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パチンコは社会のために役に立っているのか? 本気で議論する時期

新卒でホール企業に入社Aさんは、大学では建築科を専攻していた。入社2年、今年12月一杯で退職することを上司である店長に伝えた。

店長は当然ナゼ辞めるのかを聞くが、その理由を聞いて店長は引き止めることができなかった自分を悔いた。

Aさんの親は大工の棟梁で、弟も大工になっている。

Aさんもいずれ親元で修行して大工になるつもりだった。就職活動するときに親からは「今自分が一番やりたいことをやれ」とアドバイスを受け、パチンコが大好きだったために、ホール企業に就職した。

就活では5社から内定をもらった。初任給が他社より4~5万円高かったので今のホール企業に就職した。

Aさんは最低でも5年は勤めるつもりだったが、それが2年になったのは、パチンコが社会のために果たして役に立っているのか、疑問に感じるようになったことが原因だった。

確かに、来店するお客さんのためには接客にも努めて喜んでもらっている。パチンコをやる人には役に立っているかも知れないが、パチンコをやらない人、依存症の人にためにはパチンコの存在意義はないのではないか、と考え込んでしまった。

ホールが社員に対して行ってきた教育は、来店客に気持ちよく過ごしてもらう内容が主体で、パチンコが社会に役立っていることを教育することはなかった。

パチンコが社会貢献しているのは寄付やスポーツ大会を協賛したりしているが、それは副次的なもので、そもそもパチンコが社会に役立っているものなら、世間からここまでバッシングを受けることもない。

Aさんは店長にこう訴えた。

「どういう形でパチンコが社会のために役立っているかを納得させてくれたら、私は辞めません!」

しかし、店長はAさんを納得させるだけの答えを持ち合わせていなかった。

Aさんがホール企業に就職した理由はパチンコ好き以外にももう一つあった。就活するときに業界研究をするわけだが、この「パチンコは社会に役立っているのか」というテーマを面接でもぶつけたが、どこもAさんを納得させる答えはなかった。だから、自分でその答えを見つけるためにパチンコ業界へ就職した。

タバコ農家とパチンコは似ていると思った。

タバコ農家の3代目は「人間の体の害になるものは作りたくない。ガンや副流煙で吸わない人にも迷惑をかける」とキッパリタバコ農家を止めた。

タバコは社会に役立っているのか、と苦悩するタバコ農家と一緒だと思った。

パチンコが社会の役に立っているのかを答えられなかった店長は、業界が本気で議論する時期に来ていると感じた。

日報では、このテーマを何度か取り上げてきた。

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