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パチンコ業界は、現状の分析と未来を予測出来ないのか? その⑧


パチンコ業界全体のボリュームアップを図るには、パチンコ経験のあるスリープユーザーを掘り起こすだけでは無理なのは分かる。

パチンコ業界全体に新しい市場を創る、と記したように、それくらいの覚悟が必要である。

前出のコンサル下高井戸さんの話を思い出していただこう。

今までのホールコンサルは、目先の成績を上げるコンサルは出来ても、5年先、10年先に花を咲かせるコンサルではない。それは早急に成績アップを求めるホールに原因がある。

現状の遊技人口1000万人を2000万人にするのは可能なのか?

私は無理だと思う。

パチンコ業界全体の頭の中をガラガラポンしない限り無理。
現状の頭の中では、1200万人だって無理。
1200万人になったとしても、低貸しが増えただけではダメだ。

低貸し中心のホールが黒字でも、将来が見えない。

20年間定期借地のホールは完全黒字ながら、地主は再契約を断わり、閉店が決まった。

地主は銀行から「先行きが暗い業界に貸すなら、他の業界に貸した方が良い」とのアドバイスを受け、その通りに実行したためだ。

都内の小型店舗は、耐震工事の費用が出ないために閉店。

築40年、本社ビルの1階にあったホールは、建て替え費用が採算に合わないためにマンションへ衣替え。このケースでは解体費用も莫大。駅前の一等地だったために、大手デベロッパーに売却できた。

皆さんはパチンコ不況だから赤字経営になったと思われているが、黒字でも閉店するケースは今後増えるものと思われる。

そんなことを増やさないためにも、パチンコ業界は、新規ユーザー開拓が必要で、なおかつ4円パチンコの復活が鍵となる。

前置きが長くなったが、ゼロから新市場を開拓した自動車のエアバックの話に進む。

今でこそ標準装備エアバックだが、私はエアバックがオプションだった時代にエアバックの部品の担当をしていた。当時、運転席だけで30万円の時代だ。

オプション装備が、やがて全車標準装備になることは肌で感じた。自動車メーカーの開発担当やエアバックメーカーとも打ち合わせをしていたためだ。

でも、一般には全車標準装備になることは夢のように思っていた時代だった。

合繊メーカーが新素材を開発する時は、ゼロから新市場を開拓する。しかし合繊メーカーだけでは新市場を作ることはできない。

エアバックひとつ取っても、膨らむバックの本体、その本体を縫製する糸、本体を膨らませる装置と火薬、衝撃を感知するセンサー、と何社も入っているように、1社で全部作ることはできない。

川上から川下まで、全員で一致団結をしないと、一つの商品は完成しない。

今は、自動運転が現実になるところまで来た。衝突回避システムは軽トラにも採用される時代になった。

これらのシステムは、大量生産によって、コストが格段に下がるものだ。

さて、これらをパチンコ業界に置き換えてみよう。

これまでのパチンコ業界のやり方が正解の時期もあったが、今は過去の正解は時代遅れになっている。

その証拠に、遊技人口は下がり、売り上げも減少。その一方で機械代は上がり、客単価も上がった。

最初の1パチは、4パチを補強するために生まれたはずだが、今では1パチがメインになっている。

新規ユーザーは増えず、新規ユーザーの大半は1パチから入門するが、4パチに昇格することはほとんどない。

単純計算でピークの6分の1になった4パチユーザー。ここまで減少するまで有効な対策がなかった。

世の中のためになる製品は、川上から川下まで協力して市場を創るのに、パチンコ業界は、川上から川下までバラバラだ。

新規ユーザーを増やすには、川上から川下まで、一致団結しなくてはならないのに、誰もイニシアチブを取らない。

遊技機メーカーやホール団体、周辺機器メーカーが、新規市場開拓のために、一丸とならなければ、4円の復活なんかあり得ない。

今までのやり方では、今までと同じ結果になり、業界はどんどん縮小するだけだ。

遊技機メーカーは他の産業に進出できるが、ホールや周辺業者は、パチンコ業界の縮小を止めなければ死ぬだけ。

黒字ホールが閉店するケースを恐ろしいと真剣に受け止めるべきだ。

全日遊連の行動は甘い。だから、ここまで遊技人口が減るのだ!

つづく



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