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ART規制は射幸性が一番薄い機械が原因だった?

3月22日のパチ元会は某業者が、パチスロのART規制について解説した。



1月30日、警察庁生活安全部保安課からスロットに関する技術上の規格解釈基準の一部改正を通達したことから、4月1日以降に持ち込まれるスロットからARTが消えてしまうのか、という噂が業界内を駆け巡った。



今回の改正で、遊技客の技量にかかわらず獲得メダルに差の出ないスロットに規制の方針を打ち出した。



さらに、搭載されているボーナスや小役を獲得する際、そのすべてをリール制御によって、100%引き込む仕様のスロットは認めない方針で、目押しを必要とする小役(チェリーなど)の搭載を義務付ける内容となっていた。



この2点から押し順ナビARTがダメになると思い込んだ業界関係者も少なくない。



ミスターX氏の結論は「ARTがなくなることも、押し順ナビがなくなることも一切ない」と明言した。





理由はこうだ。



まず、遊技客の技量とは何か?



スロットでいえば目押しができるか否か。



では、押し順ナビはどうなるか?



押し順ナビはメーカーの考えも、警察の考えも目押し技術を必要としない、というのは共通した認識だ。



これのみであれば、押し順ナビは禁止対象になるので、この話だけが押し順ナビはダメになる、という思い込みが業界を独り歩きした。



さらにリール制御によって100%引き込むものが規制対象になるということは、フリー打ちですべての小役を獲得してはいけない。



目押ししないと取りこぼす役が一つでも搭載されていれば、押し順ナビが搭載されていてもすべてOKということだ。



現行機ではスイカ、チェリーが成立する仕様になっているので、押し順ART機はなくならないであろう、というのがメーカー開発の認識である。



押し順通りに打たない客もなかにはいるものだ。



では、警察庁は何を規制したかったのか?



「スロット・パチンコとも運任せではダメ。技量によって出玉率が変わることが大前提。警察は技術介入を入れろ、ということ。今のART機は全部通る。保通協さえ適合すればいい機械が出る」



この技術介入が肝になるのだが、今回の通達は意外な機械が対象となっていた。



ミリオンゴットが昔の名前でリバイバルしたことが原因ではないかと思いがちだが、スロットで一番射幸性が低いオーイズミのハネスロ「リラックマ」が対象になっていた、というのだから驚きだ。



警察庁が問題視したのは100%取りこぼしがないことが、技術介入性がない、ということになった。



ギャンブル性が一番薄い機械がART規制の原因だったとは。何をかいわんや。





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