パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

情報公開のすすめ②


第2回目です。本題の前に前回のポイントです。

「4円復活の手法は機械スペック、交換率など昔に戻す事」これは非現実的です。

なぜなら、昔と同じ機械スペックは現行規則では許可されないからです。交換率という言葉を使わずに原価率という言葉を使いましょう。※なお前回文末事例ですが、25個交換(原価率100%)は独禁法に抵触する廉売にあたると私は考えており、あえて記しておりませんのでご了承ください。

また、ここで頻繁に使う【原価】は製造原価ではなく仕入れ原価です。

では本題に入ります。

前回同様業界人には当たり前の話を「原価率、人気賞品」など聞きなれない表現をまじえて続けますが次回以降の提案に繋がる話なのでご容赦ください。

▼パチンコ業独特の「出玉率」仕入れ原価について

通常は仕入れ先との値交渉が必要で、一方の都合だけで勝手に変える事はできません。

パチンコ業が仕入れ原価を簡単に変えられないのは他業種に同じですが、出玉率調整(機械調整)を行い販売数(出庫数)は変える事ができます。通常の商いなら売上と販売数は比例しますが、パチンコ業は同じ売上でも出玉率調整することによって販売数を増減させています。

「調整によって販売数を増減させる」を業界風に言うと「出す・抜く」という言葉になります。

これはパチンコ業の妙ですが、ホールが利益重視に偏りすぎると、お客様の負担(負け)が大きくなります。当たり前ですね。

出玉率&割数の関係と玉増減の状態は、

A出玉率100%=10割持ち玉の増減はなし、
B出玉率100%超過=10割超過お客様の持玉が増えている状態
C出玉率100%未満=10割未満お客様の持玉が減っている状態となります。

これは全台の平均ですから個別には玉が増えた人、減った人、無くなった人、様々です。

原価率(交換レート)ごとに当てはめてみます。

①【40個 16割分岐 原価率62.5%】
16割営業・還元率100%利益率0%出玉率100%超13割営業・還元率81.2%利益率18.8%出玉率100%超10割営業・還元率62.5% 利益率37.5%出玉率100%

②【30個 12割分岐 原価率83.3%】
12割営業・還元率100%利益率0%出玉率100%超11割営業・還元率91.7%利益率8.3%出玉率100%超10割営業・還元率83.3%利益率16.7%出玉率100%

③【25.5個 10.2割分岐原価率98%】
10.2割営業・還元率100%利益率0%出玉率100%超10割営業・還元率98%利益率2%出玉率100%9割営業・還元率88.2%利益率11.8%出玉率100%未満

管理人様が主張する「昔の営業」とは①のように出玉率100%超過し、お客様の玉が増える時間を多く作りながらホールも利益を得る。そういう営業を指していると思います。

しかし①の場合、一物一価遵守を念頭におくとパチスロの原価率を62.5% (交換レート5枚→8枚)にしなければなりません。これはスロットユーザーの離反を加速させるものとなる為、避けるべきです。

「二物二価お願い論」が聞こえたりしますが、これは一部の人気賞品だけP用・S用二物用意しようとする変則二物二価であり、警察が認める事はありえません。

②③について考えてみます。D電機の昨今の全国データでは4円パチンコ集計では平常週利益率14%台、繁忙週18%台で推移しています。

D電機で反映されないホールも含むと年間平均利益率は15%〜20%と推察します。

原価率83%(30個)から原価率100%(25個)の営業で15%〜20%の利益を得る為の出玉率はほぼ100%以下となります。

②③はパチンコの醍醐味であるはずの【出玉率100%超過営業】を毎日継続して行うのが難しい原価率(交換レート)なのですが、実際はこの範囲の原価率を選ぶホールが多いようです。

大阪府下のパチンコ店で安定した人気を誇る賞品にアトマイザーがあります。アトマイザー2000は2240円〜3360円(仕入れ単価2000円の1.12倍〜1.68倍)相当の交換時玉数指定があります。

かつては標準小売価格の指定はありませんでしたが2014年消費増税時に標準小売価格の指定がなされました。

それまで等価交換営業を行っていたホールにとっては仕入れ原価率100%から89.2%(交換レート25個から28個)となり実質の値上げでした。

利益確保の幅が増える」「パチスロユーザーも納得する原価率の範囲」「消費増税に対応するため」等の理由から値上げに関して大きな反対はなかったと私は記憶しています。

結果、大阪府下の多くのホールが1番安い2240円相当の玉数で提供しています。

▼貯玉再プレイが悩ましい

貯玉システムが第三者機関の管理で導入され25年となります。

導入後、「貯玉補償基金の設立と加盟」「再プレイ手数料有から無へ」「周辺設備の充実」「来店ポイントとの連動」「各台計数各台再プレイへ」などの変遷を経て今日に至ります。

今となっては各台計数各台再プレイシステムが多くのホールで導入され、外せないシステムとなっています。

以前は再プレイ手数料を徴収することができましたが、警察の指導方針に基づき徴収できなくなりました。

その結果、再プレイが増えれば増えるほど損益分岐割数が10割に近づくことになりました。
前述のとおり分岐10割に近づけば近づくほど出玉率100%超過営業は困難になります。

再来店の促進、常連さまの囲い込みを目的にスタートした貯玉再プレイの増加が出玉率100%超過営業を制約すると言う現実があります。

(つづく)



