パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

稼働が取れて価格を安くすることがメーカーの使命

メーカー開発者さんのエントリーに対して安全第一さんのアンサーコメントを1本のエントリーにしました。安全第一さんはホール関係者で、ホール側の本音が出ています。このエントリーに対するホール関係者の意見を聞けたら、と思います。ハンネには役職も書いていただければ幸いです。



メーカー開発者様へ



とても良い内容だと思います。ありがとうございます。



ただ私の知り合いの開発は、上層部から「稼働が取れて、売れる機械を!」と厳命されているようです。



お客さんよりも上司の顔を見ているのが実情の会社もあるみたいです。



毎年150機種あまりが発売されているのに、お客さんから支持される機械が何機種出ていますか? それだけにヒット機種の開発は大変なんでしょう。



ホール側からは買いたい時に『買いたい台数だけ』が買える環境にして欲しい。



それではメーカーが困る。



この悪循環が業界をダメにしている原因だと思います。



知人の開発者によるとメーカーは「ホールが開発者の意図通りに調整していないから長持ちしない」と思っている人も少なくないようです。



つまり「ホールは粗利ばかり抜くな」「Sをもっと上げろ」「スルーを閉めるな」「T1Yを閉めるな」ということです。



ここにも機械が長持ちしない悪循環の要因があります。



ホールだってそんなことは分かりきっています。



でも、粗利を出さないとメーカーの飯の種となる機械代金が支払えない。



これを機械の営業担当に話しても、バカな返事しか返ってきません。



その結末は最終的にお客さんの懐を痛め、お客さんが去って行く。



これが今の業界の現状です。



元店長が今の業界をこんな表現をしています。



「パチンコメーカーはより良い製品を安く提供することを忘れた動物園の孔雀。その孔雀に餌を与え続けているのがホール」



この意味は他業界のメーカーなら競争原理が働き、品質は向上する一方で値段はどんどん下がる。しかしパチンコメーカーは違う。



孔雀に餌をやっても毎回羽をきれいに広げなくなった。餌の量も減らされたら孔雀はどうなるのか。孔雀がいる動物園の原資はお客さんの入場料(パチンコ業界なら遊技料)。



さらに、パチンコメーカーに「品質の良い、お客が求めている機械を箇条書きで書いてください」と質問したときにどんな回答がくるか。



これに即答して、明確に答えられる開発がどのくらいいるかが問題だ、と指摘していました。



パチンコメーカーは、稼働するかどうか分からない状態で市場に出していて、お客さんをモルモットにしていると思います。



お客さんを人体実験して、与えた餌(遊技機)をどれくらい食べるか観察(SIS)しているのが現状だと思います。



何がいいたいかというと「メーカーは毎回自信作を毎回稼働する機械だと思って市場に出してますか」ということ。



1台35万円もする機械。今なら32インチの液晶テレビが10台買えます。



こういう形で比較すると分かりやすいでしょう。ここなのです。パチンコメーカーに足りないのは「いいものを安く」です。



「いいもの」が何かを分かっていない開発者が多い。一部のメーカーは「いいもの」とは「稼働した機械」と思っています。



おわり





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。



メーカー開発者の本音

すみません、開発からも一言言いたいです。



営業の方はどのようなウリ文句(儲かるとか)で営業されているのかわかりかねますが、機械を作るときにお客さんの事を考えずに作っている開発者はいないと思います(少なくとも私の回りでは)。



1 機種作るのに2年からかかりますし、ユーザーとして打っている人ばかりなので、どうせ作るならお客さんから末永く愛される機械をつくりたい、と思っているのが素直な心情です。



ホールさんの為に、というのも勿論ありますが(抜ける、というよりは甘すぎたりしないという意味で)、プレイヤーに広く受け入れられる=ホールさんにも喜ばれるという図式で機械作りをしているつもりですよ。



ではなぜ潜伏や煽り、爆音、強発光になってしまうのか。



これは推測というか、実感として、という感じになってしまうので申し訳ないのですが、ある程度長い期間作り手に回ってしまうと麻痺するというか、パチンコとはこうあるべきだというものが、勝手な自分の思い込みであって、実は正しく無いのではないかと勉強することになります。



