色々調査した結果、「先行き不透明感のあるメーカーは無理。立て直しは困難。投資のプロならむしろホールの方がステイタスがあるので、出資したいホールはあるが、メーカーには出資したいとは思わない」と意外な結論を下した。
パチンコ業界へ就職する場合、学生に人気が高いのは遊技機メーカー>ホールだ。しかも、メーカーは高収益体質でホール以上に儲かっている、というイメージも強い。
では、どのメーカーへの投資案件だったのか?
「それは当然言えませんが、名前を聞いたら業界がひっくり返るようなところです」と言葉を濁す。話の雰囲気からは確実に上位メーカーだということが伺える。その上位メーカーが危ない、ということなのか。
「投資案件としては日銭の入るホールの方が安心できます。日銭が入らず、多額の予算をかけて開発した機械が当たるかどうかも分からないメーカーに投資するのは、まさにギャンブルです」
今回、メーカーへの投資案件で調査して見えたことは、販売に関するコスト問題もあった。メーカーが直販体制へシフトする中、支店と営業マンを抱えることでの、人件費の高コスト体質を真っ先に問題視した。
次に販売した機械が当たるかどうか分からないギャンブル性、たとえ、ヒットしても部材の関係から追加販売もすぐには出来ないことなどを挙げる。
「今はネット販売が隆盛しているのに、パチンコの営業マンほど不要なものはない。ネットで動画で説明できる。メーカーはもっと人件費を削って販売しないといけません」
この投資会社の関係者は、パチンコ業界には全くの門外漢だが、それだけに余計業界のアラが見える。
「外からの参入を阻害してきたことが業界を悪くした、といっても過言ではありません。限られたメーカーでやっているから自由な発想が生まれない。業界活性化のためにも。外の協力会社を広げて新しいアイデアが入るようにしなければなりません。それがないから、パチンコが同じ遊びになった。液晶の画面では飽きます」
業界には素人だがこんなアイデアも。
「競馬のハラハラドキドキ感はゴールの瞬間です。パチンコも抽選の過程が分かるような機械を作れば、ハラハラドキドキ感が作れると思います」
メーカーさん、このヒントは使えますか?

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