パチンコ日報

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業界からワクワク感が薄れている?

先日、あるホール経営者の方と食事をしている際に出た話題が有ります。

「いつからパチンコ店がワクワクする場所で無くなったのか?」
というもので、今もパチンコやスロットのファンとして来店してくれるお客様には、ホールに行くことのワクワク感を失われていないと思いますが、離反した理由はさまざまだとしても、実際にワクワク感という点においては薄れているということでの共通認識でした。

子供が遊園地やディズニーランドに行きたがるというのは、ワクワク感(気持ち)につながる実体験や、行ったことが無くても頭の中で想像する体験に、何かしらの価値を感じているからです。

おなかが空いたら何かを食べたいと思うのは、食べ物には空腹という問題を解決する価値があるからです。

もう倒れそうなくらいの空腹時であれば、食べ物がもうすぐ出てくるという瞬間は、気持ちが高ぶるというか何かしらの心の状態になっています。

遊園地に対して、大人になってもワクワクする人もいるし(私はワクワクします)、ワクワク感が無くなったという人もいますが、子供がはしゃいで楽しみにしている姿を見ると、遊園地の遊具にワクワクするというよりも、子供と行く体験にワクワクします。

どんな商売も、同業の競合他社だけでなく、代替品やサービスを提供する別の競合他社との競争はあります。

ホールに対してワクワクが薄れて、別の代替商品(スマホゲーム、旅行などの別の遊び、キャンプなどのアウトドア)が盛んになり、遊びの幅が広がったということもあり(白書を見れば傾向は分かります)、人口動態の変化によってパチンコ業界のボリュームゾーンが変化したのもありますが、パチンコ店に行くことのワクワク感につながる価値が不足しているのでは?ということを、しっかりと追求するべきだと思っています。

代替産業や人口動態のせいにする他者責任の考え方では、業界を盛り上げていく大事な価値を想像することができなくなります。

もちろん、成熟した業界が衰退する(ユーザー減)場合は、儲かった時代に肥大させたコストがそのまま推移することや、業界に関わる立場の異なる会社も生き残りをかけるので、ユーザー減とは反して高コストに向かう流れもあり、コストによってワクワク感の幅をどんどん狭まるという側面もあります。

いずれにしても、ワクワク感を高めてファンを増やすということを“今の状況”を踏まえつつも、今の状況にひずみがあるのであれば是正して、ワクワク感を追及することが大切だと思います。

と、これだけ書いて終わってしまうと単なる評論家になってしまうので、“台とお客様のつながり”に関するワクワク感について書いていきます。

━ワクワク感は店が生み出す━

好きな台が無くなれば、お店に行くワクワク感が薄れます。

ワクワクする機種が見つからなければ、自然離反(行く価値を感じない)や撤去離反が起こります。

何度もお伝えしている、『台が分かる』を実現する大当りフローPOPなどの活用は当たり前として、短時間・長時間・のんびり・ガッツリ・お金のあるとき、無いとき、気晴しに…など、お客様の体験価値視点でパチンコ店の楽しさやワクワクを意図的に増やしていくことも重要になります。

店休が無ければ、365日の基本活動としてお客様に伝え続け、体験して価値を感じてもらう取組みになります。
お店にリピートするには、“5つのつながり”をお客様と作る必要があります。

“5つのつながり”とは、
①台とお客様 
②スタッフとお客様 
③お店とお客様 
④地域とお店(スタッフ)
⑤コンセプトとお客様 
で、大当りフローPOPや台とお客様をつなげるスタッフの提案営業を中心として、②~⑤によるつながりも強化していくものです。

詳しい内容は省略しますが、【ワクワク感】というものをお客様が自然と持ってくれるというスタンスを省みて、自店では本当にワクワクする気持ちを生み出す取組みが出来ているかを見直す必要があります。

『コト視点の価値づくり』のカリキュラムは、これを追求してお店のワクワク感を高める(差別化価値)も考えていくものになります。

いずれにしても、ワクワク感を生み出すための挑戦は、これからも続けていく必要があります。
ワクワク感という視点で、皆様と一緒に今年も来年も盛り上げていきたいと思います。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 私は毎日ワクワクドキドキしていますけどね!(^o^)v
    鬼滅の刃が出ないかな!
    ヤマモリ  »このコメントに返信
  2. ピンバック: ヤマモリ

