パチンコ日報

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4円の各台計数機を外すホールが増えているが…

4円パチンコに各台計数機を導入していたホールが、半年余りで設備を外して、玉積みに戻したのは5月16日のことだった。



お客の利便性を求めて導入した設備をわざわざ外す理由として考えられるのは、4円の稼働が落ちた原因を玉積みしていない視覚効果に求めたのだろう。



マルハン町田店もグランドオープンからわずか1カ月で、4円の各台計数機を外して玉積みに戻している。



「見せ玉のために各台計数機を外す店舗が増えていますが、元に戻したいというホールはもっといます。4円が強かった店ですらも外したがっています」と話すのは設備業者の社長。



実際に工事を担当しているのでホールの苦悩ぶりが分かるようだ。



「各台計数機を導入してからは、玉箱運びがない、ということで時給を50~100円下げていたホールもあります。外したらまた時給を上げることになる。求人難で各台計数機で玉箱運びがない、というのが求人募集のポイントだったんですがね。戻すにしても色々面倒です」



健全化推進機構の立ち入り検査項目に一般入賞口の釘の検査や試打によるベース検査が加わったことは、エコパチ(封入式)へ移行するための序章ともいわれている。



警察としては一切釘調整ができないようにするためにも、封入式は望ましい。



完全に封入式に移行すると、玉は外には一切出て来ない。つまり、出玉感を玉積みで演出することは不可能となる。



今でも各台計数機を外して、玉積みに戻しているホールが増えているということは、封入式になると、完全に玉積みができないために、ユーザー離れが加速するのは想像に難くない。



「封入式になると逆に見せ箱の需要が生まれると思います。空箱ですが玉箱を積んで出玉感を視覚で訴える必要も出てきます。LEDで光る玉箱なんかいいでしょうね」



封入式対応の見せ箱。



警察からは「射幸心を著しくそそる」とすぐにアウトになってしまいそうなアイデアではある。



では、ユーザーは出玉感の視覚効果がないから4、円の各台計数機では打たないのだろうか?



「歩くとき邪魔で、人が出しているのを見ると腹が立つ。従業員を呼ばなくてもいいので、各台計数機の方がいい。視覚効果はランプの色で出ているかどうか分かるので問題ない。4円の各台計数機コーナーは出玉感がないから、打たないのではなく、回らないことに原因がある」とは5月16日に各台計数機を外して店舗の常連客。



玉積みであろうが、各台計数機であろうが、稼働が下がる主原因は回らないことにある。



「ストレスがないぐらい回っている時は、お客も多いが、回らなくなるとみんな粘ることなく帰る」(常連客)



答えは視覚効果ではなく、回るか回らないかだ。







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パチンコ復活のヒントは達成感

年は還暦を過ぎている。仕事らしい仕事はしていない。不動産収入でおカネには余裕があり悠々自適の生活を送っている。



昔からのパチンコファンで、台湾やグァム、タイなど海外のパチンコ事情を探りに行ったこともある。



「台湾は怖かったな。換金所が日本の様子とはまるで違う。トイレの外に人が立っていて、その人に特殊景品を渡すとトイレの中に消えて行き、暫くすると手招きされ、トイレに入ると現金が置いてある。面食らったな」



アウトローな雰囲気をどういうわけか好んだ。



「日本のパチンコはルールが厳しくギスギスし過ぎ。その点、台湾は手放しで遊技できる。昔は日本も固定ハンドルをやっても咎められることはなかった。パチンコは息抜きをしに来ているのに、息抜きにならない。だから日本では新宿の裏スロに行く」



怪しげな中年のようにも思えるが、機械に対する意見には傾注する価値がある。



「パチンコの開発やっている奴らはバカか! ハズレのリーチで客がハラハラドキドキすると本当に思ってるのか? 煽るだけ煽って外れたら誰もやらん」



もっと分かりやすく例える。



「お化け屋敷の中に10回でも入ってみろ。10回も入ったらどこに何があるかが分かり、恐怖はなくなる。10回入ったお化け屋敷が今の液晶。昔の機械は液晶を使わなくてもハラハラドキドキした。チューリップにWで入った時はドキドキしたもんだ。それは偶然起きるから楽しい。今の液晶に偶然はない。スタートに入った時から当たりかハズレかは決まっている。それも分からない年寄りがボタンを連打する。液晶で騙せるのはボタンを一心不乱で叩く、年寄りぐらい」と手厳しい。



