パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

メーカーは無駄な展示会経費を抑える努力を

西区見習いです。



多数のご意見ありがとうございます。コメントをすべて拝見させて頂きました。



私見になりますが、ホール企業は馬鹿ではありません。お客様の負担を減らすための企業努力は日々行っているはずです。



私の勤務店舗も節電、入替回転率の見直し、広告費削減、人件費削減など余分な贅肉を落とす努力を行っています。



業界の営業内容が見えない一般ユーザーの方には、なかなか伝わらないと思いますが、既存機種は薄利運用はすでに行っています。



新台を薄利で運用すれば「お客様が付く」との意見もありました。私のホールは海が3BOXあります。内訳は沖縄、MFG、プレ海です。



新台のプレ海を月間で赤字運用をしてもお客様が遊技されず、方や利益を頂いている沖縄、MFGの稼働が圧倒的に勝っていました。



薄利で運用したからといって、お客様が遊技して下さるわけではないところが、ホール営業の難しさだと思います(ちなみに、私のホールはSIS平均以上の稼働があります)。



私が前回のエントリーで皆さんに考えて頂きたかったことは、ホール、メーカー、お客様の三者で一番負担を強いられているのはお客様である事実の再確認と問題提起です。



私がなぜメーカーを名指しで批判したかというと、メーカーの営業マンと接していて、極端な言い方をすれば、適当に仕事をしているようにしか見えないからです。



どなたかが「売れればいい、自分さえ稼げればいい」とのコメントがありましたが、そのような考えだからパチンコファンが減少し、ホールもメーカーも苦しいのではないですか?



そのコメントに業界全体の問題があると改めて思いました。



ホール、メーカーがもっと真剣に業界の今後を考える必要があります。



ここでメーカーの方へ提案です。



展示会の時にコンパニオン数を減らす、食事付ブースを無くす、余計なお土産を出さないなどの展示会経費を抑える努力はできないのですか?



まさに無駄としか思えません。



その浮いた経費で少しでも機械価格を安くしてください。



ホール側は日々真剣ですよ。





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現場の書類作成ミスと労力簡素化と正確な在庫管理が可能になった

一昨年の6月から中古遊技機の運用方法が改正され、ホールは撤去遊技機明細書と中古遊技機確認書の2つの書類を所轄に提出しなければならなくなった。正式な機種名のほか、遊技盤番号、遊技盤の枠番号、主基盤番号などを入力しなければならない。



数字の羅列で間違いやすいが、警察に提出する書類なので間違いがあってはならない。入力後もミスがないかチェックするのに時間を取られている。



機械代削減のために、チェーン店の中古機移動は増えるばかり。それに伴って書類の量も膨大になるばかり。現場の事務担当者からは悲鳴が上がっていた。



静岡県三島市に本社を置くフジコーの本社営業部も同様の悩みを抱えていた。現在チェーン店は7店舗。



「チェーン店の中古機移動の作業自体が、かなり増えたところに2つの書類も増え、書類作成のたびに遊技台の製造番号などを一つずつ手入力していました。2人で書類作成をしていたんですが、入れ替え作業が2店舗、3店舗と重なると夜11時まで残業することもありました。うちのチェーン店はバラエティーコーナーが多いので、1回の入れ替えで移動数がかなり多いほうです。書類作成時間を削減することが課題でした」と語るのは営業部の棚井琴美さん。



現場からの問題点を聞いた総務部の藤澤剛課長は、改善のために早速動いた。撤去遊技機明細書と中古遊技機確認書のほか、変更承認申請書が自動作成できることを必須条件に、遊技機管理システムを販売している会社の選定に入った。



数社まで絞込みができた。システムを動かすためにはデータベースを新たに作成しなければならない。



「当社で作成していた遊技機のエクセルデータは、ソフトの関係で機種名の長いものは、短縮して入力していました。ある会社は『それは正式名ではないので読み込めない』と断られました。また、手入力するのは大変なのですが、アンフィニさんはそれを読み込んでくれました」(棚井さん)



