パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

コンサルは顧客のためにある

父の会社はコンサルと契約をしています。



コンサルは誰のためにいるかと言うと、コンサルの顧客のためにいます。

これは当たり前だと言えばそうですが。



この業界で有名なコンサルに聞きました。



Q「この業界で御社のコンサルは活躍されていますが、御社はパチンコ業界のために頑張っているのですか?」



A「いいえ。顧客様のためだけです」



Q「と言うことは、この業界を発展させて行こうというお気持ちは?」



A「ありません。お客様の利益のためだけです。この業界を発展させるのは、私たちの仕事ではありませんから」



あえて質問したのですが、当たり前の答えが返ってきました。



そうならば、小さな疑問がわきました。



この業界は、誰が中心となって発展させて行こうと感じているのでしょうか?



最大手のマルハンさん?

それとも大手メーカーさん?



他の業界にパチンコ業界を置き換えてみます。

ここにも登場する元店長さんが、異業種交流会で話した内容は次の通りです。



服飾の場合、今は「ユニクロ」や「フォーエバー21」などがヒットしています。

価格と品質とデザインのバランスからのヒットです。

これはお客様に支持されているのです。

品質やデザインはお客様が見て判断します。



しかしこの業界は違います。



パチンコ業界のお客様は、与えられた遊技台を試してから判断します。

お客様は試して面白くなければ、遊技しないと言う選択があります。



しかしホール側は、現状は予測の上で遊技台を購入しなくてはならないケースが多々あるのです。



だからホールに導入されても、お客様から支持されない遊技台は多くの機種に及びます。



この業界の現状の慣例・商習慣を変える事が出来なければ、どうすればよいのか?

何時までもホール側の大きな負担のままで良いのか?