日報でも散々指摘しているのはそこだ。そもそも、液晶演出を頼るようになってパチンコがつまらない遊技になっていったのに、メーカーはそのことに気づいていたとしても、なかなか脱液晶ができない。



「10回も見たらハズレは分かる。それをダラダラと長いだけのリーチなんか見たくもない。カットボタンを付けて欲しいぐらいだ。それぐらいふざけたリーチが多い」



機械だけではない。次は遊技方法にも言及する。



「無制限営業になってパチンコが面白くなくなった。それは目標が持てないから。2000個、3000個終了するのに、3~4時間かかったが、打ち止めにすると達成感があった。金額の多寡ではない。仕事でも難しい仕事をやった後に飲むビールは格別に美味い。それは達成感があるから。今の開発陣は若いのでそんなことも知らない。もっとハラハラドキドキして達成感のある機械を作れといいたい」



中年オヤジの独り言の中に業界の方向性が示唆されている。





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業界を復活させる機械は登場するのか?

中小ホールのオーナー3人が会食した。今後のパチンコ業界がどうなるか、ということが話題になったが、聞こえてくるのはボヤキばかり。



「昔は業界がここまで落ち込むことは想像できなかった。そもそもパチンコは不況に強いといわれた。業界が全然違う方向に向かっている」(オーナーA)



パチンコは不況に強い。



今や完全に死語となったこのフレーズ。確かに30年前ならこの言葉も当て嵌まった。当時の不況は短期的で失業してもすぐに次の仕事は見つかり、将来に不安がなかったために、失業していてもパチンコするぐらいの余裕があった。



それが、バブル崩壊で失われた20年といわれるほど日本経済はデフレが続き、給料も上がらなくなった。それでも業界は平成8年までは30兆円の市場規模を誇っていた。



遊技人口は減れども、ギャンブル性の高い機械で、1人当たりの消費金額で売り上げを維持する施策を業界は取ってきた。



そんな方法がいつまでも続くわけもない。



遊技人口がさらに減り、稼働が落ちて粗利が減ると、営業努力をすることもなく、いとも簡単に釘を閉めて粗利を確保するホールも少なくなかった。そういうホールが今淘汰されて行っている。



「人材のいないホールがバタバタ逝っている。粗利ばかり取っていたら顧客も育つわけがない。半年粗利を取らないで営業出来れば、関東の様に人口が多いところならお客さんは戻ってくるかもしれないが、うちにそんな体力もなければ、勇気もない」(オーナーB)



「全国のオーナーの半分ぐらいが同じベクトルに向かわないと、前みたいな時代にはならない。しかし、誰も自分のことで精一杯。業界全体のことを考える余裕はない。だからパチンコ人口が3000万人に戻ることはあり得ない」(オーナーC)



会話の内容はすっかり諦めムードだが、希望の光は、ここでも他力本願。



「この業界がいいところは、大ヒット機が出ると業界全体が生き返ること。初代フィーバ、海物語、ジャグラー、4号機の北斗で助けられた。メーカーがそれに匹敵する台を開発してくれるのを待つしかない」(オーナーA)



最後はどうしても機械頼みだが、こればかりは否定できない。どんな名機であろうとも必ず飽きがくるからだ。テーマパークでもリピーターを増やすために、常に新しいアトラクションを投入。大型ショッピングモールも数年に1回はテナントを入れ替え全面改装を行う。



どんな名機が登場しようとも生かすか殺すかは、使う側のホール次第である。







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スロットこそ液晶はいらない

液晶、メイン基板、サブ基板、サウンド、エフェクト…



今のスロットは分業化が進んでいる。



その結果、どういうことが起きるか?



「一体感、まとまった感が半端なくない。絵と音と光の一体感がまるでない。そもそも液晶もいらない」とスロプロが指摘するように分業化によってトータル感が出ていない機械が多い。



液晶不要論ということだが、メーカーは液晶を付けることでどんなメリットがあるのか?



