万博は半年間の開催期間で来場者は低く見積もって2800万人、経済波及効果は2兆円と推計されている。一方のIRは開業前が2600億円、開業後は毎年9500億円の経済効果が期待されている。
IRと万博が一斉に花開く2025年は2兆6000億円が見込まれている。でも、この数字だけを羅列しても一般庶民にどんな影響があるのかは、実感としてはまだ湧いてこない。
ただ、言えることは、大阪はホテルの絶対数が不足すること。塩漬けになっているコスモスクエア地区には新たなホテル建設が始まる事だろう。IRで働く人たちのマンションもその一帯に建てられ負の遺産だったベイエリアが日の目を見ることになる。
大型クルーズ船の入港で、観光バスやタクシー会社が大忙しになることは予想できる。大阪におカネが落ちることは間違いない。庶民の給料も上がり、大阪が活気づく…。
この勢いに乗じて大阪のホールも賑わいを取り戻せばいいのだが。
一方で大阪万博が決定したことを喜んでいるのが、パチンコメーカーだったりする。万博をテーマにしたパチンコ台の開発はどこもが考えそうだ。
では、万博パチンコはどんなイメージになるのか?
日本で大阪万博が開かれたのは1970年。今から半世紀も前の話。大阪万博を知っている世代なら、思い浮かぶのが大阪万博のテーマソングでもある「世界の国からこんにちは」だ。
レコード会社8社が競作して坂本九、吉永小百合らが歌って300万枚以上売れた。中でも一番売れたのは三波春夫盤だけでも140万枚のミリオンセラーとなっている。
島田陽子作詞の歌詞はこんな具合だ。
♪こんにちは こんにちは西の国から
こんにちは こんにちは東の国から
こんにちは こんにちは世界の人が
こんにちは こんにちはさくらの国で
1970年のこんにちは
こんにちは こんにちは握手をしよう♪
三波春夫で万博をテーマにしたパチンコ機? 三波春夫世代の多くは鬼籍に入っているので、それではない。そもそも若い開発者は三波春夫って誰?となる。
三波春夫は兎も角として、万博関連のパチンコが開発されれば、それなりに注目を受けることにもなる。
万博と言えば万国旗。旗を使ったパチンコ台?それでは芸がなさすぎる。
今度の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」である。
これに沿って開発するのが一番だろう。
人工知能(AI)や仮想現実(VR)など21世紀の最先端技術を活用した医療・健康、スポーツや娯楽、新ビジネスを一堂に集め、世界の人々に経済・社会の未来像が示される。

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