



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ヤンキーパンダ流マルハン研究 その4


マルハン研究シリーズの第4回(最終)となります。



マルハンを通じて、業界のありかたについても言及しております。私見、提案、回顧、事例などが混在しており、読みづらいかと思いますが、ご容赦下さい。



1.売上・粗利・IR資料



前回触れた利益率とは粗利益(売上総利益)率を指しています。IR資料とは昨年6月に公開された「2012年3月期マルハン会社説明資料」を指します。



粗利なので粗利から機械代や人件費などの諸経費を差引いた営業利益とは別です。パチンコ業の粗利は業の性質から他業種での売上と見るのが一般的です。



しかし、自分たちを大きく見せたい時には売上規模で語り、儲けすぎだと批判されると粗利規模で語る。



産業規模を語る際に、そのように売上と粗利を都合で使い分けるコンサルタントや業界人は多いです。



マルハンが使い分けている事例は確認していませんが、売上1兆円達成時の横断幕には同業者としては、やっかみではなく、「大きく見せすぎでは」と感じたのが正直な気持ちです。



兆という単位で社員を鼓舞しようとしたのか? あるいは法人を分散させ身軽でいることよりも王道を選び進んだ結果をアピールしたかったのか?



真意はわかりません。



殆どの方が認識されていると思いますが、パチンコ売上は貸玉料です。



例えば等価営業で千円貸玉を遊ばずに交換・換金。それを10億回くりかえせば、弱小店でも千円が行ったり来たりで1兆になります。気の遠くなる10億回、誰もそういうことは、しませんが、理論的には可能です。パチンコの売上とはそういうものです。



自らアピールしなくてもその売上から推察される企業努力は伝わる人には伝わります。



また、伝わらない人には言い方を代えても伝わらないし、表面的にしか理解しない人と同じで、決してマルハンはじめ、業界の理解者にはならないし、揶揄されるだけかと思います。



よって私はパチンコ店の売上はさりげなく、事務的に触れる程度でよいかと思っています。



次に粗利についての体験を述べます。業界人には釈迦に説法のような話が続きますがしばし、お付き合い下さい。



「アウト(稼働)は?いくら抜けているのか(粗利を確保しているのか)?」といった確認、その類の会話はあいさつと同じくらいしていますし、してきました。



お客様への断りもなく、また、開示もせずに店の都合だけで、日毎、粗利益を調整しようとする。



これはパチンコ業の妙ですが、一方、お客様の立場からはどうなのか、そういう事を考えながらも…抜いています。



抜き幅はその時々で異なり、赤字の日もあります。しかし、ビジネスですからトータルでは…当たり前に抜きましたし、抜いてます。



しかし、集客が予測以下であったり、確率が甘く出たりすると、月間粗利未達成となります。稼働よりも粗利重視の場合、月間の粗利未達を避けるため月の終盤に駆け込みで抜く事があります。



この駆け込み行為の積み重ねがお客様の不信に繋がると感じています。



そう言った事態にならないためには稼働予測と稼働を構成する客数・客層・客質分析が重要であり、その精度が高いほど駆け込みなく、低稼働でもバランスよく粗利を確保できると思います。



もちろん低稼働の限度はあり、その基準は地域・環境によって異なります。



店長である以上は常にステークホルダーを意識し、不測の事態が起こることも踏まえ、最低でも半年くらいのシナリオは、描いておきたいものです。また、技術力は大切ですが予測力がもっと大切かと、予測通り進んで初めて技術が生きるかとそう感じています。



また粗利よりも長期的な営業利益が重要かと思っており、経費バランスには日々気を配り、取組んでいます。



ところで、前述の「抜く」という言葉は業界独特の表現で世間では通用しない言葉です。しかし、使っています。誰がはじめに使ったかはわかりません。言い得て妙ですが、「抜く」とは「とりのぞく・追い越す・盗む」などの意味です。



過去のコメントでも多く見られましたが、「粗利を確保する」を「抜く」と表現する業界の体質があります。



マルハンをはじめ、「お客様が大切」とアピールする有力店も日常的に「抜く」という言葉を使っているかと思います。私も使うのですが。



次にIRについてです。



マルハンはじめ、大手数社は決算期ごとのIRを行い、一部はHP上に公開しています。私はIRについてはこうして参考にし、自店と比較、勉強になるので好意を持っています。