「液晶を付けるだけで開発費の5割は液晶に持っていかれます。別の会社が作った絵にプログラムを載せるための絵を作るなど開発費が嵩みます。開発側がいうのもなんですが、絵はいりません。液晶を取っ払ってホールさんが買いやすいようにしなければなりません。ドットでも十分面白かった。最近は沖ドキがヒットしているように液晶がなくても売れる機械は売れます」(スロット開発関係者)



液晶は見た目が派手になるので、買う側のホールもついつい地味な機械よりも派手な機械を選択するために液晶を搭載しているようにしか思えない。



「コンシューマゲーム業界とパチンコ業界は同じ道を辿っている。昔のファイナルファンタジーはシナリオ重視で絵が稚拙でも十分に面白かった。それがどんどんリアルなCGへと進化して行ったのがプレステ。CGのリアルさを追求し結果、スクエアはハリウッド映画ファイナルファンタジーを157億円かけてフルCGで制作して大ゴケした。今、ニンテンドーやソニーがコンシューマゲームで青息吐息になっている。今やゲームはスマホに移行して、パズドラのようなゲームが台頭しています。そこにはリアルなCGはいりません。スロットメーカーだけでなく、液晶が完全にメインになっているパチンコメーカーもそこにもっと気づくべきです」(同)



コンシューマゲーム業界の反面教師という手本があるのだから、パチンコ業界もそこら辺はもっと見習うべきだと思う。ニンテンドーやソニーの後追いをすることはない。手本とするのはパズドラのガンホーだろう。



スロットの原価は液晶なしが5~7万円、液晶付が20万円前後ともいわれている。それが液晶が付いていようがなかろうが40万円前後で販売されている。



液晶にかかる開発費を抑えて要は液晶頼りにするのではなく、もっともっとゲーム性で勝負すると共に、ホールが購入しやすい金額に落とさなければ、いずれメーカーも淘汰されていく。







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一般入賞口検査を乗り切るには全国一斉に40個に戻すこと

表題には「遊技機の不正改造の絶無に向けた更なる取組について(要請)」と書いている。



衝撃を受けるのは「絶無」という表現だ。全くない、皆無、という意味だが、ここでいうところの不正改造とはホールが日常的に行っている釘調整を指しているわけだが、警察庁が不正改造と指摘してきた釘調整の領域に一歩踏み込んできた印象を受ける。



6月1日から遊技産業健全化推進機構のホールへの立ち入り検査で、一般入賞口に玉が入らないように殺しているかどうかを調べることになった。



ゲージ棒を当てて検査したり、一定時間試打してベースなどのデータからメーカー出荷時の状態かどうかをチェックするようだ。



ホール5団体が警察庁から健全化推進機構の検査項目に一般入賞口も加える、と通達したのが5月15日。週明けにはこの一大事で幕を開けた。



等価、高価交換営業が主流になる過程で、スタートを回すために、一般入賞口へ入りにくくしているホールは少なくない。完全に殺さないまでも入りにくくしているホールが大多数ともいえるために、警察庁が踏み込んできた。



「一般入賞口は諸元表通りなら12.5~13となっているものもあります。このままの状態で使うとスタートは4ぐらいまで落とさないと持たない。スタートを回すためにうちは11ぐらいにしているけど、ゲージ棒は通る。警察の指導通りに営業すると、画面は止まっているのに、玉は減らない、という奇妙な光景になる」(ホール社長)



要はスタートを回すために、ベースを落としているホールが少なくない、ということだが、指導通りにするとどうなるのか?



「一般入賞口は1日10回ぐらい入っているとして、メーカー出荷時状態にすると一般入賞口は3倍入る、と仮定したら、1時間で30個、11時間営業なら330個余分に出ることになります。これを4円で掛けると1台で1320円、300台なら1日約40万円のロスになります。1カ月なら1200万円のロスですからね、一般入賞口といってもバカにできないんですよ。大手チェーンになれば、なるほど規模が大きいですから粗利額が減る金額も大きいですよ」(ホール店長)



ホールとしてはベースを上げることは粗利額が減ることなのでやりたくない、というのが本音。



等価、高価交換営業でスタートを回しつつ、一般入賞口もジャブジャブ入ったら赤字営業に陥ってしまうが、警察からすれば身勝手な営業、となる。



この釘の指導に対して打開策があるとすれば、全国一斉に40個交換に戻すことだ。それなら諸元表通りの釘で営業してベースが上がろうとも問題ない。



40個交換なら警察が求める遊技に戻ることもできる。







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