対応の柔軟性だけでなく、各社の遊技機管理システムのメリット、デメリットも見えてきた。



「ランニングコストの安いところは、自動出力できない書類があったり、高いのにQRが取れないとか一長一短ある中で、QRが使えて、基本機能が充実して、なおかつコストパフォーマンスに優れ、こちらの要望にもすぐ対応してくれたのがアンフィニさんでした」(藤澤課長)



昨年8月に検討に入り、10月から導入されたのがアンフィニの遊技台管理システム「Pas-comV2」だった。



店舗に設置されている遊技機のデータベースを作るための初期登録作業が必要になる。1台ごとにセル、枠、主基盤に分離して管理するために、QRコードの読み取りが必要になる。この面倒な初期登録作業(500台クラスで5万円)を同社が代行する。



以降、遊技機の入出庫はすべてハンディーターミナルでQRコードを読み取り、それをサーバーに転送して在庫管理をリアルタイムで行う。



「これまで店舗でQRを読み取ることはなかったのですが、今はQRで読み取っているので、店舗に設置している遊技台とデータ上の台番号が直接リンクするようになりました。それによって撤去するまで発見できなかった間違いもすぐに分かります。入れ替え予定日が過ぎていても設置している機械はエラー表示してくれるのでミスもなくなりました」(棚井さん)



念願だった書類作成の簡素化はこうなった。



新台入れ替え機種と撤去機種の入力が完了したところで、各種書類発行ボタンをクリックするだけ。変更承認申請書、撤去遊技機明細書、中古遊技機確認書などが自動作成される。





一つのソフトですべてが行えるメリットである。



倉庫の在庫管理は本社で一元管理していたが、各店舗から中古機の問い合わせがあるたびに倉庫の在庫リストをメールで送っていた。今は各店舗とも在庫管理システムがネットワークで結ばれているので、倉庫の在庫確認も各店舗から直接見られるようになった。



本社は問い合わせに忙殺されることもなく、チェーン店移動もスムーズになった。



「Pas-comV2」は電子取引にも連動しているので、自社サイトを立ち上げれば旬の台を手数料を取られることなく高く売却できる。これだけの機能が付いて月々のシステム使用料は1店舗当たり1万4000円だ。



1つの入力作業で正確な在庫管理ができて、なによりも面倒な書類作成作業から開放されるのは現場にとってありがたい。



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3.11はせめてドル箱タワー規制を

今回の提案寄稿の反響に驚きを隠せません。



コメントやメールは全て拝読させて頂き参考にしています。この場をお借りして心より感謝をお伝えしたいと思いまして、この寄稿を書いています。



昨年の事です。



震災直後ですが、全国のホール店長さんを中心に150通のメールを頂戴しました。大半がホール関係者で、しかも現場を預かる方々でした。



震災直後の業界の対応や在り方に悩む業界人がこんなにいるのかとメールを拝読して痛感しました。



この時の話を最初に書きたいと思います。



その理由は、現在のパチンコ日報はお客様の立場の読者が増加したと思うからです。



昨年から今年にかけて、パチンコ業界は多くの逆風を浴びています。



この逆風は、実はパチンコ業界自らが起こしているのです。これは業界人なら誰でも認識をしているでしょう。その裏で心を痛めていた業界人が何人もいました。



昨年の節電問題をはじめとする震災関連の対応の悪さによるバッシング。



石原都知事が先頭に立ち、業界の節電について言及したことは、多くの業界人に影を落としました。



また、震災直後に営業していたホールの対応のまずさが、致命的だったとの指摘も聞こえます。



私は震災直後に、首都圏で懸念された大停電の危機に面したとき、

「パチンコ店は休業をするべきだ」とブログで公言をしました。



その反対に「こんな時こそパチンコ店は営業をするべき」だとブログに書いた業界人もいて、私の意見にも反論される方々が現れました。



しかし、私の意見は正しいものだという事は、昨年の世論を見れば分かります。



そんな当時、私の意見に賛成して頂いた業界人が大勢いました。



その業界人の皆さんは「ホール業界人の立場」と「震災直後の業界の在り方・所属企業の在り方」の狭間でジレンマに陥っていました。



大停電の危機直前の時、人間として節電に協力をしたい気持ちと、会社人として責任を果たせねばならない気持ち…この間で大きく心が揺れ動いた業界人は日本中に大勢いたのです。



