パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

新台入れ替えの変 もしくはメーカーの変 8割

入れ替えがダメにするパチンコ業界。

今回は新台入れ替えについてお話さして頂ければと思います。 度々パチンコ日報でも取り上げられている新台入れ替えについてのお話です。

一昔前に比べても今だに何故と思うように大量に新台を導入する店舗が未だにあるように思います。

もちろんホール側の方の苦労も分かるんですが、MAX機規制、純増の規制など色々な障害?!があったかと思いますが、それでも、それ必要?と思うような台を大量に導入している店舗を見ると、はたして自店に導入する必要があったのかと心からいつも思います。

店長さんや役職の方々は、機歴やメーカー販社とのお付き合いやオーナーの鶴の一声、色々な障害がある中で新台導入を決断されてるのかと思います。

新台入れ替えを望んでるのは打ち手であるお客さんでもなく、ホールでもなく、メーカーだけが只々望んでいるようにも思えます。

試打をしてこの台だけは是非とも押さえたい!!と思うような台は年間を通して、果たしていったい何台あるでしょうか?

私個人の見解でも片手で事足りるレベルだと思います。

試打をされてるホール関係者の方なら更に数は減るはずです。

大都やニューギンのような2流、3流メーカーでさえも、メーカーという立場だけで勝ち組です。

スロットニートとして投稿さして頂いている私共のような立場の人間が考えるのは、新台導入費用は基本的にはホールに通われている常連のお客様から捻出されているからです。

導入した新台がコケると、、、

稼働が落ちる。

稼働を上げる又は、話題作りの為にまた新台を入れる。その為にまた常連のお客様から搾取する。

また新台コーナーが通路になる。
1カ月もしないうちにバラエティー行き、又は撤去する。

そして、その負担を常連のお客様から搾取する。

1人また1人と店から姿を消して行く。このように負のスパイラルが止まりません。

いい加減今まで搾取され続けているお客様の心境や、行動の変化というものが目に見えてわかるようになりました。

昔の新装開店というと楽しそうに、時に感情を全面に出して打っているのをお客様をよく見かけたのですが、最近の新装は常連さんも打つ前から諦めモードに入り、『どうせおもんないやろ』、『まわらんやろ』、『またあのメーカーか…』という声しか聞きません。

勿論メーカーの開発の方々は、自分達が作った機械に絶対の自信をもって送り出しているのでは無いと思います。

『こんなんでもホールは買うやろ』
『機歴の繋ぎで問題ないやろ』
というような気持ちで送り出しているにように思えてなりません。

真剣に作らなくても売れる、というこの構図こそが問題だと思うのです。

これを世に送り出す!という気概を持って仕事に取り組まれている方というのは果たして何%いてらっしゃるんでしょうか?

一般の企業なら研究に研究を重ね、更に試作品をモニターの方々に試して、更に改良して世に送り出しているように思えます。

とあるメーカーの話で新台を打ってくれるお客様をモニターにして、頭にカメラをつけ、どのようにお客様が反応しているかのテストをし、それを解析しているという話を聞いた事があります。

そのようなテストをホール側もしてみるべきだと思うのです。

自店の客層に合わせた台をテストし導入するというのは理にかなったように思えます。

中小のホール様が一致団結し、真剣に自店に必要かどうかを判断できる新台のテスト機関を作ってみるという取り組み自体がおもしろいのではないかと思います。

仮にたくさんのホールが一致団結しテストした結果、下らない機械を導入しないと決めたとしたら、そうなれば殆どの2流、3流メーカーは姿を消して行くんじゃあないんでしょうか?

結局新台を好むお客様は流動的だと思います。

しかし、そのようなお客様に来店してもらうかに注力するよりも、どのような事があっても自店に足繁く通って下さってるお客様に注力すべきなのではないかと思います。

新台入れ替えやイベント等に惑わされずに来店して下さってるお客様にこそ、1番にプライオリティーを置くべきだと思うのです。

新装開店というのは、あくまでも来店動機であって来店して下さってる目的ではないと思うのです。

そのような方々はいつもある変わらないモノの為に来店されているのではないかと思うのです。

数多くの方々が新台入れ替えと聞いて心踊るような瞬間が増えれば、今よりかは少しはパチンコ業界も良くなるのではないかと思います。

皆様のご意見を聞かして頂ければ幸いです。


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パチンコでなく“パチコン”である

“福井県警がクギ曲げ不正改造パチンコの調査実施へ”との情報がある。

先月、警察庁はホール団体(全日遊連、日遊協など)に対し、パチンコのクギ(入賞口など含む)等に関し、現場において公安委員会の承認を得ず、不正改造している疑いがあるして、健全化機構において、6月1日より実態調査を行うことを通知した。

