有効求人倍率が緩やかに上昇しており、今後も強力な売り手市場が続くと想定されておりますが、企業の求人募集は年々増加傾向にあり、年365日全てに求人募集を連続掲載している企業も増加傾向にあります。
さて、今回は人材の採用において、応募・採用が少ない企業に共通する最大のミスについて記事を書いていきたいと思います。
それでは本題に入ります。
まず、多くの企業の人事採用担当者は、求人募集をかけて応募が少ない場合に、何らかの対策を講じると思います。大半の人事採用担当者は、出している求人媒体が良くないのではないか?ということに目が向きがちです。
そこで、さまざまな求人媒体を調べた上で、求人会社を変えてみたり、掲載プランを変えてみたりと、試行錯誤をすると思います。
しかしながら、上記の対策を最初に行っても、採用が解決することは、ほとんどのケースにおいて、難しいと考えられます。
なぜならば、応募が少ない原因を履き違えているからです。
求職者にとって、魅力がない求人募集であるという事実を顧みず、単に求人会社やプランを変えたところで、有効な対策とはなりえないのです。
簡単に言えば、求職者にとって、魅力がない募集であるがために、応募する求職者が少ないということです。
採用活動において、基本中の基本となるのは、企業と求職者のミスマッチをいかに軽減させるか?ということです。この見直しをせずに、他の対策を打ったところで、応募数は増えません。
採用への近道は、求職者の動向がどのように変化して、どのような企業に人が集まるのか?どんな魅力があれば人が集まるのか?これを最初に考えてから採用活動を開始するのが基本となります。
上記を考えずに、求人にかける予算を増やして掲載料金の高い上位プランを使ったところで、求人へのアクセス数が増えるだけで、応募ボタンは押されないため、必然的に応募数は増えません。
これを例に例えるならば、武器を持たずに戦に出るようなものです。
何人で攻めようとも、手ぶらで行けば、全滅となります。
逆に考えると、武器が強力であればあるほど、少ない人数でも勝てるということです。
(求人募集に置き換えると少ない予算でも十分に応募が獲得できるということです)
採用活動において、何が武器 (魅力) になるのか?を最初に考えてから求人募集を開始することがポイントになります。求人各社の掲載プランを選ぶ前に、まずは自社の募集要項を見直すことから取り組むことが採用への最短ルートになります。

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