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MAX機規制は大衆娯楽に戻るチャンス

昨年9月8日のエントリーでは、スロットのAT,ART規制の次に待っているのは、パチンコの確変規制、と予測していたが、さすがにそこまでは至らず、MAX機規制に止まった。



6月の内規変更で現行の1/400から1/320未満の機械しか作れなくなった。



これまでのパチンコの歴史はパチンコとスロットの規制が交互に繰り返されてきた。つまり、パチンコが規制されるとお客さんはスロットへ流れ、スロットが規制されるとパチンコへ流れる、といった具合だった。



「35年間のパチンコの歴史の中でパチンコとスロットがダブルで規制されるのは初めて、寒気がする。下手すると売り上げは3割ダウンになるのではないか」(業界首脳)と悲観論が走っている。



数の上では少数派のMAX客がパチンコの売り上げの下支えをしているだけに、MAX機がなくなる、というだけで、MAX客が消えるように思っている。



「MAX好きのお客さんの市場を潰していいのか! せめて設置台数規制をしてMAX機を残して欲しい。MAXのお客さんはミドルも打つことはあるが、MAXで勝負して勝った時の金額が違う」(都内ホール店長)



MAX機規制の衝撃が業界内を駆け巡っていることは確かだが、その一方で規制を歓迎する意見もある。



「楽観論的にいえば、過去に戻るだけ。確率でいえば昔の海の3Rの時代に戻るだけで、この頃が一番よかった。1000円で17~18回は回した」(コンサル)



実は業界は規制によって守られてきた。規制されず野放しにしていた方が業界の衰退は恐らく早かったであろう。



それを業界人は規制を受けるたびに「業界は終わった」といい続けてきた。古くはフィーバーの15秒規制や10カウント規制がそうだった。最近では4号機から5号機へ移行した時に、スロットは終わった、といわれていた。



「店の収益を考え、ヘビーユーザーに売り上げを頼ってきた。それが業界を衰退させてきた原因。パチンコは本来大衆娯楽で、広く、浅くお客さんを集めていた。大衆娯楽に戻るためにも一度リセットしなければいけない。その意味でもMAX機規制は歓迎すべきこと。5000円、1万円で遊べるところまで戻さなければいけない。サラリーマンの小遣いでパチンコへ行けないこと自体大衆娯楽ではなくなっている」(遊技機開発)



今の機械は等価交換仕様になっているため、昔の40個交換にいきなり戻すことは難しいが、40個で営業できる機械も必要になってくる。



「粗利10%で玉を出せる会社は生き残れる」(コンサル)というように、出玉を出して、換金差益で儲ける、という本来のパチンコ営業のスタイル戻すことだ。



今回の規制をチャンスと捉えられるぐらいの発想がないと3年先の業界はない。





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