稼働レベルによって最初の一歩が違う。ハッキリ言って、もう手遅れなホールもある。
手遅れなホールかどうかの見極めは、自己判断しかない。
余力があるホールが、使い倒す戦略に出るならば、これほど効果がある下地はない。
自己判断でまだまだやれると思う弱小ホールさんに申し上げるならば、まずは今後ホールのあり方をどうするべきか、青写真を描くことが必要になる。
1円や4円の割合も関係してくる。様々な角度から検討した上で、1台1台に役割を与えて行く。
仮に150台の4円があるならば、どの機種、どの台、どの位置の遊技機を先行させていくのか?
そうやって遊技機を営業社員に仕立てる。
一度採用した生身の人間=社員をどうやって一人前に育てるのか?
性別、年齢、性格、経験、家族構成、未婚か既婚か、生まれは? 多角的に上司が分かった上で指導をする。
叱咤激励したつもりでも、それが逆効果になり、萎縮してしまう社員も中に入る。
遊技機をどうやって使い倒すか=育てるか。
1台1台に成績を付けて行く。
それはホールへの貢献度だ。
ここで重要なのは、粗利や売り上げでの貢献度ではない。
これを間違ってはいけない。
お客様とホールの両者にとっての貢献度だ。
・売り上げ
・粗利
・稼働数
・遊技機の購入費用(つまり回収したかしないか)
・年数
・遊技機の購入費用を回収した後の使い方
これらを全て考慮して戦略を練る。
遊技機=社員をどう活かすかだ。
稼働だけ追うならば、割数を上げれば成績が伴うが、毎日全台をそうすることはできない。
もう支払いの済んでいる遊技機と、支払いの済んでいない遊技機のバランスをどう取るか。
日本の有料道路は本来、建設費などの経費が全て払い終われば、無料道路にするはずだった。

いくつかの有料道路は、建設費の償還完了に伴い無料道路になった。高速道路だって例外ではなく、いつかは無料になるはずなのだが。
道路は本来、国民の財産だ。建設費の償還完了後に無料道路にするのは当たり前とも言える。
支払いの終了した遊技機も同じだ。
遊技機の支払いは、ホールがお客様の代理人として行っただけであり、遊技機の代金はお客様が支払っていると考えを改めてみたらどうだろうか?
ホール運営のやり方が変わると思われる。
つづく

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