パチンコ日報

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4円再生のための本部作り その1

2月9日、大阪で開かれたオフィスジャパン主催の「4円再生のための本部作り」セミナーより採録。同社の新井博貴社長はパチンコを再生するためには現場を支援、指導、育成する営業本部の役割がより重要になる、と説いた。



以下本文。





S社のM社長はパチンコ業界の未来の理想図についてこう述べている。



「私は未来の理想図を示し、幹部、全従業員が想いを一つにして理想図の実現に向けて、年度の経営方針と経営計画を毎年作成している。各自が目標設定し、その目標に向かって全員が挑戦し、創意工夫、改善することで成長し、結果を創る。その結果、仕事がワクワク楽しいものになることが理想だと考えています」



これを経営者が生の声で1000人の社員に伝えている。今年度は3つの経営方針がある。



1 現状否定

2 迷ったらやる

3 伝わる



これは失敗を恐れ、挑戦することを忘れたかのようなムードが全社的にまん延していたことを経営者自らが感じたからだ。それを誰にでも分かりやすい言葉に置き換えている。



現状否定とは常に改革していくことである。それを経営者や経営幹部から変わって行き、それを下の組織に落とし込んでいっている。



今年の到達目標は12月末までに全店35店舗の平均稼働がパチンコが3万6000稼働、スロットが1万6000稼働となっている。全店平均なのでかなりハードルの高い目標だが、そこに向かって一歩を踏み出している。



現実と理想にはギャップがあるが、このギャップを3つの経営方針で埋めていく。



人間は自分の能力を知っているので、やる前から「できません」という人が少なくない。否定した時点で思考はストップして、プラス思考が働かない。



できない言い訳を並べて安心している。だから変わることができない。



では、何のために高稼働目標を設定したのか?



S社は全社一丸となり全店が営業改革を実現し、幹部、店長、全従業員が自信と誇りを手に入れるために、高稼働を目指している。利益だけのためではない。



さらに3年後の稼働目標はさらに引き上げられ、日本一の営業力と人材を誇り、パチンコ業界再生の立役者になる決意が込められている。



「パチンコ再生の挑戦」の火蓋が切って落とされた。



つづく



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