パチンコ日報

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その⑤ パチンコ機を営業社員に見立てる

いつまで釘メンテナンスが可能か分からない。

ある日、行政側から3年以内に新規制台へ移行せよ、と御達しが出て、釘の無い台しか設置が出来なくなる可能性は十分にある。

パチンコ機になぜ設定が再度認められたのか。誰もが想像する通りだ。

将来、盤面から釘がなくなり、パチンコも設定しか調整する術がなくなったら、明らかに現状よりも不利な状況となる。

ある遊技機メーカー関係者は「パチンコはスロットのように設定だけでは差別化が出来ないばかりか、未来はないのではないか。釘がないパチンコは、スロットに対してのアドバンテージは無くなり、遊技者へのアピール力がなくなり衰退する可能性がある。パチンコとは生まれた時から釘があるものとして進化してきた。盤面に釘に変わる突起物や電動チューリップがついても、様々な面で悪影響が出るだろう」と話す。

つまり釘でお客様を呼ぶ手法は、有期的なものであると言える。そのための前段階が設定付きの再認可だ。

パチンコが設定でしか出玉調整が出来ない日は5年後か7年後になるかは分からない。
しかし、その日までやれることはある。

皆さんが管理するホールに仮定として250台(うち100台は低貸、150台は4円)のパチンコ機があるとする。

低貸の稼働は順調と仮定して、不調な4円を立て直したいと思っている店長さん、本部長さん、オーナーさんに、こんな提案をしてみたい。

150台のパチンコ機に対して、管理者はそれを遊技機、つまり機械、別の言い方をするならばモノとして見ていないだろうか?

だから稼働しない台を「クソ台」と呼び、また稼働しないと「外す」=排除と言う考えになる。

私は、初めて店長になった時から、パチンコ機に対してこう思って今日まで来た。

【パチンコ機は大切な社員】

【パチンコ玉は大切な血液】

こんな風に思っている業界人はほとんどいないと思う。

昔のパチンコ日報への寄稿で、このようなことを書いた。

パチンコ玉を粗末にするな!
パチンコ1玉4円。300万回打ち出されたら、1玉が1200万円も売り上げる。

パチンコ台。
業績がよい時代は使い捨て。人間の労働力を使い捨てと割り切った時代もあった。

時代は変わり、労働力を使い捨てなんか出来ない時代となった。そんなことをすれば、ブラック企業と呼ばれる時代になった。有期の契約者に対する雇い止めも批判の対象だ。

モノだってリサイクル♻の時代。

パチンコ台は4円でダメでも1円があると、ある意味リサイクルしている

しかし人間はリサイクルできない。

つまりパチンコ台を人間として扱うとどうなるか?

遊技機を人間と同列にして育てる。これこそが、遊技機を使い倒すことにつながる。

店舗内に150台のパチンコ台があるならば、現場の営業社員が150人いるとなる。

このパチンコ遊技機社員全員に名前をつける。簡単な名付け方は、遊技機番号。

店長には、人間スタッフと機械スタッフがいるのだ。
人間スタッフ20名
遊技機スタッフ150人

この170名のスタッフをどう育てるか?

つづく



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