パチンコ日報

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女性は一枚上手

勤務時間が長く、出会いが少ないホール従業員は社内恋愛が多い。社内恋愛を奨励するホールが増えているが、今回のケースはいささか状況が違った。



店長と女性スタッフのカップルだった。



店長は41歳。女性は27歳の新人スタッフで、店長は厳しく女性スタッフを指導・教育した。



頼りがいのある店長の姿に女性スタッフの方が恋心を抱くようになり、やがて付き合うようになる。



結婚も考えるようになった頃、女性がある秘密にしていたことを打ち明けた。



何と、彼女はオーナーの娘だった。



そう、彼女はオーナーの娘であることを隠して働いていたのだ。



店長は腰を抜かさんばかりに驚いたことはいうまでもない。



2人の恋はどんどん燃え上がり、2人は意を決してオーナーに「結婚したい」と申し出た。



オーナーは快くこの申し出を受け入れることはなかった。



猛反対である。



理由は店長が日本人だったことが一番引っかかった。親戚一族からも日本人を受け入れることを拒否された。日本人の血を入れたくなかった。



一筋縄では行かないことを悟った娘は駆け落ちすることを決心する。



しかし、すぐに家出すると店長の家が疑われるので、用意周到に準備して、オーナーには別れたことにした。



それからしばらくして、娘は家出する。店長の親がアパートを経営していたのでそこにかくまった。



“別れた”後に娘は家出。店長の仕事振りは今まで通り申し分ない。オーナーも店長をクビにする理由はないが、オーナーはずっと疑っていた。



「結婚してもいいから、お前は娘の居場所を知っているよな。居場所を教えろ」



「いえ、結婚は諦めたので別れました。居場所は分かりません」と白を切ったが24時間監視されているのが分かった。



尾行覚悟で会っていたので、やがて娘は連れ戻される。



娘は「絶縁されても結婚したい」と言い張った。



親族は財産目当てではないか、と疑った。



結局、店長は店を辞め、駆け落ち同然で2人で東京に出てきた。



パチンコ業界ではなく一般業種を探した。2人で働き始めたのが都内の焼肉屋だった。



やっと2人の愛の巣ができたかと思った矢先だった。



その店で働いていた韓国から働きに来ていたイケメンとできてしまったのだ。韓国語で2人が仲良く会話しているところを何度も目撃していたが、ある日、2人で逃げてしまったのだ。



「オレの人生は何だったんだ。女のために店長まで辞めたのに。人生を返してくれ」と叫んでも後の祭り。



このまま焼肉屋で働くのも惨めなもの。



業界に戻るかどうか悩む日々だ。





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