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2月1日から持ち込まれるパチンコ新基準機は役比モニター、設定付き

2月1日から持ち込まれるパチンコの新基準機には役比モニター(ベースメーター)が搭載されると共に、設定付きであることが明らかになった。

遊技機規則の改正では次のことが加わっていた。

出玉情報等を容易に確認できる遊技機に係る規格の追加(遊技機規則別表第2~5) 遊技機の射幸性が過度に高まることを防止するために、出玉情報を容易に確認できる遊技機に係る規格を定める。

昨年、警察庁はパチンコの依存症対策として、出玉情報等を容易に確認できる遊技機の開発・導入を挙げ次のように説明している。

これまで遊技機の出玉情報等をぱちんこ営業所で容易に確認する手段がなかった。ぱちんこ依存症対策の観点から、遊技機の射幸性が過度に高まることを防止することを目的として、遊技機の出玉情報等が遊技機の基準に適合しているか容易に確認できる遊技機等を開発・導入することを可能とするため、こうした遊技機に係る規格を内容とする遊技機規則の改正規則を制定し、平成30年2月1日から施行する。

当初は釘調整の道が完全に断たれることから、パチンコには搭載回避ができると思われていたが、結局、付けることになった。

役比モニターが搭載されれば、ベース値が規定よりも低ければ、釘調整で他入賞口を殺していることが一発で分かってしまう。これで極端な釘調整はできなくなるが、それを設定がカバーすることになる。

「うちは6段階設定です。1は必ず抜ける。6は必ず出る、ということをどこのメーカーも考えています。早ければ6月ごろから市場に登場します」(パチンコメーカー関係者)

また、別のメーカー関係者は設定付きについてこう話す。

「新基準機は設定付きで持ち込みます。ただし、1/319に設定を付けると設定のない機種の方が出率が高くなるので負けます。それ以外のスペックで設定を付けることで様々な可能性が見えてくる」

ところが役比モニター、設定付きに関して、ホール側にはまだアナウンスされていない。

「年初の理事会でもそんな説明は全くなかった」と日遊協幹部は驚く。

業界にとって明るい話題なら積極的にアナウンスするのだろうが、そうではないということか。

「役比モニターを付ける、付けないは、メーカーの判断に委ねられると思っていたので、すっかり忘れていました。今の機械はベース35ぐらいになっていますが、設定付きなら一番辛いので営業することになると思います」(ホール部長)

役比モニターが付いて、設定も付くことでユーザー、ホール、メーカーの三者がwin winの関係になるようにしなければならない。

それでなくても、一部のファンの間では2月1日からは旧基準機であっても出玉が3分の2に抑えられるなどと変な風評が広がっているのだから。




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