パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

バーチャルスタッフが景品交換接客をこなす


一般的な景品交換所といえば写真のように手元に景品とのやり取りをする小窓があり、中の様子は伺い知れない。



その一方で東京の景品交換所は写真のようにTUCは全面ガラス張りで中が見えるようになっている。路地裏の日陰者的存在だった景品交換所の健全性をアピールする狙いもある。



地方でもガラス張りの交換所もあるが、中の人は地元の人が勤務しているケースも少なくなく、ガラス張りに対しては「顔を指差しされる」とわざわざブラインドを下ろしているところもある。

そこで登場したのがレッド・エンタテインメントが開発した代理接客装置。ガラス張りであろうが、小窓であろうが、既存の交換所に設置ができる。これからの景品交換所の新しいスタイルである。

縦型の40インチモニターにバーチャルスタッフが映し出され、交換業務の接客をこなす。

百聞は一見に如かず。まずはYouTubeで実際の景品交換の様子をみてもらうのが手っ取り早い。



中の人は、手元のテンキーを押すだけ。来店時には「来店」ボタンを押すと「いらっしゃいませ」。次に「買取」ボタンを押すと「少々お待ちください」。支払いの時は「支払」ボタンを押すと「お待たせしました」。退店の時は「退店」ボタンを押すと「ありがとうございました」と音声が流れる仕組みになっている。

さらに景品交換所が一番緊迫する強盗に対しては「SOS」ボタンを押すと緊急映像と共に、けたたましく警報音が鳴る。

これが交換業務の流れだが、このシステムのさらなる特徴は、ワンランク上のセキュリティー対策が施されていること。外には防犯カメラがついているのだが、このカメラで撮影したお客の顔が、40インチモニターの右下に映し出されること。つまり、カメラで撮られていることを認識するので犯罪の抑止につながることだ。なお、左下には中のスタッフの手元が映し出される。



交換所の犯罪は強盗だけではない。お客の中には負けた腹いせか、景品を投げつけたり、ドアを蹴ったりする不届き者もいる。そうした軽犯罪の抑止効果もある。

東京・中野ではモニターに映し出されるアバター店員と話せる立ち飲みバーが話題になっているように、この景品交換所の代理接客も明るい話題になりそうだ。




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遊技機の音がしないホールが現実になる!


日報ではホールの騒音問題については耳にタコができるぐらい取り上げてきた。直近では6月7日付エントリーの「打つ気を削ぐ音量の改善を望む」がそれ。

打ち手が次のように切実に訴える。

「音量1(最低音量)で爆音のメーカーさんがあるんですよ。音量くらいどんな人の要望でも応えられる機能を搭載して頂きたい。最低音量なんて無音でもいいくらいですよ。無音で打ちたいと思う人だっているはずです。音量1がほぼ聞こえず2から爆音というメーカーさんもあります。ホントお願いしますよ」

これはメーカーの「自社機を他社よりも目立たせたい」という深層心理が働いているため。メーカーにとっての顧客はホールなので、ユーザーの意見よりも購買するホールにインパクトを与えるものに走りがちになる。ユーザーの意見を聞き入れる気はサラサラないことが分かる。

長年の懸案であるホールの騒音問題に一石を投じるシステムが考案された。KMSの「サイレント・ボックス」がそれ。平成30年4月27日に特許取得。令和元年7月17日には実用新案登録が下りている。

開発の経緯を発明者の峰晴正行氏は次のように話す。

「クールジャパンで日本のアニメコンテンツは海外でも高い人気があります。そのコンテンツを使ったスロットやパチンコがあるにも関わらず、インバウンド客をホールに集客することができないのが現状です。リサーチした結果、興味があるのにホールに来てもらえない理由は遊技機から出るホール内の騒音です。次にタバコの煙でしたが、こちらは解消されました。それなら、ホールから出る遊技機の音響を消せば、問題が解消されるという発想です」

騒音はインバウンド客の取りこぼしだけでなく、日本人の初心者だって嫌がっていることは日報でも何度も指摘している。5分と耐えられない人も少なくない。

しかし、業界はパチンコが好きになれば、騒音もそのうち気にならないぐらいにしか受け止めていない。つまり、騒音は慣れの問題、という意識がある。

現在、風営法上、遊技機から直接イヤホン端子を付けることはできない。そこでKMSが開発したのは遊技機の音声出力を「サイレント・ボックス」に接続することで解決させる。この状態では遊技機の音響は無音状態になる。遊技客は「サイレント・ボックス」にイヤホンを接続して遊技機音を楽しむ。イヤホンはホールが用意するもよし、ユーザーの私物のヘッドホンやBluetoothイヤホンにも対応できる。その方が臨場感も増すし、音量も周りの音を拾わないので、自分の好みの調整がより効果的にできる。




「緊急災害時にはその情報を割り込ませることもできるので、ホール全体を清音化させるだけでなく、安全性の確保にも寄与できます」(峰晴氏)

インバウンド客用に遊技機説明を英語や中国で解説することも技術的には可能だ。コロナ終息後には騒音問題に本腰を入れて取り組む一石にもなりそうだ。




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