パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

スマホ動画で頭取り

頭取りはパチンコ業界では古くから行われている他店舗の客数調査だ。



大抵はホールスタッフが行うが、一部業者に委託しているケースもある。



1回頭取りに行くのに1時間かかっているとすれば、時給1200円のアルバイト社員が1日3回周れば、3600円かかることになる。



意外と頭取りにはコストがかかっている。



東北のホールが頭取りのコスト削減にいい方法を考えた。



そのホールの頭取りの対象ホールが車で片道20分以上も離れているのだが、そのホールの近くに人にパートタイマーで、時給700円で頭取りをしてもらっている。



コスト削減になるだけでなく、すごいのはここから。



何とスマホで店内の様子を動画で撮影して送ってもらっている、というのだ。



これなら、店の雰囲気や客層、出玉感まで把握できる。



頭取りに行くとバイトの中にはサボって、いい加減な数字を入れる不届き者もいるが、動画なら論より証拠。何よりも誤魔化しが効かない。



スマホのパケット定額が生んだ新しい頭取りの姿ともいえる。





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コストをかけずに来店動機を促す方法

さほどコストをかけずに集客する方法がある。



時期的にはまだギリギリ間に合う地域もある。



それはこれ。





名づけて「ひまわり作戦」。



お客さんにひまわりのタネを渡し、プランターにお客さんの手で植えてもらう。この時に自分の名前やニックネームを付けるための名札も渡す。



自分が植えたタネが芽を出し、成長する過程を観察するために、毎日ホールへ足を運んでくれる。



毎日の水やりはホールのスタッフが担当する。



植物は成長が早いので観ていても楽しいものだ。自分がタネを植えているので、当然愛着が生まれて来る。



ひまわりのタネとプランター代だけで、毎日の来店動機を促す絶妙のアイデアともいえる。



「チューリップでも実験しましたが、チューリップは開花時期が短めなのでひまわりに切り替えました」(店長)



効果は来店動機を促進するだけではない。



ひまわりの話で従業員とお客さんが会話をするきっかけが生まれたことで、より、フレンドリーな関係が構築できた。



中には孫を連れてひまわりの成長を見に来るお年寄りもいる。



これは広い駐車場があるホールでなければできないが、この「ひまわり作戦」をヒントに後はホールで知恵を絞りながら、違うバリエーションを考えてみればいい。



来年からホールでひまわりが咲き誇るかも。







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何よりも重要な事前説明

イトーヨーカ堂が5月から東京の一部の店舗でレジ袋の無料化を始めた。その時の店内ポップがこれだ。何の前触れもなく、突如始まった。





同店がCO2排出削減のために全店のレジ袋の有料化(1枚2円)に踏み切ったのは2013年2月。同時にレジ袋を辞退した人に2円の値引きをしていたサービスも中止した。



ゴミを焼却する自治体もゴミが減ることに大賛成で、レジ袋を有料化にするこの運動を後押しした。



大手スーパーはこぞってレジ袋の有料化に踏み切ったが、中小は「客離れにつながる」などの理由から無料化を踏襲するところが多い。



レジ袋を減らしてそれが本当にエコにつながるのか、という意見もある。そもそも、レジ袋は石油を精製する過程で出てくる副産物を原材料に使っているから。豆腐を作る過程で出てくるおからのようなもので、むしろ有効利用ともいえる。



レジ袋はゴミ袋として再利用する人が大半なため、レジ袋がなければ困る人も多い。



イオンやイトーヨーカ堂のような総合スーパーの売り上げは、押しなべて右肩下がりの状態が続いている。



売り上げが下がることに歯止めをかけるためには、レジ袋を無料に戻すこともその一つであろう。



イトーヨーカ堂はマイバック持参率が向上したために、無料化をテスト的に行っているとしながら、次は必要な枚数だけレジ袋を渡すことにした。





それも束の間だった。



無料化をスタートして、約3週間で白旗を揚げることになる。



自治体やエコ派の市民からの反発が大きかったようで、無料化は1カ月で幕を閉じることになる。





パチンコ業界と何の関係があるかと思われるだろうが、本題はここからだ。



イトーヨーカ堂がレジ袋の無料化を中止した原因は、何の前触れも、説明もなく、レジ袋無料の張り紙だけでスタートしたことにある。



無料化を歓迎するお客がいる一方で、エコ意識の高い人たちからは何の説明もないために、反発を買う、ということが想像できていなかった。



パチンコ業界で、交換個数を変更して失敗するケースはまさにここだ。



特に換金にまつわる部分なので、ホール側は細かく説明することができない。それをしないで、設定を入れた、ぶん回したからといって、換金した時に従来より金額が下がっていたら、「誤魔化された」「計算枚違いをしている」と100%クレームが来て、せっかく勝っても二度と行くか、となる。



換金率が悪くなるけど、遊べるということを説明した上で、納得してもらってスタートすることが重要だ。





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誰が為に鐘は鳴る?

