パチンコ業界の歴史を紐解くと革新的な機種の登場によって、歴史を塗り替えたり、一つの機種のヒットで下位メーカーが上位メーカーに躍り出たりすることがある。機械頼みの業界であることには変わりない。
このOBには一つのアイデアがある。それを実現するのはメーカーということになるが、「そんなことできっこない」と諦めの声しか聞こえてこないだろう。でも、話を進めよう。
それはまさに逆転の発想だ。
かつてのパチンコにも似たような発想はあった。玉が必ずセーフに入るようになっていて、逆にセーフ穴に入賞することなく最後までアウトになったら、それが入賞だった。
で、OBのアイデアはロトパチンコだ!
今のパチンコは777が揃うのを待つ大当たり方式だが、ロトのように自分で3桁の出目を予想して、それをベットする。
「宝くじや公営競技よりもパチンコはペイ率が高いのが特徴だから、それを前面に押し出す。射幸性に頼ることなく、自分で予想する楽しさを加味させる」
このアイデアを形にするには、既存のメーカーでは風営法に縛られてパチンコの形そのものから抜け出すことができないので、業界外からの参入を願うのはそんなところにもある。
「今あるパチンコよりも射幸性が抑えられていて、面白ければ警察は許可する可能性はある。それには既存のメーカーでは警察の信頼性はないので、業界外の一流企業にお願いすることになる」
検定機と性能が異なる遊技機問題では日工組も警察の信頼を失った。この問題を追及する立憲民主党の高井崇志議員は国会質問で原因を求めていた。
これに対して政府は「工場における製造工程の適正台数を超えて製造された遊技機については遊技くぎの管理が不十分であった旨の報告があった。その調査結果としては当該原因についての報告と相違する内容は認められなかったものである」と回答している。
警察の腸は煮えくり返りながらもメーカーを庇っているようにも受け止められる。
数字を自分で予想してコンピュータ抽選で当たり、ハズレがすぐに分かる。ロトパチンコのアイデアを形にできる日は来るのか?
それでなくても、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾のロトのテレビCM攻勢が凄まじい。

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