パチンコ日報

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業界人の忘年会から飛び出した4月以降に業界激震

人の口には戸が立てられぬ、という諺があるように、オフレコ話でも回りまわって伝わってくる。

業界人が集まった忘年会の席でメーカーの営業マンが「来年4月以降に業界に激震が走るメーカー同士の合併が発表されます」と爆弾発言をした、という。

日報でも大手メーカー同士の合併があることは、何度か伝えてきた。この忘年会の席ではメーカーの具体名は出なかった。爆弾発言した営業マンは大手に属しているが「ウチではありません」と前置きしたが、そのメーカーの名前を日報では掴んでいる。

銀行業界だって都市銀行が生き残りを賭けて合併を重ねながらメガバンクを形成したのだから、大手メーカー同士が合併したところで驚くことはない。生き残るにはそれが自然の摂理だろう。

ただ、ここで面白い話が出たのは、合併による人員削減とは真逆の話だった。

メーカーもいずれ、ネット販売に移行するので、営業マンのリストラが断行されるのではないか、という話が流れていたが、ネット販売にしたら全く機械が売れなくなることに気づき始めたようだ。

「ホールに日参する営業マンがいないことには遊技機は売れません。人間じゃないと押し売りができませんからね。ネットではそれができません。だから営業マンを逆に増やし、ホールに顔を出させて、他メーカーを剥がしていく戦略です」(大手メーカー営業マン)

一般的な産業品は機能もさほど優劣はないので、値段勝負になるためにネット販売でも大丈夫だが、遊技機の場合は市場に投入されないことには評価が出ないので、値段が安ければいいという問題ではない。従ってネット販売には向いていない。

一方、ホール関係者からはこんな愚痴が漏れた。

「業界の未来図が描けないので、いい人材から抜けて行く。それを引き止めるだけのポストがない。店長は部下が辞めるのを引き止めなければならない立場だが、本当は自分が辞めたがっている。ただ、あまりにも部下の退職者が続出すると、人手不足になり、査定に響くので、引き止めているだけ」(ホール店長)

話はホールのコスト管理に。

「本当のコスト管理とは使うべきところには使わなければならないが、何でもかんでも削っている。自分たちが使えるカネがないということは信用されていない、ということ。店長の裁量で買えたものまで買えなくなって、店長のモチベーションが下がっている」(ホール部長)

話は新基準機の話になり、再びメーカー営業マンが口火を切った。

「来年発売される機械でいいものは出ません。スロットは影響が顕著に現れます。スランプグラフを見れば6号機は瞬発力がないのが一目瞭然になります。スランプグラフが厄介な存在になります。稼働のない台はスランプも出ないので余計稼働しない。何でもかんでも情報公開してきたツケが来ますよ。スロットはベースが上がるとチンタラしたかったるい台になる。これがスロットユーザーから嫌われる」

チンタラとしたかったるい台になると裏モノがそれをカバーしてきたが、もはやそんな時代でもない。

以上、忘年会の現場を再現してみました。



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