
同年11月にグランドオープンした大阪・ナンバの「楽園」は話題のPepperくんを導入。入口でお客さんを迎え入れた。
「Pepperくんは時給換算したら200円。高騰する人件費を考えたら滅茶苦茶安いのでウチでも導入することを検討したのだが、断念した」と話すのは都内のホール関係者。
その理由がPepperくんの身長。小学生並みの121センチでは、どうしても目線が下がる難点があった。加えて、騒音が酷い店内ではPepperくんの声が聞き取りにくいという問題点もあった。
ホール関係者が望んでいるのは等身大の人型ロボットである。できれば、ホールの店頭に立たせて集客を図りたいと願っている。
実際、人型ロボットを導入して話題になっているのがH.I.S.ホテルホールディングスが運営するその名も「変なホテル」だ。

2015年7月、1号店をハウステンボス内にオープンさせた時は恐竜ロボットだったが、2018年2月1日にオープンした「変なホテル東京銀座」は2体の人型ロボットがフロントに立ち業務案内を行う。
世界初のロボットが働くホテルとしてギネス認定されている。
今後のオープン予定も含めると全国で16カ所のロボットホテルが誕生する予定だが、ロボットホテル培ったノウハウで新業態として「変なレストラン」「変なバー」「変なカフェ」と飲食部門でもロボット化進め、実際にロボットがお好み焼きを焼いたり、酒やコーヒーを作ってくれる。
実際にロボットがサービス業で活躍の場を広げているわけだが、すでにロボットのレンタルも行われている。
オリックスの関連会社であるオリックス・レンテックはロボットのレンタルを扱う専門会社で、女性型のアンドロイド「未来まどか」を扱っている。身長は170センチ。アピールしたい内容をデジタルサイネージの映像と合わせて身振り手振りでアナウンスする。

まさに店頭に立たせておけば、デジタルサイネージとの組み合わせで注目度、訴求度は一気に高まる。
日本でIRカジノがオープンする頃には、カジノ内で働くロボットを計画中のロボットメーカーがあるということは、ロボットが出迎え、ロボットが接客する「変なパチンコホール」が誕生する日は来る?

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