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情報公開のすすめ①


ヤンキーパンダです。5年ぶりの寄稿です。

私はパチンコ日報の大半の記事に好意を持って共鳴しながら読ませて頂いております。しかし、パチンコ日報で幾度となく主張される「低交換率営業をはじめ昔のスタイル」に関しては非現実的で、4円復活に繋がる可能性は低いと見ております。

つまり否定的にとらえております。

パチンコ日報の2018年8月25日エントリーには次のように書かれています。

「4円を復活させるのは、簡単なこと。何度も繰り返しになるが、機械のスペックから交換率、営業方法に至るまで全て昔に戻すことだ。もちろん、遊技機価格も。要は1円ではなく4円で遊ばせることができれば、わざわざ1円にシフトする必要はない。40玉交換が理想だが現状を勘案すれば30~33玉交換と言われている。元凶は等価交換であることは明々白々。等価交換に併せて機械スペックから営業方法までを変えてしまい、遊べなくなった、勝てなくなったために客離れが進んだわけだ」

これは管理人様の主張の象徴的なくだりです。ブログゆえ、分かりやすくするためにあえて断定的に述べられているかと思いますが、冒頭で触れたように4円復活の手法としては厳しいと感じております。

今回の投稿では数回に亘って、私なりの現実的な4円復活の手法について提案したいと思います。

復活と言ってもV字回復的な大袈裟なものではありませんが、少なくともファンの心に響くものであると思います。

まず、今回の投稿では管理人様が主張する「低交換率など昔のスタイル」の是非について語ります。

業界人の皆様にとっては「今更なお話」も多く述べますが、パチンコ日報の読者には一般ファンの方々も多数おられます。その方々も意識して寄稿しておりますのでご容赦ください。また、タイトルの意図も次回以降で説明いたします。

▼昔のスペックは実現不可能である

昔のスペックに戻すことは、現行のスペックと比較して射幸性を高めることとなり、俗っぽい言い方をすると「お上や世間に歯むかう」ことになります。緩和の方向に規則改正されれば話は変わりますが、ここ数年を振り返ると、マックスタイプ撤去、くぎ問題、そして賞球数が3個から4個への増加など、射幸性抑制と高ベース化という流れであり、その流れに逆行することになります。
 
管理人様の昔がいつの時代を指すのか定かではありませんが業界が右肩上がりで40個交換が主流の時代、1990年代前半としましょう。当時の一発機(一発機は規制の中、80年代に大半が撤去されましたが90年代でも一部残っていました。)権利もの、アレパチの名機はすべて低ベース機でした。

現行規則では低ベース機はまずもって許可されません。

ノスタルジックな気持ちはわかりますが昔のスペックに戻そうなんて考えずに現行規則の中で物事を考えたいものです。

▼「交換率」という独自の用語は要らない

かつては、「この店、交換(換金)率は?」とのお客様の問いに対して「パチンコ35玉、スロット5.5枚となっております。」とスタッフが答えるのはあちこちのホールで当たり前に見られた光景でした。

しかし、ここ数年で交換率という言葉は換金を連想させるため、「風適法上は好ましくない言葉だ」とされ大半のホールが表だって使えなくなっています。

【率】の問いなのに【玉(枚)】で答えるのも不可解ですが、例え【玉(枚)】の回答であっても換金可能な特定の賞品の交換玉(枚)数だけを告知するのを警察が容認する事はありません。

余談になりますがパチンコ雑誌などで良くみられる【機械割数110%】みたいな表現も交換【率】同様に違和感を覚えます。

加えて言えば、【割(歩合の単位。10分の1表記】のくせに【%(100分の1表記)】です(笑)。他にも、割数を指すのか出玉率を指すのかわからないケースも多くあります。

記した側は割数のつもりでも読む側は出玉率と捉えてしまうと混乱しますので解釈が分かれない言葉で記すべきだと思います。

話を戻します。

表だって使えない言葉になってしまった交換率という言葉の代わりに【原価率】(人気賞品の原価率)という言葉の使用を奨励します。

使い慣れた言葉を改めるのは面倒ですが【原価率】はあらゆるビジネスの財務・経理で使われる言葉です。交換率という業界用語より認知度も高く、使い勝手が良いことから、浸透することを願ってやみません。以下の通り理屈がわかれば簡単に把握できます(業界の皆様には当たり前の話で恐縮です)。

【4円パチンコ貸玉25個100円、人気賞品100の交換玉数40個,30個,25.5個とした場合の原価率と損益分岐割数】
※特殊景品100円とは表記せずに、人気賞品100と表記します。

A、40個交換の場合
損益分岐割数 40÷25=1.6(16割)  原価率 25玉÷40玉=0.625(62.5%)

B、30個交換の場合
損益分岐割数 30÷25=1.2(12割)  原価率 25玉÷30玉=0.833(83.3%)

C、25.5個交換の場合
損益分岐割数 25.5÷25=1.02(10.2割) 原価率 25玉÷25.5玉=0.98(98%)

今回はここまでとします。

次回以降で「出玉率100%を超えない低原価営業」「営業方法、遊技機価格」「4円で遊ばせるなら1円不要」「理想は40玉だが現状を勘案する。現状の何を勘案するのか」「ほんとうに元凶は等価交換なのか」などについて順次物申します。



