パチンコ日報

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負けてもありがとうと言ってもらえることが本来のパチンコ屋の姿

日報では珍しいホール経営者の3代目さんからの寄稿だ。業界バブル時代を知らない世代は、本来のパチンコホールのあるべき姿を真摯に考えている。

以下本文

日々、たくさんのコメントが付くことに驚きと葛藤、絶望感がある反面、ホントに嫌いなら、どうでも良いならコメントなんてしないと思います。

良い意味で、こんなにもパチンコのことを考えている人がいることに、今後の未来へ向けて、「まだ、できることがある!」と考えさせられました。

批判コメントを真摯に受け止めて、自分にできることを日々頑張っていきたいと思います。

伏せるべきかを悩みましたが、自分はパチンコ屋に産まれました。世の中にからは批判され、馬鹿にされながら生きてきた人間です。

名のある大学に行っても、常にそのルーツに縛られました。

人々の不幸を食い物に生きてきたと言われながら、その存在価値はないのか、と考えながら今を生きる人間です。

幸か不幸か、産まれがパチンコ屋といっても、良い時代はほんの一瞬しか知らない遅すぎた3代目です。

引き継いだ時には、すでに5号機時代でした。お客様は数人。同業者も諦める中、あの大地震に見舞われました。被害者面するつもりもなく、同情や何かを求める気持ちもありません。

ただ、目の前には、お金とは別の価値を求めて訪れるお客様がいます。

それが多いか少ないかではなく、儲かる、儲からないではなく、その一つひとつに感謝し、できることを探していく。

皆様もご存知の通り、我欲に生きてきた業界であることを身に染みてわかる自分だからこそ、何をすべきか、日々、奮闘する毎日です。そういう店舗様が全国には多々あることをどうすれば分かってもらえるでしょうか?

本当に賭博という金の価値だけでしょうか?

遊技機の内容にもよりますが、たくさん出したお客様は逆に疲れた顔をしていることもあります。

少し負けたお客様は「これくらいならまた明日頑張ろう」と言ってくださることもあります。

お客さまの負けを食い物にする、不幸を食い物にする商売と言われればそれまでです。

しかし、「負け」に対し、「ありがとう」と言ってもらえるなにかが、パチンコ屋本来の姿ではないかと。

今までの恥ではなく、これからの感謝を考える業界であり、存在でありたい、と願いながら僕自身は考えていこうと思います。

それこそが日本らしいなぁ、と思う点です。

恐縮ながら、言いたいことをここに綴ります。

なにより、目の前の遊技機やその結果だけではなく、遊技場に足を運んだ際、一声かけてみて下さい。

負けて「よかったねって」と言うスタッフや店長は、おそらく、8割もいないんじゃないかと思います。

どの店舗様も楽しんで頂きたいと思っています。

少しの負けは「許して下さい」と思っています。

たくさん負けたら、たくさん文句を言って良いと思います。

次は勝ってほしい、楽しんで欲しいと、思っています。


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