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端玉景品に「0.01ミリ」。 究極のコンドームが完売した

コンドーム界の王者「オカモトゼロワン」。その厚さはなんと0.01ミリ。これは髪の毛の約1/6の薄さである。一般的なラテックス製コンドームに比べ、その使用感は「ないも同じ」と言われるほど。 まさに「つけているのに、つけていないような」感覚が売りの超極薄製品だ。


この魅力の陰に、驚くべき技術と値段の秘密が隠されている。

オカモトゼロワンは3個入りで定価は990円。1個あたりに換算すると約330円だ。一方、業務用の0.03ミリのコンドームは144個入りで2860円、1個あたり約20円だ。つまり、0.01ミリの価格は約16倍にもなる。これはいわば、高級寿司屋で大トロを注文するか、回転寿司でカッパ巻きを選ぶかの違いに似ている。

値段が高いのには理由がる。その秘密は「厚みの均一性」だ。コンドームの製造過程では、先端が厚くなりがちだという。しかし、オカモトはこの問題に真剣に取り組み、先端から30ミリ、センター、根元から30ミリの3点で厚みが0.01ミリ台になるように設計・製造する技術を確立している。

オカモトゼロワンはどこを触っても、まるでシルクのような薄さを感じることができる。このこだわりが、業界トップの品質を誇っている。

究極の薄さを追求した結果、実際に「使用感ゼロ」を実現したのがオカモトゼロワンなのだ。

あるホールの店長が「オカモトゼロワン」を端玉景品に採用することを思いついた。さらに端玉で交換できるように1個ずつバラ売りしてみたのだ。用意したのは50個あまり。

さて、気になる結果は…

用意したコンドームは完売したのである。日本人の「ちょっとお得に楽しみたい」という心理が見事に反映された。

面白かったのは、カウンターに女性スタッフがいる時は、コンドームはなかなか出なかったこと。しかし、女性スタッフが休憩に入り、男性スタッフに交代すると、いつの間にか交換が始まったのであった。一体どういうことか? 普段は大当たりを狙う強気の男性客たちも、ここでは急にシャイになってしまうのだから面白い話である。

オカモトゼロワンは端玉景品として、一風変わった試みだったが、これは成功したと言えるだろう。高級品をちょっと試してみたいという欲求や、話のネタとして「こんな薄いコンドームがあるんだ」と友人に自慢するために交換した人もいたことだろう。

この成功例を見れば、パチンコホールの端玉景品選びも、少し変わったものを取り入れることが新たな集客のカギになるかもしれない。

「高くて自分では買えなかった」という商品を用意することで、客の興味を引き、結果として新たな交換需要が生まれる。特に、「オカモトゼロワン」のように話題性のある商品ならなおさらだ。

スーパープレミアムなチョコレート、地元のご当地珍味など特別感のある端玉景品なら「欲しい物」として交換需要が生まれそうだ。


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