パチンコ日報

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まだベールは脱いでくれなかった手打ち式パチンコ

想像以上にガードは固かった。

話題の手打ち式パチンコメーカーのA-gonに突撃取材を試みた。といっても事前にアポは取っている。

本社事務所は台東区役所の裏手にあった。別な意味で話題になっているPiDEAが入居しているビルからも近い。

事務所もできたてほやほや。ショールームとなる予定のスペースにはまだ機械は設置していなかった。

会社のロゴは手打ち式ハンドルがあしらわれている。会社のイメージがしやすい。40年ぶりの手打ち式メーカーとしてスタートする意気込みが感じられる。

手打ち式メーカーとして動き出したのが今から3年前。一番苦労したのが実は手打ちハンドルだった、という。

「今は盤面が大きいので強く押さないと玉が届かない。バネが強いと長い時間打つと疲れる。お年寄りでも女性でも疲れることなくスムーズに打ち出せるようにするのが一番大変でした」(石井本部長)

1号機はすでに保通協の適合を受けていた。

実機はあるのだが、

「今はちょっとお見せすることができません」(同)

営業戦略的にギリギリまでベールを脱がすことはないようだ。

ホール側の一番の関心事は発売時期だ。

「今は年末あたりを予定しています」というように、まだしばらくは先になる。やはり最後のMAX機商戦が一段落した辺りを見計らっているようだ。

価格も未定ながら、25万円以下を目指すことになりそうな気配だ。

「われわれがターゲットにしているのは手打ち式を知っている50歳以上のスリープユーザーですが、若い人には手打ち式という技術介入でゲーム性の作り方で、遊んでもらえるものを目指しています。もちろん4円で営業できる仕様になっています」(同)

手打ち式のコンセプトは以下の3点。

1.釘にからむ玉の動き

2.一発一発に一喜一憂する楽しさ

3.レバーの強弱で入賞を狙う自力感

この手打ち式復活を契機として、スリープユーザーが再び足を運ぶようになれば、それはそれで手打ち式復活の役割を十二分に果たすことにもつながる。

ホール側の関心も極めて高い。

取材当日もホールオーナーが話を聞きに来ていたようだ。

機械を見ないでも注文したいというホールオーナーもいる。

パチンコ業界が完全に忘れ去ってしまった大衆娯楽の原点を思い起こさせてくれる手打ち式を救世主とはいわないまでも、業界復活の足掛かりになることを期待したい。

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