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ヤンキーパンダ流マルハン研究 その4


マルハン研究シリーズの第4回(最終)となります。



マルハンを通じて、業界のありかたについても言及しております。私見、提案、回顧、事例などが混在しており、読みづらいかと思いますが、ご容赦下さい。



1.売上・粗利・IR資料



前回触れた利益率とは粗利益(売上総利益)率を指しています。IR資料とは昨年6月に公開された「2012年3月期マルハン会社説明資料」を指します。



粗利なので粗利から機械代や人件費などの諸経費を差引いた営業利益とは別です。パチンコ業の粗利は業の性質から他業種での売上と見るのが一般的です。



しかし、自分たちを大きく見せたい時には売上規模で語り、儲けすぎだと批判されると粗利規模で語る。



産業規模を語る際に、そのように売上と粗利を都合で使い分けるコンサルタントや業界人は多いです。



マルハンが使い分けている事例は確認していませんが、売上1兆円達成時の横断幕には同業者としては、やっかみではなく、「大きく見せすぎでは」と感じたのが正直な気持ちです。



兆という単位で社員を鼓舞しようとしたのか? あるいは法人を分散させ身軽でいることよりも王道を選び進んだ結果をアピールしたかったのか?



真意はわかりません。



殆どの方が認識されていると思いますが、パチンコ売上は貸玉料です。



例えば等価営業で千円貸玉を遊ばずに交換・換金。それを10億回くりかえせば、弱小店でも千円が行ったり来たりで1兆になります。気の遠くなる10億回、誰もそういうことは、しませんが、理論的には可能です。パチンコの売上とはそういうものです。



自らアピールしなくてもその売上から推察される企業努力は伝わる人には伝わります。



また、伝わらない人には言い方を代えても伝わらないし、表面的にしか理解しない人と同じで、決してマルハンはじめ、業界の理解者にはならないし、揶揄されるだけかと思います。



よって私はパチンコ店の売上はさりげなく、事務的に触れる程度でよいかと思っています。



次に粗利についての体験を述べます。業界人には釈迦に説法のような話が続きますがしばし、お付き合い下さい。



「アウト(稼働)は?いくら抜けているのか(粗利を確保しているのか)?」といった確認、その類の会話はあいさつと同じくらいしていますし、してきました。



お客様への断りもなく、また、開示もせずに店の都合だけで、日毎、粗利益を調整しようとする。



これはパチンコ業の妙ですが、一方、お客様の立場からはどうなのか、そういう事を考えながらも…抜いています。



抜き幅はその時々で異なり、赤字の日もあります。しかし、ビジネスですからトータルでは…当たり前に抜きましたし、抜いてます。



しかし、集客が予測以下であったり、確率が甘く出たりすると、月間粗利未達成となります。稼働よりも粗利重視の場合、月間の粗利未達を避けるため月の終盤に駆け込みで抜く事があります。



この駆け込み行為の積み重ねがお客様の不信に繋がると感じています。



そう言った事態にならないためには稼働予測と稼働を構成する客数・客層・客質分析が重要であり、その精度が高いほど駆け込みなく、低稼働でもバランスよく粗利を確保できると思います。



もちろん低稼働の限度はあり、その基準は地域・環境によって異なります。



店長である以上は常にステークホルダーを意識し、不測の事態が起こることも踏まえ、最低でも半年くらいのシナリオは、描いておきたいものです。また、技術力は大切ですが予測力がもっと大切かと、予測通り進んで初めて技術が生きるかとそう感じています。



また粗利よりも長期的な営業利益が重要かと思っており、経費バランスには日々気を配り、取組んでいます。



ところで、前述の「抜く」という言葉は業界独特の表現で世間では通用しない言葉です。しかし、使っています。誰がはじめに使ったかはわかりません。言い得て妙ですが、「抜く」とは「とりのぞく・追い越す・盗む」などの意味です。



過去のコメントでも多く見られましたが、「粗利を確保する」を「抜く」と表現する業界の体質があります。



マルハンをはじめ、「お客様が大切」とアピールする有力店も日常的に「抜く」という言葉を使っているかと思います。私も使うのですが。



次にIRについてです。



マルハンはじめ、大手数社は決算期ごとのIRを行い、一部はHP上に公開しています。私はIRについてはこうして参考にし、自店と比較、勉強になるので好意を持っています。



IRは投資家向けの広報活動全般ですから主に投資家(資産家)や金融機関を意識したものです。



そこで私見ですが、もう一方の投資家(お客様)を意識したものにシフトしないと勿体無いと思います。



具体的には店ごと、日毎、還元率(利益率)を公表する。店舗ブログやカウンター横に掲示。SIS平均と比較しても良いでしょう。事前に予告すると、広告規制にかかりそうですが、日毎の結果だと事実の公開になり支障はないはずです。



また、出玉(大当回数)情報と併用し、お客様のより冷静な店選びに繋がるかと思います。



そして、自信のある店舗にとっては煽りではない、絶好の広告宣伝かと思います。



IR資料から粗利益率は業界平均より低い。マルハンならそれが可能かと、決算期IRを日毎IRに、会社IRを店舗IRにする。



マルハンが良く使う「業界を変える」「新しいパチンコ」とは本来はそういうところにあるのではないのでしょうか。



表だった換金は公営に倣うことはできませんが、還元率(利益率)公開は倣えます。また、店舗還元率(利益率)の日毎公開は会社上層部が決断すればすぐにでも出来ることと思います。



