パチンコ日報

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所轄内の温度差

都内某所。一物一価の指導を遵守するホールが多い中、そのホールは一物二価の営業を続けている。



スロットは等価で、パチンコは33玉交換だ。



同じ所轄なのにこの温度差は何か?



競合店の関係者が客のふりをして、所轄に「なんであの店は一物二価なのか?他のホールは一物一価を守っているのにおかしいじゃないか」とクレームの電話を入れた。



ところが、一向に指導が入る気配がない。



それで何度か所轄に電話を入れたが、警察は動こうとしない。



「シャーペン1本、ノート1冊買うにも稟議が必要な会社で、経費はどんどん削減するのに、警察OBの顧問3人には合計で毎月150万円ぐらい支払っていました。週1回ぐらいオフィスに来ては新聞を30分ほど読んで帰る程度。対警察対策で、色々手を回してもらっていたようです」(ホール関係者)というように、ホールで警察OBと顧問契約するホールは珍しいことではない。警察OBを何人も抱えているホールもある。



ということは、客の素振りで所轄に電話を入れたところで、警察対策を万全にしているホールでは、指導が入らない可能性がある、ということのようだ。



折りしも、北朝鮮が長距離弾道ミサイル発射と同じ技術を使う地球観測衛星「光明星3号」の打ち上げをするようだが、発射実験をするたびに業界に対する締め付けは厳しくなる。



「今回は日本上空を飛ばないのでホッとしている」(北系ホール関係者)



北朝鮮が動けば行政指導も北系から入る傾向が強い。



北系のホールには警察OBは少ないのか?



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原田メソッドで理想の職場に近づいてきた

3月13日、大阪・B社の原田メソッド研修の第4回目が開かれた。今回が最終回でこれまでの成果を発表する場となった。



今回の研修の目的の一つが自立型人間の養成で、仕事をしながら人格を成長させていくことにあった。



仕事をしながら他人を助け、教え、自他を愛することで人間力をアップ。その先にあるのが自立型人間の形成である。



自立型人間を育成する一環に原田メソッド朝礼があった。



この朝礼の目的は次の3つ。



・モチベーションの向上

・テンションの向上

・自尊感情の向上



ぱちんこ情熱リーグで日本一になる、という目標を設定し、この目標を忘れずに毎日朝礼に取り組む。



この目標設定を中途半端なものにすると、ずっと中途半端な目標に向かうことになるので、本気の目標を設定することが重要である。



朝礼で大きい声を出すことも必要だが、ここで注意点が。



「最近、声がでかいだけの居酒屋が多くなりすぎている。主役が店員になっている。声の大きさを勘違いしてはいけない。元気な声とドナリ上げる声は違う。お客様に支持されて、日本一になること。主役はあくまでもお客様」



これまでの研修で学んだことを踏まえ、朝礼の実地試験が行われた。審査するのは6人の講師。



1カ月前に指摘された問題箇所を修正している。



朝礼の内容は以下の通り。



1 理念の唱和



2 きのうのよかったこと発表



3 B社体操



4 達成目標発表



5 行動宣言の発表



20分かけていた朝礼も発表者を絞ることで10分あまりに短縮した。



講師の寸評はこうだ。



「一つ一つの行動のクオリティーは上がった。今度は完成度のアップを目指して欲しい。動く、止まる。ストップアンドアクションを徹底するとキビキビした集団になれる。ネクタイの結び方を統一し、靴磨きを徹底すれば満点」