ハンドルネーム「楽太」さんの意見は、業界人には非常に耳が痛い。煽る演出に警鐘を鳴らす。



以下本文



ドル箱への回帰は可もなく不可もなくですが、「あわよくば遊技中の客を広告塔に」って考え方は程々にして欲しい。



箱を積ませるために箱を小さくしてみたり、思いっきり底上げしてみたり。



ちょっと出れば別積みを求めて、一箱のメダルを飾り箱3箱にわざわざ分けたり。



玉を出した人にとってみれば手数が増えて煩わしいわ、近くでガチャガチャやられてうっとうしいわ、自分の出玉を遠くに置かれて不安だわで、百害あって一利二利。



出玉アピールも大事だろうが一番大事なのは、今まさに打ってくれている人間だろう?目先の欲で今いる貴重な客にストレスを与えてどうするんだ?



ここまでして無理矢理出玉アピールをしたところで“店が意図して出した玉ではない”ことが透けて見える店では逆効果、集客には繋がらないでしょう。



先日のエントリーに「達成感が大事」とありましたが、上げ底はその達成感にも水をさします。



甘デジでも出玉感を出したかったのか、甘~ライトの島を分厚いウレタンで上げ底した1000発しか入らない箱にした店がありました。



すぐ積まれる箱に、すぐ飲まれる箱、この店では10箱積んでも逆に冷めた気持ちになりましたよ。積まれた箱見て寄ってきた人も箱の上げ底っぷりを見たら馬鹿にされた気持ちになるってもんです。





同じことはメーカーにも言えますよ。

遊技者を如何にして広告塔にするかに腐心しているメーカー多数ありますよね。



牙狼の台上から生える首、あれは遊技者のために生えてますか?



ニューギンやサンキョーを筆頭に最近のスロットの耳をつんざく上乗せ効果音、あれは遊技者のために鳴ってますか?



京楽の台で16ラウンド確定図柄が“揃った後”に“毎回”鳴り響くPフラッシュ、打ち手は当たりを知ってますよね?あれって誰のために鳴らしてるんですか?



他にも色々。



昔は打ち手にとって“嬉しい予告”だったものが、どんどん“うるさい告知”に成り下がっていってるってメーカーの人間達は分かってないんでしょうか。



打ち手だけが分かれば良いもの、逆に言えば打ち手だけが楽しむべき瞬間を周囲の人間に大声で知らせずにはいられない最近の機種、はっきり言って醜悪です。



そのうち魚群にも激しい効果音が付きそうですよね。

「派手=熱い」みたいな下品な思考に凝り固まらないで頂きたいものです。



ホールの人にもメーカーの人にもこれだけは忘れないで欲しい、遊技者は広告塔では無い、“出玉”や“激熱演出”が客を呼ぶのは副産物であってことさらに強調すべきものでは無いんです。





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30~33個交換対応機が登場しても…

健全化推進機構の検査に一般入賞口が加わることで、現在の等価交換仕様ではホールにとっては経営的に厳しい現実を突きつけられることになっている。



ホール側で交換率を低価にするか、あるいは非等価仕様の新たなスペックの機械の登場を待つか二者択一状態となっている。



この問題についてメーカー側の声が聞こえてきた。



「スタートは7個戻し、1回の大当たり2000個(5000円)。昔の機械は4円で高ベースながらお客さんもたくさんいてホールも潤った。それを考えると今の機械がダメだということが証明されている。1円営業が始まった時に等価交換営業の崩壊が始まっていることに気づくべきだった。ベースを高くしてお客さんのおカネを減らさないためには、等価仕様の機械作りから方向転換を図るべきだ」



等価交換営業で店舗拡大を図った大手ホール向きにメーカーは機械を開発し続けてきた。その結果、ベースの辛い機械ばかりになり、ユーザーのおカネが続かなくなった。



その反省からメーカーは、スタートの戻しが多い機械を販売したが、ホールは買わなかった。賞球1個の差が利益を大きく左右するためだ。



「ベースを上げてもそれに対応したゲージを作れるのがメーカーで、設計段階から穴に入らないゲージを作ることだってできる。他入賞を1個戻しにすれば、スタートを回すこともできる。30個交換用の機械を作ることだってできる。いずれにしても、今回のベース検査により、それに対応した機械をメーカーは作ることができるので、買い替え需要が起きる」



6月1日の立ち入り検査から半年間は、不正改造があっても通報しない猶予期間がある。この間にメーカーも非等価対応機種を作ってくるのだろう。



仮にメーカーが30~33個交換対応機を作ったとしても、ベース検査問題は解決しない。



スロットは等価でなければ客も付かないし、今のスペックで6枚、7枚交換にしようものなら高設定でもお客が勝てない。



スロットは等価交換、パチンコは30~33個で営業するのが理想的だが、そこには一物一価の壁が阻む。



かといって、パチンコとスロットの営業許可を別取りすることは非現実的なこと。



スロットも6枚交換でもお客が損をしない出率に引き上げることも必要になる。



いずれにしても、パチンコ用、スロット用の景品=二物二価を容認してもらえば、パチンコとスロットの交換率を合わせることに苦慮することもない。







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