パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

雑誌イベントの本音

前回、店ブログについて寄稿させて頂いた者です。



私は普段グランドオープン、リニューアルオープンなどは、以前から通っている旧店舗を軸に動いているスロットニートです。



ただ、それだけではどうしても稼働をまかなえない時期に差し掛かったこともあり、1月から雑誌イベントを軸に動いていて見て、ふと思ったことがあります。



雑誌イベントにシフトする前によく通っていた優良店(B)が、雑誌イベントを打つようになってからはガセり始めるようになってきた、ということです。



基本パチンコ店というのは、(私がメインで打つのはパチスロなので)大型版権物の新台導入、もしくは近隣店舗のリニューアル、グランドに伴い出玉が出たり出なかったりします。



店に対する信頼度の増幅が時期によってしっかりあるのがBだったんですが、そういった時期をはるかに凌駕するくらいのガセ(回収期間)期間が続いたのです。



もちろん以前から通わせて頂いているので文句は言えません!!



行った結果駄目なのは、自分の決断力の欠如以外の何物でもないので文句を言える立場にもありません。



その後、同店舗外の雑誌イベントを回るにつれて一つわかったことがありました。



確かに雑誌イベントを行っているホールには信頼順位があると確信できたのです。



2カ月間回った結果、店舗により微差はあるのですが、チェーン単位、系列単位で見るとこの系列は大丈夫だけど、この系列は駄目という事が判明してきました。



しかし、駄目な系列(以前通わさして頂いていた店舗)が雑誌内での取り上げ方が非常に強いのです!



2ページ、3ページ丸ごとその店をぶち抜きで扱っていたり、とどう考えても雑誌内での優先順位が高いのです。



では何故ガセにもかかわらず、巻頭で扱うような位置づけでいられるのかを編集部の人に聞いたところ、当該店は広告出稿料が抜群に高いので、外すに外せないという答えが返ってきたのです。



もちろん雑誌社も商売なので断るに断れないのは理解できます。今はイベントを打てないという現状もあり、ホール側が集客の一つとしてすがるのも分かります。そして今はコンビニの目立つ所にあり、尚且つ新聞の近くに置いているコンビニもあります。



そういった現状を踏まえて、雑誌イベントを回っていて思うのは情報弱者とでもいうべき若者がガセにもかかわらず、雑誌に書いていることは絶対と信じて、3時間も4時間並んでいるのを見ると哀れに思えてきます。



テレビもスポンサーが不利益になる真実を伝えないのと同じ。雑誌社はスポンサー(ホール)ありきの組織運営なのではないかと思えてきます。



コンビニに並んでるパチンコ雑誌の9割がオカルトの範疇を越えていません。週刊誌があたかも噂話を真実であるかのように記事にするのと同じです。



スポンサーの提灯記事ではなく、本当にユーザー目線に立ったパチンコ雑誌が発刊されることが望まれます。







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特に大手には痛手なMAX規制、粗利の代替はあるのか?

業界が右肩上がりの時は、郊外のこんな場所にホール?という辺鄙な立地でも集客できたホールがあったことは事実だ。それは対象が車客だったからできたのかも知れないが、駅前立地の場合、ホールが人の流れを作るのは相当難しいことが分かる。



特に商圏が大通りを挟んで2つに分断される駅前立地ではそれが顕著に表れる。



そのいい例が東京・町田だ。



グランドオープンから1カ月で改装に入り再オープンしたマルハン町田も地元客によると「思ったほど稼働が伸びていない」という。



町田市は小田急町田駅とJR町田駅が交差するターミナルだが、パチンコ客はPIAやゴードンのある小田急側の方が多い。JR側にあるマルハンはゲームセンターの物件で、2軒隣りのともえは既存店の居抜き物件だ。同じくJR側で長らく営業していたピーアークもことし1月末を持って閉店したばかりだ。



つまりJR側はパチンコ客の人の流れが少ない、ということになる。ともえが居抜き物件ということは、前の店が芳しくないから閉店した、ということだが、ともえは他の物件とセット買いだったようで、それも織り込み済みでマイペースで営業をしている。



駅前立地の話になってしまったが、本題はこれからだ。



MAX機規制の話で、MAX機に粗利を依存しているホールの今後がどうなるか、という話だ。ホールの中でも大都市圏で営業しているホールはMAX機の粗利依存の割合が特に高い。