つまり、世間から叩かれた業界人の中には、震災直後の業界の姿勢に疑問を持っていた人が何人もいたのです。



ですからパチンコ日報をご高覧のお客様の皆様には、そういった業界人の気持ちもお汲み取り頂き、その存在もお分かり頂ければ幸いです。



今回、そういった業界人から、震災1周年に何かをしたいと声が上がりました。



3月11日は「東日本大震災1周年追悼式」が都内で開催されます。

自然災害による追悼式を政府が主催するのは初めてです。

当然当日はTV中継もされると思います。

そんな行事があるのですから、パチンコ業界人として当日何かしたいと思うのは当然の流れでもあります。



パチンコ日報の寄稿にはこう書きました。



(前略)



これは強制する性格のモノではございませんから、各店舗・ホール企業・業界人個々の判断で賛同頂けたら幸いです。



3月11日午後2時46分から、ホール内で30秒間~1分間の黙祷を捧げては如何でしょうか。



具体的な方法は、各ホール・事業所にお任せしますが、例えばこんな方法があります。



(中略)



この提案には、色々な意味があります。



上記の方法やアナウンスをするホールは、それだけの覚悟が必要になります。その提案は一部のホール関係者に拡がりましたが、上層部の反応は様々。賛成派もいれば反対派もいます。



だから、皆様の周辺の状況に合わせて実施(中止でも何か代案を考える)して下さい。

(以下略)



エントリー中にも書きましたが、寄稿する前には反対意見も聞きました。



その上でパチンコ日報に寄稿をしました。



反対内容を少し紹介します。



*頂戴したメールにはこんなご意見も。



「大手スーパーや百貨店、公営ギャンブル、コンビニ、牛丼屋、ラーメン屋で営業時間中に黙祷をするところがあるのか?ないだろ。それなのにホールが黙祷を捧げることをお客促すのは可笑しい」(ホール経営幹部)



「ホールはサービス業なんだから営業時間中は通常営業しているのがお客さんへの第一のサービス」(ホール関係者)



「営業中に営業を中断するのは無理。ましてや休業するのも無理」(ホール関係者)



そしてホール5団体が当日ネオン消灯を決定した直後には、こんなご意見もでました。



「組合が決めた事以外やる必要があるのか?ネオン消灯が一番合理的で実施し易い」(ホール店長)



頂戴した反対意見や賛成意見ですが、私は全く否定も肯定もしていません。



反対意見も正しいと思っています。



私の提案はエントリー中に具体的な方法は、各ホール・事業所にお任せしますが、例えばこんな方法があります、と書いたように、一例に過ぎません。具体的な方法はお任せすると書きました。



また、当日休業については私は一言も書いていません。



実際に当日営業を中止する異業種は皆無だと思いますし、現実的に休業はないと思っています。



上記の方法やアナウンスをするホールは、それだけの覚悟が必要になります。とも書きました。



この覚悟の意味は、大半の方はお分かりだと思います。



私が例として書いた、14時46分に黙祷をする事は、実際にはとても難問だと認識をしています。



パチンコ日報へ寄稿する前には、ホール関係者と喧々諤々やりましたので、充分承知しています。



ただ、この時刻に、従業員もお客様も一つになって黙祷できればそれが理想だね、という認識では一致していました。



犠牲者の魂をお慰めする気持ちは誰でも同じはずです。



ただその気持ちには個人差があるでしょう。だから、やりたい人が(やりたいホールが)自分の方法でやればいいのです。



ホール店長の中には、何かの形でやりたい人もいますが、諸事情で無理なケースもあります。



だから、私の提言をきっかけとして、3月11日14時46分について考える機会にして頂きたいと思っています。



また、こんな声を頂戴しました。



「元店長の寄稿を読み、私の気持ちを当日店頭に張り紙をしようと思いました。寄稿を読まなければそれもしなかったでしょう」(ホール店長)



震災がきっかけで、パチンコ業界が国民や政治家からも批判され、多数の業界人が、業界の存在する意味や自分の仕事に誇りをもてるか考えたと思います。



あの当時を振り返ってみたらどうでしょうか?