「前回と比べ、ネクタイが緩んでいる人がいなくなった。ドナリ声にならないように気をつけているのが分かる。接客用語の『申し訳ございません』はもう少し静かに」



「やる気、元気がみなぎる朝礼になったことは事実。経営理念の唱和で活字を追っかけている。もっと表情を作った方がいい」



「このレベルで朝礼をやっているところはそうそうない。満点。スマイルがよくなった。傾聴する表情、礼がよくなった」



「今朝、実際現場で行っている朝礼を拝見したが、普段から実践しているのがえらい。心底頑張っている姿を子供が見たらカッコいい、と思える」



「本店が変わったことがお客様に伝わる。てっぺんの朝礼よりはるかに上をいっている。お客様への思いが行動や発言から見て取れる」



審査員の評価も概ね好評で、得点は92点満点で87.4点だった。前回が82点だったので成長の後が伺える。



原田メソッドの実践ツールの中に奉仕活動がある。家や職場でそれを実践していくことで変化が起こる、というもの。



原田メソッドを取り入れた証券会社でのケースだ。



この証券会社は売り上げ至上主義で数字こそが人格で、売り上げが低い社員は人間以下、とみなされるような社風だった。リストラもすごい会社で同僚が首になれば、自分がリストラにあわなくて済んだ、と喜ぶような殺伐とした社内だった。



こんな会社だから社員はノルマ達成のために、始発で出社し、終電で帰るというような毎日を送っていた。



収益が黒字になり、社内ムードがよくなるのに、3年かかったが、社風を変える要因ととして喜ばれたのが奉仕活動だった。



ある社員は家の玄関のくつを揃えることにした。それまで玄関は足の踏み場もないほど乱れていた。



お父さんは家を出る時に毎日くつを揃えた。すると帰ってきてもくつが乱れなくなってきた。くつを揃えている父親の姿を見て子供が真似るようになった。



くつを揃えるという些細なことが家族の絆となり、家族がお父さんの支援者になった。奉仕によって絆が出来上がった。社員一人一人の変化が仕事にも表れた。



では、B社の社員はどんな奉仕活動をしたのか?



「家で部屋掃除をすることを目標にしたが、すぐに片付けられるようになった。事務所も清掃して帰るようにした。次の日に気持ちよく仕事ができるようになった」



「妻が妊娠しているので、毎日家事をするようにした。洗濯や食器洗いを手伝っている。職場では外にも目を向けるようにして、自転車整理や落ち葉拾いを行っている」



行動計画では、個人の成果が組織の成果につながることが求められる。



原田メソッドを導入したエステサロンのケース。



同社には40人のエスティシャンが在籍している。指名が多い人は給料も高い。



40人中4人が指名がずば抜けていた。その人たちの成果が上がる項目にはびっしりと書き込みがあった。それを全員で共有し、その人たちの真似をすることで指名料が増える。4人のパフォーマンスが組織に広がり、全体の売り上げが上がった。



ではB社では朝礼以外にどのような変化が個人に起こったのか?



「1日の気づきや反省点を問題意識として持つようになったので、問題解決能力が上がった」



「新しいサービスとして、アフターサービスやアフターフォローをするようになった。5分後に声をかけ、それがコミュニケーションツールになっている」



「相手のことを思いやるようになった。今までにないぐらい感謝の言葉をもらうようになった」



「日誌、ルーティーンチェック表を書くことで、タイムスケジュール管理ができるようになりダラダラ残業がなくなった。当たり前のことを当たり前と思わないようにする」



「できないことをできないで終わらせないで、遣り通すようになった。途中で投げ出し逃げていたが、逃げない気持ちを持つようになった」



「自己規律を目標に掲げ、妥協せずにやりきるようになった。自分自身に強くなれた」



確実に変化して来ていることが伺われる。人は行動が変わることによってこれまで壁と思われていたことを乗り越えることができる。壁を乗り越えることで新たな成果が生まれる。



朝礼と実践ツールでアプローチすることで理想の職場が近づいてくる。





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攻略詐欺会社の実態

ケータイのメアドに業界関連のスパムメールが届いた。



派遣アルバイト大募集就職難の今すごい人気になって来たのがこの業界です!http://avexars.info/nnDH87費用は全額当社負担!パチンコ好きの年齢18歳以上(高校生不可)なら男女関係なく誰でもできるお仕事です!http://avexars.info/nnDH87勤務時間は月~日の9時もしくは10時~23時の間でお好きな曜日、お好きな時間でかまいません。業務内容は各パチンコ雑誌に提出するデータを取って頂きます。指定した台で、回転数、大当たり回数、演出等のデータを取って頂きます。あなたのご登録こころよりお待ちしております!http://avexars.info/nnDH87