IRは投資家向けの広報活動全般ですから主に投資家(資産家)や金融機関を意識したものです。



そこで私見ですが、もう一方の投資家(お客様)を意識したものにシフトしないと勿体無いと思います。



具体的には店ごと、日毎、還元率(利益率)を公表する。店舗ブログやカウンター横に掲示。SIS平均と比較しても良いでしょう。事前に予告すると、広告規制にかかりそうですが、日毎の結果だと事実の公開になり支障はないはずです。



また、出玉(大当回数)情報と併用し、お客様のより冷静な店選びに繋がるかと思います。



そして、自信のある店舗にとっては煽りではない、絶好の広告宣伝かと思います。



IR資料から粗利益率は業界平均より低い。マルハンならそれが可能かと、決算期IRを日毎IRに、会社IRを店舗IRにする。



マルハンが良く使う「業界を変える」「新しいパチンコ」とは本来はそういうところにあるのではないのでしょうか。



表だった換金は公営に倣うことはできませんが、還元率(利益率)公開は倣えます。また、店舗還元率(利益率)の日毎公開は会社上層部が決断すればすぐにでも出来ることと思います。



管理コンピュータが行き届くパチンコ店こそ、そういう取組みが可能です(経費は日毎確定できないのでここで言う日毎IRは還元率・粗利益率を指します)。



一方、IRは行わないが、現場でしっかりとお客様に出玉を体感させ、ハートをつかむ。そういう店舗もおおいに結構かと思いますし、そういう路線の有力店・有力法人も多いかと思います。



私自身は店舗還元率の公開を実現する野心を持つものの、実現はしておりません(汗)。



よって、「このことが業界の透明性・健全性に繋がるのでは」と言った、そういう希望であるとご理解くださいませ。



お客様の離反・お客様の安心、両方の可能性があると思います。年間・全社IRを行うのであれば、日毎・店舗でも不可能では無いはずです。すでに実行している店があるかどうかわかりません。



15~6年前、40個交換主流の時代に還元率(利益率)ではなく、島ごとにアウト・差玉を公開していた店が記憶にあります。



不確かな記憶で恐縮ですが、確か明石のマルハンだったような。今は機器の充実で全台の差玉を見ることはできますが、定時にジャーナル印字を島端に貼っていたことは当時新鮮に感じ、記憶の片隅に残っております(単にデータロボがスランプグラフ対応でなかっただけかも知れませんが)。



健全性や透明性を出来るところから追求することで、業界の地力と言いますか、実像を自覚できるかと思います。また、そういう時期に来ていると感じています。



2.地域一番店



マルハンの資料では独自の手法による2回統計店舗比較から直近の地域一番店比率を91.5%としています。稼働率地域一番店の定義づけと判定を第三者が行い、業界の共通認識にならない限り、この数字は正確ではないと言えます。



よって、自己満足の指標かと思います。



例えば、SISのアウトデータを競合店も同意の下で開示しあい、比較するなら納得できます。一、二番店が僅差の場合の判定はどうしているのか? 商圏はどう定めているのか?



一番店舗名も開示しておらず、疑問がわきます。



マルハンと対峙する各地の有力店の「ほんとうかよ」と言う声が聞こえてきそうです。



他者が言うならともかく、自分で宣言するのはいかがかと、感じますし、一番、番と言う相対評価は客観的であるべきです。



その真意はどこにあるのか? 前述の通りの仮説ですが「新卒者むけ?銀行?プレス?社員を鼓舞するため?



などあれこれ考えてしまいます。ただし、デジタルに不慣れなおじさん客、おばさん客を意識したものとは到底、思えません。



そして、すべてのお客様が相対評価での一番店を意識している訳ではありません。



経験則ですが、繁盛店のライバルはその店の以前の姿でもあります。例え稼働率一番を維持していても稼働が落ちる時期があります。出しても出しても「出てない。」抜いても抜いても「出てる。」と同じ店舗で言われたことがあります。



「以前は出していたからお客が多かった」とお客様は判断されたのです。「実は客足が落ちた今の方が出しているよ」と言いたいのですが、言えません。判断するのはお客様ですから。