しかし、機構の調査において、他入賞口等のベースが遊技機の取扱説明書と異なる実態が確認されている。

周知のとおり、クギは玉が入賞口に入る、入らないの重要な部品である、入賞口に入り易いようにクギを開けたり、入りにくいように閉めたりすることは違法改造です。

一般のみなさんは「え!!」とビックリするでしょう。

そうです、パチンコのクギは遊技機の性能に大きな影響を及ぼすものですから、一切曲げてはいけないこととされている。

これを調整と称して、ゲージ棒やハンマー、ペンチなどを使って曲げることは裏ROMを仕込むことと同じく違法行為です。 ※無承認変更

一般に思われている釘師が調整するということは、れっきとした犯罪です。

振り帰れば、デジパチ10ラウンド規制の時代、クギを曲げに曲げまくって2500発出るように改造していた。 

市場があまりに酷い違法状態であったため、今後一切クギ曲げをしないという前提で、16ラウンドをご当局が承認した歴史があります。

本来の10ラウンド機の性能は1300発機でした。

それから20年、未だに“調整”と称してクギ曲げがあることは信じられないことですが、割調整としてヘソ、風車、他入賞口(ベース)等々曲げ改造しているホールが、全国に多くあるやもしれません。

この違法状態を正さなければ未来はない。

クギ曲げが可能ないまのパチンコでは、到底ファンや行政の信頼は得られない。

“パチコン”

そこで、不正なクギ曲げのできない適正なパチンコといえば「パチコン」であろう。

90年代初頭に、「GIGA」(瑞穂製作所)・「ジェネシス」(ユニバーサル)・「CR乙姫」(メーシー販売)などユニバーサルグループがすでに商品化している。

遊技方法はパチンコと全く同じで、お客にとって違和感ない。

営業調整もパチスロのように設定できる。

すでに実績があることから、いまのクギ曲げ問題の混乱を正常化するのは

最も有望な台であることは間違いない。

ユニバーサルの回し者ではないことを付け加えておく。

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パチンコホールにもビニシー文化を

少し前の記事だが、5月8日付の産経新聞の夕刊の一面トップを飾ったのが、大阪・天満のビニールシート店舗だ。

最近、飲みに行くといえば天満がダントツに多い。それは安さとうまさを兼ね備えた店が多いためで、7~8軒はしごしても1万円でお釣りが来ることもある。従ってサラリーマンにとって「天満パラダイス」となる。

JR天満駅の近くにある天満市場界隈には特に透明のビニールシートで覆った店が林立する。産経新聞の記者も注目したのはこのビニールシートだった。

元々は夏場は開けっさらしのオープンな雰囲気でやっていたワインバーが、冬場の寒さをコストを掛けずに凌ぐためにビニシーを使ったのが始まりで、そのオープンで入りやすい雰囲気が受けたことから、続々とビニシーを真似る店舗が増えて行った。

何よりも外から中の雰囲気が分かるので、入りやすい。

夏場ともなれば店外にテーブルを出す店も多く、この東南アジアの屋台のような雰囲気が受けて若者や女性客も多く、あえてビニシーにする店舗も増えている。

元々、天満は大瓶ビールが350円と格安で飲める立ち飲み屋がある場所で、最近は6時までに入店すればメガハイボールがずっと90円という檄安価格で集客する店舗もあり、一杯目がビールではなくてずっとハイボールになっている。これこそが天満パラダイスの所以でもある。

安くて、美味くて、入りやすい店が林立しているので、天満にははしごをする楽しみがある。

天満に来ると昭和にタイムスリップしたような気分になると共に、パチンコが大衆娯楽といわれた時代を思い出す。

本来、パチンコホールもこの天満のビニシー店のような入りやすい雰囲気が必要だ。

そんなことをふと考えていたら、一枚の写真が届いた。

ホールの入口をビニシーで覆っている。

「冬場限定で、冷気が入り込んで寒さを防ぐため」

いっそ、店舗全体をビニシーで覆うというのはどうだろう。

そんなことをしても「客は来ない」という声は聞こえてくるが…。



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税務署の切り札にならなかったバックマージン

昨年夏場にある事件が発覚した。端緒は、スロット販社に税務調査が入ったことだった。販社は使途不明金を追及され、バックマージンだったことを白状してしまった。

ホールの営業本部長が税務署から800万円の脱税を指摘された。過去3~4年に亘りスロット販社から裏金をもらっていたことが表面化した。

このホールと取引がある別の販社も調査したところ、芋づる式に営業本部長に裏金を渡していたことまで明らかになった。

バックマージンの金額は遊技機1台で5000円ぐらいが相場だ、といわれている。10台で5万円、100台で50万円、1000台なら500万円、とちりも積もれば山となる。

当然、営業本部長は懲戒解雇となるわけだが、賢い人は現金ではなく、商品券やビール券などの換金性の高いものを選ぶ。

キックバックを渡す方も商品券などなら領収書をもらえるので、使途不明金として追及されない。商品券をもらった方も金券ショップへ持ち込めば、すぐに現金化できる。

金券ショップに大量に商品券やビール券が販売されているのは、一種のマネーロンダリングともいえる。新幹線チケットが金券ショップで販売されているのは、一般企業が裏金作りのために、大量購入した回数券を持ち込んでいるためだ。