宮崎県知事・大阪府知事・横浜市長などの様な反乱(?)同様な事をホール業界でも起こす時期に来ているのではないかと元店長は話されていました(今年春)。



異業種交流会には、大手IT関係の幹部も出席しています。

その幹部の話は面白い見方をしていましたね。



その様な業界は、メーカー側がいつか淘汰されて行く。

それは業界の裾野が縮小しているのに、その対策を上がしなければならないのに、していないからだと話されていました。

家電業界も自動車業界も、業界の上に立つメーカーが裾野を育ててきた。でもパチンコ業界はそれがないようだから。



この様な話は、当たっているか私は分かりません。

でもホールの二極化が始まっている現状を見ると、当たっているかも知れませんね。







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お客様の興味は不正だけではない

セブン機登場当初から、遠隔操作だの、基盤の不正だの、多くの不審点が語られてきたのは皆さんご承知の通りですね。



この業界に限りませんが、不正は数え切れないくらい存在します。

土建業界の談合もそうでしょうし、商品の不正表示もそうですよね。



パチンコ業界に関してお話すれば、今までに多くの不正がありました。

しかし正直な店舗も数多く存在するのも確かです。

私の知るホールは創業以来40年以上、一度も裏モノ基盤を入れたこともなく、また遠隔などの不正もありません。



詳細は書けませんが、この企業はオーナーの国籍の関係から、お上にマークされているので、その関係から健全運営をしているのです。

カバン屋も寄り付かないほどの健全運営です。

今もそのホールは、繁盛店舗として街のランドマークになっています。



ブログを読まれるお客様は、不正問題が書いてあると、本当に興味があると存じます。



○○業界の裏側・・・なんて特集記事が週刊誌で組まれると、売り上げが上がるケースがあるそうです。特に芸能界関係の裏側の暴露特集は、売り上げが上がるそうです。



だからパチンコ業界の裏側の特集は、本当に興味があると思います。



でも今のご時勢は、この業界での不正営業は本当に少なくなってきているのです。

それは一度見つかれば、処罰が厳しくなってきているからです。



パチンコ台も不正が出来ない構造になり、その水準は年々高くなっていると聞きます。



その様な現状の中で、不正についての撲滅努力をしている業界なのに、その内容を進んで全部公開しないことに、私は腹が立つ時があります。



業界を挙げて色々なパチンコの仕組みをオープンにすることを望みます。



元店長さんたちといつもこんな話をしています。

「パチンコ台の大当たり抽選の仕組みや、内規の基準を明確に分かりやすく、お客様に公開するべき」と。



そのあたりの仕組みをお客様はお分かりになられていませんので、遠隔操作とか、ホールカメラを見て出す人を決めている、とかの噂が立つのです。



この業界はもっともっとオープンにしなければ、換金問題などを含めてクリアしなければならない課題はいつまでも残ると思いますよ。



このブログをお読みのメーカーの関係者の方がいましたら、機械の検定通過基準などの内規についての寄稿をしていただけたら嬉しいのですが。



その公表は、お客様にパチンコの公平性をアピールする上で役に立つと思うのです。



この業界の不正の暴露話で終わっていては、何も進歩がありません。



現在進められているスロ6号機の内規見直しなどのニュースも、メーカー関係者に寄稿して頂きたいですね。







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大型チェーンと個人店舗の共存は可能か?

新たに投稿してくれる人が加わった。詳しいプロフィールは書けないが、ホールオーナーのお嬢さん。店を手伝いながら弱肉強食で店舗が淘汰されるパチンコ業界の現状について問題提起する。



以下本文。





大型スーパーが地域に開店して、小さな商店街が衰退していく様を皆さんは、一度は見たことがあると思います。



郊外や地方で見られるシャッター商店街がそれ。



それと同じような現象がホール企業の間で繰り広げられています。

ただ、自由主義経済社会ですから、競争原理が働くのは避けられません。



しかし、そのことによって、ホール数は確実に縮小しています。原因は日本の経済状況や高齢化社会などいろいろあるのは理解できます。



父の友人のホールは、大手進出によって50年間続いてきた会社を閉鎖しました。

大手が進出する前は、ある程度均衡が保たれ、ホール同士の力関係のバランスが保たれた地域でした。



昔と違い台数制限の廃止などの自由化や、機械代金の高騰、地域最速導入、抱き合わせ販売・・・・時代は大きく変化しています。



あるコンサルの講演では「その時代の流れに追いつく経営が必要です」と言いますが、地域性や会社によっては、それが無理な場合があるものなのです。



私も父について行き、多くの講演を聴きました。

そのほとんどは、成功例などの紹介です。



その策は聞いている分には良いのですが、それができない、実戦できないことも多々あります。



最近ではホール運営をしたことのない人が、パーラー運営を語るセミナーもあります。

それを聞いて拍手をするホールの人は、プライドがないのかと思うこともございます。



機械の評価をして、その情報を販売しているコンサルさんは、お客さん目線で情報を発信していると申しておりますが、その評価通りに全てうまくいくのは、ある程度の稼動が見込める店舗のみ。稼動が少ない店舗には無意味です。



お客さん目線のアドバイスをその通りに実行しても、稼動が上がらなければ、その店長が悪いといわんばかりのコンサルもいます。



この様な意見は、人によっては勝手なことだと思われる人もいます。企業努力が足りないとか、研究が不足しているからだとか。



でも大手も単独店も同じ状況下で競争ができない現実はあるのです。

機械メーカーの大手優遇策はあるのかないのか分かりませんが、企業の在り方として否定は申しません。



でもそれより、小さなホールを助けてくれる優遇策はないのでしょうか?



しかしこの先、日本の人口構成比率や経済消費動向を考慮した時、単独店舗はもっともっと減少していくと思います。



低貸し玉営業を大型チェーン店が推進していくご時勢です。大型のメリットを大きく活かせる強みがそこにあります。つまり、この先ホール間格差は益々広がっていくのでしょう。



テレビコマーシャルで繰り広げられる遊技機の宣伝。

宣伝代金も私達がお客さんから頂戴した遊技料金です。

何か釈然としないものがございます。



メーカーとホールの関係は本来同等だったはず。

この先、この業界はどうなるのでしょうか?

誰か教えてください。



組合の会合でホテルへ行けば、外車ショーのようです。

父の車は古いクラウンです。



すでにそこで同じ組合にいる意味もなくなっています。

古参の祖父や父は、組合長をしていた時代もありました。しかし大多数の人はそのことを知りません。



営業成績で相手を判断する時代にもなっているのです。



200台規模のホールの近くに大型ホールが進出してきたら・・・・。

厳しい世界です。



以上私の愚痴ですが、年配者の代弁でした。



おわり



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