管理コンピュータが行き届くパチンコ店こそ、そういう取組みが可能です(経費は日毎確定できないのでここで言う日毎IRは還元率・粗利益率を指します)。



一方、IRは行わないが、現場でしっかりとお客様に出玉を体感させ、ハートをつかむ。そういう店舗もおおいに結構かと思いますし、そういう路線の有力店・有力法人も多いかと思います。



私自身は店舗還元率の公開を実現する野心を持つものの、実現はしておりません(汗)。



よって、「このことが業界の透明性・健全性に繋がるのでは」と言った、そういう希望であるとご理解くださいませ。



お客様の離反・お客様の安心、両方の可能性があると思います。年間・全社IRを行うのであれば、日毎・店舗でも不可能では無いはずです。すでに実行している店があるかどうかわかりません。



15~6年前、40個交換主流の時代に還元率(利益率)ではなく、島ごとにアウト・差玉を公開していた店が記憶にあります。



不確かな記憶で恐縮ですが、確か明石のマルハンだったような。今は機器の充実で全台の差玉を見ることはできますが、定時にジャーナル印字を島端に貼っていたことは当時新鮮に感じ、記憶の片隅に残っております(単にデータロボがスランプグラフ対応でなかっただけかも知れませんが)。



健全性や透明性を出来るところから追求することで、業界の地力と言いますか、実像を自覚できるかと思います。また、そういう時期に来ていると感じています。



2.地域一番店



マルハンの資料では独自の手法による2回統計店舗比較から直近の地域一番店比率を91.5%としています。稼働率地域一番店の定義づけと判定を第三者が行い、業界の共通認識にならない限り、この数字は正確ではないと言えます。



よって、自己満足の指標かと思います。



例えば、SISのアウトデータを競合店も同意の下で開示しあい、比較するなら納得できます。一、二番店が僅差の場合の判定はどうしているのか? 商圏はどう定めているのか?



一番店舗名も開示しておらず、疑問がわきます。



マルハンと対峙する各地の有力店の「ほんとうかよ」と言う声が聞こえてきそうです。



他者が言うならともかく、自分で宣言するのはいかがかと、感じますし、一番、番と言う相対評価は客観的であるべきです。



その真意はどこにあるのか? 前述の通りの仮説ですが「新卒者むけ?銀行?プレス?社員を鼓舞するため?



などあれこれ考えてしまいます。ただし、デジタルに不慣れなおじさん客、おばさん客を意識したものとは到底、思えません。



そして、すべてのお客様が相対評価での一番店を意識している訳ではありません。



経験則ですが、繁盛店のライバルはその店の以前の姿でもあります。例え稼働率一番を維持していても稼働が落ちる時期があります。出しても出しても「出てない。」抜いても抜いても「出てる。」と同じ店舗で言われたことがあります。



「以前は出していたからお客が多かった」とお客様は判断されたのです。「実は客足が落ちた今の方が出しているよ」と言いたいのですが、言えません。判断するのはお客様ですから。



私は10年前の520台(4円・20円のみ)年間P5万S2万稼働越え店舗から、800台(レート多様)年間平均稼働20%まで複数法人の様々な店舗を運よく、経験させていただきました。平均では6年在籍しましたが、入退社を繰り返しました(トホホ)。



でも、そのおかげで結果的に多くの経験をさせていただきました。



因みに職位は平社員から部長まで、部長職で退社。部長職後の主任職は辛いものがありましたが、今となればいい思い出です。拾って頂いた会社にも感謝です。



様々な職位を経験しましたが店長職が一番面白い。今は店長職の面白さを感じながら日々過ごしています。ただし、転職を繰り返すことはお勧めしません。茨の道を歩む覚悟があれば別ですが、念のために言っておきます。



経験の話を続けて恐縮です。5万稼働の店よりも20%稼働の店のほうが年間の台あたりの営業利益は実は多かったりもします。



年間もしくは数年間ですから、決して短期ではありません。そういう店はオペレーションの工夫もありますし、やるべきことはキチンしています。



常連さまのためにTV取材に応じない目立たないラーメン店と同じく、借りすぎず、入替過ぎず、薄利でわざと目立たない、そんな店でした。



また、稼働率30%代の店舗在籍時には偶然?もしくは競合店のエラー?によって稼働が伸びた事がありました。



その際「最近、出してるね。」と常連のお客様から声をかけられました。出玉感(景品玉)で判断されたのでしょう。



稼働アップ時は利益率がそのままでも出玉感(景品玉)はアップします。よって、安定稼働・安定利益であれば、地域一番店に拘る必要はなく、内なる一番、お客様にとっての一番店を意識すればよいと思います。



稼働は血圧や飛行機の高度と同じで高すぎても低すぎても辛いです。乱高下はできるだけ避けたいものです。



乱高下しないためにも計数に加え、常に客層、客質は見ておきたいです。



客層・客質に関係しますが、プロ、セミプロの中でも、ジグマとノリ打ちは異なると感じています。ジグマは目立たないし、定時に帰ります。



次のお客様のためにさりげなくハンカチでハンドルを拭いて帰ったり、マナーも良く、他のお客様に優しいことが多くありました。



某マルハンではノリ打ちや潜伏狙い客が多いと耳にしますが、彼らはガセ煽りには騙されませんので、それはそれで人気の証でしょうが、そんなお客が増えすぎた地域一番店は決してマルハンが本来、望んだ形ではないはずです。



3.ラッピングトラック・中つり全車両広告



大阪でのその光景を同業者でありながら「危機感」というよりもまずは「奇異」に感じました。



私は当局規制や自主規制が強い地域での勤務経験が長く、2011・6・22通達以前のおおらかな大阪の広告宣伝には本当にびっくりしました。大阪の業界の先輩方が当局と様々なシーンで防犯協力など信頼関係を構築したことがその背景にあるかと想像できますし、信頼関係の構築は良いことかと思います。



しかし、「マルハンがするなら」と、「規制にはかからないから」と、大阪の有力店であるn社やh社が競ってラッピングトラックを走らせると御堂筋はどうなるのでしょうか?