その一方で、その昔、こんなケースもあった。

ある中堅ホールに税務調査が入った。税務署としては「切り札」を持っていて自信満々だった。

その切り札とはメーカーからのバックマージンだった。

当時、大半のメーカーが値引き分を一括で社長のポケットへ戻すために、別の銀行口座に個人名で口座を作るのが慣わしだった。

大半のオーナーはそれを自分の懐に仕舞い込んでしまうので、税務署にすれば、それが切り札だった。

ところが、そのホール企業ははメーカーから個人口座に振り込まれた値引き分は、そのまま会社の口座へちゃんと戻していたので、切り札にもならなかった。

そのオーナーは飲みに行っても、経費で落とすための領収書も一切もらわず、すべて自分のカネで支払っている。オーナーの奥さんのゴルフ代も領収書はもらわず、公私混同のけじめをはっきりしている。

大手でバックマージンが問題になったことがある。それで、決裁権者が担当していた業者が全て切られた。業者の中には太い柱を失い、その煽りで倒産したところもあった。

それ以降、業者からの中元、歳暮は全て断るようになった。従って、業者と飲み食いすることもご法度。ランチでさえも上司の許可をもらい「割り勘」と徹底させている。業者に奢ってもらう、という貸しを一切作らない。そこまでして業者との癒着を排除している。

しかし、商慣習としてこのバックマージンはなくなることはない。それを個人の懐を肥やすか会社の口座へ戻すかの違いだ。

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何気ないホールの取り組みがテレビ取材のネタになるためには?

6月10日、東京で開催されたOJISホール経営研究会第12回幹部勉強会より。

以下本文

テレビ業界ではプロデューサーらしくないプロデューサーといわれているのが、千葉テレビの大林健太郎プロデューサーだ。

なぜか?

テレビ局のプロデューサーといえば、一般的にはピンクのマフラーをまいて、石田純一のように素足に革靴のイメージがあるが、自らを「ピンクのマフラーを巻いていないプロデューサー」と名乗る。

テレビ局といえば革新的で派手なイメージがあるが、実は銀行や役所のように極めて保守的な組織だ、という。なぜなら、総務省から免許をもらい、局の社長は総務省出身者が占めることが多いからだ。

しかも、なるべく責任は取りたくない組織で、責任を取らないためには業務に携わらなければいい、とばかりにテレビ番組の大半を制作会社が作っている。

テレビCMの営業は広告代理店が動いてくれる。ニュースは記者クラブ情報を流しているだけ。特に地方局はキー局の番組を流すのが大半で、自社制作の番組は1%程度という局もある。

テレビ局での出世コースは編成局で、ここが業務を仕切っている。編成局の中でも全てを司るのが「視聴率」だ。視聴率は「パーコスト」といわれ1%で値段が変わる。つまり、視聴率が上がればCMの値段も同時に上がる。正確には1クール(3カ月)の平均視聴率でCM単価が決まる。

テレビ局はいうなれば24時間有限の不動産を売っているようなもの。営業マンが頑張ろうとも、CM単価はパーコストで決まる。

昔は24時間すべて埋まっていたからパーコストになっていたが、今は全部埋まらないから番宣を入れている。

全国には地上波だけで200局ある。

東京キー局がメジャーリーガーなら、地方の準キー局はトリプルAで、U局は独立リーグに例えることができる。

大林プロデューサーが所属する千葉テレビは、この中の独立リーグ系で自社で番組を制作し、番組の販売も行っている。同社の番組は権利関係が緩いので二次使用ができることが大きな特徴でもある。

テレビに取材される方法を紹介しよう。

テレビはバージンが大好き
史上初とか日本最大級とかが大好きで、大げさな枕詞を付けてアピールする必要がある。

中小企業の入社式をテレビで扱って欲しい、といっても無理だが、水中で入社式を行う、というとニュースとして取り上げられる。皆が持っているイメージを壊す=ギャップ法を使うことで中小企業でも入社式を取り上げてもらうことができる。

テレビは二番煎じが好き
視聴率が取れたものを加工したがるのがテレビの特徴で、最初の情報は紙媒体から取っている。

視聴率が取れる三種の神器といえば、ラーメン、子供、ペット。

ラーメンでもただ単においしい、という切り口だけではなく、内装が素敵だとか、このラーメン店のフランチャイズは儲かるとか、働いている女性スタッフがかわいい、と多彩な切り口がある。

季節や時節柄に合わせたニュースは基本中の基本
今、国策として行っているインバウンド(外国人観光客)ネタは取り上げられやすい。例えば、デパートが接客強化のために、就業が終わって社員が中国語講座を習いに行っている、といえばニュースになる。

ホールがニュースを発信するには地元の県庁や市役所などにある記者クラブの箱にリリースを投函するのが一番早い。

特に地方へ行けば行くほどネタがないので取り上げられやすい。この時、先ほど言った業界初とかの大げさな枕詞とギャップ法を活かしたプレスリリースを書くことを忘れてはならない。もう一つ注意しなければならないのは、企業のPR臭が出たらダメ。この場合、社会のためにやっている、という大義名分が必要になる。

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