以下本文
ユニクロが「GU」を立ち上げた時、多くの人は半信半疑だったようだ。ユニクロでも十分安いのに、それよりもさらに安い服を出して大丈夫なのか、と。ところがフタを開けてみれば、GUは若者を中心に浸透し、グループ全体の成長を後押しした。親しみやすさや手軽さが、ユニクロには届かなかった層を引き寄せたのだ。
この構図をパチンコ業界に当てはめると、いろいろな可能性が見えてくる。今のホールや遊技機を「ユニクロ」としよう。一定の年齢層には根強い支持があるが、専業以外の若者はほとんど入ってこない。むしろ、遠ざかっていると言った方がいいかもしれない。
ここに「GU的な存在」が加わればどうだろう。もっと安くて、もっと気軽に、そして“怖くない”パチンコ。そんなものが用意できれば、これまでまったく関心のなかった人が一歩を踏み出すきっかけになるはずだ。
カギになるのは料金体系だけではない。一番重要なのは遊技機そのものだと思う。今のパチンコやパチスロは複雑すぎる。液晶演出も派手すぎて、初めての人は何が起きているのかサッパリ分からない。
そこで必要なのは、安価でシンプルなマシンだ。玉の動きを追いながら本来のパチンコの楽しさ・面白さ伝わる直感的な機械こそ、新しいブランドの顔になるだろう。スマホゲームでガチャを回す感覚に近ければ、若い世代も抵抗なく触れるはずだ。
店舗の雰囲気も見直したい。かつてのホールはネオンや轟音のイメージが強かったが、今はすでにそうしたものは姿を消しつつある。むしろ最近はカフェのように落ち着いた雰囲気を意識した内装も見られる。
セカンドブランド的な新業態なら、さらに一歩進めて“ちょっと休憩できる娯楽空間”としての居心地を追求すべきだろう。
たとえば、間接照明を使って柔らかい光で演出したり、ソファ席やカウンターを設けて飲み物を片手に遊技できるようにする。フリーWi-Fiやコンセントも備えれば、ゲームセンターとコワーキングスペースの中間のような存在にもなり得る。
SNSに投稿しても違和感のないデザインなら、友人同士やカップルでも立ち寄りやすい。パチンコというより“軽いエンタメ”として成立させるイメージだ。
もちろん、業界内部からは反発も出るだろう。「そんなやり方では1パチ以上に利益が取れない」とか「パチンコビジネスを壊す」とか。
しかし、考えてみてほしい。ユニクロだって当初は同じように言われていた。にもかかわらず、GUは新しい市場を広げ、結果的にユニクロの存在感も高めた。縮小を続けるパチンコ業界に必要なのは、まさにこの発想ではないだろうか。
結局のところ、出玉競争をいくら繰り返しても未来はない。大事なのは「今までホールに入ったことがない人」にどうやって門戸を開くか。ユニクロとGUの二枚看板戦略が示すように、既存ファンを守りながら新しい層を取り込む仕組みがあれば、この業界にもまだ光は残されていると思う。
※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。
しかし、現実はマネーのパワーゲームであり、大手の大量購入になってしまっています。
ユニクロになぞらえるなら、イオンモールにテナントを集めて地元商店街が廃れるようなものです。
しかも、高級店ばかりのショッピングモールでは集客に限りがあるように、射幸性の高い機種(高級テナント)しかない状況。バランスが重要なのに目を背けてしまっている。
業界のためを思うなら、ホール側からメーカーに働きかけてはいかがでしょうか。
ピンバック: あかべこ
セカンドブランドということは差別化ですから、大手ホールが新台をバンバン購入するのを逆手にとって中小ホールが低コスト運営を志向するしかないでしょう。メガ系大箱ホールが必ずしも優位とはいえない時代が来るような気がするのですが。
ピンバック: crazydoctor
今のメーカーにそれができないというならば、新規で低貸し用の機械を作る企業を作るとか。
もっと言っちゃえば低貸しパチンコパチスロの業界を別に作るべき。
今の機械価格50万60万じゃビジネスモデル的にもうホールは限界なのは明らか。
メーカーだけが金を吸い取る今のパチンコ業界はもう娯楽になっていない。
根本的に変えないとセカンドブランドなどの発想は発想だけで終わる。
ピンバック: 通行人