大阪市民でパチンコをされない方はどう思われるのでしょうか?



イチョウの葉がパチンコ玉やメダルになってしまうのでしょうか?



当局から指摘されるまでやり続けるのでしょうか?



世論を人一倍意識し、自制する気はないのでしょうか?



憎まれても良いから目立った者が勝ちとでも思っているのでしょうか?



と様々な疑問がわきました。



また、S県やG県ではそれまで守っていた、自主規制を反故にし、空チラシ(イメージチラシ)を多く入れるなど驕りともとれる良からぬ話も耳に入りました。



このことでマルハンが世間から問題にされるのは自業自得でしょうが、憎まれる時はお子様の事故と同じく、業界全体が憎まれます。そういう意味では奇異よりも危機感という表現が相応しいかと思います。



御堂筋線のラッピング地下鉄に関してもマルハンを全面に押し出すのではなく大阪城や通天閣など観光名所を写真やイラストで全面に出し、隅っこにマルハンロゴであっても「実はマルハンなんや」と気づいていただける。



意外とそちらの方がマルハンのブランドイメージは訴求できるかとも思います。



余計なお節介でしょうが、控えめがイメージアップに繋がることもあるかと。広告宣伝において直球ばかりではなくチェンジアップも必要かとそう思います。



4.BA・TY・S、その他クォリティー



前回はいずれも10年前、当該店で1年間にわたり、複数日、試打、視察した上での判断です。



最近はあるマルハン2店舗で不定期に遊びますが、同じ機種でも店舗により異なります。



きつくBA、TY、Sを落としているケースも見受けられます。もちろん機種によって日によって様々です。



当たり前なんですが。



調査・研究のためには複数店舗の土日を含む数日のサンプルが必要です。また、私に同じく、駆け込み抜きもあろうかと思います。パチンコと異なり、スロットは設定が上手く、客つきも良好な印象です。



印象ばかりで申し訳ありません。



よって接客やクリーンリネスはマルハン標準クオリティーは伝わるものの、釘調整のクォリティーはなんとも評価できません。



接客に関しては「おもてなしします」と言ったアピールを感じるものの、同業他社に比べ、決して表面だけで終始しない内面的なものはいつも感じています。



約300店 1万人をそういうレベルに押し上げたのは並大抵のことではないとそう感じています。



5.結び



私は内からも外からも長年パチンコと付き合ってきました。手打ちの時代から 内・外を通算すると30数年になります。



大きな声では言えませんが手打ちデビューは○○歳です。幼い頃、近所の繁華街にパチンコ店が多く、くわえタバコで両手を使い、立ち打ちする大人たちをガラス越しに見て、あこがれたりもしました。



経験が長いことを自慢したいわけでも、ノスタルジーに浸りたいわけでもありません。



30年前、20年前、10年前と節目ごとに振り返ると大きく変わってきたことの実感を伝えたいのです。



変わり方が正しかったのかどうか、それはまだ、判断できません。



胡散臭い部分も、欲望渦巻く部分も、ワクワクドキドキ感も、グレーな部分も、人間の持つ表も裏もコンプレックスの反動も、遊技台のしくみも進化も、待ち合わせに時間があるからちょっと打とうかという感覚もすべてが好きで好きでなんとか続けることができましたし、これからもついていけるなら走り続ける気でいます。



21年前、業界に転職の際、身内から「パチンコ業なんかに・・気が狂った」とも言われました。「なんかではない。パチンコは明るくなりつつあるし、社会貢献もしているし、、○兆円規模で、雇用も創出しているし」などとはこれっぽっちも抗弁しませんでした(当時はそう言う明るいと思われる情報も無かったです)。



「好きにさせてくれ。ただし、生活面は迷惑かけない」と主張したのです。



もちろん高額そうなギャラにもあこがれはありました。



回顧することで パンチパーマーの従業員を容認するのではありません。かといって過度な接客アピールも如何なものかと思います。つまりは清潔で控えめで良いかと。



広告宣伝も同じく控えめで良いかと思います。派手な宣伝を繰り返さないと目標売上が維持できないような業は如何なものかと、そもそもの目標が背伸びし過ぎた物であると冷静に総括すべきではないのでしょうか。



こんな私ですから(世間では変わり者とおもわれると思いますが)パチンコ業はお客様も従業員も参加者全てに楽しさの強調だけではなく、そういうパチンコであることを併せ呑む覚悟を持つ必要があると考えています。