震災直後、首都圏大停電が起きる可能性が高いと言われていた時、「パチンコ店は営業すべき」だと言えますか?



ネオンを煌々と点けて営業していたあの時を思い出してみて下さい。今はあの時の事を恥ずかしいと思うでしょう。



ピーワールドで不適切な表現をした大手店長は、今は反省していると思います。



業界もあの震災から大きく変わって、人間も大きく成長をしたと思います。



それでいいのです。



あれだけバッシングを受けた業界ですから、他の業界がやらなくても何かを当日したいと思う業界人がいて当たり前です。



ホール5団体決定のネオン消灯もその気持ちの現れです。



この時に、自分の出来る事をやれば良い。



ここで様々な検討をされているホールの事をちょっと紹介します。



*従業員から、震災1周年にあたってメッセージを書いてもらい(強制ではない)、店頭に掲示してみたい。



*14時46分に、店内テレビの前に黙祷出来る雰囲気を作りたい。



こんなコメントもありました。



*業界が何億寄付しても、その溝はまったくもって埋まってない。今は寄付の金額よりも、被災者の気持ちや日本人の気持ちを理解するのがいいと思う。我がホールでは方法は違うやり方で黙祷をやりたい。



*当社に合う方法を検討して黙祷をしますよ。



*具体策は検討途中ですが、弊社では下記の要領で実施する方向です。大規模店舗があるので営業時間中には困難だと判断。

代案として開店前10時から1分間黙とう時間とする。張り紙やホムペに何の告知をして、国民に意思表示をする。14時46分から5分間BGMを中止する。内容は変更する可能性はありますが、この方向で今後も検討します。



*目的をはき違うことのないよう、実施に向け熟慮したいと思います。現実的には、中堅チェーン勤務副本部長さまのご意見が、店舗もお客様も無理なく事を運べるかと…。



もしも、やれなくても仕方ないと思います。



今迄やった事がない事を検討するのですから、それは大変だと思います。だから、やれるかどうかを考える事が鎮魂にもなるでしょう。



過去から現在に渡り、多くの非難を頂戴する業界だからこそ、他の業界とは違い、常に考える事が必要だと思います。



最後に私の本音のごく一部を書きます。



前回のエントリーに、本来なら、震災直後からホール業界・ホール組合から、ドル箱積みの規制論がでるべきです。と書きました。



ドル箱の積み方について規制もできない組合が、ネオンを消灯する事で、震災で亡くなった人たちへ哀悼の意を表すとともに、被災地の一日も早い復興を祈念するため、との趣旨らしいが、そこまで思うならば、当日休業は無理でも、ドル箱タワー建設規制をお願いしたい。



この規制が出来ないで、何がネオン消灯だ!





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迷ったときは原点回帰

2月も終わりかけになっていて、いささかネタが古くなってしまったが大阪・北摂地域のチラシ定点観測で、1月に再び異変が起こっている。B3チラシでイベントコンパニオンを招いて回数もダントツだったキングオブキングスのチラシが1回も入らなかった。



産経新聞だけにチラシを入れるのを止めたのか、と思ってホールに問い合わせたところ、産経新聞にも入れているが配布地域を高槻市内に絞ったために入っていないことが分かった。



配布地域を絞り込んでいる、ということは経費削減の一環でもあろう。



チラシの配布地域を見直すホールが出てくる一方、1月で特徴的だったのはマルハンのチラシの変化だ。





12月にタレントイベントが始まり、1月は加速傾向にある。マルハンも定期的に新台入れ替えは行っているが、タレントイベントに走り出した、ということは集客に苦慮している、ということだろうか?



はたまた、タレントイベントが集客のためのカンフル剤になって、集客効果があるから続けているのかも知れないが、新台入れ替え効果がむしろなくなっている表れか?