私は10年前の520台(4円・20円のみ)年間P5万S2万稼働越え店舗から、800台(レート多様)年間平均稼働20%まで複数法人の様々な店舗を運よく、経験させていただきました。平均では6年在籍しましたが、入退社を繰り返しました(トホホ)。



でも、そのおかげで結果的に多くの経験をさせていただきました。



因みに職位は平社員から部長まで、部長職で退社。部長職後の主任職は辛いものがありましたが、今となればいい思い出です。拾って頂いた会社にも感謝です。



様々な職位を経験しましたが店長職が一番面白い。今は店長職の面白さを感じながら日々過ごしています。ただし、転職を繰り返すことはお勧めしません。茨の道を歩む覚悟があれば別ですが、念のために言っておきます。



経験の話を続けて恐縮です。5万稼働の店よりも20%稼働の店のほうが年間の台あたりの営業利益は実は多かったりもします。



年間もしくは数年間ですから、決して短期ではありません。そういう店はオペレーションの工夫もありますし、やるべきことはキチンしています。



常連さまのためにTV取材に応じない目立たないラーメン店と同じく、借りすぎず、入替過ぎず、薄利でわざと目立たない、そんな店でした。



また、稼働率30%代の店舗在籍時には偶然?もしくは競合店のエラー?によって稼働が伸びた事がありました。



その際「最近、出してるね。」と常連のお客様から声をかけられました。出玉感(景品玉)で判断されたのでしょう。



稼働アップ時は利益率がそのままでも出玉感(景品玉)はアップします。よって、安定稼働・安定利益であれば、地域一番店に拘る必要はなく、内なる一番、お客様にとっての一番店を意識すればよいと思います。



稼働は血圧や飛行機の高度と同じで高すぎても低すぎても辛いです。乱高下はできるだけ避けたいものです。



乱高下しないためにも計数に加え、常に客層、客質は見ておきたいです。



客層・客質に関係しますが、プロ、セミプロの中でも、ジグマとノリ打ちは異なると感じています。ジグマは目立たないし、定時に帰ります。



次のお客様のためにさりげなくハンカチでハンドルを拭いて帰ったり、マナーも良く、他のお客様に優しいことが多くありました。



某マルハンではノリ打ちや潜伏狙い客が多いと耳にしますが、彼らはガセ煽りには騙されませんので、それはそれで人気の証でしょうが、そんなお客が増えすぎた地域一番店は決してマルハンが本来、望んだ形ではないはずです。



3.ラッピングトラック・中つり全車両広告



大阪でのその光景を同業者でありながら「危機感」というよりもまずは「奇異」に感じました。



私は当局規制や自主規制が強い地域での勤務経験が長く、2011・6・22通達以前のおおらかな大阪の広告宣伝には本当にびっくりしました。大阪の業界の先輩方が当局と様々なシーンで防犯協力など信頼関係を構築したことがその背景にあるかと想像できますし、信頼関係の構築は良いことかと思います。



しかし、「マルハンがするなら」と、「規制にはかからないから」と、大阪の有力店であるn社やh社が競ってラッピングトラックを走らせると御堂筋はどうなるのでしょうか?



大阪市民でパチンコをされない方はどう思われるのでしょうか?



イチョウの葉がパチンコ玉やメダルになってしまうのでしょうか?



当局から指摘されるまでやり続けるのでしょうか?



世論を人一倍意識し、自制する気はないのでしょうか?



憎まれても良いから目立った者が勝ちとでも思っているのでしょうか?



と様々な疑問がわきました。



また、S県やG県ではそれまで守っていた、自主規制を反故にし、空チラシ(イメージチラシ)を多く入れるなど驕りともとれる良からぬ話も耳に入りました。



このことでマルハンが世間から問題にされるのは自業自得でしょうが、憎まれる時はお子様の事故と同じく、業界全体が憎まれます。そういう意味では奇異よりも危機感という表現が相応しいかと思います。



御堂筋線のラッピング地下鉄に関してもマルハンを全面に押し出すのではなく大阪城や通天閣など観光名所を写真やイラストで全面に出し、隅っこにマルハンロゴであっても「実はマルハンなんや」と気づいていただける。