ところがこの10年で、覚悟の無いお客様や従業員を多く、巻き込んでしまっているような気がします。



いや、巻き込んでいるのです。



「是非どうぞ」ではなく「よく考えて、よろしければどうぞ」の世界にもかかわらず。



私の考えはパチンコ業のイメージアップを図ろうとするマルハンの対極なのかも知れません。



実はマルハンもHPで見られるとおり、飲食・マカオ・カンボジアなど様々な形で、ある意味のリスクヘッジをかけているかとそう見ています。



一連のシリーズで、良い思い出や辛辣な意見も長々と書かせていただきました。



パチンコ日報を読まれるマルハン関係者の方々へは失礼な表記も言葉足らずも多くあったことかと思います。



お詫び申し上げます。



業界やマルハンに関し、経験したこと、言いたいことはまだまだあります。管理人様や読者のみな様のご許可があれば、不定期ですがまた、寄稿させてください。



最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。





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ヤンキーパンダ流マルハン研究 その3


マルハン研究の第3回です。



その前に、前回、「元店長氏なみの記事を…」とのコメントを頂戴いたしました。



はっきり言います。無理です。洞察力、表現力、継続力、熱意、どれをとっても私が劣ります。



また、元職と現職の違いによって、しがらみの種類や表現方法も異なります。元店長氏の記事内容にはとても、共感する部分が多くあり、行間に込められた「業界への愛情、人への優しさ」を感じております。



一方、私の記事は行間が広いが故、勘案の上でお読みいただくと幸いです。



では、本題に入ります。



10年前、競合したマルハンの様子を箇条書きします。(一部は自店対応エピソードつき)



1.建物はダイナム程ではないがローコスト、外人モデルのイメージシートを多用。



2.設備は特に最先端に拘らない。ただし、イスは良いものを使用。



3.交換率は地域トレンド、1番店に合わせる。(当時の当該地域では30個、5.5枚)




マルハンは4個返し・ハーフスペックの海M27メイン、自店は5個返しの海3(R)とM27併用。



話が多少それますが、回顧を含めて物申します。暫しのお付き合いを。



5個賞球の海3(R)を30個から33個で使うのが稼働と利益のバランスは一番、良かった。



ただし、「M27登場以前」です。



初代ギンパラやミルキーバーのような低ベース機もあったが、設置シェアは海に比べ低い。



努力と工夫で採算ベースを維持しながらベースを18前後まで上げたりもしました。



3個賞球メインの昨今、一部リリースでは埋もれてしまうため、8割程度のリリース機種が5個賞球になることを願います。



台は進化し続けるが、かつての良い部分の芽まで摘む必要は無いはずです。

ギンパラと源さんは設定付きパチンコの名機。しかし、新しいものに淘汰されるのは宿命でした。



釘調整NG・厳格化が進む中で、設定付きパチンコのニーズは高くなると思います。その形が封入式になるのだろうか? 要は進化の中身を問いたい。



話を元に戻します。



当時、各メーカーは単発図柄に時短が付かないハーフスペックと時短がつくフルスペックを同時販売。いずれかをホールが選びました。



しかし、三洋はまずはハーフのM27のみの販売でした。三洋に「M27をあるだけ欲しい」と言ってもグランドオープン優先でした。



よってマルハンにとってM27大量導入は、結果的にアドバンテージとなりました。



8カ月後、三洋はフルのM56を販売。



お客様動向は海3→M27→M56と変遷しました。ほとんどのホールがM27からM56へ全入替えに。



実は海3には相当な歩率を打ちました。それにも拘らず、お客様は新しいスペックに流れました。



4.スタート釘調整は開け過ぎず締め過ぎず、イベント時は開けるが分岐一杯(30個なら12割まで)と思われる。



土日・半休は基本的に1~2枚(25刻みの板の場合)締める。

つまり、0.2から0.4落とす。千円スタートで平常よりも1~1.5回下げ。



スタートに関して競合店を大幅に上回ることは、お互いになかったと記憶しています。



MAXスタートとMINスタート、台景品は常に意識しました。マルハンを少しだけ上回れば良いかと。



しかし、限度はあります。スタートの上げ調整は暗黙の手打ちに繋がったような気がします。



5.確変ベース(BA)、特賞中差玉(TY)はノーマル。





自店はマルハンを上回ろうと、BAを限りなく100に近づけたり、TYをかなり寄せたりしたが、余り効果はありませんでした。



お客様にしっかり認知されるまで続ければ良かったのかも知れません。

BAはノーマルの90~95で良いような気がします。触りすぎはいけません。



釈迦に説法で恐縮ですが、場合によっては敢えて触らないという判断が店長(釘師)には必要かと感じます。



6.スロット設定は中間多用。イベント時は角台、角2に高設定。もしくは一台おき、3台に1台など規則的に投入。



7.イベント、装飾など真似るスピードは速い。(お互いに)



8.野立て看板・ビル看板は多用する。チラシは地元の規制は守り、オーソドックス。テレビCMは確かなかったような。



9.新台ゲージの作り方は同じマルハンでも千差万別。統一はされていない



10.ハネモノ設置は消極的。競合が高稼働の場合は競合に合わせ導入。



手前味噌ですが、自店のハネモノは強かった。ファインプレーや玉ちゃんファイト、その後リリースされるレレレにおまかせなど。



常時、5万稼働。客層も老若男女、もちろんセミプロも多数。「30個交換、40台全台赤差玉で利益を残す」を常に目指しましたが、どうしても1~2台は黒差玉。「全台赤差玉のプラス利益」はとうとう達成できませんでした。



