そのお客様自身が座らなくても、データランプやネットで情報を見たら、お客様は「やっぱり俺の推理は当たった!」と成功体験を得るものだ。
実際に成功体験を体現出来ればもっとよい。
こう言った成功体験がたくさん生まれるホールは繁盛する。
実際に私が入ったホールで指導したケースは8カ月で稼働が急上昇した。
ホールにおける成功体験とは、稼働が高いホールは深く考えなくても体験数は多いが、稼働が下がったくれば成功体験数はどんどん落ちてくる。
落ちて来たり、落ちて上がれない場合は、ホール側が成功体験を増やして差し上げることが重要だ。
私が指導に入ったホールで、店長や本部長にこんなことをしてもらった。
それまで台データを閉店後に事務所で見て、開け閉め調整の決定をしていたのだが、その決定を事務所で行ったあとに、ホールに出て、再度開け閉め調整の決定をする作業をしてもらった。
遊技機の上にあるデータランプを見ながら、もう一度開け閉め調整を検討する。
そのチェーンのデータランプには、当たり履歴やスランプグラフが表示されいる。
つまり、お客様の立場になってデータランプを見ながら、明日はこの台を出すか決めるのである。
明日、この台を絶対に出さなければならない時がある。
5日間差玉が下振れしていたら、お客様は6日目の今日は出るだろうと嫌でも思う。
お客様の成功体験を増やすためには、お客様の気持ちを理解することが重要だ。
このホールチェーンは、開け閉め調整の決定時には、必ずホール内で再度検討することにした後、1年後には全店で業績が上がった。
このような事をコツコツ行い、丁寧な調整方法をみつけるのが、使い倒す第一歩である。
つづく

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。