意外とそちらの方がマルハンのブランドイメージは訴求できるかとも思います。



余計なお節介でしょうが、控えめがイメージアップに繋がることもあるかと。広告宣伝において直球ばかりではなくチェンジアップも必要かとそう思います。



4.BA・TY・S、その他クォリティー



前回はいずれも10年前、当該店で1年間にわたり、複数日、試打、視察した上での判断です。



最近はあるマルハン2店舗で不定期に遊びますが、同じ機種でも店舗により異なります。



きつくBA、TY、Sを落としているケースも見受けられます。もちろん機種によって日によって様々です。



当たり前なんですが。



調査・研究のためには複数店舗の土日を含む数日のサンプルが必要です。また、私に同じく、駆け込み抜きもあろうかと思います。パチンコと異なり、スロットは設定が上手く、客つきも良好な印象です。



印象ばかりで申し訳ありません。



よって接客やクリーンリネスはマルハン標準クオリティーは伝わるものの、釘調整のクォリティーはなんとも評価できません。



接客に関しては「おもてなしします」と言ったアピールを感じるものの、同業他社に比べ、決して表面だけで終始しない内面的なものはいつも感じています。



約300店 1万人をそういうレベルに押し上げたのは並大抵のことではないとそう感じています。



5.結び



私は内からも外からも長年パチンコと付き合ってきました。手打ちの時代から 内・外を通算すると30数年になります。



大きな声では言えませんが手打ちデビューは○○歳です。幼い頃、近所の繁華街にパチンコ店が多く、くわえタバコで両手を使い、立ち打ちする大人たちをガラス越しに見て、あこがれたりもしました。



経験が長いことを自慢したいわけでも、ノスタルジーに浸りたいわけでもありません。



30年前、20年前、10年前と節目ごとに振り返ると大きく変わってきたことの実感を伝えたいのです。



変わり方が正しかったのかどうか、それはまだ、判断できません。



胡散臭い部分も、欲望渦巻く部分も、ワクワクドキドキ感も、グレーな部分も、人間の持つ表も裏もコンプレックスの反動も、遊技台のしくみも進化も、待ち合わせに時間があるからちょっと打とうかという感覚もすべてが好きで好きでなんとか続けることができましたし、これからもついていけるなら走り続ける気でいます。



21年前、業界に転職の際、身内から「パチンコ業なんかに・・気が狂った」とも言われました。「なんかではない。パチンコは明るくなりつつあるし、社会貢献もしているし、、○兆円規模で、雇用も創出しているし」などとはこれっぽっちも抗弁しませんでした(当時はそう言う明るいと思われる情報も無かったです)。



「好きにさせてくれ。ただし、生活面は迷惑かけない」と主張したのです。



もちろん高額そうなギャラにもあこがれはありました。



回顧することで パンチパーマーの従業員を容認するのではありません。かといって過度な接客アピールも如何なものかと思います。つまりは清潔で控えめで良いかと。



広告宣伝も同じく控えめで良いかと思います。派手な宣伝を繰り返さないと目標売上が維持できないような業は如何なものかと、そもそもの目標が背伸びし過ぎた物であると冷静に総括すべきではないのでしょうか。



こんな私ですから(世間では変わり者とおもわれると思いますが)パチンコ業はお客様も従業員も参加者全てに楽しさの強調だけではなく、そういうパチンコであることを併せ呑む覚悟を持つ必要があると考えています。



ところがこの10年で、覚悟の無いお客様や従業員を多く、巻き込んでしまっているような気がします。



いや、巻き込んでいるのです。



「是非どうぞ」ではなく「よく考えて、よろしければどうぞ」の世界にもかかわらず。



私の考えはパチンコ業のイメージアップを図ろうとするマルハンの対極なのかも知れません。



実はマルハンもHPで見られるとおり、飲食・マカオ・カンボジアなど様々な形で、ある意味のリスクヘッジをかけているかとそう見ています。



一連のシリーズで、良い思い出や辛辣な意見も長々と書かせていただきました。



パチンコ日報を読まれるマルハン関係者の方々へは失礼な表記も言葉足らずも多くあったことかと思います。



お詫び申し上げます。



業界やマルハンに関し、経験したこと、言いたいことはまだまだあります。管理人様や読者のみな様のご許可があれば、不定期ですがまた、寄稿させてください。



最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。





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