1プレイヤーとしてはドットやセグで十分、なんて人もたくさんいますし、むしろ自分もそうなんですが…。



お客さんに機械が受け入れられているかを測る指標、作り手側として一般的なのは某s〇sデータです。



ここで高い稼働貢献が出来るかどうか。



このデータも打つ人が喜んで打っているのか、いやいや打たされているのかまではわからない。



が、良い台悪い台の一つの指標として活用しているところが多いと思います(メーカー的にもホール的にも)。



良好なデータ=良台



残念なデータ=ダメ台という感じです。



ここで2つの台がありました。



①潜伏バリバリ爆音発光の演出良好ビッグ版権機



②小当り潜伏無しのオリジナルコンテンツ機



データ的にも①は良好、②は残念な結果でした。



では①の結果を持って潜伏や爆音、強発光が受け入れられた、と見て良いのか? 仕様が逆でも同じ結果だったかもしれない。



ただ、データは良好。



仕様が受け入れられた可能性もある。



逆に載せない方がリスクになるかも。



で、潜伏などを載せます。



色んなメーカーも当然追随して載せる、こうやって市場トレンドが形成されていくのかな、と思います。



お客さん目線になれば、出る台出る台そんな仕様が載っていて、ホールに行ってもそんな機械ばかり。



いやな人はホールに行かなくなる。



このデータの落とし穴はあくまで「平均アウト」より上 回っているか?が指標になるため平均自体が下がってもそれを上回れば○になる。



右へならえ体質で周囲との相対的な比較でしか見ていないので、全体規模の縮小には「不景気だからなー」ぐらいで鈍感です。



どこも大ヒット機をつくりたいので多数派をとり少数派をカットして全体規模を縮小させながらの取り合いをやってる感じです。



また、気づいていても、じゃあウチから変えていこう! というリスクが取れるかどうか。



一握りのトップメーカーなら可能かもですが、ポツポツたまに出る6個戻しや安心タイプのようなものは台数や稼動的にも残念なものが多く、チャレンジや正義感のようなもので簡単にふんぎれない。



過去に似たようなものが出て残念な結果でしたー。



というのを覆せるだけの客観的なデータもない。



機械作り側の観点からだと、こういったようなところから今の現状があるような気がします。



出し抜いたモン勝ちみたいな風潮があるような感じを受けますから、やはり全体で内規のようなもので、いっせーのせでやらないと、この先細りのループからいつまで経っても抜け出せない気がします。





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。

従業員がオーナーに転身?

