その中に、
3.高コスト体質から脱却し、安定したホール経営を確立しよう、と書いてある。
ホール業界自身が高コスト体質と自らを分析している。高コスト体質では将来が無いことは分かっている。
お客様側もパチンコ遊技は、自分の生活では高コスト体質だと思っているから、2000万人も遊技人口が減ったのかも知れない。
いずれにせよ、4パチが高コスト体質だと悟ったから、4パチのお客様が1パチに移動したのであろう。
全日遊連の2018年事業計画を読んだ前出の下高井戸さんは、こう話す。
「今の時代に、高コスト体質を改善しよう、なんて事を言う業界があるんだ! 驚いた!」
それだけ、色々と遅れている業界であるとの感想を漏らす。
私が以前書いて一世風靡した? 業界誌プレイグラフにも連載されたコスト管理シリーズから10年以上も経った。
つまり、10年以上も前から私は業界が高コスト体質だと訴えてきた。
当時は日報とは違うブログだったが、常にコメントが50ぐらいはついて、多いときは100を超える意見で活発化していたのを思い出す(現在はブログ引越しの関係で昔のコメントは消えいる)。
あれから10年、全日遊連のスローガンに未だに高コスト体質からの脱却について掲げられていることが驚きである。下高井戸さんも開いた口が塞がらないという。
業界人は、大きな声で業界批判や全日遊連批判は出来ない。だから業界に忖度しない私が申し上げたい。
今からでも遅くはないので、全日遊連の部会などで、10年後のパチンコ業界について、具体的に検討する委員会を立ち上げて下さい。
川上から川下まで、どうやって展開すれば業界を救えるのかを具体化しなければならない。
弱小ホールや中堅ホールの中にも優秀なホールもあれば、そうでないホールも多数ある。
優秀なホールでも、仕方なく閉店したケースあるが、余力のあるホール運営を援護射撃する具体的な方法を検討できないのだろうか。
4パチを復活させるためには、一ホール企業の努力では、どうにもならないところまで来ている。
下高井戸さんの意見は、「現状では、減るところまで業界が縮小するだけだ。もうパチンコ業界の復活はない」と断言する。
その一方で「やり方を変えれば、まだ望みがある」とも。
全日遊連のスローガンを読んで分かるように、パチンコ業界は、他の業界よりも一時代遅れている。
さて、これからどうするか?
前述したように業界再生には、川上から川下まで巻き込んだ対策が必要だ。
まず、川上の遊技機メーカーが一つになって、4パチ復活についての意見交換から始めなければならない。
つづく

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