クレーンゲーム機を巡り詐欺容疑で立件するのは全国で初めてとのことです。
店内には、ボタン操作でカッターの刃を使いひもを切って景品を狙うなど数種類の機械があり、1回500円~1万円。景品は電動立ち乗り二輪車や家庭用ゲーム機、入手困難なアニメのフィギュアやぬいぐるみなど1点最高数万円程度のものを展示。失敗を続ける客のそばで店員が「今やめるともったいない」などとあおり、こっそり設定を変えて客に代わって成功する様子を見せていたといいます。
ある人は30万円も負けた、というのですから驚きです。
景品が取れない設定以前に、景品単価の時点でこのゲームセンターは違法営業しています。ゲームセンターの許可を取っていれば景品の上限は800円までとされているからです。
このニュースを聞いて店長時代のある出来事を思い出しました。
同じ単組で組合長のホールが「一発台のクルーンに一発も入らない」との通報で警察に摘発されたのです。
私の店の常連が、組合長のホールで一発台を朝から打っていたんですね。
クルーンの中は、当たり穴1つ、ハズレ穴2つ。
そのクルーンの飛び込み穴に、1発も入らない。その間に使った金額は12万円以上。絶対におかしいと思ったお客様が110番通報したわけです。
警察官が来て、飛び込み穴にゲージを当てると、カチカチで入らないゲージだった。しかも、同じようなカチカチが複数台見つかりました。
私が常連客から事の顛末を聞いた数カ月後に営業停止に。単独店だったので、その影響で稼働が落ちて、倒産してしました。
一方、私が店長をしていた店舗では、大ハマリをした台がありました。
突然ホールに警察官が来ました。お客様から110番通報があったと。
通報内容は「このホールは遠隔操作をしている!」と。
機種はブラボーキングダム。1000回以上ハマった台でした。その台のお客様が110番通報したんですね。
お客様の気持ちは分かりますが、もちろん、遠隔操作をしているというのは濡れ衣です。

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