この四文字熟語の意味をパチンコ業界で噛み締めることができる。かつては光り輝いていた企業の陰がどんどん薄くなっている。
「何よりも機械の開発費は一番おカネをかけていた。モノが全然違う。操作部、照明、ハードウエアはすべて他社を上回っていた。ソフトの作りこみも他社の追従を許さなかった。加えて販売力もあった。モノがよくて販売力があった」
企業の寿命には30年説がある。経営者が起業したときの精神を失ってしまうと、とたんに衰退の一途を歩む。
「ヒット機種が出ないのは、お客のニーズに合わないだけでなく、店の収益に貢献出来なくなっている証。開発するのも、販売するのも最終的には人の力。人材を育ててこなかったツケ。人使いが荒く、人の出入りが激しい会社だった」
メーカーにとって開発は生命線だ。技術者を育てヒット機種を出すまでに3~5年の時間を要する、といわれている。技術者を育てる、ということは投資である。
貧すれば鈍する。
かつては青天井といわれた開発費だが、機械が売れなくなれば、そんな潤沢な開発費も出ない。経営者のモノづくりの意欲が失われてしまえば、それは如実に現場に伝わるというものだ。モチベーションも上がらない。
新店の激減によって設備機器メーカーの経営環境は厳しく、グローリーがナスカとクリエイションを傘下に収めた後、グローリー・ナスカという社名になりクリエイションが消えた。
日本金銭機械がサミーシステムズを子会社化し、社名をJCMシステムズに改めた。
日本ゲームカードとジョイコシステムズが統合してゲームカード・ジョイコホールディングスとなった。
設備機器メーカーの再編が一段落したところで、次に起きるのは機械メーカーの再編ということになってくる。メーカーの名前こそ残っているが、創業経営者は次々に代わっていっている。
「かつては出す機械、出す機械がヒットしていたが、それも今は昔。うちの会社は一つのシリーズしか売れない。それ以外はバラエティーコーナー行き。これでは開発費も出ない」
この一つのシリーズしか売れない、という話はいくつかのメーカーに当てはまる。
身の丈経営という言葉がある。
一つのシリーズしか売れなくてもそれに見合った組織なら食べていけるが、組織が大きくなりすぎているために、それでは支えきれない。
スロットの波が来ているのに、スロットの適合率が極めて低い。この時期に機械をリリースできないようでは商機を失う。
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