「MAX機やAT機の利益というものはそもそもがオマケだった、と頭を切り替えなければなりません。規制後の今から正常に戻るだけ。粗利を簡単に取れるMAX機をいつまでも追い求めていてはダメ。MAX機に粗利を依存していた大手の凋落がこれから始まる」と指摘するのは業界事情通。



昔から強く、今でも強いホールは常に機種構成のバランスを考えてきた。



セブン機の設置台数規制が取っ払われて、ほとんどのホールが売り上げの上がるセブン機の比率を一気に高めたが、「荒い客ばかりにはしたくない」との理由からハネモノ、権利モノ、スロットをバランスよく設置して、遊びたいお客さんのニーズにも応えてきた。



売り上げ一辺倒ではない経営方針は連綿と続いているので、店舗数も無暗に拡大していない。



MAX機規制にまつわるこんな裏話も組合上層部から漏れ伝わって来る。



「1/400を残して、等価交換営業を止めて射幸性を薄める、という話も出たが、ホール側の強い反対があった。1/350にするか1/300にするかという議論の中で、また自主規制することになる恐れもあるので、その間を取って1/320に落ち着いた。また規制をかけられたらその次に1/300にする。一番恐れているのは確変がなくなること」



大物議員の威光がなくなった時が確変がなくなる、と観測する向きもある。



「1/320になってもまた爆裂する機械を作ればいい、とメーカーは裏をかくことばかり考えているから、規制を繰り返されることになる。メーカーは本来楽しい機械作りに専念するのが本分」



とはいうものの、ニーズのある機械を作り続けた結果が、遊技という名のギャンブルになってしまった。





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ユーザーは止めた人からまず戻す

パチンコ未来コンテストに対するハンドルネーム「氷河期」さんからのコメント。



以下本文





賞金があるなら、アイデアは優勝できるアイデアを学生は提出するでしょう。



本当に役立つアイデアは、学生なのにパチンコ店に通うヘビーユーザーで、業界をもっと活気あるものにしたい学生ぐらい。(つまりほとんどいない)



パチンコに詳しければ詳しいほどアイデアが消え、パチンコに興味が無ければ無いほどパチンコとは関係ない部分を重視したアイデアになる。



パチンコユーザーを増やしたいのであれば、止めた人間からまずは戻さないとダメ。



学生が将来のユーザーと言うが、10年後や20年後の将来なら学生よりも、パチンコを止めたサラリーマンのほうが仕事が定年になって時間が出来るのだから、ターゲットにするべきである。



よく定年後にバイクを始める人やキャンピングカーを始める人、海外旅行でカジノに行く人もいるでしょう。



なによりも時給1000円前後のアルバイトではパチンコは打てないし、正社員に中々なれない今の社会では初任給が例え18万円あってもパチンコにはまわらない。



その後も結婚一軒家定年後の年金が支給されるまでの蓄え等々見えてる暗い未来を考えれば、



学生にパチンコを始めさせるには、



大学や会社の悪い先輩に無理やり頼まれた大当たりの代打ちで大勝した一部のお金を礼金としてもらい、そのお金があるうちにパチンコに誘われて、礼金を貰ってる手前しぶしぶついて行って、ビギナーズラックで大勝ちしてギャンブルに嵌るしか方法がありません。



つまり成功体験が大事。これは学生に限らず止めた人に対しても、今いる心が折れそうなユーザーに対しても有効である。



この成功体験がパチンコが一番敷居が高い。



競馬競艇等は1000円が1万円ぐらいはそれほどめずらしくないし、馬券の購入方法や予想も難しくない。何より迷ってる間にレースに間に合わないことはあってもお金が減ることは無い。



しかしパチンコはパチンコを知らない人ならまず何処を狙えばスタートに玉が入るのかすら、最初の500円では見つけられないのではないでしょうか。



スロットではスイカを狙うタイミングもわからず毎回スイカや7を狙うだろうし、1000円で25回転では前兆も回せない。



ジャグラーなら単純だが、スロット初心者は興味があるのはジャグラーよりも北斗やまどマギの方が多いだろう。



今の規制やルール等を考えて現実的に学生をパチンコ店に呼び込むには、高額で学生のアルバイトを雇うしかない。



目の前で毎日大勝ちしている人を見たら、ギャンブルに興味を持つし詳しくもなる。高額のアルバイトなので比較的自由になるお金がある。



このアルバイトが将来ハイエナ軍団を形成したり、消費者金融でお金を借りまくることがあるかもしれないが、それは個人の責任と言うことで…







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1台ずつどう客をつけるか、ここに再生のヒントが

現在の2世オーナーは業界が右肩上がりで30兆円産業という時代に業界に入ってきたため、初めて体験する業界不況でもある。1世のように苦労を乗り切った経験がないため、なす術もなく、すっかり自信を失っている。