ホームページに飛んでみるとしっかりしたものが作りこまれている。社会経験が少なければ、詐欺会社とは気づかずに申し込む人も出てくる。



被害者の一人がこの会社の手口を克明に紹介している。



まず、会員登録料として年会費2万円振り込むところからスタートする。



入金が確認されると先方から電話があり、指定された店へ行く。ホールの駐車場から店へ着いたことを連絡すると、打つ台番号が指定される。その台には客が座っていたので、再び電話を入れると違う台が指定される。



3000円分打つが当たらない、と電話を入れると、もう3000円打つように指示。



6000円打ったが当たらないので電話すると、また違う台の指示。



そこで3000円打つように指示があった。2000円目でプレミアムリーチで8連チャン。3万6600円を換金する。



投資金の8000円を引いた半分の1万4000円を振り込むように指示があり、1万4600円が当日の儲けとなった。



振込みが終わると「固定会員にならないか」との誘い。



コースは10日、15日、20日の3コースで20日会員になれば、毎日18万円分の玉を出し、その中から14万4000円が取り分になるとのこと。



しかし、20日会員の審査はかなりハードルが高く、パチンコの基板を作っている医療機器メーカーの書類審査を通らなければならない。しかも実績を積まなければ、固定会員の審査対象にもならない。



実績とは指定された店の特定の台の大当たり回数と回転数と玉箱の数を調べてくること。これを2回やったら実績とみなされる。



いわれた通りに店へ行って調べて報告する。



電話面接を経て、受かったのは15日コースとの連絡が入る。



マニュアルを送るのでその通りに打てば絶対に当たる、とのこと。



問題はここからだ。



内容は極秘なので情報漏えいされては困るということで、15日コースの場合は1カ月分の給料の147万円の保証金が必要だ、と迫ってくる。



被害者はとてもそんな大金は工面できないので、15万円なら用意できることを伝えると2回に分けて振り込むように指示があり、9万9000円と5万1000円に分ける。



そう、今銀行から10万円以上は振り込めない。振り込め詐欺などを防止するためだ。



被害者は15万円を振り込んだ後で、はたと我に返りネットで、その会社の社名と詐欺で検索してみると出るわ出るわ詐欺被害情報。



ここで気づいた被害者は15万円を返金するように電話を入れるが、相手は「電話中」「会議中」とのらりくらりとかわす。たまに本人が電話に出ても「すぐに折り返す」。



ここから壮絶な電話でのやりとりが始める。



警察に被害届けを出したら情報漏えいに当たるので保証金は戻らないとか、返金に応じようとはしない。



登記簿を調べるともちろんそんな会社は存在しない。



負けが込んできた客には「裏ロム会員になれば絶対に負けない」とさらに毟り取ろうとする。



普通に考えれば詐欺に決まっているのに、それでも騙される被害者は出てくる。



最初に指定された店で3台目で勝ったのはたまたま偶然だったのか、ここで勝ってしまうとついつい信用してしまう。



ここで当たらなければ被害者は年会費の2万円で済むが、勝つと次のステップに進み、保証金を搾り取られる。



この手の詐欺広告がかつては攻略誌に氾濫していたが、行き場を失って今はスパムメールでやってくる。



ここは一般ユーザーも見ているが、まさかこんなインチキには引っかからないだろう、と思うが、こういう詐欺が消滅しないのは、業界には不正がある、という裏返しでもある。



ところで、ホームページを制作した会社は、作っていて詐欺会社だと気づかないのだろうか?



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政治家の独り言

千葉・幕張新都心にカジノ誘致するために、千葉市議会IR議員連盟が千葉市長に3月15日提出した。東京や大阪がカジノ誘致に手を挙げていることに乗り遅れないため。



幕張は成田空港からも近く、なんといっても幕張メッセという日本でも有数のコンベンションセンターを有する強みがある。



ラスベガスのケースのように、昼間はコンベンションセンターでビジネスショーなどを開催し、夜はカジノで遊んでもらう、というビジネスモデルを確立した。



つまり、コンベンションセンターがあれば観光客だけでなく、世界のビジネスマンも対象にすることができる。



ビジネス+観光+カジノの方が集客の選択肢も広がる。



幕張は展示会の会場を東京のビッグサイトに奪われているので、余計危機感を持っているのかもしれない。ここは一発カジノを誘致して、コンベンションセンターの賑わいを取り戻したいところだろう。



ここからは、政権与党から野党に下野した関係者の独り言である。



「日本の産業はどんどん衰退していく。税収はどんどん落ち込み、消費税を10%上げたぐらいでは、とても社会保障分までおっつかない。本当は40%ぐらいまで取らないと、いつ破綻してもおかしくない状態だ。政治家は一番内情を知っているので、国民に国債を買えというが、政治家本人は今は国債なんか買わない」



前置きはこれぐらいにして何を考えているか?