  3. ワクワク感をもって打ちに行ってたこともありましたが1k1桁回転の極悪釘をくらえばワクワクも一瞬で冷める。
    スロットは凱旋やハーデスはワクワク打ちに行ってましたが5号機もなくなるのでそれももうないです。
    パチンコがなくなれば幸せ  »このコメントに返信
  4. ピンバック: パチンコがなくなれば幸せ

  5. ワクワク感とは、言い換えれば、「今日は勝てるかも」という気持ちだから、単純に勝ち難い仕様の現在のパチンコ、パチスロでは客は離れる一方だろう。どんな新台が出ても、その点が改善されなければ、客は増えない。大切なお金を使ってもらうには、リターンを見込めないとダメ。
    それだけだよ。それだけ。
    換金禁止  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 換金禁止

  7. ワクワク感、大事ですね。
    今のパチンコには全くないと言っても過言では無いでしょう。
    何故ワクワク感が無いのか?
    機種ですか?
    5つの繋がりですか?
    それも正解ですが客の気持ちで1番大切な物が抜けてますね、残念です。
    客の気持ちで1番大切な物はいつも抜けてます、むしろ故意に抜いてますね。
    本当に残念です、それを故意に抜いている以上パチンコにワクワク感も客も戻って来ないでしょう
    銀玉先生  »このコメントに返信
  8. ピンバック: 銀玉先生

  9. 年末年始の1時間延長営業がなければ良いと思う秋田の業界。3店方式とは言え、交換所は結局はホール次第。今年はコロナ禍に大雪。ため息ばかり出るが、特殊景品を消毒している。
    必殺買取人。  »このコメントに返信
  10. ピンバック: 必殺買取人。

  11. 射幸心を煽らなきゃワクワクしません。
    まあ、4号機でも大した射幸心なんて無かったですが貧困層パチンカスはたった10万や20万程度の端金で夢見れますので下らない規制なんてさっさと緩和するなり無視するなりしてほしいですね。
    出玉出玉と養分は主張しますが投資と跳ね返りをでかくすれば同じ金を巻き上げるにしても出率をあげられます。
    勝ち組  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 勝ち組

  13. 今日のお題は中山美穂ですか
    中山美穂といえば真っ先に思い浮かぶのが映画ビー・バップ・ハイスクールですよね
    今日子役のミポリンが髪の毛を切られたシーンはショッキングでありました
    それと脇役の宮崎ますみもこれまたイイ女でしたね



    では本題です
    ミポリンの1986年の曲「WAKU WAKUさせて」の歌詞そのまんま今日のお題にドンピシャですね






    a-ha – Take On Me(1985)♬

    チャオ!
    宗ちゃんじれったいじれったいパチ&スロ歴41年\(^o^)/  »このコメントに返信
  14. ピンバック: 宗ちゃんじれったいじれったいパチ&スロ歴41年\(^o^)/

  15. 玉が出てたくさんの現金に換金出来た
    という話以前に・・・

    パチンコでいえば千円で一桁しか回らない
    それではワクワクというよりもイライラです
    そんな状況で好きな台なんて生まれるわけがありません

    遊タイムそりゃ回れば「遊」でしょうけど
    そもそもデジタルが回ってくれない

    スマホゲームがなぜ楽しいか・・・
    金を注ぎ込めばとりあえずガチャは必ず回ってくれます
    当たるか外れるかは二の次にしてもです
    パチンコ大賞  »このコメントに返信
  16. ピンバック: パチンコ大賞

  17. さすが勝ち組の兄貴!
    たかだか10万20万の端金の庶民の遊びに対して、
    期待値稼働とか捻り打ちとか貯玉再プレイとか
    頭脳労働で手を抜かず、ちまちま日銭を稼ぐなんて、普通の人間にはできないッス!

    兄貴は、リーマン時代も社長も論文を提出したことあるって言ってたし、
    やっぱりエリートは違うッスね!
    マジでリスペクトッス!
    勝ち組の舎弟  »このコメントに返信
  18. ピンバック: 勝ち組の舎弟

  19. せめて20回(4パチ)回してくれるなら、自分はワクワクするが。
    実際ホールに行くと、良くて18回。酷いところなら15回以下。
    これでワクワクすると思うだろうか。
    パチンコ店でしょうに  »このコメントに返信
  20. ピンバック: パチンコ店でしょうに

  21. 自分は出玉(期待値)は前提条件ですが、その上で演出を求めます。なのでメーカーがスタートだと思います。

    大当たりフローは最低限の知識であり、初心者以外がワクワクするのはレアケースの様な。
    カニミソ  »このコメントに返信
  22. ピンバック: カニミソ

  23. 結果として買った負けたはありますが、
    遊技なので遊びですので、
    あまりストイックにならず、過程でワクワクできればいいのです。
    そういう台をメーカーが開発すればよいだけです。
    牛丼通行人  »このコメントに返信
  24. ピンバック: 牛丼通行人

