その星野さんが生前話したことがある。
「やっぱりね、底辺拡大。子供たちにどうやって野球をやらせるか、その環境作りをどうやるか。プロ野球なんていい加減なもんなんです。ドラフトでパッパッとお金で釣るだけだからね。それまで選手を育てるのに、アマチュアの監督がどれだけ苦労してるか、そこを考えないと。もう考えてますけどね、僕は」
本当はまだまだやりたいことがあったはずだ。
星野さんと同年代のホールオーナーは、この星野さんの言葉を聞いてどう感じただろうか?
時代は変わったという理由は別として、今のオーナー達は、遊技人口の拡大に対して、どんな事をして来ただろうか?
別にパチンコ業界のためではなく、ホールを継ぐ予定の子供や孫のために、何をしてきただろうか?
スロ4号機時代、パチンコMAX機時代、多くのホールは過去最高益を上げてきた。
これ以降はお客様の懐をどんどん痛めつけてきたのではないか?
その間に、底辺拡大の努力を怠り、業界人でさえ、親類、友人にパチンコを勧めるられない環境にしてしまった。
時代の流れに反するような事は、利益や売上の陰に隠れてしまい、お客様層の拡大をしてこなかった。
その根性は今でも治らない。
世界的に禁煙の流れが本流なのに、この業界のトップはまだ喫煙に拘っています。全くナンセンスな感覚だと思います。
そんな感覚は今に始まったことでもない。
ある有力遊技組合がこんなコメントを発表した時も、感覚の鈍さ?いや感覚のズレにたまげました。
「3D採用の機種の行動が予測されるから、機械代は40万円まで」
この批判は、以前組合名を明記して批判をしてきた。
40万円までなんて言ったら、メーカー側は40万円までなら大丈夫だ!と受け取る。
実際にメーカーの営業責任者は、そう受け取った。
それでなくても、中古機械を平気で新台価格の数倍で買ってしまうホール業界です。だからメーカーは、ホールを甘く見ている。
本来ならば、機械代の上限をもっと下げろ!と言わなきゃならない時に、その時の最高値を提示してしまうアホらしさ。
これ私だけでなく、多くのオーナーや本部長の意見なんですよね。
幸い私は業界に柵がないから批判が出来ますが、業界人は中々言えないようですよ。
前置きが長くなりましたが、顧客拡大を考える時に、未だに全面禁煙に抵抗しているなんて…。
さて本題。
ホール業界が禁煙に対してアレルギーがあるならば、まず禁煙デーを設ける。
①例えば毎週土曜日は禁煙デーにするのもよし。
終日禁煙が無理なら、最初は、
②禁煙タイムを設けたらどうだろうか。
10:00~12:00
14:00~15:00
19:00~20:00
1時間毎に、禁煙タイム、喫煙可タイムを設ける。
最終的には、法的に喫煙がダメになるまで、これを続ける。この方式ならば、喫煙者の皆さんも妥協してくれるのではないか。
こうした案は、あくまでも妥協案だが、喫煙ルームをすぐに設置出来ないホールには有効だろう。
つづく

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