その後、複数の地域でハネモノの育成に取組んでみましたが上手く行きませんでした。地域性、時代背景もあるのでしょう。



店の伝統のおかげで「高稼働である」ということを痛感しました。ハネモノはお客様との駆け引きが多く、面白い。



玉単価50銭前後の4円のハネモノなら1円よりも断然、お勧めです。ただし高稼働維持が前提です。



大阪・ナンバ周辺でマルハンと競合する某店がハネモノを大切に運用し、高稼働であることには敬服します。



11.導入機種のとりこぼしはない。話題の機種は必ず、脇役機種も結構導入する。入替えで後手に回ることはまずない。



12.機種配列、導線作りはオーソドックス。



13.当時は日にち固定イベントはなく、7の日は未確立。店舗名や地域名を冠する不定期イベントが主流。



14.一般景品について、お取り寄せの特別販売は当初はしていないが、競合動向に合わせ行う。



15.入替・店休は組合に従う。ただし、いい加減な組合なら従わないようである。



16.従業員は当初、精鋭だが徐々に地元アルバイト採用にシフト。女性の雇用には積極的な印象。



当初の接客は控えめでソツがない。「おもてなししてます」といった過度なアピールはしない。身だしなみは清潔、控えめ。ただし、主要メンバーの移動で接客力は劣化する。



当時、自店を辞退された20代後半の女性が数カ月後、マルハンで月間スーパースターに成られていました。



その女性はシングルマザーで、面接の時、「子供が発熱したら、保育所に預けることができないので、当日欠勤になる可能性がある」といわれました。



私は「シングルマザーかどうかは採否に影響しない。約束の日に出社していただければ良い。ただし、当日欠勤が増えると雇用契約に違反すると判断せざるを得ない」といったところ辞退されました。



マルハンの面接のノウハウは分かりませんが、そういう女性を受入ているのは好印象でした。何らかのサポート体制が整っているのでしょう。



昨年10月、数年ぶりにこのマルハンを視察しました。マタニティー制服を着た女性スタッフがスロットコーナーを担当していました。



思わず「マタニティーユニフォームは会社が用意するのですか?」と尋ねたところ、明るく「はい」と答えてくれました。



ただ、煙害を考えると安定期といえどもパチンコ店勤務はお勧めできません。

しかし、安定期のご本人が望むのであれば、環境は整えるべきでしょう。そういう点に学びがあると思います。



マタニティー制服の女性がシングルマザーかどうかは分かりませんが、悲しい事件を耳にする度に、シングルマザーの雇用を考えてしまいます。大阪方式は半世紀以上前から身体障害者や未亡人を積極的に雇用することで警察からのお墨付きを頂きました。



17.スタッフ紹介、スパースターは定番。美談エピソードポスターを良く使う。



まだまだ触れたい項目がありますが、キリがないのでこのくらいにします。

総括的に振り返りますが、自店もマルハンも特別なことは何もしていません。丁寧に一つひとつの取組みを進めただけです。お客様の顔色、声なき声に敏感だっただけかと思います。



その後、自店は海シリーズ3BOX120台の稼働率の維持に注力しました。

その結果、マルハンは稼働率40%に落ち込み、1040台から880台に減台します。



マルハンの海を崩し、稼働率の優位に成功はするものの、マルハン出店前の稼働よりは劣る結果となりました。



前回、紹介したおばちゃんは2008年の1パチ実施時に戻ってきたそうです。



2008年、既に私は退社しており、後任の者から聞きましたが、いわゆる「にいちゃん達」が1パチではいない、との事でした。



一度、離反したお客様が戻っていただくのに、実に5年の歳月を費したと言えます。



これは極端な例ですが今、来ていただいているお客様を大切にする教訓にしたいものです。



「俺達は大きいぞ」と言うスタンスでなかったマルハンがその後、「大きいぞ」に変わっていきます。



2005年1月、売上1兆円達成。時を同じくして、全国的に等価営業にシフトし、地域一番店比率に拘り始めました。



ご存知の通り、パチンコの売上は貸し玉料。兆という数字におぼれたのかマルハン各店が横断幕で「1兆円達成」とお祭ムードでした。



IR資料ではマルハンの直近の利益率は12.6%~13.4%で推移。SIS平均よりも低く、全国レベルの相対評価では良心的ですが、利益率10%前後の地元の雄と対峙した場合は苦戦するようです。



余計なお節介ですが、地域一番の定義もあいまいな中、あまりそこに拘らない方が賢明かと思います。



実は「マルハン研究について」の寄稿をしたのはあるキッカケからです。それは昨年11月、12月に御堂筋での「マルハン広告トラック」と地下鉄御堂筋線での「中つり片面、全てマルハン広告車両」を目撃したことです。



風適法第1条に「善良な風俗と清浄な風俗環境の保持(そのための射幸心の抑制)及び、少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するため」と記されていることは業界人であれば誰もがご存知かと思います。



その趣旨に照らすと上記のようなマルハンの広告宣伝はやりすぎでしょう。



ラッピングトラック、地下鉄、ドームやフィギュア選手権での広告で感覚が麻痺しているのでしょうか。



御堂筋はパチンコ嫌いの方、18歳未満の方も一杯見ています。



マルハン梅田店の不振は広告が不足したことではないはずです。10年前とは全く異なるスタンスを強く感じると共に、ますます過度になる広告に危機感を持ち、寄稿したのです。