  25. 甘デジでボーダー−2、3に調整すれば客は打つと思うんですけどね。1k1桁だと話にならないんですよ、ワクワクとか以前に話にならない。好きな版権の機種打ってこんなのくらったら二度と打ちたくなくなりますよ。
    パチンコがなくなれば幸せ  »このコメントに返信
  26. ピンバック: パチンコがなくなれば幸せ

  27. 演出やメーカーのワードが出てきたので、最近唖然となった演出を一つ投稿。

    あるメーカーのアニメ巨大版権台での出来事。
    (最近、とっいっても台自体の発売は去年の中頃ですけど)

    ある演出へ行き、敵を倒して数値を稼ぎその数値によって演出段階が決められる系のやつ。もちろん数値が高い方が期待度の高い演出へ移行する。
    敵を倒して倒してある演出に決定。弱い演出で萎えたところ、直後に「まだまだぁっ!」とカットインが入り「おっ!」っと瞬間的に今日のワードでもある“ワクワク”したところ、なんと!…1度目に決定したと思われた同じ演出へ移行しました…。
    は?と心の中…。
    過去最高レベルに頭の悪い演出を見ましたね。
    その後数時間打って3回ほど同じ演出を見ましたが、ランクアップすることはなく「まだまだぁ!」という前の演出のままでしたとさ…。

    こういう演出は時間引き延ばしで仕方なくですか?
    それにしても頭が悪い。
    こういう演出ランクアップ系での再チャレンジは最低でも1段階はアップしてこそでしょう。
    もー、とにかく今のメーカーの低レベルな演出には辟易します。
    なんで発展したの?とか
    なんで「今」この演出が発生したの?とか
    なんでここにこれを差し込んだの?とか

    客だって金儲けしたいだけで足を運ぶ人ばかりじゃなく、遊びとして「楽しむ」人もいます。
    そんな人たちすらイライラさせるような演出じゃ「遊技」としてもワクワクなど消えますよ。

    作り方をもっと学習しましょう、おバカさんたち。
    名無し  »このコメントに返信
  28. ピンバック: 名無し

  29. パチンコ客が求めているのは、
    ワクワクする「機種」ではなく、ワクワクする「回転数・期待感」
    どんな機種であれ、糞ボッタ調整では、「ワクワク」どころか「イライラ」

    この繰り返しで遊技人口が減っているのに、
    何故業界人は糞ボッタ調整には目を背けるの?
    豚丼  »このコメントに返信
  30. ピンバック: 豚丼

    • 現在の高交換率では、あなたのいう糞ボッタクリ調整になってしまいます。
      40玉交換、50玉交換にしてワクワクする回転数にすればいいのでしょうか
      一店舗だけやっても、等価に近い営業になれたお客は、他店に飛んでしまうだけでしょう。
      なので地域で結束してとなってお客の為にも一律40玉、50玉交換に以降すべきだというのが
      私の考えです。
      牛丼通行人  »このコメントに返信
    • ピンバック: 牛丼通行人

  31. スロットに関してですが
    ワクワク感というのは、基本的に勝てるか負けるかに付随する部分が多く
    ほぼイコールで高設定に座れるかということになります
    ですが、昨今の設定状況は芳しくなく
    昔のようなイベントがなくなり、設定公開などもない、設定に期待が持てない状況だとワクワク感というのは感じなくなってしまいますね
    遊戯人口が減っているのに店単位の利益を変えたくない=客単価が上がるという図式がおかしいのだと思います
    いえ、経営者としての考え方は間違えてないと思いますよ
    ただ未来が見えないだけで

    せめてイベントや設定公開が復活しないかなぁ
    A  »このコメントに返信
  32. ピンバック: A

  33. 個人的な意見としては、ワクワク感の喪失は新台の安売りが原因ですね。
    昔は二か月に一回くらいの新台入れ替えを楽しみにしてました。
    新台を甘くしてくれて、勝てる可能性が高いのもありますが今みたいに次々と台を入れ替えるのではなく長く使う営業でしたから長い期間付き合う台はどんなもんだろってね。
    今は新台を安売りしすぎて何が入るのかすら興味がないです、もし行くとしたら感染対策の方が気になるくらいですね。
    今年は二回しか行かなかった  »このコメントに返信
  34. ピンバック: 今年は二回しか行かなかった

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