これらの機種に共通するのは大量出玉が保証される“一発機”であることだ。
一発機が求められる背景には、客離れの反省もあった。長時間プレイしなければなかなか出玉が獲得できないスペックが長らく続いたことが、チョイ打ちや会社帰りのサラリーマン層などをパチンコから遠ざける結果になってしまったきらいがある。
こうした状況から“一発機”の注目度は高くなり、導入後に増産が決定する機種もあった。
今年の2月からは、継続率上限の撤廃に伴い、高継続タイプ遊技機が次々と登場するであろう。しかし、それらの機械は出玉性能の面では非常に厳しく、前段に挙げた大量出玉が保証される“一発機”のユーザーニーズはさらに上がることが予想される。
そのような中、1月下旬に発表された平和の「ターミネーター2」は、液晶機ながら役物系の一発機と同等の高揚感を味わえる機械との情報が入って来た。
では、どこが一発機なのか? さらにはこれまでの役物系一発機との違いはどこにあるのだろうか?
「ターミネーター2」のスペックはこうだ。
初当たり1/319.6(2016発)を引くことで、時短状態に突入。
時短100回転の間に再度1/319.6を引く(引き戻し率26.8%)ことで、「TRIPLE HYPER BOUNUS」という大当たり3回リミットの確変状態に移行する(2016×3回で6048発)。
リミット到達後は再度、時短状態に移行し1/319.6を引けば再度6048発獲得する。
つまり、初当たりとあわせて合計8064発の大量出玉の獲得が見込める。この出玉感は一般的なセブン機では味わうことができない。それが“一発機”とも言える所以だ。
また、本機の最大の特徴は、6048発獲得後、通常ではなく、時短状態に戻り、再度6048発獲得にチャレンジできることだ。
その引き戻し確率だが、従来の一発機が約10%程度だったのに対し、本機の引き戻し確率は破格の26.8%だ。
つまり、一発機と同様の出玉が期待できるだけではなく、その出玉が繰り返す可能性が大いにありえるということだ。
これは非常に尖った性能だと感じる。
新たな一発機のタイプ、且つ、デジタル機ということが、客層を選びがちな一発機というジャンルで、多くのファンの開拓に貢献してくれることが期待できそうだ。

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