世の中、小説の世界のような話があるものだが、そんなことがホールでも起こった。



舞台は地方のとあるホールだ。



従業員と客の恋愛物語である。



先に声をかけてきたのは客だった。従業員はアルバイトから正社員になって2年。20代後半の男性。



そう、客が女性で従業員が男性だった。



会社には内緒で付き合っていたが、結婚することになってけじめをつけるために会社を辞めることを申し出た。



2人が付き合うようになったきっかけは、ホールの近くにある街道沿いのラーメン屋で深夜、偶然出会ったことだった。



男性が一人でカウンターで食べていると、店の客である女性が隣に座ってきて「ラーメン好きなの?」と声をかけてきた。



男性は驚いたが、いつも店に来ているお客だったので少し安心した。



その場でラーメンの話で盛り上がり、「じゃ、今度一緒にラーメン食べに行こうね」と女性の方が積極的だった。



その時は社交辞令的に終わったが、偶然は重なるものだ。



今度はホールから20キロも離れたラーメン屋で再び出会うことになる。



その時、男性従業員には付き合っている彼女がいた。その彼女が住んでいる街のラーメン屋だった。



絶妙のタイミングとはこのことだ。ちょうど別れ話が出ている時だった。遠く離れたラーメン屋での再会に運命を感じて付き合いが始まり、深い仲となった。



会社に退社を申し出ると店長は止めた。真面目な働き振りが気に入っていたからだ。しかし、男性従業員の意思は固かった。



そして男性従業員の送別会が開かれた。



客の女性はその後も店に来た。



いつも軽自動車で来るのだが、なんと大資産家だった。一人っ子の旦那さんが死んだためにその女性の下に遺産が転がり込んできた。



旦那さんの両親とも同居していたが、老人ホームへ入居させた。



近所の目もあるので普段は軽自動車に乗っていた。



ここまで書くと女性の年が気になるころだ。



何と50代のおばさんで親子ほど年が離れたカップルだった。



地元では有名な資産家で、ホールのオーナーとは顔見知りだった。オーナーは跡継ぎもいないので、この先店を続けていく気力を失っていた。



で、そのおばさんがホールを買収する話が進行しているそうだ。



おばさんとしても若い旦那さんにホール経営をやらせた、との思いがあるようだ。



部下だった社員がオーナーとして店に帰ってくる日も近いようだが、店長は「もう少し可愛がっておけばよかった」と複雑な心境のようである。



続編は新たな情報が入り次第。



ちなみに、おばさんは阿川佐和子をもっと可愛く美人にした感じだとか。





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。













4円、20円を廃止することが業界復活の近道

ハンドルネーム業界19年さんより。





初めて投稿します。



私は、今の「4円以下」という貸し玉料金がネックだと思います。



現状の経済状況や消費マインドから考えると、「2円~2.5円」が、「本来の」ボリュームゾーンであると思います。



かといって、現状の法のまま「2円や2.5円」を導入しても駄目です。なぜなら、「4円」が存在するから。



「4円」を世の中から抹殺しないと、「2円や2.5円」が脚光を浴びることはないでしょう。



人間は弱いものです。



隣に同じ時間で倍稼げる台があれば、その引力に抗える人はまれです。パチンコが好きな人は特にその傾向が強いと思います。



そして、人、というか生物全般に言えますが「順応力」というものがあります。



世の中に「2円や2.5円」しかなくなれば、それを打つはずです。もちろん、他のギャンブルやレジャーに流れる人もいますが、それより多くのスリープユーザーが戻ってくるのではないかと思います。



では、順応力があるのになぜ、現状の「4円」に順応できない人が増えたのか? それは単純にお金がないからです。



依存症の人は借金をしてまでもついていこうとしますが、大多数の人は、借金してまでも遊技しません。お小遣いが無くなればそこで終わりです。



「4円」がきつ過ぎるので、そこから漏れた人が「1円」に流れたり、パチンコ自体を辞めてしまったりしています。もちろん、それだけが理由でないのは言うまでもないですが。



バブルがはじける前の良い時代でさえ、ホールにおける機種のバランスは、普通機1フィーバー3権利物1一発台1スロット1等、ホールの半数程度が、現状のマックスタイプよりゆるいものでした。



それが、CR機の導入を境に、世の中の動きとは正反対に動き出し、数種類のレートが混在する現在のような形、になってしまいました。



「4円」を廃止するのと同じような考え方として、全ての遊技台のベース(返し)を上げるという方法もあるかと思いますが、それではインパクトに欠け、スリープユーザー掘り起しにはならないでしょう。



現状のまま経済が衰退することを前提とするならば、メーカーはバカ高い機械代を半額程度まで下げ「4円(スロットは20円)」を廃止する事こそが、このスパイラルを抜け出す唯一の方法だと思います。



長文失礼しました。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。

原田メソッド実践編(原田式朝礼)

原田メソッド(トップアスリートを育てる教育方法と企業教育の融合)を取り入れているのは大阪のB社だ。



現在ホールは15店舗。昨年末12月に3店舗をグランドオープンさせた。



原田メソッドは昨年11月からスタートし、月1回ほどのペースで全5回開かれる。



研修のポイントは以下の通り。



1.コミュニケーションの向上



2.元気の向上



3.生き方を考える



4.自信を高める



5.職場改善



研修を通じて学ぶことは次の3つ。



1.これからの時代に求められる人材と教育を学ぶ



2.組織と個人が結果を出す方法を学ぶ



3.仕事を通じて心を育てる方法を学ぶ



この3つを学ぶことで人生そのものをプラスに変えていく。



取材したのは1月10日に開かれた第2回目の研修から。本店の研修は11月からスタートしていて店休日に社員、アルバイト20人あまりが参加した。



「失礼します!」「失礼しました!」と部屋に出入りするたびに元気よく社員があいさつする。皆、声が大きい。テンションが高い。これに原田メソッドが加わればどんな組織に生まれ変わるのか。