苦境から逃げ出すために店を売りに出すところもある。ところが、その店を買ったホールが見事に立て直すケースもある。



中には、全国大手がさじを投げて閉店していた店舗を地元の有力ホールが買って繁盛店に再生しているケースだってある。



資金力がなければ再生はできないが、大手が諦めたホールを再生できたということは資金力だけではない、ということである。



この違いは何か?



「劇団員といえば、貧乏なイメージがあるが、劇団四季は創設60年で赤字を出したのは越路吹雪さんが亡くなった時の処理費用で1回しかない。俳優700人、スタッフを含めると1000人を抱えながら続いているのは、浅利慶太というちゃんとした経営者がいるから。それに年間300公演を開催できるのは、舞台というしっかりした商品があるから。パチンコ業界の場合、商品は一緒で違うのは経営者の質だけ」(元店長)



写真はある日の劇団四季の当日券の発売状況だが、東京、大阪、名古屋、札幌の劇場すべてがソールド・アウトである。









同じ演目を何百回も公演しているのに、それでも毎回満席になるのは、その都度新たな感動を売っているから、リピーターになる。若年層にミュージカルをふれてもらうためには、地元の小学生を招いたり、修学旅行生ともタイアップしている。



レジャー産業も商品がしっかりしていて、経営者がしっかりしていれば、不況は関係ない。劇団四季だけでなく、東京ディズニーランド、USJなども好調だ。



そこには導線というインフラがしっかり整備されている。



「パチンコをしたくなるきっかけづくり=導線のインフラを作るのがホールの仕事。例えば500台ある1番台にどうお客さんを付けるかを考える。そう考えると500通りの方法がある。そんなことは面倒だからと一括りにする。1台ずつをどう考えるか。ここに再生のヒントがある」(同)



大金が動く業界だ。それだけに1台ずつをどう考えるか、ということは至極当たり前なことでもある。

売れるためにギリギリの線を狙ったが型式試験通らず

民事再生手続きを申請したマルホン工業の元社員で開発担当だった人からの声が届いた。



「会社がヤバいことは薄々感じていたが、平和とオリンピアの合併のように、倒産しても他のメーカーが救済してくれるぐらいに軽く考えていた。深刻さもさほどなかった。少なくとも自分の様に開発の技術者は残れる、と思っていた…」



民事再生と同時に社員を全員解雇というニュースは、やはり社員が一番衝撃だったことが分かる。青天の霹靂とはまさにこのことだ。



「民事再生と社員の雇用を守るという話は全く別問題で、民事再生法を申請して、社員を解雇しても法的には問題はありません」(弁護士)



日工組メーカーは腐っても日工組メーカーだ。日工組メーカーという金看板はなかなか買えるものではない。要は買いたいところがあるから、破産ではなく民事再生の道を選んだものと思われる。



その場合、看板だけが欲しいのであれば、社員は開発者を含めて不要ということになる。そう考えれば民事再生なのに社員を全員解雇するというのも分からないではない。



「開発でも若い人はまだいいが、30代後半のプログラマーは年寄り扱いですよ。部材や資材関係の部署を担当していた者は転職先がまったくない。私も含めて就職先を探すのに困っています。メーカーも上場大手以外はこれからバタバタ行ってもおかしくないですよ。解雇されて思うことはまだ日銭が入るホールの方が安定している。潰れそうなメーカーはいくつかある」(元開発)



では、ナゼ、民事再生するまでの窮状に陥ったのか?



「ギリギリのラインを狙った機械が全然検定に通らなかった。売れるにはギリギリのラインが求められる。基準内の機械を作っても売れない。開発におカネをかけたにも関わらず、検定が取れなければ資金力のないメーカーはどんどん体力を削がれる。それで一発逆転を狙って、ギリギリのところを攻めたがダメでした」(同)



メーカーはコンスタントにヒット作を生み出して行かないと、駄作を抱き合わせることもできない。それ以前にホールが無駄な経費の削減から機械代を削減していることは、第二のマルホンが出てくることをメーカーも覚悟しなければならない。









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