さらに元旦に全国的に折り込まれたマルハン企業チラシ。多くの方がご覧になったかと思います。



新しいパチンコの取組みや社会貢献活動に触れられ、「高評価」とのコンサルタントやジャーナリストもおられますが、良く目を通してください。



パチンコが「18歳未満は禁止である」ことはどこにも書いてません。そして、パチンコ依存からの回復支援を社会貢献としています。



私達の「業」は時としてお客様の正常な判断を歪め、不幸にしてしまうことがある「業」なのですが、全国に折り込まれた今回のチラシからはその自覚は微塵も感じられません。



パチンコ依存は私達が原因です。よってその支援は責務であって貢献ではありません。



「リーディングカンパニーがこの程度の認識か」と、ますます業界全体が揶揄されます。いくら社会貢献度が高くても、派手な形ではそのことには触れない。そういうストイックさが必要ではないでしょうか。



そして、テレビCM、和田アキ子氏の「ナナナナ~」は特定の日をアピールする隠語であるため「We Needたのしい」に変えざるを得なかったと推察します。



本来、風適法よりも厳格なテレビ考査を覆す、皮肉な結果になったこと、そういう「業」であることは当事者であるマルハンが一番わかっているはずです。



私はマルハンという企業が成長、進化することを歓迎しています。



ただし、業の性質を十分に認識した上での成長を願います。そのためにも地域に丁寧に根ざそうとし、同業他社からも尊敬された10年前のマルハンを思い出していただきたい。



「We Needたのしい」はCMで良く耳にするが、このままではたのしくありません。



(シリーズ最終回はまだ草稿中です。是非とも、皆様からの「学びと気づきのコメントを参考にし、寄稿させてください)



つづく





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ヤンキーパンダ流マルハン研究 その2


2002年冬…



マルハン△△店がグランドオープンです。

1040台は△地区では最大。機種は当時、地元では複数BOXはとても入らなかった新海M27が6BOX240台。4号機のミリオンゴッド80台(10年前の記憶なので間違っていたらごめんなさい)などパワー営業全開でした。



開店前の告知チラシはそれほど派手なものではなかったかと思います。



自店のある▲県はチラシの組合自主規制を実施しており、そこに配慮したのかと。もちろん仮説ですから真意はわかりません。ただし、全国○店舗と店舗のある都道府県名は必ず入れていました。



開店数日前にはマルハンのK店長がお茶菓子を持って自店にごあいさつに来られました。



ごあいさつは謹んでお受けいたしました。



現在、マルハンがグランドオープン時に近隣店にあいさつに行かれてるかどうかわかりませんが、その時の印象はとても良かったです。



後日、お返しのお茶菓子を持って伺いました。



数日間にまたがる、台番指定の整理券の配布もソツなくされていて、お客様の導き方と機種の事前告知など多くの学びがありました。



整理券配布時、見知らぬお客様同士の「マルハンが来たし、◎◎(自店の事)が相当、出すやろうね。面白くなるね」と言う言葉が耳に入り、自店への期待が高いことが伝わり、誇らしく感じました。



スタッフ紹介ポスターは北海道・静岡・大阪など、それぞれの出身地が記され、全国から精鋭スタッフが派遣された事が分かる内容でした。



当時、マネージャーの肩書きを持つ方が複数おられましたが、全て制服で、白シャツはK店長のみです。



肩書きを持ちながら、白シャツの威を借りずにユニフォーム姿でソツなく、丁寧に接客される姿には、共鳴しました。



早速、自店の主任にも「制服には戻さないが心構えは学んで欲しい」と伝えました。



グランドオープン時のK店長のあいさつやスタッフ全員のカウントダウンにも有名芸能人に頼らない手作り感、暖か味がありました。



その後、入替合戦、配列の工夫、機械調整、出玉、機種イベント、店内装飾、POP、ポスターなど「取り組みと駆け引き」、「機種イベントや装飾のパクリ合い」がしばらく続きました。



マルハンは交換率の変更、装飾の変更、プチリニューアル(ペンキの塗り替え)、減台など稼働が落ち込む寸前に何かを必ず手掛けてきました。



一方の自店はマルハンにあって自店にないものにはハード面、ソフト面ともにすぐに対応しました。



もちろん社長指示があってこそ対応できたのですが、お互いの取組みは続き、稼働率における明らかな優勝劣敗がはっきりしない状態でした。



しかし、地域全体では稼働率はアップしており、自店のクオリティーもアップしたかと、そう感じました。



ある日、しばらく来店されない常連のおばちゃん(60代)に出会いました。



「おばちゃん、最近来られないですね」



「兄ちゃんばっかりで打てないから…」



「早く来たら?女性や高齢者は優先入場だよ」



「うん。知ってるけど、事情があって、午後からしか行けないの」



当時、自店とマルハンのやりとりは業界誌で「マルハン対○○(地方名)ナショナリズム」と煽り系のタイトルで特集記事として紹介されたりしましたが、本来、大切にしないといけないお客様が誰なのかを、そして、その方々は煽りを必要としているのかどうか。



おばちゃんの言葉は自分自身が「はっ」とした瞬間でした。



と同時に客層・客質を十分には考慮せず、マルハンとの稼働率争いに一喜一憂した自分自身を情けなく感じました。



つづく



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