原田メソッドではまず目的・目標を設定することから始まる。



本店の目標は「パチンコ情熱リーグで日本一」に決まった。目標だけでは漠然としているが、これにナゼ日本一になるのか目的が加わることで一気にイメージがわいてくる。



目的は個人によって違ってくる。日本一になってサービスが向上し、稼働が上がることで給料を上げた、と思う人もいれば、リーダーシップを磨きたい、と考える人もいる。目標を達成した後何が起きるかイメージをより鮮明にすることが大事である。



「成功の定義があります。それは自分にとって価値あるものを未来に向かって目標として設定し、自分が決めた期日までに達成する。価値のないものが目標になると、ノルマになってつまらなくなる。成功は技術です。技術は努力すれば手に入るものです。繁盛店は特別なことをやっていません。簡単なことをちゃんとやっています。それが時を守る、場を清める、礼を正す。これが再建の三原則です」(森行秀和講師)



目標達成のためにはゴールのイメージを自分の頭の中に刷り込んでいく。意識が変化すると、成功のためのアンテナが張り巡らされ、ヒントが見つけられるようになる。目標に毎日向き合い、目標達成を毎日イメージする。



目標は口に出すことが大事で、そこから気づきも生まれてくる。



ゴールを決めたら次は行動計画を立てる。





B社ではパチンコ情熱リーグで日本一という具体目標が決まっている。日常のホール業務の中で、品質、サービス、清掃、プロモーションの4項目の行動計画をルーティーン行動に置き換える。



目標達成のために支援者や支援内容を具体的に決める。1人でできることは知れている。支援してもらうことは決して恥ずかしいことではない。



原田メソッドにはルーティーンチェック表が必須となる。普段の行動を振り返るために欠かせない。成功の習慣を形成するのがこのルーティーンチェック表ともいえる。



目標達成のための具体的行動を書き上げ、それが毎日実行できたかどうか○と×で振り返る。



この時に欠かせないのが日誌だ。



この日誌は起床から就寝までを1時間ごとのタイムスケジュールの予定と実績を書き込むことから始まり、「今日必ずやること」、「今日の良かったことや気づき」、「今日をもう一度やり直せるなら」、「目的・目標達成に向けてヒントになったことや言葉や出来事」を書く。



「日誌とルーティーンチェック表はリンクします。○が多かった日の日誌に実践のヒントがあります。○が86%以上になれば目標は達成されます。ルーティンチェック表を壁に張り出すグループは成功しています。やるぞ!というプレッシャーを自らに与えながら、助け合う環境が生まれます。皆で共有するのが一番。さらに効果が高くなる。目標を決め、達成度の中で自立型人間を育てていきます」



パチンコ情熱リーグで日本一になるために、今回の研修では日本一になるための朝礼作りに取り組んだ。



「態度教育の目的は何事にもまじめで、本気で一生懸命取り組み、心のコップを上向きにすることです。心のコップが下向きになっている被害者意識ではなく、心のコップが上向きになっている主体者意識を持って働いている人の店では大きな差別化になってきます」



つづく



次回は2月以降



■個人パフォーマンスを向上させる4原則



①目的、目標を設定して未来思考

②勝利意識

③プラスの習慣を形成する

④毎日思考する



■原田メソッド式心づくり



①心を使う(考える、ストーリー、シナリオを考える)

②心をきれいにする(奉仕活動)

③心を強くする(日誌の継続)

④心を整理する(過去の失敗を捨て、未来思考)

⑤心を広くする



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。