パチンコ日報

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セブン機頭、連チャン脳からの脱却


無借金経営で知られる関東のホール関係者が自店の正月営業で異変を感じた。

「正月4日間の4円の稼働があまりにも悪かった。中でも4円を支えている甘デジでさえも稼働が付かなくなった。正月営業だからと言って、特段閉めているわけでもないのに。ウチの営業方針の基本は、稼働が付かなくなったら、開ける。その手法も通用しなくなった。4円の甘でいいスペックの機械がなくなったことが原因で勝率が悪くなっているのだろうか?」と首をひねる。

4円の甘デジが飛び始めたことに危機感を抱いているが、この傾向は何も自店だけではない。チェーン店内や競合店でも同じ現象が表れている。

「『かったるくてやっていられない』と言っていたお客様が0.5パチを打っていますからね。株価は上がれども中小企業のサラリーマンの給料には反映されていませんから、お父さんの小遣いも上がらない。本当は4パチをやりたいけどおカネがない、ということでしょう」と分析する。

そもそも論だが、パチンコが衰退して行く要因は様々ある中で、「パチンコそのものがつまらない」という意見がある。全くその通りだと思う。

パチンコ=セブン機というイメージしかない。抽選した時に当たり、ハズレは決まっているのに、長いリーチ演出やギミックの動きで期待感を煽る。ボタンの連打も演出の一環で意味を成さない。そんなことが分かってくると、今のパチンコは面白さの欠片もない。

それを悟った人はとっくの昔にパチンコから足を洗っている。

パチンコの本来の面白さは玉の動きを追う、アナログならではのハラハラドキドキ感だった。

それがセブン機一辺倒になって、いかに連チャンさせるかに腐心し始めて、業界は大きく伸びたことも事実だろう。しかし、一方で、連チャン性が削がれると下り坂を転げるのも早い。

“セブン機頭”になっているメーカーは、出玉が規制されても、それをカバーするために連チャン性を模索する。パチンコの大当たり出玉は2400発から1500発に引き下げられたが、1回で1500発出すのではなく、150発を10回連チャンさせる発想しかない。その方がお客さんも喜ぶと考えるからだ。メーカーも客も“連チャン脳” になっている。


「昔の確変突入率はみな50%で、お客様もそれで十分満足していた。それが80%、90%が登場すると50%では満足しなくなる。その間を取って65%ぐらいになっているが、これが50%に規制されたら稼働は取れなくなる」

射幸性は麻薬と一緒でどんどん強い刺激がなければ満足しなくなる。今回の出玉規制はそういう考え方から決別するチャンスでもあるが、セブン機頭では新たな発想は生まれようもない。



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