集客に苦慮するホールの姿を見ていると、パチンコとは何だったのか考えさせられる。函館の「パチンコ富士」のように業界人詣ではないが、パチンコ営業の原点を独走するホールもある。



それが新世界の「ニュー三共」だ。





古めかしい外観だけでなく店内も昭和40年代から時間がストップしている。油引きの木の床から発するパチンコ屋独特の何もかも入り混じった匂いが郷愁を誘う。



何よりも驚かされるのは、カウンターには100円切りの手動式玉貸機が鎮座していること。動くパチンコ博物館である。



昔のチューリップ台が打てる環境は、パチンコが100円単位で遊ぶ遊技だったことを思い出させてくれる。



新世界もどんどん様変わりしているが、タイムマシンで昭和の時代に引き戻されたのかと錯覚する。



迷ったときには原点回帰という言葉がある。パチンコ営業の原点を忘れたホール関係者は一度訪問して見るといい。





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攻略誌雑感

業界誌と攻略誌は同じ業界の媒体ながら立ち位置が違うので、接点はあまりない。



40~50年以上の社歴がある老舗業界誌が何社もある一方で、攻略誌が誕生して20年あまりだが、一発当てれば自社ビルが建つほど一般誌は儲かる。後発の羽振りのよさにジェラシーを感じることもないほど、同じ業界でありながら住む世界が違っていた。



まもなく終焉を迎えることになるはずのライターイベントなどの特需も攻略誌にはあったが、業界誌記者にはそんな特需もない。



攻略誌の子会社がケータイで賭博サイトを開帳していた容疑で逮捕されたのは2月の上旬だった。子会社とはいえその影響はパチンコ業界にもじわじわと忍び寄っている。



ライターからは本体の攻略誌の存続自体を危ぶむ声も聞こえてくる。



「編集部はプライドが高いので、過激な記事を書いてはメーカーともよく喧嘩していました。それで西陣からは出入り禁止になっている。攻略誌として西陣の情報が一切ないのもどうかと思う。西陣以外にも記事の書き方を巡ってトラブルになって没になった記事もある。そういう下地があって今回、賭博容疑で逮捕者を出すような会社と取引するメリットはないので、広告を下りるメーカーも出てくる動きもある」と危惧する。



現にコーポレート・ガバナンスがきっちりしている上場メーカーの中には、逮捕者が出た企業とは取引しないなどの規定があるようで、契約の打ち切りが決定している。



メーカーだけでなく、ホールも広告を出稿しているようだが、今後見直しが図られる可能性は高い。



本誌の広告以外にも、同社と提携していた会社が契約を打ち切るケースも出てきている。



ところで、過去のエントリーの中でパチンコ業界を悪くした一因として、攻略誌の存在を挙げる業界関係者もいた。その人は詳細な情報が機械の短命化につながることを指摘していたが、それ以外でも社会問題化したいくつかの事象がある。



インチキ攻略法や打ち子やサクラ募集などのいかがわしい広告の数々がそれ。掲載していたころは各社とも広告倫理規定などのガイドラインがなかったのだろう。社会通念が欠如していたといわれても仕方ない。



被害者拡大の片棒を攻略誌は担いでいた。その反省から攻略誌5社は、その手の広告を排除し、パチンコ攻略詐欺撲滅ファン雑誌協議会を組織している。



かつては企業モラルが問われるようなことも平気でやってきた下地が、違法賭博サイトへとつながったのかも知れない。



違法サイトは3年間で客から集めた賭け金が8000万円に対して、広告収入の方が3億2000万円と断然大きかった。



ヤミ金に手を出しそうな客をターゲットにした広告もあったようだ。逮捕された社長自身も広告収入を伸ばすことが目的だった、と供述している。違法賭博収入よりも広告収入を目的に立ち上げたサイトのようにも思える。



攻略詐欺やサクラ募集の広告は本誌から消えているが、胡散臭さそうな出会い系サイトや競馬予想サイト、クレジットショッピングを現金化するという怪しげな広告は健在だ。



雑誌の発刊も3カ月間ほど自粛するようだが、この間にいかがわしい広告の見直しも図られていることを期待する。



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