パチンコ日報

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働き方改革と省力化


人手不足倒産という言葉は聞いたことがあるが、それは所詮他人事だった。ところが、それを肌で感じる事態に遭遇してしまった。

「ハッピーアワー、メガハイボール80円」をウリにしていた沖縄ステーキの店が、2月1日から「人手不足により」休業になった。インスタ映えがする肉料理が人気で店は繁盛していた。大ジョッキサイズのハイボールなら800円以上は取ってもおかしくない。時間限定とはいえ80円は驚愕の価格だった。

一刻も早く人員を確保して店を再開して欲しい、と願うばかりだ。

人を確保することが難しくなっているために、国を挙げて外国人就労の拡大に努めているが、パチンコホールで外国人が働いている姿はまだ想像できない。

ホールスタッフの募集は各ホールとも苦労をしているところだが、働き方改革法案も成立して、そのしわ寄せが業界を襲うことになる。

「もっと楽な仕事へ転職する傾向が出ています。今どき、出玉演出のために玉積みしているようなホールには人は集まりません。各台計数機であることが大前提ですが、他業種へ転職することが問題です」(設備メーカー関係者)

働き方改革の骨子は、少子化で日本の労働力が減って行く中で、少ない労働力でも効率的に日本経済を回すことを目的としている。

働き方改革では次の3つに重点が置かれている。

①労働の効率化:残業して長時間働くのではなく、労働生産性を上げる
②労働の多様化:ITやクラウドツール等を利用しオフィス以外で仕事ができる環境をつくる
③労働の一般化:高齢者の雇用、育児中の女性の労働参加促進

ホールの仕事もこの3点とも無縁ではない。

キツイ仕事には誰だって就きたくないが、パチンコ版働き方改革の1号店が先日、日報で紹介した「ZENT豊橋藤沢店」とも言える。

なにしろ、1000台クラスのホールを4人で運営していくことだって可能になった。この規模なら20人~25人は必要なので、同業者の視察が続いている。

機械化できるところはすべて機械化した。パチンコの各台計数導入はもちろんのこと、導入が遅れていたスロットコーナーも各台計数機を導入したことが省力化の決め手となった。メダルも自動補給なので、スタッフがジョッキで補給に走ることもない。

「辞めて行く人の補充をするために、求人してもなかなか人は集まりません。それよりも、今いるスタッフが辞めないようにする考え方に変わってきています。そのために、玉箱運びのような業務から解放する方向に進んでいます。関西の有力店ではスロットの各台計数機導入が進みます」(同)

体力のあるホールは新たな設備投資で現有スタッフが辞めない環境づくりに着手して行くようだ。人が集まらないのなら、少ない人数でもホールが回せる時代になろうとしている。

少人数ならゴトがやりたい放題と思われがちだが、各台計数機なので誤差玉の発見はむしろ早い。



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