「マカオの経済成長率は20%ですよ。日本もカジノ大国になるしかない。道州制にして全国に6~7カ所カジノを造ればいい。何よりも日本人のもてなしの心の接客は世界的にも定評がある。スカイツリーだけで3000人の雇用を生む。カジノも統合型なので雇用も確保できる。これから高齢者も70歳まで働かなければならない時代になる。掃除などの仕事もある。自民党は立場的に増税は反対だが、カジノで税収と雇用を確保したい」



税収面で言うのならパチンコ業界は貢献しているはずだが、政治家の目にはそう映っていない。



「納税意識が薄いので、換金を合法化してもっと日本人経営者の割合を増やしたい。日本人経営者が増えれば脱税率も減る」



かなり際どい発言であるが、脱税業種の上位にランクされている汚名は返上できていない。



大王製紙の御曹司がカジノで150億円も負けていたことが明らかになったように、華やかな部分だけではない。



国民自体もそんなにカジノを求めているわけではない。政治家の描くカジノ大国ニッポン実現性や如何に。





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ART規制は射幸性が一番薄い機械が原因だった?

3月22日のパチ元会は某業者が、パチスロのART規制について解説した。



1月30日、警察庁生活安全部保安課からスロットに関する技術上の規格解釈基準の一部改正を通達したことから、4月1日以降に持ち込まれるスロットからARTが消えてしまうのか、という噂が業界内を駆け巡った。



今回の改正で、遊技客の技量にかかわらず獲得メダルに差の出ないスロットに規制の方針を打ち出した。



さらに、搭載されているボーナスや小役を獲得する際、そのすべてをリール制御によって、100%引き込む仕様のスロットは認めない方針で、目押しを必要とする小役(チェリーなど)の搭載を義務付ける内容となっていた。



この2点から押し順ナビARTがダメになると思い込んだ業界関係者も少なくない。



ミスターX氏の結論は「ARTがなくなることも、押し順ナビがなくなることも一切ない」と明言した。





理由はこうだ。



まず、遊技客の技量とは何か?



スロットでいえば目押しができるか否か。



では、押し順ナビはどうなるか?



押し順ナビはメーカーの考えも、警察の考えも目押し技術を必要としない、というのは共通した認識だ。



これのみであれば、押し順ナビは禁止対象になるので、この話だけが押し順ナビはダメになる、という思い込みが業界を独り歩きした。



さらにリール制御によって100%引き込むものが規制対象になるということは、フリー打ちですべての小役を獲得してはいけない。



目押ししないと取りこぼす役が一つでも搭載されていれば、押し順ナビが搭載されていてもすべてOKということだ。



現行機ではスイカ、チェリーが成立する仕様になっているので、押し順ART機はなくならないであろう、というのがメーカー開発の認識である。



押し順通りに打たない客もなかにはいるものだ。



では、警察庁は何を規制したかったのか?



「スロット・パチンコとも運任せではダメ。技量によって出玉率が変わることが大前提。警察は技術介入を入れろ、ということ。今のART機は全部通る。保通協さえ適合すればいい機械が出る」



この技術介入が肝になるのだが、今回の通達は意外な機械が対象となっていた。



ミリオンゴットが昔の名前でリバイバルしたことが原因ではないかと思いがちだが、スロットで一番射幸性が低いオーイズミのハネスロ「リラックマ」が対象になっていた、というのだから驚きだ。



警察庁が問題視したのは100%取りこぼしがないことが、技術介入性がない、ということになった。



ギャンブル性が一番薄い機械がART規制の原因だったとは。何をかいわんや。





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