その中で、反響のあった話は、現在進行中のシリーズである「元店長の新規市場を作るための提言」と寄稿を予定している臓器移植のこと。そして、タバコの話だ。
「喫煙シーンがある映画は成人指定を」と世界保健機関(WHOが勧告を出したことがある。
テレビドラマや映画にワンシーンの喫煙場面が、若者へ喫煙を誘導しているとして、各国に対し喫煙場面がある動画を成人指定するよう勧告した。
WHOのホームページを見ると、アメリカの若者がタバコを吸い始めたきっかけの約37%がテレビや映画の喫煙シーンと言う調査結果が出ている。
東京キー局で制作にいる友人は、タバコの喫煙シーンは特に気をつかい、極力そんなシーンは避けると言う。
また、若い役者の喫煙シーンを事務所が嫌う場合もある。
時代は変わったものだ。
昔、タバコは格好が良いと思う若者が多かったが、今は違うのだ。
私の悪友に、大手プロダクションのマネージャーがいたり、父が広告代理店にいた関係から、アイドルの素の姿を時々見かけた。
昔は、テレビ局の出入りは甘いもので、出版社の友人とは時々TBSの旧社屋の食堂でよく待ち合わせした。
その食堂やスタジオで、アイドルのプカプカをよく見た。
今でもトップクラスのアイドルでレギュラーを何本も持っている人の奥さん=奥さんもトップアイドルだったのだが、今はほとんど見ないが鼻から煙が蒸気機関車のようにバンバン出していたのを見たときはたまげたものだ。
私の年代は、アイドルはウンチもオシッコもオナラもしないと思い込みながら育った時代。
芸能人の多くは、今では、隠れて吸うか、完全に吸わないか、が主流になってきた。
それくらい喫煙は世界中から疎まれている。
「タバコは大人の嗜み」なんて時代は終わった。
おっ!と、話は大分脱線したが、話を戻すと、こんな話がホール企業本部長から出た。
パチンコを止めたきっかけが「禁煙した」と言う常連さんがいたとの話。
地元建設会社の2代目の常連の話。
55歳を過ぎて、会社の方針として、従業員に禁煙を推奨することになった。
従業員が100名を超える会社で地元では大手。
従業員の禁煙は従業員の健康を思い始めた。そのほかには、本社屋内の禁煙化も相まって禁煙運動を始めた。
禁煙化率を高めるために、禁煙者には禁煙手当を毎月3000円支給。1年後には喫煙率が半減したと言う。
と、同時にパチンコが趣味だった2代目はパチンコも卒業することに。理由は、パチンコ店に行くとタバコが吸いたくなってしまうからだ。
これと同じケースが、その会社内からぞろぞろ出て、パチンコを卒業してしまった従業員が続出した。
ホール責任者がバッタリ2代目と会った時に、その事実を2代目から聞いた時は、ホール内の喫煙について考えさせられた、と言う話だ。
この話に関係して出た話は、下記のようなこと。
パチンコ依存症気味だったお客さんは、スロットが原因で自己破産をした。それでも5スロを続けていた。
ある日、スロットをやめる日が来た。脳梗塞になり、3カ月入院した。医者から言われたのは、禁酒禁煙だ。
1年以上が経過した時、ホールのパートさんが、そのお客さんに会った。
それまでの話をパートさんに話したら、パートさんから「また来てください」と言われたらしい。
ホール従業員のパートだから悪気なく話した言葉がきっかけで、チョットだけホールに行って見たくなった。
それが悪かったのだろう。
またホール通いが始まってしまう。
それから間も無くして、そのお客さんはホールで倒れる。
2回目の脳梗塞だった。
ホールではタバコは吸っていなかったから、2回目の脳梗塞は副流煙が原因かも知れない。
パチンコの依存症も、せっかく始めた禁煙も、簡単な理由で崩れる典型的な例だ。
これから置かれるホールの立ち位置を考えなくてはならない話である。

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