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無駄遣いしてくれる人をどう有効活用するか

大阪のテーマパークUSJが1月から大人の1日券の入場料が220円値上がりして7200円になった。これは5年連続の値上げで、その強気な経営の背景には、ハリーポッターエリア効果で昨年は過去最高の入場者を記録したことがある。





加えて、値上げした分を新たな施設の投資に向けるため、としている。テーマパークは常に施設を入れ替えないと飽きられるために、大型の再投資は避けて通れない。



一度行ったお客さんが、また行きたくなる仕掛けを随所に盛り込んでいるから、来場者が増える、というものだ。



ちなみに、USJやディズニーランドの1人当たりの客単価は1万円ちょっと。



それでも、4人家族で行けば4万円、遠方から交通費をかけて行くとなると10万円オーバーになる。そうなると訪れるのは年1回ぐらいになってしまう。



「パチンコ店ほど無駄遣いをしてくれるお客さんを集めている業種はどこにもない。、パチンコファンは平気で1万円、2万円を1日で注ぎこむ。価格comでは1円でも安く買いたい人がいるから発展したが、パチンコをやっている人は1円でも安く、という感覚がない。こういう無駄を感じない人たちをパチンコ店はもっと有効活用すべきだ」と指摘するのは経済アナリスト。



テーマパークは1万円あれば、1日楽しく過ごせるが、パチンコは1万円が1時間も持たない。ただ、パチンコファンが何万円も投資するのは、リターンを期待してのこと。テーマパークの様に遊んで終わりなら、パチンコファンだって何万円も投資することはない。



「このまま業界が縮小するのなら、今のうちに無駄遣いしてくれる層を他の分野に誘導することを考えましょう、ということです。どんなものが彼らに好まれるか分かりませんが、メーカーの直営店で色々なケースを試してみるのもいい。平気で1~2万円を使えるユーザーを抱えているのは、ある意味強い。このメリットを生かすことを考えるべき」(同)



閉店する店がある一方で、その店舗を居抜きで再オープンしているが、成功するより失敗するケースの方が増えてきている。



結果的には遊技人口の減少が影響しているものと思われる。そこを無理して出店すると釘が締まり、客を飛ばすことになる。



無駄遣いしてくれる人の有効活用。経済アナリストのこの着眼点を業界はどう捉えるか。





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