産経新聞だけにチラシを入れるのを止めたのか、と思ってホールに問い合わせたところ、産経新聞にも入れているが配布地域を高槻市内に絞ったために入っていないことが分かった。
配布地域を絞り込んでいる、ということは経費削減の一環でもあろう。
チラシの配布地域を見直すホールが出てくる一方、1月で特徴的だったのはマルハンのチラシの変化だ。

12月にタレントイベントが始まり、1月は加速傾向にある。マルハンも定期的に新台入れ替えは行っているが、タレントイベントに走り出した、ということは集客に苦慮している、ということだろうか?
はたまた、タレントイベントが集客のためのカンフル剤になって、集客効果があるから続けているのかも知れないが、新台入れ替え効果がむしろなくなっている表れか?
集客に苦慮するホールの姿を見ていると、パチンコとは何だったのか考えさせられる。函館の「パチンコ富士」のように業界人詣ではないが、パチンコ営業の原点を独走するホールもある。
それが新世界の「ニュー三共」だ。

古めかしい外観だけでなく店内も昭和40年代から時間がストップしている。油引きの木の床から発するパチンコ屋独特の何もかも入り混じった匂いが郷愁を誘う。
何よりも驚かされるのは、カウンターには100円切りの手動式玉貸機が鎮座していること。動くパチンコ博物館である。
昔のチューリップ台が打てる環境は、パチンコが100円単位で遊ぶ遊技だったことを思い出させてくれる。
新世界もどんどん様変わりしているが、タイムマシンで昭和の時代に引き戻されたのかと錯覚する。
迷ったときには原点回帰という言葉がある。パチンコ営業の原点を忘れたホール関係者は一度訪問して見るといい。

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